三浦しをんのレビュー一覧

  • きみはポラリス(新潮文庫)

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    なんとも、様々でたくさんの「恋愛」「恋心」の形があるものなんだなぁと感じる。それは一言で表せるものもあるし、言葉では表し難いものもたくさんある。そして、恋愛にはやはり、性的行動、思考がもれなくついてくる。私個人的には苦手だったが、純粋さや優しさ、愛の重なりを感じ、読むことができてよかったと思った。恋愛とは、実に難しいものである…

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    2025年12月30日
  • 『罪と罰』を読まない

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    まず作家や翻訳家の皆さまが、私と同じく『罪と罰』を読んだことがなかったり、ロシア人の名前が覚えられない。という共通点に安心(笑)

    しかし作家さんの想像力は、凡人ではない。
    どこで殺すのが物語として盛り上がるか、この人物はこういう人なのでは、という想像力が半端ない!

    最終的に全員がちゃんと読み、また集まることになりました。

    読んだ後の読書会は、皆さまさすがの感想で、それぞれ本に貼ったふせんやメモを、全部見せてください!と思いました。

    『罪と罰』は長編で、この遅読の私はどれくらいで読めるのか、と思いましたが、やっぱり読みたくなりました。

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    2025年12月28日
  • ゆびさきに魔法

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    やっぱり三浦しをんさんの文章はいいなー、好きだなー。三浦しをんさんのお仕事系の話あいかわらずめっちゃいいわー。

    悪い人が誰も出てこない。
    それぞれキャラが良い味出してる。
    ドラマ化できそう。
    続編出してほしい。

    隣の芝生は青いからの青い鳥がよかった。
    ないものねだり、でも諦めるわけではなくて、自分にできることをやる。これが人生の真理なのかもしれない。

    ネイルしないけど、ネイルやってもらいたくなっちゃったなー。かわいいネイルで自己肯定感アゲアケにしたいよー!

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    2025年12月25日
  • 墨のゆらめき

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    ネタバレ

    久々の三浦しをんさん。やっぱり面白い。
    書家の遠田薫。筆耕を依頼してくる実直なホテルマンの続力を振り回すw
    振り回しぶりが、どっかの便利屋さんみたいだw
    遠田家の猫、カネコ氏も、なんともいい味をだしていて好き。
    遠田の書道教室の子供たちもかわいい。
    代筆を頼んでくる依頼人たち、そんな大事な手紙だったら、なおのこと自分で書けよ、とは思った。ま、大事だから自分ではなんともできないんだあーーー、っていうのもわからんでもないがw
    終盤、あの老人が出て来て、あんな単語が出てくるから、やばい気がしてたんだよね。でも、うん、ああなってよかった。

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    2025年12月24日
  • 政と源

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    下町育ちの幼馴染の老人2人が、なんとも言えない心地よさを生み出しています。
    2人のキャラや、2人を取り囲む人々のキャラが絶妙で、あっという間に読み終わってしまいました。

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    2025年12月24日
  • 『罪と罰』を読まない

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     隅から隅まで面白かった。「“読む”は読む前から始まっている」という考えは、私もぼんやりと思っていたことではあるが、この四人のおかげで私の罪と罰読書も、読んでないけど始まったぞ!と感じた。
     四人の自由で対等な雰囲気がまたとても良かった。罪と罰を読んでない者同士で話すという企画なんだから対等なのは当然だが、誰かの持っていた文学や歴史の知識がヒントになるときも、ガイド役の学者先生的な人の授ける解説を拝聴するみたいな空気は一切なく、プロ作家としての作劇的勘で何かを言い当てようとするときも、「ここできっと二人の対話が八十ページ続くんですよ」とか「結婚式で繰り広げられる七日七晩にわたるロシアの宴の描写

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    2025年12月24日
  • 墨のゆらめき

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    さらりとしたライトな読み味で読みやすかった。
    真面目なホテルマンと書道家が書や代筆を通じてだんだん打ち解けていく話なのだが、壁があるようでない2人の会話のテンポが心地よい。

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    2025年12月23日
  • 神去なあなあ夜話

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    主人公・平野勇気が前作で両親に騙されて神去に来てから一年、自然と林業を愛する青年となった彼の神去での後日譚。

    神去村での日常やちょっとした事件、前作で恋した直紀とのその後など、雰囲気は変わらず、気になっていたことはしっかりと回収してくれて楽しめた。

    清一、ヨキの過去、つまり神去村に何があったのかは衝撃的だったし、神去村の住民の死生観なんかは興味深かった。勇気よかったね。

    ほんと三浦しをんさんの作品は読ませるのが上手だなぁ。

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    2025年12月21日
  • 木暮荘物語

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    木暮荘に住まう住民と、それを巡る人たちの物語。

    第1話 ある日、3年前に付き合っていた元彼が繭子の家に現れた。繭子にはすでに半年前からつきあっている彼がいるのに、元彼がお金がないという理由で部屋に居座ってしまう。

    第2話 木暮荘大家の木暮の友達が死んだ。妻にセックスさせてくれと言ったら断られたそうだ。それをきいてから、死ぬまでにセックスしたいと木暮は考え始める。

    第3話 美彌は木暮荘の前を毎日通って職場に通う犬のトリマーだ。ひょんなことからヤクザの前田さんと仲良くなる。

    第4話 繭の勤務先のフラワーショップは、隣に喫茶店を併設している。店長の佐伯の夫がやっているのだが、最近佐伯の妻は夫

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    2025年12月19日
  • ゆびさきに魔法

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    好きな作家なので評価は甘いです

    ネイルがシンボルマークのしをんさんらしい作品
    全くネイルの世界を知らない私にも
    わかりやすく描いてくれて
    テンポ良くもよく読みやすい

    とにかくネイルアートの仕事が楽しそうなのが最高
    私もやっぱり仕事は楽しまないととは思うが
    なかなかどうして

    ソーシャルコミニュケーションへの取り組みは
    ふとした事から始まるところもいいし
    「出会い」と「幸せ」を感じる作品
    人生ってどこでどうなるかわからない
    青い鳥理論の結論もいい感じ
    本当に読書は最高って感じた作品

    ネイルに否定的な人間だったが肯定派になったし
    ネイルサロンに1度いってみたくなったし
    「おなしゃす」って言っ

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    2025年12月15日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    ネタバレ

    『まほろ駅前』シリーズ第3弾。
    どうやら今回が最後のお話のようです。

    第2弾にも出てきたキャラクターたちが勢揃いして(と言っても残念ながら岡夫人は登場しませんでした)、「狂騒曲」の文字通り「狂おしく騒がしい」感じでしたが、最終話にふさわしい内容だったと思います。

    しかし、終盤で南口ロータリーに岡さんたちが出向いたシーンは、何度読んでも面白くて笑ってしまいました。本人たちは真面目にやっているので失礼だとは思うのですが(^^;
    「時刻表遵守!」と書かれた旗をなびかせながら行進し、野菜を販売する団体、看板持ちの三つ巴の場所取り合戦は、ぜひ映画でも見てみたいです。
    ちなみに「野菜を間引いてもバスは

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    2025年12月15日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    2人の主人公のキャラクターと、そのキャラにマッチングしたストーリーが、何とも言えない心地良さを生み出していました。
    多田と行天の距離感も絶妙ですし、モデルになっている町田市も2人にピッタリだと感じました。

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    2025年12月12日
  • 墨のゆらめき

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    他人から話しかけられやすいという特技を持ったホテルマン続力は、書家・筆耕士である遠田薫への宛名書き依頼のため書道教室を訪れた。
    成り行きで力が文案、遠田が代筆という代筆業を手伝う事になる。
    関わりを深くする中で、ある日遠田の過去が判明する。

    ・感想
    Audibleで視聴。
    三浦しをん作品に初めて触れたけどめっちゃ良かった。
    さらっとした感じの作品描く人なんだなー結構好みだし他の作品にも興味でた。

    こういう相棒的関係の成人男性二人組っていい。
    愛とも友情とも違うこの絶妙な按配が1番好みです。

    いやでも、遠田から拒絶された時に力が過去の恋愛遍歴を語るシーンの伏線回収?してたし、な

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    2025年12月11日
  • しんがりで寝ています

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    三浦しをんさん、『のっけから失礼します』に続き2作目。
    小説は読んだことがないんだけど、エッセイ好きだなぁ。

    まず語彙が素晴らしい。
    さすがの豊富な語彙で、割としょうもないエピソード(失礼)を書いてある所がツボ。あと、決して人を悪く捉えない所が素敵な人。

    あまりに面白いので、1人で家で読んでいる時は、デーモン閣下かなというくらい「フハハハハハハッ!」と笑っていた。
    家族がいる時は遠慮しているもののつい「グフッグフッ」と笑ってしまい、夫に不気味がられた…。

    しをんさんのエッセイ、もっと読みたいなぁ。

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    2025年12月10日
  • あの家に暮らす四人の女

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    杉並区の住宅街にある古びた屋敷。そこには4人の女が住んでいる。家主の牧野鶴代、その娘の佐知、佐知の友人の雪乃、佐知の刺繍教室の生徒である多恵美。4分の2は血が繋がってないのだが、"身内"の一員として今日もワイワイと過ごしているのだった。

    第三者の目から語られる話型に、かなり面白い構成だなぁと思っていたら終盤で正体が明かされて笑ってしまった。佐知は大変な目に遭っているのに笑。善福川のカラスたちの総意の化身である善福丸の突然の登場にも。両者唐突すぎるのだ、ご登場が。小説なのだが、ホームドラマの映像としてありありと想像できる。(実際テレビドラマとして放送されていたらしい)お嬢様

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    2025年12月08日
  • 神去なあなあ日常

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    ネタバレ

    私は今までほぼ漫画しか読んでこなくて、最近小説にハマった人間なため、漫画の銀の匙の林業バージョンみたいな話だ!と思って読み始めました。
    読み終わった後、今までと山の見え方が変わりました。木は自然にただ勝手に生えているものとばかり思っていた、いや、考えてすらいなかった。それがこのように手を加える方たちがいて成り立っていたなんて…ところどころ想像しきれない林業用語はYouTubeでも調べたりしながら読みました。
    今まで考えたこともない世界に触れて、考えるきっかけになり、また伸び伸びした神去村の面々の同行に触れ心温まる気持ちにもなりました。
    読書でこそできる体験だなと思わせてくれました。

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    2025年12月07日
  • 舟を編む

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    映画化、ドラマ化されているがNHKのドラマが1番好きだ。BSで見て、地上波で見て、やはり,本を読もうと思い手に取った。
    読みやすい文章で時間を忘れて読んでしまう。
    ドラマでは描かれていない部分が第1章。
    辞書編集部やかぐやとの出会い、頷きながらサクサク読める。
    そしてドラマとは違う終わり方、そうか、そうなのかと思いながら読める。
    何度でも読み返したい名著。
    仕事に疲れた時にも読み返したくなる。
    仕事の意味も教えてもらえた。

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    2026年03月17日
  • まほろ駅前狂騒曲

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    まほろ二作を再読して、狂騒曲を最近購入した
    (ずっと買わずにいたのはなぜだろう)
    買って正解だった、読んで良かった(涙)

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    2025年12月19日
  • 格闘する者に○

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    くーーーーーーめちゃくちゃ良い読後感。一気に読み終えてしまった。三浦しをんがデビュー当初こんな話を書いていたなんて。エッセイや月魚の印象と違ってかなり好みだった。
    解説で重松清に言われて納得してしまったのは、可南子の語り口が古風でありながら鼻につかないこと。変に畏まったり情緒的になられるよりむしろ自然で、2時間スペシャルのドラマに見入っているような気持ちにさせられた。
    2時間スペシャルが思い浮かんだのは、政治家の父といけすかない秘書、小言の多い義母、要領のいい高校生の弟たちの存在も大きい。字面だけ見たらドロドロっぽいけど、内容は圧倒的にホームコメディ。ギャグ。渡る世間は鬼ばかり的な(?)くだら

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    2025年11月29日
  • 愛なき世界(下)

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    上巻ののどかでほのぼのとした感じから一変、下巻は少し不穏な雰囲気。
    研究室で持ち上がるいくつかの問題に向き合うメンバーたち、そこに大きく関わるのが、のほほーんと入ってくる藤丸の存在。
    門外漢の何気ない言動に気付かされるってあるあるですが、藤丸のこのキャラクターが効いてきます。
    誰のことも一旦受け入れて咀嚼してみる、だから慮れる。もう藤丸は愛じゃん、と思ったり。
    あとは松田先生ね、上巻から気になってましたがまさかそんな。松田先生いいよなぁ。
    世紀の大発見も日々の地味な作業の積み重ねの結果で、これはいろんな研究室で今も進行中なんだよなぁ。
    料理の世界だってなんだって、真摯に誠実に向き合うってのはそ

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    2025年11月29日