【感想・ネタバレ】サラバ! 中のレビュー

あらすじ

2015年本屋大賞2位!作家10周年作品。

両親の離婚、そして帰国。母の実家のそばに住む母子三人は、次第にバラバラになっていった。
母は頻繁に恋人をつくり、サッカーに興じる歩は高校で同級生の須玖に影響を受けていく。姉は、近所に住む矢田のおばちゃんが宗教団体の教祖のように祀り上げられていくなか、次第にそこに出入りするようになった。
そして、阪神淡路大震災が起こった。それは歩の生活にも暗い影を落とし、逃げるように東京へ向かう。脳が蕩けるような学生生活を経て、歩はライターになった。だが、その先で、ある取材を依頼される。そこには変わり果てた姉が絡んでいた。

(底本 2017年10月発行作品)

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Posted by ブクログ

無条件に面白かったです。
生い立ちからおっさんになるまで、ひとりの人生を覗かせてもらいました。
三巻あるので読む前は一瞬躊躇しましたが、読み始めたら止まりませんでした。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

僅か2回の通勤時間で読み終えてしまった…!
歩の学生期が淡々と(色々起こりはするものの)過ぎていくだけかと思いきや、喪中に返り咲く母、巻貝の姉、俗世を捨てた父…圷家イベント起こりすぎ。おかげで最後の1行まで、絶対に読み落とすものかと、かじりついて読みました。残り一巻しかないなんて…!(もっと読んでいたい!)

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

上巻はなんとなくありうるなあとか、登場人物に共感したりしていたけど、今回の話はあまりにもドラマ的展開が続いていて複雑すぎた。小説としてめちゃくちゃにおもしろい。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ


歩の中高大社会人初期までが描かれていた。
この小説での好きなポイントは性的ではないが男性同士が人間的に強く惹かれる様がテーマの一つにあること。
須玖との関係は性的関係さえないが、恋人のそれに近い独占欲と好意を感じる。
他にもエジプト時代の少年や、いとこの義一、高校の同級生の林など、同性愛、ゲイがかいまみえるシーンが多い。

また精神的な衰弱、関連した宗教・信仰心もテーマの1つである。
何か頼る先を求めている人にサトラノコヲモン様をつくったおばちゃんの、純粋な気持ちには、宗教者としてのあるべき姿を感じてしまったし、いかに自分が宗教的なものに忌避感を覚えているかも感じた。
とにかく純粋であってくれたことが嬉しかった。
そして、名前の由来には大いに笑った。
あの話のトーンであんなことになるとは。笑


女姉妹の中で育ちゲイ、精神的に不安定になった経験のある自分と重ねざるを得ないシーンがいくつかある。
歩の中の人生の中で大きく爪痕を残してきた人物たちとこの後どうなるのかすごく気になる(特に須玖とお父さん)、早く下巻が読みたい

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

中巻は歩の思春期から青年期にかけての成長と、
家族との距離、社会との関わりが描かれている。
そう物語はここからかなり深く、重くなっていく。

エジプトでの生活を終え、日本に帰国した歩。
両親は離婚し、母と姉の貴子と共に大阪で暮らすが
その関係は次第に崩れていく。
特に、姉の宗教団体へののめり込み方は異様にリアルである。

大学進学を機に東京へ移り住んだ歩。
卒業後、フリーライターとして順調なキャリアを築くが、ふいに訪れた姉との再会。

自分の価値観や「信じるもの」を見失うさま、
周囲の目を常に気にし、空気を読みながら生きていく。
いわゆる「普通さ」、これが大人になった時に意味が逆転する。
子供時代に感じた呪いとまた違う呪いとなって自分の前に立ちはだかる。

一体自分の軸とは何なのか、
この物語を読み進めるのが段々と怖くなっていく。
そんなリアルさ、身近さが詰め込まれている。
まるで自分自身と向き合っているかのように。

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2025年08月20日

Posted by ブクログ

歩と母と姉が日本に帰ってきてからの話。
中学校、高校、大学、そして働き始める歩くんの姿に一緒に育っているような気にさえなってしまう。
圷家は異常に見えるけど、離婚や引きこもりはどの家庭でも起こりうることだし、どうしたらこうならなかったのかなぁ、、と読み終えて考えさせられる。
最終的にそれぞれが幸せなら良いのかな...。
お父さんが何をしでかしたかが気になるところだけど、家族が幸せなら、、とお金を提供し続ける姿は愛。。なんだろうけど、他にもっとできることがあったんじゃないか、とも思う。

姉や父視点の本も読みたいな。。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

誰しもがいづれかは経験する、離婚、再婚、自殺、死別、放蕩などが描かれていた巻だった。
私には、歩がすごく恵まれているように見えた。

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2025年07月23日

Posted by ブクログ

変わった家族の中で育った歩。日本に帰国し、少年時代を過ごす。別れも辛いことも経験し、成長していきます。家族とはなんだろう。下巻が楽しみです。

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

両親の離婚、それに伴う帰国から、歩がライターとしての仕事が軌道に乗り始めた26歳まで。

日本に帰国して母子3人の生活が始まるが、当然雰囲気は最悪である。歩は相変わらず、ハイスペックをひけらかすことなく、しかしそつなく学生生活を送っていく。恋愛事情とかも、いかにも男子中学生の恋愛、って感じで、男友達といる時の心地良さと恋が成就した後彼女と過ごす時間を天秤にかけて悶々とする描写のリアリティには驚かされる。

そして須玖との出会いである。どうしてもヤコブと重ねながら読んでしまう。歩は曲者揃いの圷家、あるいは今橋家で揉まれて育っただけあって、人を見る視点が一貫(その軸を作ったのは主に、というかほぼ姉である)しているし、その歩のお眼鏡にかなった友人はとても素敵な人物に思える。しかし須玖との関係もあまり長くは続かず。

中巻の最後、父と母の離婚の事情がまだわからないとはいえ、どこまでもお人好しな父を歩が責める場面では、歩が父を想う複雑な、歯痒い感情を爆発させている。身勝手に自分の道を進む母や姉に求めていることを、父がやってのけてしまった。ちゃうねん、そっちじゃないねん。みんな何にも言わんと決めて。こんな感情自分は味わったことないけど、歩に共感させられてしまう、そんな描写だった。

父と母はなぜ離婚したのか。姉はどこに向かうのか。歩は、最終的に鴻上を選ぶのか。この話は最終どこに着地するのか。下巻が楽しみです。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

文庫で上中下とあるのが、読めるか不安だったが、中を読み終わり、あと一冊しかないという感覚になるぐらい没頭できている。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

幼少期の上巻から、中学生〜高校生〜大学生、そして社会人になっていく。

徐々に感情の機微も成長していって、普段、人が心の中で感じてる葛藤のようなもの、不遜で不文律な思いが言葉にして表現されてるような感じ。

LGBTQ、宗教的なこと、性に対して開放的で遊び感覚な表現、、、アーティスティックで文芸的な表現、音楽や映画への論評、コトバの選び方、、、

姉や母に対しての嫌悪感は歩に自分がなったんじゃないかって思うくらい、気づいたら入り込んでしまってる。夢中になって読み進めた中巻!

下巻が楽しみ!!

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

第三章:サトラコヲモンサマ誕生日
第四章:圷家の、あるいは今橋家の、完全なる崩壊

圷歩、小学高学年〜26歳
思春期のアユム君。日本でさらに個性的な人間関係に揉まれます。母や姉がパワーアップ、そしてサトラコヲモンサマの強烈なインパクト。

家族とは‥を考えさせられます。時に逃れたく、でも根っこでは繋がっている。自分の中にも共通点があり、アユム君と一緒にちょっと苦しくなりました。

「思い出」や「物語」に対するアユムの丁寧な心情描写、特に『自分にどうしようもなく寄り添ってくれる1行を見つけると‥』の部分が大好きです。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

歩にとって姉は疎ましく恥ずかしい存在のように書かれているけど、読み手からしたらそんなことはない。この子はいつも姉のことを心配している、優しい青年だと感じた。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

主人公が両親と対峙する場面が印象的。奔放なお母さんと真面目なお父さんとそれぞれ一対一で向き合うことで主人公の本当の気持ちが湧き上がってくる。

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

歩がサッカーに夢中になり、魅力的な友人が出来たり、めちゃくちゃ奔放な女の子に出会ったりといろんな経験をしてる。

そんな中姉はずっと破天荒。姉がもうキテレツすぎて笑ってしまう。もしこれが自分の姉だと思うとゾッとするけども。笑

宗教てのに自分はなんの馴染みもなくて、何をそんなになんだかわからん宗教にはまったりしてんだよと思ってたがこの本読んで、あのイケてるばあさんのセリフを聞いて、なんかこうなるほどねと腑に落ちたと言いますか。。

たまたま自分は恵まれてただけで誰しもが何かに縋るしかないんだよ!ってタイミングがくる可能性はあるんだなぁと考えさせられました。

いよいよお父さんも転換期がきて、さぁ下巻はどうなるんだい!どーなって終わるんだい!!

と思いながら明日から下巻を読みます。

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2025年08月27日

Posted by ブクログ

主人公、歩の人生は形は違えどほぼ全ての人間が体験する人生の悩みに近いものに感じて、深く共感すると共に、自分以外も同じような人生を経験してることに安心感を覚えた。
p.s ニーナシモンとセルジオメンデスが出てきたのはテンション上がった笑

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本へ向かう飛行機の中で、僕の耳に残っていたのは、
ゼイナブの泣き声だった。ゼイナブには本当に
お世話になったし、時には、自分の母親以上の
親しみを覚えることさえあった。

その時に泣けなかった歩くんも飛行機のトイレで
ゼイナブの泣き声に寄り添うように泣きました。
いつか必ず、エジプトに戻ってくるんだと
誓いました。
そして父は、遅れて帰国する事になっていましたが、
カイロでの別れが、事実上僕たち親子の別れになって
しまいました。
祖母の家と同じ町内にある新しい家は小さいながら
庭もありました。この家の購入資金、生活費、
養育費、お母さんは働かなくても生活していけるだけ
のお金は全てお父さんが出していました。
両親の気持ちが離れてしまった理由を知らない
歩くんは大好きな両親を思いながらも
これから始まる新しい生活や学校への不安が重なり
緊張していました。

貴子さんはやはり学校でうまくやれなくて不登校に
なってしまいましたが、たびたび祖母の家に顔を出し
夏枝おばさんと映画や小説の話をしていました。

帰国後、歩くんたちがすぐに会いに行ったのは
矢田のおばちゃんでした。おばちゃんの家には
大きな祭壇が出来ていて、そこに知らない人たちが
出入りしていること、そして
「 サトラコヲモンサマ 」 という、
なんだか声に出したくなる神様のようなものを
祀っていることを、姉がどう思うか、
歩くんはおおいに興味がありました。

お母さん、お姉さんのようすを伺いながら
学校での自分の位置を無難に保つ努力をして
生活をしていた歩くんも高校生になりました。
そこで親友となる須玖さんと出会います。
大好きな音楽や映画などを語り合って
かけがえのない青春時代を過ごしていました。

しかし 1995年1月17日大きな災害にあって
しまいました。家族や友人は無事でしたが、
無事を喜べないほど、沢山の人達の命が失われて
残った人の心にも今までと同じようには
出来なくなってしまう人がいました。
歩くんの親友須玖さんもその一人でした。

友人とのバランスや家族との関係も不安定になり
歩くんはそこから逃げるように東京の
大学に進みました。歩さんも今までの事が
重なって自分自身を傷つけていくように
生活をしていました。
そんな中、サークル 「キネマトクラブ」 に
入ります。男ばかりのサークルでした。
そこに 鴻上なずなさんがやって来ました。
歩さんの人生で初めての女友達になった
鴻上さんとの時間はこれからの歩さんにとっても
凄く大切な時間をつくっていきます。

モノがどんどん増えて、それが捨てられないのが、
凄く恥ずかしくて。
鴻上さんの心は綺麗で繊細で、その事を気づき
近くにいる事のできる人に出逢ってほしいと
願っていました。

大学を卒業して歩さんはフリーのライターになり
仕事は順調、美人の彼女も常にいますが
何時も自分に芯がない事の不安を感じていました。

そんな中、お父さんと貴子さんが日本に帰って
来ました。
歩さんの不安は的中してしまいます。

サトラコヲモンサマの意味を知り
「 なんでもどうでもよくなるんよ 」
それこそが大切だった。

姉が受けたであろう衝撃を想いやり
おばちゃんは、姉のあらゆるものに飢えた姿を
何時も見守り愛していたんだと思いました。

祖母が亡くなって直ぐにお母さんは再婚に
向けて精力的に動きます。
「私は幸せになるからね」
この意味を私自身もよくわからない中
読み進めていました、、、、。

大量の巻き貝を作った貴子さん、、、、。

山寺にこもって生活するお父さん、、、

お父さんのお金で生活して幸せになろうと
必死なお母さん、、、。

なにが悔しいのか自身の事も含めて
お父さんに想いをぶつけるけど優しく
「ほんまに、すまん。許してくれ」
といわれて、ますます腹がたった歩さん、、、。

しばらくしてから、僕の通帳に、
金が振り込まれていた。
悲しくなるくらいの大金だった。

いよいよ物語も終盤になっていきました。
同じように家族の事を言っているのに
思いは生きてきた分だけより重くなり
探していたものはかたちもみえなくて
苛立ちはますばかりの歩さんでした。

私はどうしても貴子さんが気になって
歩さんのお話の向こうに何時も貴子さんを
感じ、思いながらの時間でした。



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2025年07月27日

Posted by ブクログ

好き嫌いが分かれるだろうなあと思う内容だけど、私はスラスラページをめくってしまうほど好きです。最後どうなるのかな…ワクワクしながら今から下巻読みます。

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

先が読めない展開がテンポよく続き面白い!

歩の事なかれ主義に何度もイライラした。だけど、母と姉の我の強さなど、家庭環境が影響していると思うと憎みきれない。そう考えると、私が本当に苦手なのは親であることより、女であることを優先する母かもしれない。

姉が巻貝になっていたのが1番笑った。姉は悪い人ではないけど生きずらくて可哀想。自分らしい生き方を見つけられるといいな。

今回の方が上巻より圷家の人達に感情移入できたので、益々楽しむことができた。下巻がどんなラストになるか全く読めない。続きに期待!

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2025年04月30日

Posted by ブクログ

小学校高学年~26歳

思春期の気持ち悪さや痛さがよく描写されていた
周りから逸脱することは怖いくせに同じであることは許さない気持ち、自分は普通ではないと信じてるくせに圧倒的にはなれないと卑下する気持ち、須玖みたいな人になりたいけどそう思っている時点で自分はなれないだろうなと思った

物語の着地が気になる

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2025年03月24日

Posted by ブクログ

両親の離婚、そして歩がモテ期を経ての低迷まで

詳細な感想は下巻でまとめて

以下、公式のあらすじ
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両親の離婚、そして帰国。母の実家のそばに住む母子三人は、次第にバラバラになっていった。
母は頻繁に恋人をつくり、サッカーに興じる歩は高校で同級生の須玖に影響を受けていく。姉は、近所に住む矢田のおばちゃんが宗教団体の教祖のように祀り上げられていくなか、次第にそこに出入りするようになった。
そして、阪神淡路大震災が起こった。それは歩の生活にも暗い影を落とし、逃げるように東京へ向かう。脳が蕩けるような学生生活を経て、歩はライターになった。だが、その先で、ある取材を依頼される。そこには変わり果てた姉が絡んでいた。
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2025年02月22日

Posted by ブクログ

少年は幸か不幸か大切な出会いをする
そして、家族の人生がバラバラに動き出す
この物語の終着点はどこに向かうのか

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2025年02月06日

匿名

購入済み

奇妙ながらも家族としての絆があると思っていたので
話の展開に驚きましま。
次の展開が気になります。

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2024年01月31日

Posted by ブクログ

圷歩は父のエジプト赴任に帯同したが、母と先に帰国する。エジプトの親友ヤコブとの別れ、両親の離婚、恋愛、高校時代の親友との親交と別離、東京での大学生活、少年期から青年期までが語られる。そこに信仰宗教みたいな要素もテーマを絞りきれない物語だが散らかることもなく引き込まれるのが不思議。
不思議すぎる歩の姉はどうなるのか下巻が楽しみ。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

いつまでも姉と母に振り回されてる主人公。笑
のらりくらり人生順風に過ごせてる人ってこんな考え方なのかなーと。
姉が強烈過ぎて凪のように流されていないと心が疲労する気持ちは分かる。

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2025年11月06日

Posted by ブクログ

両親の離婚、エジプトからの帰国というイベントから始まる歩くんの、主に学生時代が描かれている中巻

離婚して離れてもなお家族を養い続けるお父さんにぶら下がる、相変わらずクセツヨな家族たち
祖母、親戚、近所のおばちゃん等女性が多い中できっと耳年増みたいになっちゃったんだろうなぁ変に達観してるつもりの歩くんは男子校に通い、ヤコブに代わる親友と呼べる須玖くんと出逢い、映画や音楽などのカルチャーにとても影響を受けていくところはものすごく青春な感じがしてうらやましいほどだ
しかし度々語られる自意識過剰?
自分の容姿に並々ならぬ自信を持っているところやクセツヨ家族の中で当り障りなく過ごすために手に入れた処世術で世の中うまく渡ってる感じが癇に障るというか気になっちゃう

大阪→東京と場所を変え、学生からライターとなる大人になるまでの歩くんとその家族の激動の歴史を怒涛のように浴びせれた感
なんていうか、例えば「国宝」のように何かを成した人の人生ならば興味も湧こうものだが、ちょっと変な家族のもとに生まれた帰国子女の男の子の人生を延々と語られてもなぁって思うけど、結構気になるもんで、読む手が止まらんのですよ

この中巻で判明するサトラコヲモンサマの正体には…笑
あと巻貝の存在感www
下巻も楽しみです!

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

主人公の歩が高校生〜20代の話。
人の顔色を伺っていたそれまでと比べ、ヤバい家族から離れることでようやく自分らしく生活できるぜ!と思っていたが、どうしても家族が関わってきてしんどって話。

この家族のもとで生まれ育ったら発狂しそう。
少し共感性羞恥に近い何かを感じる。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

上巻は楽しめたけど、中巻は終始重苦しかった。
主人公の歩が、変わり者な家族達に振り回される状況には同情する。
歩の未来に希望が全く見えないのだが、ここまで来たら下巻も読まないといけない気持ちになった。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

主人公の圷歩の両親が離婚して、主人公と姉、母が今橋の姓に代わるところから中巻が始まる。

主人公の歩はサッカー部の高身長イケメンに成長し、友達も多く女の子にモテまくり、順風満帆な毎日を過ごす。一方で、姉はエジプトから帰国後日本の学校に馴染めず不登校になり、サトラコウモンサマというエセ宗教のようなものにハマっていく。

1995年の阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件を経て、サトラコウモンサマが崩壊するとともに、姉の貴子の精神も崩壊し、日本から離れて暮らすために姉は父の新たな赴任先のドバイへ赴くことになる。一方で歩は、大学に入学し映画サークルで活動しながらも彼女を作って学生生活を謳歌する。

文章はとても読みやすいものの、相変わらず物語にあまり起伏がなく、びっくりするような展開もないため、あまり感想を抱きにくく印象に残るシーンもあまりなくついダラダラと惰性で読んでしまう。

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2025年04月22日

Posted by ブクログ

大人になっても家族に振り回されてる歩。
でも子供の頃とは違って、自分で物理的な距離をとることができて、やっと自分のペースで生活ができるようになってきます。
でも好きになる友達や女の子の基準が家族の影響を受けている感じが悲しくも微笑ましくもあります。

後半の母の言動はもう、子供が可哀想としか言えません…
父に至っては、ホントすごい人だ!というかです。

今後どうなっていくのか、下巻が楽しみです。

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

歩は確かに「何考えてるかわかんないけどモテる」雰囲気を醸し出してるんやろうなぁて思う
家族めちゃくちゃすぎて歩が不憫(実姉が変なアーティストになってるの嫌すぎる)、イケメンに生まれてよかったな
茶トラの肛門は確かに神的に可愛いよなぁ

あたしは歩のおかんみたいな女は大嫌いなんだが、お父さんは一体何をしたんや…下巻も頑張って読む

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2025年02月03日

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