三浦しをんのレビュー一覧

  • 木暮荘物語

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    木暮荘に住まう住民と、それを巡る人たちの物語。

    第1話 ある日、3年前に付き合っていた元彼が繭子の家に現れた。繭子にはすでに半年前からつきあっている彼がいるのに、元彼がお金がないという理由で部屋に居座ってしまう。

    第2話 木暮荘大家の木暮の友達が死んだ。妻にセックスさせてくれと言ったら断られたそうだ。それをきいてから、死ぬまでにセックスしたいと木暮は考え始める。

    第3話 美彌は木暮荘の前を毎日通って職場に通う犬のトリマーだ。ひょんなことからヤクザの前田さんと仲良くなる。

    第4話 繭の勤務先のフラワーショップは、隣に喫茶店を併設している。店長の佐伯の夫がやっているのだが、最近佐伯の妻は夫

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    2025年12月19日
  • ゆびさきに魔法

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    好きな作家なので評価は甘いです

    ネイルがシンボルマークのしをんさんらしい作品
    全くネイルの世界を知らない私にも
    わかりやすく描いてくれて
    テンポ良くもよく読みやすい

    とにかくネイルアートの仕事が楽しそうなのが最高
    私もやっぱり仕事は楽しまないととは思うが
    なかなかどうして

    ソーシャルコミニュケーションへの取り組みは
    ふとした事から始まるところもいいし
    「出会い」と「幸せ」を感じる作品
    人生ってどこでどうなるかわからない
    青い鳥理論の結論もいい感じ
    本当に読書は最高って感じた作品

    ネイルに否定的な人間だったが肯定派になったし
    ネイルサロンに1度いってみたくなったし
    「おなしゃす」って言っ

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    2025年12月15日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    ネタバレ

    『まほろ駅前』シリーズ第3弾。
    どうやら今回が最後のお話のようです。

    第2弾にも出てきたキャラクターたちが勢揃いして(と言っても残念ながら岡夫人は登場しませんでした)、「狂騒曲」の文字通り「狂おしく騒がしい」感じでしたが、最終話にふさわしい内容だったと思います。

    しかし、終盤で南口ロータリーに岡さんたちが出向いたシーンは、何度読んでも面白くて笑ってしまいました。本人たちは真面目にやっているので失礼だとは思うのですが(^^;
    「時刻表遵守!」と書かれた旗をなびかせながら行進し、野菜を販売する団体、看板持ちの三つ巴の場所取り合戦は、ぜひ映画でも見てみたいです。
    ちなみに「野菜を間引いてもバスは

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    2025年12月15日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    作家の取材力、表現力に関心する。
    読んでいて、その情景が浮かびあがってきます。
    個性のあるメンバーの姿や、走り方がイメージ出来てしまうから凄いです。

    途中からいつの間にか涙が溢れていました。
    実際に駅伝を見ていたかのような読後感です。
    感動できる小説に出会えて良かった!

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    2025年12月14日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    2人の主人公のキャラクターと、そのキャラにマッチングしたストーリーが、何とも言えない心地良さを生み出していました。
    多田と行天の距離感も絶妙ですし、モデルになっている町田市も2人にピッタリだと感じました。

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    2025年12月12日
  • 墨のゆらめき

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    他人から話しかけられやすいという特技を持ったホテルマン続力は、書家・筆耕士である遠田薫への宛名書き依頼のため書道教室を訪れた。
    成り行きで力が文案、遠田が代筆という代筆業を手伝う事になる。
    関わりを深くする中で、ある日遠田の過去が判明する。

    ・感想
    Audibleで視聴。
    三浦しをん作品に初めて触れたけどめっちゃ良かった。
    さらっとした感じの作品描く人なんだなー結構好みだし他の作品にも興味でた。

    こういう相棒的関係の成人男性二人組っていい。
    愛とも友情とも違うこの絶妙な按配が1番好みです。

    いやでも、遠田から拒絶された時に力が過去の恋愛遍歴を語るシーンの伏線回収?してたし、な

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    2025年12月11日
  • しんがりで寝ています

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    三浦しをんさん、『のっけから失礼します』に続き2作目。
    小説は読んだことがないんだけど、エッセイ好きだなぁ。

    まず語彙が素晴らしい。
    さすがの豊富な語彙で、割としょうもないエピソード(失礼)を書いてある所がツボ。あと、決して人を悪く捉えない所が素敵な人。

    あまりに面白いので、1人で家で読んでいる時は、デーモン閣下かなというくらい「フハハハハハハッ!」と笑っていた。
    家族がいる時は遠慮しているもののつい「グフッグフッ」と笑ってしまい、夫に不気味がられた…。

    しをんさんのエッセイ、もっと読みたいなぁ。

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    2025年12月10日
  • あの家に暮らす四人の女

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    杉並区の住宅街にある古びた屋敷。そこには4人の女が住んでいる。家主の牧野鶴代、その娘の佐知、佐知の友人の雪乃、佐知の刺繍教室の生徒である多恵美。4分の2は血が繋がってないのだが、"身内"の一員として今日もワイワイと過ごしているのだった。

    第三者の目から語られる話型に、かなり面白い構成だなぁと思っていたら終盤で正体が明かされて笑ってしまった。佐知は大変な目に遭っているのに笑。善福川のカラスたちの総意の化身である善福丸の突然の登場にも。両者唐突すぎるのだ、ご登場が。小説なのだが、ホームドラマの映像としてありありと想像できる。(実際テレビドラマとして放送されていたらしい)お嬢様

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    2025年12月08日
  • 神去なあなあ日常

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    ネタバレ

    私は今までほぼ漫画しか読んでこなくて、最近小説にハマった人間なため、漫画の銀の匙の林業バージョンみたいな話だ!と思って読み始めました。
    読み終わった後、今までと山の見え方が変わりました。木は自然にただ勝手に生えているものとばかり思っていた、いや、考えてすらいなかった。それがこのように手を加える方たちがいて成り立っていたなんて…ところどころ想像しきれない林業用語はYouTubeでも調べたりしながら読みました。
    今まで考えたこともない世界に触れて、考えるきっかけになり、また伸び伸びした神去村の面々の同行に触れ心温まる気持ちにもなりました。
    読書でこそできる体験だなと思わせてくれました。

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    2025年12月07日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    まほろ二作を再読して、狂騒曲を最近購入した
    (ずっと買わずにいたのはなぜだろう)
    買って正解だった、読んで良かった(涙)

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    2025年12月19日
  • 格闘する者に○

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    くーーーーーーめちゃくちゃ良い読後感。一気に読み終えてしまった。三浦しをんがデビュー当初こんな話を書いていたなんて。エッセイや月魚の印象と違ってかなり好みだった。
    解説で重松清に言われて納得してしまったのは、可南子の語り口が古風でありながら鼻につかないこと。変に畏まったり情緒的になられるよりむしろ自然で、2時間スペシャルのドラマに見入っているような気持ちにさせられた。
    2時間スペシャルが思い浮かんだのは、政治家の父といけすかない秘書、小言の多い義母、要領のいい高校生の弟たちの存在も大きい。字面だけ見たらドロドロっぽいけど、内容は圧倒的にホームコメディ。ギャグ。渡る世間は鬼ばかり的な(?)くだら

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    2025年11月29日
  • 愛なき世界(下)

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    上巻ののどかでほのぼのとした感じから一変、下巻は少し不穏な雰囲気。
    研究室で持ち上がるいくつかの問題に向き合うメンバーたち、そこに大きく関わるのが、のほほーんと入ってくる藤丸の存在。
    門外漢の何気ない言動に気付かされるってあるあるですが、藤丸のこのキャラクターが効いてきます。
    誰のことも一旦受け入れて咀嚼してみる、だから慮れる。もう藤丸は愛じゃん、と思ったり。
    あとは松田先生ね、上巻から気になってましたがまさかそんな。松田先生いいよなぁ。
    世紀の大発見も日々の地味な作業の積み重ねの結果で、これはいろんな研究室で今も進行中なんだよなぁ。
    料理の世界だってなんだって、真摯に誠実に向き合うってのはそ

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    2025年11月29日
  • ゆびさきに魔法

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    ネイルサロンで働く美佐と星絵の話。独立して店を独りで切り盛りしていた美佐が、ひょんなことから星絵を雇うことになり、世界がわーーーーっと広がっていく。どんな仕事も、やっぱり人。人との出会いや繋がりで広がっていくし、変化する。なんだか生き生きと真面目に働く二人に感動してしまった。わたしも、きちんと後輩を育てよう!元気をもらった!

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    2025年11月28日
  • 月魚

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    最初の数ページほどで別世界に誘われるような細かで美しい描写にため息。
    私はこれから特別な物語に出会うのだと予感した。
    彼らを繋げるものは罪悪感ではなく、きっと...
    2人が纏う空気感で物語るというか曖昧に描いているからこそこちらの想像が掻き立てられる。だからこそ、この関係を言葉で表すのはなんだか勿体ない。
    夏の匂いを感じる学生時代の話も良い...

    感想書けるかなぁ〜と思ってたけど、するする言葉がでてきた。ブロマンスという言葉すら知らなかった私ですが、2人の関係性にとても惹かれた。

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    2025年11月27日
  • わたしの名店

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    これはいいものを読ませていただきました!
    読んでいて幸せになれる本。

    やっぱりおいしい食べ物にまつわるエッセイが大好き。
    28人の著名人が実在する名店の思い入れのあるメニューを紹介してくれていて、すべての作品からその食べ物への愛が感じられて最高でした。

    初めて読む作家さんも何名かいらっしゃって、この方の文章好きだな、他の作品も読みたいなと思える作家さんに出会えるのがアンソロジーの好きなところです。

    同じくポプラ文庫さんから出版されている
    『3時のおやつ』も読みたくなりました!

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    2025年11月23日
  • のっけから失礼します

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    「わかる!!」「気になる!!」が沢山のエッセイ集。
    あとがきを読み終わるのが寂しかった。
    お気に入りは「善人の正体」と「うちのぼうや」。

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    2025年11月21日
  • あの家に暮らす四人の女

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    ネタバレ

    現代の孤独地獄を生きるには、こういう本が必要
    一人称の二段構えでの仕掛けには驚き
    ものすごく「細雪」が読みたくなった

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    2025年11月17日
  • 神去なあなあ日常

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    ネタバレ

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    ## 感想

    仕事で林業従事者の方と接することもあり、本書が丹念な調査の上に書かれていることがよく分かった。

    本書に登場する神去村はフィクションだが、こうした過疎地の山村は日本中にあり、同じような状況にある。

    こと林業に関して言えば、本当にこの本にあるような感じで、高齢者ばかりになっている。

    また、「儲からない」「人がいない」「家が建たない」などなど、業界は傾いていくばかり。

    補助金がないと成立しない自治体もあるほどだ。

    そんな状況を思い、仕事で解決の一助になればと私は日々取り組んでいるつもりだが、この本も、「林業エンタメ小説」と銘打たれてはいるものの、同じような想いを感じ

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    2025年11月17日
  • 墨のゆらめき

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    実直なホテルマンの続力(つづきちから 別名チカ)と奔放な書家の遠田薫。

    2人が仕事を通じて出会い、徐々に親交を深めていく様子が描かれる。あっ!BLではないです。
    大人になってもこんな風に友情が育まれるって素敵だなぁと読み進めつつ、次第に違和感が膨らんで気になっていく遠田の過去・・・

    一方で、遠田の書家としての才能を発揮する場面では「書」にクローズアップした描写に引き込まれる。
    筆の躍動感や、墨の香り、精神と技が繰り出す空気感が伝わってきて、静謐な美しさを感じた。

    余談だが、表紙のアーティスティックなデザインは造形作家shikafuco(シカフコ)氏の「胞」という作品で土で作られているそう

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    2025年11月14日
  • 泥酔懺悔

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    小学校から大学まで同じだった友人に勧められて読んだ。
    語彙力なくて上手く感想言えないけど、個人的に中島たい子さんのが好きだった。
    もともとほぼ飲めなかったから下戸の気持ちもわかるし、世間的なお酒の立ち位置とか共感だったし、記憶なくす友達と重ね合わせて見てしまった。
    勧めてくれた友人はいつも私に新しい感性や向上心を与えてくれる。またおすすめを聞きたい。

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    2025年11月14日