三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
箱根駅伝、ちゃんと見たことなかったけど、この本読んで絶対見ようと思った。10人で繋ぐのがいいな。
選手の練習状況、走行中の心理状態とか、駆け抜ける躍動感がすごくリアルに描かれていて、丁寧に取材されたんだなぁと感心した。
時々涙しながら、選手と一緒に走っている気持ちになって、特に後半ページをめくるのが止まらなかった。
「陸上を通して感じてほしいことは、速くなることじゃない、大事なのは強くなることだ。」
息子の陸上部の顧問の先生が入部の時と、卒部式のときに話してくれたこと。
この本にも清瀬さんが同じことを話してた。自分自身も初心者ランナーとして日々走ってみると、なんかわかるような気がしてきた。「 -
Posted by ブクログ
恥ずかしながら本書を読むまで駅伝やマラソンに興味がなかった。テレビで駅伝中継が流れてもただ走っているだけでつまらない、とすぐチャンネル変えてしまったり、家の近くでマラソン大会が行われていても邪魔だなぁとしか思っていなかった。
しかし本書を読んで、その考えは一転した。
ただ走ってるだけとは、なんとも浅はかな考えだったと思い知らされた。長距離という競技は自身の持つ体力やスピードをいかに使い切るかが問われる。1秒でも早くゴールに辿り着くために、ペース配分を秒単位で調整し、どこで勝負をかけるか考え続けながら戦う過酷なレースである。そして走っている時は一人だがゴールでは仲間が信じて待っていてくれる。みん -
Posted by ブクログ
悪い人が出てこない安心して読める本。
自分が今まで考えてこなかった言葉の微妙なニュアンスの違いを色んなことに配慮して言語化する人がいる。辞書が存在するのだから当たり前ですが、自分の知らない世界はまだまだあることを痛感しました。
一番ハッとなったのは「のぼる」と「あがる」の違いのところですかね。
一般的な人間とは感覚が少しズレているのですが、愛すべきキャラとしての描かれ方が絶妙。時折、他の人の視点から描かれることもあり共感する点も(笑)。
仕事パート、恋愛パートどれをとっても面白く全く飽きません。最後に大切な人のために辞書作りに奔走する姿には胸が打たれます。
これから社会人になる人に特に読 -
Posted by ブクログ
ネタバレ言葉について考えながら読めて面白かった。あまり日の当たらない辞書編集部の話。ぱっとしない登場人物たちだが、それが自然でいい。馬締のいるいる!そういう人!って感じのもさっと感と不器用さやどことなくできる感じだけど、実はこれといった強みがないことを引け目に感じている西岡。そんな登場人物が好きだった。
「あがる」と「のぼる」それぞれ過程を重視するのか、到達したことを重視するのかで違うのではないか。〇舞い上がる ×まいのぼる 〇山登り ×やまあがり
というような、確かにってところも面白かった。今までそれを意識したことはなかったけど、日本人はそれを普通に使い分けられている。そこもまた不思議で面白い。もっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ2025年ラストの作品。
ラストにいちばん良い作品に出会えた。今出会えて良かった。とりあえず年始は駅伝見ます笑笑
たった10人で選ぶ箱根駅伝の物語。
後半は自分の涙腺に引っかかりまくりで、いちいちグッときてた。
こないだ人生初フルマラソンに参加してみて、この1年間ずっとランニングもしてきて市民ランナーやったんやけど、それもあいまって長距離の中身も読み込めた。
個性豊かな10人の選手で、それぞれをしっかり深ぼって、視点もころころ切り替わってるねんけどそれも違和感が全然なく、みんなに感情移入してしまった。
一見ありえない展開なんかもしれへんけどそれでも、寛政のみんなの努力はしっかり描かれてたし