西加奈子のレビュー一覧

  • サラバ! 中

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    面白くて一気に読んじゃいました。中巻。

    本当は男性が書いてるんじゃないの?って思うくらい思春期の男の子の心理描写や友達とのやり取りがありありとしていて驚きました。目から鱗って感じで読みました。歩も憧れていたお友達の須玖くん、素敵だなぁ。こういう人は救われてほしい。

    姉と父、そして宗教的なものがちょっとキーになってきている気がします。相変わらず母のキャラクターは強烈。
    さていよいよラスト下巻!どんな展開になるのか楽しみです。

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    2026年05月10日
  • サラバ! 上

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    面白いです。続きが気になる。

    イランに生まれ、美人で気が強い母、静かで優しい父、そして猟奇的な姉(今ではよく聞く、発達に課題がある子、にカテゴライズされるのでしょう)を家族に持つ、僕。その幼少期が語られています。
    仲の良くない母と姉の機嫌を損ねぬように、幼い頃から処世術を上手く身に付けてしまった主人公の心の動きがとても興味深い。

    そして日本での生活も束の間、物語は父の次の赴任先、エジプトのカイロでの暮らしへ。
    日本生まれ日本育ちの私にはカルチャーショック、とても刺激的でした。うわぁ大変そう、と思って読み進めますが、住めば都なのかだんだんとこの国を愛していく主人公の感情も知り。現地でできた家

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    2026年05月09日
  • くもをさがす

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    面白かった。これは文学なんだなと読みながら思う。小説みたいにストーリーに乗って楽しむとか、エッセイみたいに日常を眺めて楽しむとかではなくて、読み手の中の知らなかった感情を言葉にして代わりに表してくれるみたいな。
    作者さんのお人柄か、周りに集まる人たちがみんな自立していて眩しい。移民国家カナダってこういう感じなんだと勉強にもなり、羨ましい部分とたくましくなきゃ生きていけないなーと感じるのと半々。マイノリティに寛容な人たちがなぜ反マスク反ワクチンには寛容じゃないのかとか、なんか複雑な部分も垣間見れました。

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    2026年05月07日
  • おまじない

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    私は本当はイジワルなのではないか?あんなに優しかった死んだおばあちゃんを忘れるなんて薄情なんじゃないか?付き合ったばかりで妊娠するなんて他の人にどう思われるだろうか?
    ひっそりと孤独に悩む女性にそのままでいいんだよと言ってくれるような一冊。
    外からガヤガヤ言ってくるひとたちが多い時代になったけど、そんなの無視してよし!

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    2026年05月07日
  • サラバ! 下

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    下巻を読み終えて振り返ると、上巻中巻にも全く無駄な話がなかったなぁと感心した。すべてのストーリーが結末につながる意味のあるものだったことに感動。
    中巻で感じていた違和感(歩の苛立ちの身勝手さ)が間違っていなかったことがわかって、個人的には胸のつかえが取れた感じもあって爽快。
    あなたの信じるもは、あなた自身で見つけにいかなければならない。そしてそれは既にあなたのすぐそばにあるはず。
    この物語ではその一例が登場人物の数だけ例示されているに過ぎず、あくまで表面的なもの。本質の答えはそれぞれが生きる意味、生きる根源を心の芯として見いだせるかどうかだから。
    それがある限り、生活に付随する全てはどれもご褒

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    2026年05月07日
  • くもをさがす

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    なんか、いろいろな事を考えながら自分を見つめ直しながら家族にあった不幸を思い共感し、元気をもらってほぼ完読。 素晴らしい本に出会えた。
     自分は、西加奈子さんの小説に出会って言葉の優しさや表現が好きだ。まだ、全部読めてないけど・・・ 歳も近いこともあり共感することがおおい。 西さんでもこんな思うんだとか、自分と似たネガティブな気持ちとか とっても衝撃を受け、これからの手助けをしてくれそうな小説に出会えたなと思う。 ありがとう

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    2026年05月06日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    上中下の3部作、歩の37歳までの物語。
    1人の人生を覗き見た感覚。読み終わった時の余韻は他の作品では味わえない。
    37歳までの人生を歩目線で描くからこそ人生の紆余曲折が描かれる。
    読者のその時の置かれている環境、年齢などによって同じ読者でも感じることが違う気がする。
    自分が人生に迷った時にまた戻って来たい。
    正直、この作品の凄さを上手く言語化できる気がしないけど、なんかすごい。
    自叙伝の形で進む本作、なぜそのような文体なのかは最後に回収?されなるほどなとなる。
    「自分の人生において何を信じるのか?」それが今作のテーマ。
    この本の中で信じるものの正解は明確に描かれてはおらず、それぞれの登場人物な

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    2026年05月05日
  • こうふく あかの

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    世間一般的なものさしに左右されないで生きている兎島からの「かっこいい」だったからこそ、嬉しかったんだろうな。

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    2026年05月05日
  • くもをさがす

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    途中から、すごい本を読んでいることを実感。
    乳がんと診断される時からのバンクーバーでの生活を描くが、生と死という問題に向き合うのは当然のことながら、異国の地での家族や友人たちとの関わり、文化や制度の違い、さらには遠くで起きている出来事など、著者の視点は自らの内側と外の世界両方に向けられている。その深い考察と、他者への信頼、生きていることへの賛歌に感銘を受ける。
    彼の地の友人や医療従事者が話す英語が、全て大阪弁に翻訳されるのも、サバサバした話しぶりを表現するのに効果的。

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    2026年05月05日
  • サラバ! 下

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    やあ、面白い小説だった。上中下3巻があっという間に読めてしまう……といいつつ進むのがもったいなくて故意に時間をかけて読みもした。
    主人公の歩の前半生(30歳くらいまで)がヤコブや須玖といった親友・ソウルメイトをの結びつきがあるし、高身長のイケメンだしで順風満帆でそのまま痛快に人生を生きていくのかと思いきや、30歳過ぎからどん底に落ち込んだのが衝撃。
    しかもそれは、家族や人々の間でうまいこと立ち回ってきたがゆえ、うまいこと立ち回ろうとするがために自分の芯をなくしてしまっていたというわけ。歩が幼い頃から自己顕示欲が強い面倒な存在だと思っていた姉が、それらの言動は実は自分の芯を求めるための遍歴であり

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    2026年05月04日
  • サラバ! 中

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    やあ、面白い小説だった。上中下3巻があっという間に読めてしまう……といいつつ進むのがもったいなくて故意に時間をかけて読みもした。
    主人公の歩の前半生(30歳くらいまで)がヤコブや須玖といった親友・ソウルメイトをの結びつきがあるし、高身長のイケメンだしで順風満帆でそのまま痛快に人生を生きていくのかと思いきや、30歳過ぎからどん底に落ち込んだのが衝撃。
    しかもそれは、家族や人々の間でうまいこと立ち回ってきたがゆえ、うまいこと立ち回ろうとするがために自分の芯をなくしてしまっていたというわけ。歩が幼い頃から自己顕示欲が強い面倒な存在だと思っていた姉が、それらの言動は実は自分の芯を求めるための遍歴であり

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    2026年05月04日
  • サラバ! 上

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    いやあ、面白い小説だった。上中下3巻があっという間に読めてしまう……といいつつ進むのがもったいなくて故意に時間をかけて読みもした。
    主人公の歩の前半生(30歳くらいまで)がヤコブや須玖といった親友・ソウルメイトをの結びつきがあるし、高身長のイケメンだしで順風満帆でそのまま痛快に人生を生きていくのかと思いきや、30歳過ぎからどん底に落ち込んだのが衝撃。
    しかもそれは、家族や人々の間でうまいこと立ち回ってきたがゆえ、うまいこと立ち回ろうとするがために自分の芯をなくしてしまっていたというわけ。歩が幼い頃から自己顕示欲が強い面倒な存在だと思っていた姉が、それらの言動は実は自分の芯を求めるための遍歴であ

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    2026年05月04日
  • 私の身体を生きる

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    凄かった。エッセイというものをほぼ読んだことがなかった私にとって強烈な読書体験だった。
    ほんタメというYouTubeチャンネルで紹介されており興味を持って読んでみた。これは、映像化はきっと難しい、本という媒体のみを通して伝えられる感覚だと思った。
    共感できる部分も多く、一方で共感できなかったあの子の振る舞いはこんな感覚にルーツがあったのではと思い至るところもあって、強烈に胸に響いた。私の感じたもやもやを言語化してもらったようで嬉しさもあった。自身も女性性を元とした経験はポジティブ面、ネガティブ面ともにあり、同じような経験をした作家がそれをどう捉えるかを聞けたことが嬉しかった。
    性に関する体験を

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    2026年05月04日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読後の余韻がとても長い小説だった。4人それぞれが他3人に対して持つ嫌悪感や不快感が、過去の記憶に絆され、徐々に前向きなものになっていく過程が心地よい。所々で挿絵のように挟まれる風や空気、人物の形や仕草の描写が、読み手をその物語の世界の中にずっと留めておいてくれる。



    あの猫は死神のような存在だったのかな…

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    2026年05月04日
  • 舞台

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    ネタバレ

    旅しながらも葛藤する主人公の姿が自分に重なり、どんどん読み進めてしまった。
    「この苦しみは、自分しか体験できない」という言葉にとても救われた。仕事がうまくいかず、将来どうなるのか全く見当がつかないが、そんな苦しみは今私しか感じられない。そう思うと悪くないじゃんって思った。今の苦しみを噛み締めて生きていこう。

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    2026年05月03日
  • ふくわらい

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    ネタバレ

    憧れている人になれなくとも、傷付きながらも自分の道で精一杯生きているバイソンにめちゃくちゃ惹かれてしまった。今憧れの仕事に就いたものの、ハードワーク故に体調を崩して休職しているからかもしれない。共感できるだけでとっても救われる。
    西さんはこういう作品が多くて大好きだ!

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    2026年05月03日
  • 円卓

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    こんな素敵な家庭を作りたい、そう思わされる一冊。新しく家族ができた時に読み返したいな。
    みんなが顔を見合わせる円卓があって、おばあちゃんおじいちゃんも元気に暮らしていて、笑顔が溢れる食卓が最高にいい。
    主人公の心の中も面白い。

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    2026年05月03日
  • うつくしい人

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    ネタバレ

    物語の世界観、空気感がとても好き。
    みんなそれぞれ悩みはあるけれど、その大小、カテゴリーは人によって様々。
    自分が悩んでる時、他人の些細な、関係のない発言に救われることってあるよなぁ。
    大事な人はずっと変わらずいてくれるのに、自分だけ気持ちがうろちょろしていることもあるよなぁと今の自分のことのように感じた。
    悩んだ時に読み返したい。

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    2026年05月03日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    ネタバレ

    なんというか、ヒリヒリどころかズタズタ(笑)
    それなのに、そういう物語を求めているときがある。

    恋が恐怖からはじまるところが刺さった。近づくたび、相手への感覚が研ぎ澄まされて、言葉が溢れて、理解した気になるけど、結局、近づいた先は、暗くて、恐怖は恐怖のままだった。
    それぞれの狂気があって、人のことには冷静なのに、自分の感覚は止められない。
    『間島昭史』という概念、瀬田の存在。
    主人公が生き抜くために必要な終わらせ方だったんだと感じた。恋愛だから湧いたエネルギーであり、恋愛だけだったら湧かなかったエネルギーだと思った。

    わたしには、まだ受け取れていないことが山程ある気がする。また、読み返した

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    2026年05月03日
  • i

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    「渦中の人しか苦しみを語ってはいけないなんてことはないと思う。想像でしかないけど、それに実際の力は無いのかもしれないけれど、想像するってことは心を、想いを寄せることだと思う」
    世界中の死をノートに記して、裕福な家庭に養子に貰われた時分を恥じていたアイ、望まない妊娠をしたが流産してしまったアイを心の底から心配して寄り添おうとしたミナ、「どこまでが使命としての報道なのか、どこまでが自分のためなのか」を悩み、難しさを内包した「愛があるかどうかだよ」というシンプルな答えに行き着いたユウ

    世界のどこかで起きている事への気持ちと身近な大切な人を想う気持ちは切実さや想いの深刻さや大きさに差はあるかもしれな

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    2026年04月24日