西加奈子のレビュー一覧

  • さくら

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    ネタバレ

    今をときめく俳優陣が出演しているとあって映画版を先に観ました。
    私にはかなり嵌る作品で、原作が気になりすぐさま一気読みしました。
    正直、好みが分かれる作品だと思います。
    世間的には受け入れ難い恋愛感情や性趣向、エキセントリックな妹のキャラ、性描写の多さなど読んでいて苦手意識をもつ人は多いと思います。
    けれどもそれらを一旦受け止めることができる人にはオススメです。
    また動物と暮らし、彼らのもつ偉大な力を日々感じている人たちには共感できる部分も多いはず。
    原作も映画も私にとっては忘れられない作品となりました。
    余談ですが、私も数年前に自死で大切な人を亡くしています。
    病死でも事故死でもない、あの独

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    2026年09月14日
  • サラバ! 下

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    歩の姉の言葉、
    「信じる気持ちを誰かに任せてはいけないわ」

    この言葉は、劣等感の強い私が自信を持って生きていく為に、励ましを与えてくれる言葉となりました。

    この言葉を読んだ時、
    「そういえば私って、自分で信じる気持ちを決めていたっけ??」と強く疑問に思いました。

    過去を振り返ると、私は幼少期から
    「他人に自分がどう思われるか?」
    を基準にして物事を決めてきました。

    自分で信じたことを決めていない……。
    人に合わせてばかりいるから…。

    だからいつも、生きづらいなー、自分らしさってなんだろう?と思って生きてきたのだと思います。

    自分の子どもとの関わりをを思い出すと、
    こんなことを言わ

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    2026年09月13日
  • ご本、出しときますね?

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    読書好きな、若!そして作家さんたちの交流もあるとは知らなかったです
    そして、対談が面白い
    作家さんのことって あまり知らないので
    こういう番組があったらまたやって欲しいと思いました

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    2026年09月13日
  • くもをさがす

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    西加奈子という人は知ってる。
    作家だ。恥ずかしながら読んだ事はなかった。
    あさイチに出てどんな本なのかも知ってた。

    がんの話とその後。
    最後の読者に向けたメッセージは本当に突き刺さった。
    ステージ0のがんサバイバーの言葉も代弁してくれた。
    本当に怖い。
    いつ再発するか。健康診断の後の電話が来ないようにとか祈るような日々もある。

    こんなに代弁してくれる人がいるなんて、
    そしてそんな文字があるなんて。

    思い出して辛くなったらまたページを開く。

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    2026年09月09日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久々に入ってしまった。戻ってこれなくてバッドに夜更かしした。リアルで残酷で文字だけで吐きそうやった、描写がリアルすぎる。西さんの「小説で書きたいことは、人間は変われるということ」という文章をみて納得した。何点か西さんの小説を読んだことがあるけど、そういったところに私はいつも惹かれる。
    巻末対談がいい。景色が今までと違って見えたという美しいシーンを切り取って、違ったものに見えるということはこれから二度と同じように見られないという怖さでもあるという。寂しさと孤独は違うというのも分かる。孤独は自分との対話。自分と向き合うために孤独である時間は大切でそこから哲学的な考察が生まれる。寂しさは孤独をきちん

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    2026年09月08日
  • うつくしい人

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    読んだ後に、本を閉じて深呼吸をして
    温まった心臓を 目を閉じて感じて
    余韻に浸りたくなる本って、
    すごいと思うし、今までの人生でいくつかそういう本と出会ってきたけど、これもそうでした。

    主人公蒔田百合の考え方や状況が自分にぶっささった。

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    2026年09月08日
  • くもをさがす

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    西加奈子さんという人が、とても好きになる本。
    いやまじで友達になりたい...

    たくさんの人を愛しているから
    愛されている事が伝わる。

    海外での乳がん闘病生活について
    不安、不便、心配、痛みなど、
    リアルな辛い気持ちがが描かれている。
    本当に辛い経験を乗り越えている最中でも、そこにはユーモアと愛がある。

    闘病生活以外にも、
    日本とバンクーバー間の文化の違いについても頷ける部分が多かった。

    便利で安心な日本の良さも伝えつつ、
    日本の広告の多さやルッキズム、
    他人からの目を気にする文化についても言及していて海外生活経験のある人にはきっと深く共感できる内容だと思う。

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    2026年09月05日
  • くもをさがす

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    『サラバ!』からの『くもをさがす』で完全に西さんのファンになってしまった。西さん、友だちになりたい。。。ただの闘病記なんかではない。西さんの人生そのもの。
    西さんは最後に「本当に美しい瞬間は、私だけのものにしたい」と書いているが、十分有難いほどに美しい瞬間を書いてくれている。あまりにも剥き出しで何度も泣きそうになったけど、そこには常に希望があって、まっさらな事実があって、西さんの筆致のおかげで俯瞰して見られる自分がいたから泣かなかった。

    正直勉強や仕事をしているうちは努力すれば報われるものだと、自分は強いと思うことが多かったけれど、子育てをしはじめるとなんと自分が非力なんだと思うことが多くて

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    2026年09月04日
  • GOAT

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    特に好きな4つ
    ①ディヴァイン/西加奈子 
    ②終末の愛/冲方丁 
    ③BOOMBOOMTAIPEI/金原ひとみ 
    ④ガマズミの花/八木詠美

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    2026年09月02日
  • くもをさがす

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    ネタバレ

    まずは著者が、現在もお元気そうに過ごしている姿を見て嬉しく思います。

    日本ではない海外で、癌を罹患し治療を行うとことがどれほど大変で怖いものなのかと考えさせられた。
    読み進めていく中で、日本の医療の治療方針や医療従事者の方の接遇などがいかに素晴らしいものなのかと思った。

    私の父も癌を罹患したが、とてもオペ当日に退院出来る状態ではなかったなと思った。

    そして日本とはまた違うのが、友人や隣人が様々なサポートを本当に沢山している所が、心が温まり、
    人との絆がとても強く素敵な文化だなと思った。

    いつか、子供が大きくなった時に読んで欲しい1冊でした。

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    2026年09月01日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    読んでよかった本!
    メンタル弱ってる時にぐるぐる嫌なこととか妄想してループに入ってしまう虚構がほんとに誰かの物語になってしまった感じ
    小学校時代から30歳過ぎまでの人生を描いてるから家庭環境とか成育環境がどう将来に影響するのかが生々しく書かれてた

    苦しいときに、我慢する必要ない。
    我慢を続けたら声を上げた人を恨むようになっちゃいそう。
    苦しかったら、助けを求めろ。
    って森のおもいをちゃんと感じるためにこの物語があったんだろうなって!!

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    2026年08月31日
  • サラバ! 下

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    『非色』から立て続けに、シビレる作品で呆然としている。上巻以上に一気読みだった。
    終盤は「自分を信じて生きるとはどういうことか?」という壮大な問いを掲げている。
    エジプトの記憶が巻き戻り、歩の人生にとってかけがえのないものとなっていく展開、最後の一文の綺麗すぎる伏線回収で心身まるごと清い渦にのみ込まれた。

    本を読み進めながら、自分の仕事の悩みを文章に乗せて考えていた。
    何度挑戦しても自信が持てなかったのは、自分の内ですでに根拠をもって意思決定しているのにもかかわらず、
    リーダーや先輩から「それは間違ってるかも、うまくいくのか?と問われたらどうしよう」という妄想が常に付き纏っていて、思った通り

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    2026年08月31日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    約20年前、西加奈子さんの「さくら」を読み衝撃をおぼえた。それから「きいろいぞう」とか「あおい」とか「こうふくの」とか「しずく」と読み、本作も、と購入したが積みっぱなしにしていた。(400円だったよ!)
    買ってから約15年越しに読んだが、良かった。。
    でも15年前の私じゃ分からなかったと思う。

    数ヶ月前に「i」を読んだのだが、やっぱり西加奈子ぽいと思った。
    本作は、テイストが違う。。(しかもこれ15年以上前に書いてたんでしょ… )彼女の底知れなさを感じた。
    本作は今読めて良かった本だった。

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    2026年08月29日
  • i

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    ネタバレ

    「アイは自分の手を見た。じっと見た。罪に一度も手を染めたことのない、だからといって汚れていないわけではない自分の手を。」

    世界中で起きている事件や天災、自殺
    ニュースを見て悲しみを感じるけど、数時間後には楽しいことで笑っている時に、ふと、さっきの悲しみは偽物だったのではないかと、自己嫌悪に駆られるのを西さんの言葉で表現してもらったように感じた。

    サラバの時にも感じた心の震えをこの作品でも感じた。何度も読み返したい。

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    2026年08月29日
  • きいろいゾウ

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    めちゃくちゃ好きだった。小説を読みながら声をあげて笑ったの、初めて。
    愛おしい人生と、生活と、愛のお話

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    2026年08月28日
  • サラバ! 下

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    『サラバ!』を読み終えてまず感じたのは、これは一人の男とその家族の半生を描いた物語ではなく、「自分の人生を、自分で信じて生きるとはどういうことか」を描いた小説だった。

    主人公の圷歩は、イランで生まれ、エジプト、日本へと居場所を移しながら成長していく。自由奔放な母、存在感の薄い父、そして強烈な個性を持つ姉・貴子。家族に振り回されながら育った歩は、やがて周囲の空気を読み、人から求められる自分を演じることが上手な人間になっていく。恋愛も仕事もそれなりにうまくこなし、外から見れば順調な人生を歩んでいる。しかし、その人生が少しずつ崩れ始めたとき、歩は初めて「自分は何を信じて生きてきたのか」という問いと

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    2026年08月28日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    なるほどねーそう着地したかという感じ。確かに中あたりを読んでいる時はあのエジプトの話はただの幼少期の話でしかなかったのかと思っていたが、こう伏線回収きたか!と。

    一つの救いは、はちゃめちゃな姉貴子に救いがあったこと。前半は、育てにくかったかもしれない自分を重ねつつ、親目線で、こういう子育ての辛さ、キツい…と母にも同情していたのだが、苦しみ探し続ければ安寧が訪れるのだということに安堵した。

    では平穏な幼少期を過ごした(というかいい子ちゃんを演じざるを得なかった)歩が、後年もがくのも可哀想で、別に苦労がない人生だっていいじゃん…親に翻弄されなければ一生平穏な人だっているのに、と思ってしまうが、

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    2026年08月27日
  • サラバ! 下

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    自分の人生に向き合わず逃げ続けからどうなるか。
    子供の頃、歩は裕福ヤコブは恵まれない生活をしていて、大人になったら逆転しているのがいたたまれなかったが、最終的に歩も救われてよかった。
    実は傷つけられた側だったとしても母親にはずっとムカつきながら読んでた。

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    2026年08月26日
  • くもをさがす

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    動画でお見かけして楽しく明るく元気な人だと思っていたので、こんな壮絶な体験をしているなんてとても驚いた。
    この経験をしているからこそなんだ。
    だからあんなにも愛と優しさで溢れてる感じがしたんだなーと変に納得。

    人生は一度きり。
    私のからだのボスは私。
    そうだよね、忘れそうになってた。
    読んでよかった。

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    2026年08月25日
  • i

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    ネタバレ

    「この世界にアイは存在しません」最初のセリフから引き込まれて、一気に読み終えた。
    世の中のニュースを見て、どうしようもないやるせなさに駆られることは昔からよくあったんだけど、それに対して自分にできることは何があるのかというもどかしさもあり。「想像するってことは、心を、想い寄せること」というフレーズに救われた。
    文庫版のあとがきの西さんと又吉さんの対談もよかった。自分が相手か、ではなくて、どちらの幸せも願っていい、周りの人、社会との関わり方について、視野が広がった気がする。

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    2026年08月23日