西加奈子のレビュー一覧

  • 炎上する君

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    偶然、家の本棚にあり、手に取った小説。もともと西加奈子さんは好きなので、読んでみた。

    情景がころころ変わっていく、まるでSFのような短編集。その中でも、タイトル「空を待つ」の「ひとりだと嘆いても、手を伸ばしても、私の体は世界から抜け出すことはない、死ぬまで。私は分かっている。分かっている。」というフレーズが印象的だった。孤独が重なって、自分が何者か分からなくなる、そんな感覚を違和感なく文章に落とし込んでいて、読みながらいつか見た東京の人混みを思い出したりした。切なさが良い。

    最終話「ある風船の落下」の「何かを望み、欲し、それが得られなかったり、それに裏切られたりして、傷つくことを避けるため

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    2024年05月04日
  • サムのこと 猿に会う

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    入院中、暇つぶしの為になんとなく読みました。
    自分の子供達と同じ世代の人達が主人公でした。
    誰もが通るであろう日常が淡々と描かれていました。
    私の子供達もこういう風に時間を過ごしているのかな。とか、私が若い時も似たような事あったかな。とか、思いに耽る事ができました。
    点滴痛いし、食事は食べ切れないし、ベッドから離れられないし、夜眠れないけれど、この本のおかけで、少し心が落ち着きました。ありがとう。

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    2024年04月03日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    西加奈子には珍しいようなミステリー的要素もある一冊。しかし全体的に抽象的、比喩的な表現が多く、ミステリーとして読むと、謎が明らかにならない消化不良感がもやもやするかもしれません。
    自分にないものを持っている他者への嫉妬や、自分よりも弱く醜い存在への歪んだ愛情など、登場人物全員がそれぞれに脆弱性が秘めていて、不安定な危うさが美しい作品でした。

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    2024年03月25日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    気がつくと、ひんやりと冷たくておどろおどろしい
    世界観にどっぷり浸り、一気に読み終えました。
    西加奈子さんの本は何冊か読みましたが、今までの読んだエネルギッシュな世界観とは全然違う。こういう静かに真綿で締め付けられるような怖さの内容も書かれるのか!と少し驚きました。

    もう一度読み返して、丁寧に紐解いて、それぞれのキャラクターの感情を味わいたいです。

    好きです。

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    2024年03月23日
  • あおい

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    個人的な、内容に関する好き嫌いは置いておいて、この人の書く文章と自分の相性がいい、と思った。そう思わされてしまう、上手さ。さらっと読んでしまいました。だからといって、中身ペラペラなのでは無くて、様々な比喩を用いた描写に、心を揺さぶられまくり。

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    2024年03月22日
  • こうふく あかの

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    生き辛そうで不器用な姿が
    めちゃめちゃ共感できると共に
    まあそれでもいいやって思うし
    むしろ人間らしくて愛おしくなるような
    なんかそいうことを思った

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    2024年03月12日
  • ふくわらい

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    西加奈子さんの力強くて激情的な文章が好きだ。
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    常に他人の顔で福笑いをする癖を持つ、鳴木戸定。
    幼い頃から冒険家の父に連れられ様々な国を放浪し多くの特異体験を経て、エキセントリックに育つ。
    編集者になった定は機械的に送る日常の中で、
    奇人変人、個性的な人達との出会いによって、
    自分への意識を、世界への見方を変化させてゆく。
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    偏屈な作家、奇天烈なプロレスラー兼作家、
    美人な同僚、定に猛アタックする盲目の男

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    2024年03月12日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    読んだことがあるような気がするのだけど、思い出せない。

    戦争で小さな妹が疎開して、父親が宛名だけを書いたはがきを渡す。妹には○か×を書くように伝えて、最初の日は大きな○のハガキが届く。それがだんだん○が小さくなり×になり……。

    少しドキドキしてしまったけど、最後は妹は大きくなったという話。


    文字もまだ書けない小さな子供すら疎開しなければならない状況になる悲惨さ。ひどい風邪をひいて隔離されている……ということは、栄養状態も悪く薬もなくて治らない状況。
    戦争の悲惨さを書いた絵本なのだろうけど、ちゃんと家族が妹を迎える様が家族の繋がりだけはしっかりと残ってたのかなと。
    これ、話の一部らしいの

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    2024年03月10日
  • 通天閣

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    何度読んでもじわっとくる通天閣
    通天閣には2回しか行ったことがないけれど、あの雰囲気、わかるわかる。

    よし、なんでもいいや、とりあえずまた今日も頑張ろう、と思える

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    2024年02月26日
  • 炎上する君

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    「私のお尻」「ある風船の落下」がよかった。他人のことを気にしすぎたら、一度その自分を置いていこうと思った。

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    2024年02月20日
  • 円卓

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    人と違う事がカッコいいと思う時期ってある。
    「ドラマティック」
    こっこにとっては香田めぐみさんのものもらい・眼帯であったり、ベトナム難民のゴックんの長い名前や境遇であったり、朴くんの不整脈であったり、ぽっさんの吃音であったり。

    しかし、朴くんの不整脈をカッコいいと思いマネしたこっこを先生が怒っていた様子。
    そのことをこっことぽっさんは真剣に考える。
    カッコいいと思って真似することはいけないことなのか、マネして良いことといけないことの線引きはどこなのか。
    それ以来、こっこは言葉にする前に少し考える様になった。
    そんな所にとある事件。
    こっこ自身に起きたドラマティックな出来事がこっこを大きく成長

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    2024年02月19日
  • 地下の鳩

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    生きていれば楽しいことだけじゃなく嫌な思い出やつらい過去、過ちが必ずある。
    それでも自分に正直に生きることは素敵だし難しい。

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    2024年02月07日
  • さくら

    匿名

    購入済み

    楽しさと悲しさが同時にあり、なんとも言えない気持ちになりました。

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    2024年02月02日
  • サラバ! 中

    匿名

    購入済み

    奇妙ながらも家族としての絆があると思っていたので
    話の展開に驚きましま。
    次の展開が気になります。

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    2024年01月31日
  • サラバ! 上

    匿名

    購入済み

    凄く変わった姉、美しい母、大人しい父親、との暮らし、海外での生活など、自分の生活では経験した事がない話しばかりだったので興味津々で読み進めました。

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    2024年01月28日
  • ふくわらい

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    ネタバレ

    守口廃尊がいい
    定とのやりとりがいい

    定の海外での経験や父母悦子との話、もっと聞きたくなった
    定のエッセイが読みたいと思った

    最後のシーンは笑顔のまま涙がじんわり

    雨をやませてほしいという担当作家の要望に対して、まっすぐに儀式という選択をした定がこころに残った
    定の選択は定にとって今自分にできるいちばんの方法を選んだだけ、それが大変とかそんなことは置いといて
    当たり前とか普通とか常識ってなんだろう、周りからどう映ろうと、きっとすべての言動にはその人が選択した事情や理由があって、それは他人がどうこういうことじゃないよなって、そんなこんなを考えてしまいました

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    2024年01月28日
  • 炎上する君

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    以前著者の他の作品を最後まで読めなかったことがあるので期待していなかったが、面白かった
    「甘い果実」が特に好きでゲラゲラ笑いながら読んだ
    非現実的で突飛な展開が多いのにリアリティがあって不思議な作品

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    2024年01月23日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    初の西加奈子、とても好みだった 旅先の描写はもちろん人に対して不安定に抱く暴力的な衝動の捉え方がうますぎる

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    2024年01月17日
  • くもをさがす

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    人生の分岐点で読み返したい 深刻度は異なるけれど、自分も手術は受けたが、ここまで前向きに考えられなかった。等身大でありながら、こんな風に生きていきたいと思わせるような一冊だった。

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    2026年01月12日
  • こどものころにみた夢

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    文章と絵で綴られた「こどものころに見た夢」をテーマにした短編アンソロジー。夢の世界は辻褄が合わないような不思議な光景、場面展開が見られるけれど、現実とぜんぜん関連がないわけではないですよね?その夢と現実との繋げ方というか絡め方が12人の作家ごとに違うのが面白いです。これは夢の中?と読んでいて戸惑うものもあり。え!これ現実に起きたこと?というものも。ミステリーあり、サスペンスあり、ロマンスあり、回顧録あり、お笑いあり…一つ一つは短いけれど、なかなかに濃い内容でありました。歌人の穂村弘さんのお話が一番印象に残りました(爆笑でした)。

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    2023年12月26日