西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どう表現していいのかわからない
なんだかすごいものを読んでいた気がする
世界のみんなに問いかけている
これからどうしていいのかわからなくなる
世界中で毎日大勢の人が死んでいる
何かが起こっている
そんな世の中での『アイ』と『ミナ』と『ユウ』
それぞれの立場で考えることは
どれもが間違っていない
『アイ』の成長をたどりながら
さまざまなことを考えるきっかけとなった
それは思っていても避けていたこと
思っていても人ごとであったこと
なぜ自分ではなかったのか
そう悩む人もたくさんいることだろう
自分がどれだけ恵まれているか
考えれば考えるほど
心に闇が広がってしまう
こんなにも心に重くのしかかる -
Posted by ブクログ
ネタバレ不思議な展開だし、大阪弁のリズムが心地いいしで、引き込まれる小説だった。
空から降ってくるように、フワフワと書いてある文字、おもしろい。
「ヘルメッ!」「じゃかましわ。」の会話、私も好き。
新田人生は、ちょっとこわい。
白いふわふわしたもの、は、結局のところなんだったんだろう?
それが最後はしんしんと、雪のように降ってくる。そして、それを見てはっきりと、花しすは安心するのね。
それは祝福が、花しすに舞い降りた瞬間。
自分も女だと、今、はっきり受けとめて、周りの女とも、あらためて共に、この世を生きてみよう。同じ女として、今この時を生き抜こう、と確信した瞬間。
こういう小説には、初めて出会 -
Posted by ブクログ
ようやく初の西加奈子さん。
朝井リョウさんと加藤千恵さんのラジオでたびたび登場し、面白い方であることには間違いないと確信しつつ、初見を外したくない気持ちから、
どの作品から始めようか迷いに迷い…
昔、さんまさんがこの『サラバ!』を読んで、「背表紙を見て、上西加奈子だとおもっていた。そしたら隣に下西加奈子がいて『どういうこと?!』と思った」というようなことを話していたのを何故か鮮明に覚えていたのだ。笑
結論、『サラバ!』を初読に決めて正解だったと思う。1行目から興味を惹き、最初のたった18ページまででも面白すぎて友人に興奮気味に「西加奈子面白すぎる!!!!」とLINEしたぐらい。
テンポがい -
Posted by ブクログ
シリアから養子として迎えられた主人公・アイが、「自分はなぜ選ばれたのか」「存在するとはどういうことなのか」を問い続ける物語。読んでいるうちに、戦争や貧困などの社会問題に対して、自分自身もどこかで“難しい”の一言で片付け、無意識に目を逸らしていたのかもしれないと考えさせられた。
アイはとても優しく、繊細で、頭の良い人物だからこそ、周囲から愛情を受けながらも、自分の存在意義について深く悩み続けていたのだと思う。自分の幸せを願う気持ちと、この世界の誰かの幸せを願う気持ち。そのどちらを優先すべきなのか、アイはずっと揺れ続けていたように感じた。しかし最終的には、そのどちらを願うことも決して矛盾していな -
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ネタバレ本当に良かった〜。西加奈子、こう、言葉にできないけど知っている感情を描写するのが上手なんだよね…。
こっこは9歳、小学5年生。祖父母と両親、三つ子の姉と団地で暮らしている。幼くて聡明で猛々しいこっこの、日常と成長の物語。
基本的に文体は軽やかでコミカルなんだけど、ふとしたところに出てくる各人の優しさにめちゃくちゃぐっとくる。「みんなそうだから」に流されないこっこが瑞々しい感性で世の中を見て、感じて、成長していくこと。こっこを取り巻く人々の形のない、けれど常に薄く漂う優しさ。
表題「円卓」は家族が揃う場でずっとタイトル回収はしてるんだけど、ラストがあまりにぐっとくる。力強い筆致で書かれたこっ -
Posted by ブクログ
ネタバレなんだか胸にずっしりときました。
考えさせられるテーマが、自分の中での気付きが山のようにあって。とても良い作品に出会えたなと思いました。またすぐ読み返しそう。
上、中巻でうまいこと世渡りできていた主人公。年齢を重ね老いへ向かう、30代半ば。自分の人生を振り返って、何を得たのだろうかと考え、苦しみ、友人を妬み家族を恨むようになる。心理描写がとてもリアルで、歩だってそこまで悪い人間じゃないのにと、同世代の私は読んでいて苦しくなりました。姉の言葉に耳を傾ける事ができた歩は立派だと思いました。
個人的に、上、中巻で気になってた両親の離婚の謎や、どうしてるかなと思い巡らせてた友人たちのその後が描かれ -
Posted by ブクログ
戦争や事件事故のニュースや、それこそ読書の中ででも自分は今恵まれた環境で生きているということに関してもちろん考えたことはある。でもあまりにも当たり前になりすぎてしまっていたと思った。知ってるし分かってるけど私には関係ないと思ってしまっていたし、物語の世界みたいに感じてしまって“実際起きていること”という違和感がありました。凄く難しい。私の周りには海外の人や養子として育った人はいない。でももし居たらまた色々と考えることも感じ方も違ったりしたのかなと思いました。恵まれていることに対して恥ずかしいと思う感情は少しわかる気もする。恵まれていることに対しての罪悪感、私はたまたま恵まれた環境に産まれただけ
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Posted by ブクログ
面白いです。続きが気になる。
イランに生まれ、美人で気が強い母、静かで優しい父、そして猟奇的な姉(今ではよく聞く、発達に課題がある子、にカテゴライズされるのでしょう)を家族に持つ、僕。その幼少期が語られています。
仲の良くない母と姉の機嫌を損ねぬように、幼い頃から処世術を上手く身に付けてしまった主人公の心の動きがとても興味深い。
そして日本での生活も束の間、物語は父の次の赴任先、エジプトのカイロでの暮らしへ。
日本生まれ日本育ちの私にはカルチャーショック、とても刺激的でした。うわぁ大変そう、と思って読み進めますが、住めば都なのかだんだんとこの国を愛していく主人公の感情も知り。現地でできた家
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