三浦しをんのレビュー一覧

  • 月魚

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    序盤は美しい表現の数々に溺れてしまい、読み進めるのに時間がかかった。
    それに慣れてきた頃には、先の展開が気になり読む手が止まらず。
    いったいこの人たちは何に囚われてるのか、何を恐れているのか、なぜ踏み出さないのか。
    本から手を離している瞬間でさえも、頭の中では無窮堂の灯りを探していた。読み始めてからずっと、この世界から抜け出せずにいる。
    続きを捲るために早足で帰宅し、早々に寝る準備を済ませる。それほど心奪われていた。
    読後、私はまだ黒い木々に覆われた旧家の灯りを門前から眺めている。
    またすぐに読み返す。

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    2026年02月08日
  • ゆびさきに魔法

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    私はネイルサロンに通っているが、何故しているのかまで考えたことなかった。周りに褒めてほしいからネイルする!という友人もいた。でも、それには同意できなかった。このお話を読んで、ああ私は自分の気持ちを保ちたい、または上げたいからしてるのかも、と気づけた。私の実際の本棚にずっと残しておきたい一冊になりました。

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    2026年02月07日
  • 神去なあなあ夜話

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    日常と続けて読んだが夜話の方がより細かい人間関係や日常の様子が見えて面白かった。

    特に書かれていなかったので私の想像だが、たぶん登場人物全員が最初から林業に特別な思いを抱いていたわけではなく、村で生まれ育った流れで、他にやれることもないし、みたいな消極的な理由で始めた人もいるのではないか(主人公の勇気からしてそうだし、その気になれば村の外にはすぐ出れる)。
    それでもだんだんと自分の仕事に誇りを持つようになり、山で生きていくという覚悟を決めたのだろうなと思った。
    会社勤めをしていると、やたらと仕事のやりがいを求めたり自分の思っていた仕事じゃないから転職を考えたり移ろい気味になりがちだがが、生き

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    2026年02月07日
  • 愛なき世界(上)

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    途中、読むのに時間がかかるところもありましたが、やっぱり私は恋愛の描写が好きだと実感しました。くすっと笑える部分もあって、私の好きなタイプの本です。

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    2026年02月06日
  • 墨のゆらめき

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    雪が降り止まない水墨画のような窓を眺めながら、読み出したら止まらなかった。
    最初は雪の道を少し歩きながらAudibleを聞いていたのだけど、銀河鉄道の下りの辺りまではよかったが、
    書のお話はやっぱり座ってと、飾ってあった本に移行。
    「他日相思来水頭」合いたくなったらまた、この川辺に来てみよう。
    ぐっとくる。
    一応私も何年も書道教室にお恥ずかしながら行っている。仕事や用事がなければお正月の2日には箱根駅伝を観ながら、書初めをするのが毎年のルーチンで、ましてや実のとこ2日には用事を入れない(笑)ずっと書いている。
    そして私は誰とは言えないが、めんどくせぇ〜といいながら、ずっとある人の代筆もしてきた

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    2026年02月01日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    昨年「新潮文庫の100冊」で購入した作品。
    駅伝の時期に読もうと思っていたのですが、手に取るのがすっかり遅くなってしまいました(((;°▽°))

    箱根駅伝出場を目指す、個性豊かな10人の大学生たちの青春を描いた物語。

    竹青荘の住人たちの掛け合いがテンポが良くて、コミカルで面白すぎた!
    前半は軽やかで笑えるのに、後半になればなるほど胸にグッとくる展開に。

    この物語は現実的に考えるとかなりレアだけど、決してゼロではない奇跡を描いているんだな、と感じた。
    読んでいる間、気付けば彼らのことを全力で応援していて、何度も胸が熱くなって、何度も涙した。
    実は私、ハイジとある共通点があって、彼のしんどさ

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    2026年05月05日
  • 墨のゆらめき

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    オーディブルにて。ホテルマンと書道教室の先生の交流のお話。子供たちとのやりとり、ねことのやりとり、全部ほほえましかった。

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    2026年01月21日
  • ゆびさきに魔法

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    大きな事件が起こるわけではなく、出てくる人たちもみんないい人で、落ち着いて読み進められた。
    ちょっとした嫉妬とか、自分に対する自信のなさのようなネガティブな感情も、こういう気持ちあるよなぁ、と共感できる。
    私も、隣の芝生ばかり羨まず、「青い鳥」の気持ちで日々を過ごさなきゃなー

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    2026年01月17日
  • エレジーは流れない

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    何故か母が2人いる高校生の怜。周りの大切な人達の気持ちが分かり過ぎ、本音や我が儘が言えない。まるで私のようでビックリしました。日々の何気ない日常のなかに小さな事件がスパイスのようになり読み進める速度を落とさせません。
    とても懐かしい気持ちになり、餅湯温泉へ行った事があるような気すらしてました。登場人物は皆出会った事のある気がするくらい身近に感じました。三浦しをんさんの文章は「紡ぐ」という言葉がピッタリで大好きです。

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    2026年01月19日
  • しんがりで寝ています

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    三浦しさんのエッセイは私のつぼにハマる。一人で爆笑。ポツリヌス…。ステマ…。迷いチュウ…。三浦さんのお仕事小説も知らなかった世界へ連れていってくれるのでとても好きだ。エッセイはもっと好き。本書は表題がもう好き。
    美容室でファッション誌の冒頭にのっているものを見るのが楽しみでしたが、Webにいってしまうとのことでちょっと寂しいです。

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    2026年01月17日
  • 神去なあなあ日常

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    メメント・モリの思想とは対極にある「なあなあ」は、日常を少し楽にしてくれた。
    林業に就いてみたいと思わせられた。

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    2026年01月22日
  • あの家に暮らす四人の女

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    ネタバレ

    女たちがとにかく可愛らしい。
    出不精の佐知が、同居人と家族によって、愛おしい変化に変えられる。素敵な話だ〜
    語り部がカラスとミイラっていうのが、ユーモアたっぷりでしたね。

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    2026年01月11日
  • 天国旅行

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    なんとも、表し難い気持ちである。全てが「死」を取り入れた短編であり、なんとも言えない感情であった。全てが極端に悲しいものとも言えないが、あたたかい気持ちになったり感動したりはしなかった。生物は皆、死ぬ。だからこそ、自分の気持ちも複雑で、読んだ後も様々な考えや感情が渦巻いているのかもしれない。

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    2026年01月08日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    スポーツで青春を描いた王道の小説と言いたくない、なんとまあ出てくる登場人物が素敵で美しくて眩しい物語!!最高に好きな一冊を見つけました。仲間って素晴らしい、その一言で片付けたくないくらい、駅伝の理想と美しさと時に残酷さが詰まっている一冊だと思います。

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    2026年05月04日
  • 月魚

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    文章、表現がとても綺麗。繊細な日本語の単語、表現を使いこなしていてすごい。
    ストーリーは現代っぽくないところだが、引き込まれる。

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    2026年01月04日
  • 愛なき世界(下)

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    松田先生素敵。印象を良くするために選んだのがアロハシャツって所も良いし、ちょっと不器用な感じがまたかわいらしく見える。
    愛なき世界とは思えないくらい、取り組む人にもその周りにも愛があった。彼らの少し先の人生が知りたい。

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    2026年01月04日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    小中学生以来に読んだ。
    何年経っても面白い本は面白いし、感動する。
    有り体に言えば人生観が変わった本で、だからこそうまく言葉にできないけど、出会えて良かったなと思わせてくれる内容。

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    2026年01月03日
  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    なんとも、様々でたくさんの「恋愛」「恋心」の形があるものなんだなぁと感じる。それは一言で表せるものもあるし、言葉では表し難いものもたくさんある。そして、恋愛にはやはり、性的行動、思考がもれなくついてくる。私個人的には苦手だったが、純粋さや優しさ、愛の重なりを感じ、読むことができてよかったと思った。恋愛とは、実に難しいものである…

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    2025年12月30日
  • 『罪と罰』を読まない

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    まず作家や翻訳家の皆さまが、私と同じく『罪と罰』を読んだことがなかったり、ロシア人の名前が覚えられない。という共通点に安心(笑)

    しかし作家さんの想像力は、凡人ではない。
    どこで殺すのが物語として盛り上がるか、この人物はこういう人なのでは、という想像力が半端ない!

    最終的に全員がちゃんと読み、また集まることになりました。

    読んだ後の読書会は、皆さまさすがの感想で、それぞれ本に貼ったふせんやメモを、全部見せてください!と思いました。

    『罪と罰』は長編で、この遅読の私はどれくらいで読めるのか、と思いましたが、やっぱり読みたくなりました。

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    2025年12月28日
  • 墨のゆらめき

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    ネタバレ

    久々の三浦しをんさん。やっぱり面白い。
    書家の遠田薫。筆耕を依頼してくる実直なホテルマンの続力を振り回すw
    振り回しぶりが、どっかの便利屋さんみたいだw
    遠田家の猫、カネコ氏も、なんともいい味をだしていて好き。
    遠田の書道教室の子供たちもかわいい。
    代筆を頼んでくる依頼人たち、そんな大事な手紙だったら、なおのこと自分で書けよ、とは思った。ま、大事だから自分ではなんともできないんだあーーー、っていうのもわからんでもないがw
    終盤、あの老人が出て来て、あんな単語が出てくるから、やばい気がしてたんだよね。でも、うん、ああなってよかった。

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    2025年12月24日