西加奈子のレビュー一覧

  • i

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    ネタバレ

    「この世界にアイは存在しません」最初のセリフから引き込まれて、一気に読み終えた。
    世の中のニュースを見て、どうしようもないやるせなさに駆られることは昔からよくあったんだけど、それに対して自分にできることは何があるのかというもどかしさもあり。「想像するってことは、心を、想い寄せること」というフレーズに救われた。
    文庫版のあとがきの西さんと又吉さんの対談もよかった。自分が相手か、ではなくて、どちらの幸せも願っていい、周りの人、社会との関わり方について、視野が広がった気がする。

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    2026年08月23日
  • サラバ! 中

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    色々深刻なのに、サトラコヲモンサマの由来だとかおかしみと不気味さと色々で、面白く読み進められる。大学生になった歩と姉と家族。最後に出家する父に、やっと歩が自分の気持ちをぶつけるところで少しスッキリしたが、すでに悟りを開いたかのような父はまさに暖簾に腕押しで、続きが気になる!!!

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    2026年08月23日
  • くもをさがす

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    好きな作家さんだったけれど、もう完全に大好きになってしまった。
    友人や医師の言葉が皆関西弁なのが面白かったし温かみを感じた。
    日本とカナダの違いがとてもよくわかったし、見習いたいことがたくさんあった。
    西加奈子さんのように強くしなやかに生きたい。

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    2026年08月22日
  • サラバ! 上

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    いろんな物語の登場人物に自分を重ね合わせるが、この話で、歩の姉は私だと思った。ここまで極端な人は少ないと思うが、すなわち誰もが親の愛情を世間の関心を惹きたいと思っているのではないだろうか。

    そんな子供を見れば、親はこんな子を産むつもりじゃなかったと思うし、子は親ガチャに外れたというんだろう。だって所詮別人格だから。で、そこに「やっぱり〇〇が似ている」というところを探してしまうのが人間のサガだ。所詮別人格なのに。占いと一緒だ。

    そのほかは海外駐在の日本人に対する視線。これは子供として実際に住んだ人の目線。使用人を使い慣れない日本人とか事実を鋭く突いていて痛い。でも決して駐在した社会人の目線で

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    2026年08月22日
  • 舞台

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    葉太の気持ちわかるなあと。
    俺だけじゃないんだなと安心しました。
    人のことばかり気にするところとか特に

    最後のエピローグの
    「みんな良く見せることをやめたら地獄になるよ」
    ホントその通りで、人間誰しも良く見せることってあるなあと思いました。

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    2026年08月20日
  • うつくしい人

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    ネタバレ

    表現がとても好きだった。こんなに瑞々しい変化の描き方もあるんだって。ぐったりと疲れていたのだが、「疲れて」はいなかった。に全てが詰まっている。

    吸収するだけじゃなくて置いていくことも必要なのかもしれないと思います。 吸収すること身に付けることだけが、人間にとって尊い行為なのではない何かを金繰り捨て忘れていくことも大切なのだ。

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    2026年08月19日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    読み終わる頃には何か大きなものを受け取っていた。人から見た自分って無意識に気にしてしまうけど、自分の物語を描くペンは自分で握っていたい、と思った。相手がどう感じるかは気にしたい、でも相手から見た自分は気にしない自分でありたい。
    今は辛く感じてる出来事も形を変えながら育つ化け物なら、良い形に育てていきたい。
    Kさんが末期がんを理由に会いたいと言ってくるのはあまりにも自分のことしか考えてない感じだし、罪悪感から会いに行く父も、母の気持ちを考えてなく、自分の罪悪感を軽くする為の行動な気がしてモヤモヤした。

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    2026年08月19日
  • しずく

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    ネタバレ

    初西加奈子
    良かった〜
    短編が6個入ってる、
    ほとんどの作品で泣いた、全部好きだった
    最後の解説を読んで、文章が真っ直ぐで素直だからじーんときていたんだなと思った
    人間関係の部分で、殆どの作品がはっきりと解決することはなく、それが当たり前だけどもどこかに希望を感じられる終わり方で、寂しいながらもなんとか生きていける、という気がした

    歳、種族、境遇はバラバラな女2人が各作品にでてくる

    1番『木蓮』が好きだった(ほかも全部よかったけど、これが一番コミカルでえーんってならない)

    綺麗に繕わない文章が愉快
    最後は仲良くなれててかわいい

    「子供というのは、大人には想像もつかないような残虐性が

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    2026年08月18日
  • さくら

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    ものすごく哲学的なんだけど読みやすい。
    一つ一つの動作や部位や個体について果てしなく比喩が成されていく。豊かな作家だなぁと思う。

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    2026年08月15日
  • さくら

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    そんなことはすべて脇において、人間も尻尾を振ろう!

    「さくら、おいで!」
    飛行機の中で一気読みして、そして号泣している。西加奈子さんの2作目、さくら。すごく普通で普通じゃないファミリーのお話。

    主人公は長谷川家の次男、薫。タイトルになる犬のサクラ。完璧な長男、一(はじめ)に、美しくも暴力的な妹、美貴(ミキ)。溌剌としたお母さんと、寡黙なお父さんの4人家族の物語。子どものころの公演までの冒険談から、大晦日の動物病院探しまで、波瀾万丈ななかに、家族の美しさと苦しさともどかしさ、すごく等身大であり、奇想天外でもあり、西加奈子さんのあたたかく大らかな小説。読んでよかった。15歳のおばあちゃん犬にな

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    2026年08月14日
  • サラバ! 下

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    「信じる」ということ、自分をまるまる信じること、大切なものを信じるということの素晴らしさがカラダに届いた。

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    2026年08月14日
  • きいろいゾウ

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    なんかこの素直な感じが好きだ
    ツマとムコさんの関係が愛とか絆とかそういうものを超えて2人だけの関係性があるのがいい

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    2026年08月12日
  • くもをさがす

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    ネタバレ

    独特な世界観、ノンフィクション作品というリアル感.
    初めて西加奈子さんの本読みました。
    健康に生きている自分、友人、家族この環境が
    当たり前でないと強く感じたことと共にこれからが少し不安になるリアルな部分もありました。
    また、カナダでの生活という日本と文化が違う中でカナダ特有の歴史や人との繋がりを感じる事が出来た作品となりました。
    日本の素晴らしさ一方で生きづらさを感じた筆者は海外に住んだことのない私にはない世界観で改めて日本は狭いと感じました。

    最近、人生や仕事、キャリアに関する本ばっかり読んでいたけど読んでいる時は全てを忘れるような本となりました。
    健康に生きてることに感謝して、身体が元

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    2026年08月11日
  • さくら

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    ネタバレ

    オーディブルで聴きました。読み終えて、どうしてこうなったんだろう、というのが正直な感想。

    家族みんなに愛情はあるけれど、どこか真っ直ぐではないところがあって、それぞれが自分の正直な気持ちを出せないまま抱えていたことが、うまくいかなかった原因の一つなのかなと思った。

    家族にも伝えず、それぞれが心にしまっておきたい部分はあると思う。でも、大事な時には、やっぱり家族にちゃんと伝えることが大切なのかもしれない。

    みきが、はじめに本当に恋をしていたとして、じゃあどうすることができたのか。
    お父さんが出て行った理由は何だったのか。
    お兄ちゃんは事故の後、やはり自暴自棄になるしかなかったのかな。
    お母

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    2026年08月11日
  • くもをさがす

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    闘病中
    たくさん本を読み、たくさん音楽を聴いて
    嘆くだけではなく
    たくさんたくさん考えて、感じて、涙もし
    書かれた文章は心に沁みてきて、
    本当に賢くてかっこいい女性だなと思った。

    カナダの、ゆる〜い看護師さん達との会話が
    関西弁に和訳変換されているところが
    時々ボケツッコミ風で絶妙✨

    家族、友人への想いとたくさんの感謝が綴られ
    読みながら、西さんと一緒に泣き笑いした。

    本に付いていたカード
    『それぞれの生を通過してゆきましょう』
    読後改めて見てかみしめる。

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    2026年08月11日
  • ふくわらい

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    西加奈子さんの小説は『通天閣』が最初で、初めて読んだ時、剥き出しの人間の感情とか、臭いとか、湿度とか、グイグイくるなあと感じて面白かった。今回読んだ「ふくわらい」もその時と同じくらいグイグイくるなあと感じられた。

    幼少の頃の体験から、人との距離を掴めない、自らの感情を表現できない主人公の定は会った人々の顔を、自分の頭の中で、ふくわらいのように顔のパーツを置き換えて感情を表現している。そんな定がさまざまな人との関係を通して、自らの感情を自身の表情や言葉で表現できるようになっていく。

    10代の頃、自分のアイデンティティを模索していた頃、そんなモヤモヤした状態ってこんな感じだった気がする。模索し

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    2026年08月07日
  • 字のないはがき

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    胸が締め付けられる。字の書けない小さな妹を疎開させることになり、心配な親は自分の住所を書いたはがきを大量に持たせる。元気な時は、丸を書いて毎日ポストに入れなさいと。大きな赤い丸で届いた翌日からは、黒い小さい丸に。それが×に変わってから、ハガキすら届かなくなる。心配になった両親はお迎えに行くと、病気で衰弱した妹が。

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    2026年08月05日
  • 字のないはがき

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    8月に読んでほしい絵本

    向田邦子さんの原作 エッセイの中の 字のない葉書 を絵本にした作品

    絵は作家の西加奈子、文は角田光代さん

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    2026年08月04日
  • きいろいゾウ

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    今まで、西加奈子さんを知らなかった。たまたまテレビでのインタビューを見て、興味持って、何を読んでみたら良いか分からず題名だけ知っていた『きいろいぞう』を読んだ。
    人間の身体は入れ物で魂は生きていると言う感覚、人の心の光と闇、あたたかい愛。生きていれば様々なことがあるけれど、大切にしなければいけないものを気付かせてくれる繊細さと透明感、純粋さ、最後には温かい気持ちにさせてくれる物語だった。

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    2026年08月04日
  • くもをさがす

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    夢中で読みました!私にとっては、泣けるエッセイでした。海外で著者ががんと宣告されてから今日までが書かれています。医療従事者のセリフ(おそらくほとんどは英語だと思います)が、関西弁に翻訳されており、病気という重いテーマを扱っているにも関わらず、明るく感じさせます。
    生きてくれていて、よかったなとそう思いました。
    弱っている時にこそ、オススメの一冊です。

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    2026年07月30日