三浦しをんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私はこの小説を読み、短大生のときに亡くなった友人のことを思い出した。
彼女と私は同じ学校に通っていたわけではなく、学生会館で出会った。初めて都会に出てきて、田舎者で、妙な解放感を感じながらも、不安と恐怖も心の中にあった気がする。
彼女とは入居してすぐの交流会で意気投合し、それからは夕ご飯の後にロビーに集まっては思い出すのも難しい他愛もない話をよくした。
短大を卒業し、学生会館を出た私は、また田舎に戻った。彼女が住む場所には遠かったからあまり会えなかったけど、メールやSNSでのやりとりが続いていた。
彼女は脳腫瘍になった。病状が悪化していくにつれてメールの数は減り、最後に会って数ヶ月後に -
Posted by ブクログ
『愛なき世界』を書かれた作者の恋愛短編集ってどんな感じなんだろう、と期待MAXで購入した本
結果、簡単に期待を飛び越えて行った。女児向け少女漫画みたいな鉄板の恋愛が全くない!(実は1話「王道」がお題の作品があるのだが、そのお題からこの話が出来上がるのかと驚愕した)
鉄板の王道恋愛モノには飽きたという方には全力でおすすめしたい。
帯に「恋愛は普通じゃない」と書かれていたけど本当にその言葉通りの内容の話ばかり。
だが、誰しも登場人物の心情にはどこか共感できるんではなかろうか。そういえば自分にもこんなことがあったかもしれない…このような存在がいたかもしれない……と。
個人的に、
・私たちがしたこと -
Posted by ブクログ
めっっっっっっっっっっっちゃ好き。
三浦しをんの描くバディってなぜこんなにもグッと来るんだろう。
風が強く吹いているのハイジとカケルも大好きだった…
まほろ市で便利屋をやっている多田の元に、高校の同級生である行天が転がり込む。二人で様々な依頼をこなしながら、互いが抱える暗い過去に向き合っていくお話。
大きな事件が起こって超展開!ハラハラドキドキ系のストーリーでは全くない。
多田と行天が淡々と、でも確実に絆を育みながらまほろ市の住人たちと生きていく。
まず行天春彦というキャラクターが魅力的。
飄々としてて破天荒、空気は読まない遠慮はしないの超変人だけど実はかなり理性的。そして誰もが認める