西加奈子のレビュー一覧

  • さくら

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    ネタバレ

    先に映画を見てしまっていたので楽しめないかな?
    と、思いつつ読みはじめました。
    いやいや、そんなことはなかったです。

    三人兄妹の次男が語り続けています。
    淡々と『長谷川家』の歴史を語っていきます。
    やがて訪れる『神様からの悪送球』が長谷川家を襲います。
    淡々と語られるているのにその哀しさは凄まじい。
    やがて壊れる家族…。

    その家族を再び繋げたのは愛犬サクラ。
    ペットは家族。
    その役割はとてもとても大きかったです。

    映画よりずっと良かった!
    読んで良かったです。

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    2026年03月13日
  • 通天閣

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    ミナミで暮らすフツーの人、影の当たらない人の話。
    くさくさしてるとき、1日が長く感じるとき、毎日が繰り返しだと思うときに読みたい一冊。

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    2026年03月13日
  • わたしに会いたい

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    「チェンジ」が一番喰らいました。
    西さんの本を今になっていっぱい読みはじめたから、この方でもこういう文章を書くんだ!と新発見がありました。(感情的な文章はを書かれるイメージがなかったので、意外だったというか)

    乳がんの手術のお話も、不安を吹き飛ばすような病院従事者の方々の言動が温かくて、物語としてこちらも印象的でした。

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    2026年03月12日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    とても余韻が残るゾクゾクゾワゾワする小説でした。。
    話のストーリーにはあまり関係のない猫がたびたび出てくるのが少しゾワゾワさせられました。。
    小説の文字でしか味わえない魅力みたいなものを感じました。

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    2026年03月09日
  • こうふく みどりの

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    母、祖母、伯母、従姉妹、雌猫2匹、雌犬一頭、主人公の中学生女子、全員女の家族の物語
    この家族は、みんな一癖も二癖もあるが、自然とみんなが集まってくる
    その中心は、マッサージチェアに常に座っている祖母
    母は働かず、従姉妹はほとんど口を聞けない
    ただ、主人公は真っ直ぐな心を持つ
    ちょっと変わった小説だ
    ただ、抜群に面白かった

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    2026年03月02日
  • 円卓

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    周りを見たら暗い本ばかりが残っている。外はいいお天気で眩しい。こんな日は西さんのほのぼのとした優しい本が読みたくなった。
    公団住宅に住む「琴子(こっこ)」は小学校三年生。家族は三世代8人が仲良く暮らしている。琴子は祖父母、両親、三つ子の姉に大切にされて伸び伸びと育っている

    六畳の部屋に中華料理店から来た大きな円卓があり、料理がくるくる回ってくる、家族もいささかユニークで個性的。

    ユニークといっても琴子はこの年頃からはみ出ているわけではないが、周りが気になり始めた年頃で、そのあたりがとても面白い。憧れの同級生がモノモライが出来て眼帯をしている、いいなぁ眼帯。
    発見に満ちた日常をジャポニカ学習帳に書いている。

    元気がよく、孤独好きの硬派である。隣りの棟に住む同級生のぽっさんがまたいい、琴子の少し過激な心に、吃音気味の言葉でゆっくり解き、聞かせる、将来が楽しみな男の子だ。

    気になる同級生を観察したり、知らない家庭を訪問したりして、琴子の少しずつ広がっていく世界がユーモラスにしみじみと綴られる。


    珍しい中学生の三つ子のお姉ちゃんたちは健康的で個性的で優しい。両親に似て揃って美人ナところがまた楽しい。

    西さんの直木賞受賞作「サラバ!」が積んであった時がある。違った感動があるようで期待が膨らんでくるが、そのうち読んでみなければと楽しみにしている。

    積読が少し減ったら。

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    2026年03月01日
  • サラバ! 中

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    ネタバレ

    歩は人のことをよく見ている。自分のこともよく分かっている。客観的に見ている。動悸は不純でも、物事を楽しんでできる。本人が意図しなくてもできてしまう。本当に上手くやっている。羨ましい。そして疎ましい。


    この小説は声に出して笑ってしまう描写がちょこちょこある。


    姉は巻貝になっていたっていうのもウケたし、サトラコヲモンサマの正体について、知った時は本当に爆笑してしまったし、でもその冗談じゃなくその名前にした矢田のおばちゃん、本当にすごいなって……悩める人が悩まなくてもいいように、信じれる対象や場所を作ってあげたこと、すごいなって思った。


    祖母が死に、母は再婚し、姉は大量の巻貝を作り、最後に父が出家することになって、涙がちょちょぎれた……山に母と姉がこもればいいと歩が思っていたことが父が叶えてしまう面白さと、悲しさとやりきれなさと……すごい小説だと思った。これは直木賞とるわと思った。

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    2026年02月24日
  • GOAT

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    これで500円って満足すぎる
    読んだことない作家さんのも読めるし、
    また世界広がります。
    紙質だったりデザインもすごく凝っていて
    読んでて楽しい!

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    2026年02月22日
  • わたしに会いたい

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    くもをさがす、が良すぎて流れてきました。

    男性性を下げずに、
    性•個人そのもののあり方に
    かなり切り込んでいるような気がします。
    その上好戦的でない。
    (これはジェンダーを語る代名詞が
    私の中で金原さんだから、相対的にこう感じたのかも。)

    素朴な「なんで?」から生み出される短編集。

    個人の闘病体験も色濃く反映されているな、と感じました。だからこそリアル。でもちゃんとフィクション。

    闘病は凄まじいものだったんだと思う。
    耐え難い体験を通じて、本作が生まれ、
    世間に一石を投じるような素晴らしい作品が誕生する。
    そして改めて考え込む読者。

    こうやって考える機会を足がかりに
    人類は進化をしてきたんだ、となんだか大きなことを考えてしまいました。

    それくらい影響された、好みの作品。

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    2026年02月22日
  • きりこについて

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    自己肯定感低めで人の目が気になるって人& 猫好きな人に是非読んでもらいたい!
もちろん私もその1人ですが、とっても良かった!
容れ物ばかりにとらわれない生き方したいですね
前向きになれる作品です。
面白かったです♪

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    2026年02月21日
  • きいろいゾウ

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    ツマの世界観が好きだった。
    脆く、儚く、美しい感性の女の人だと思った。
    ムコさんの背中の鳥を見たいと思った。
    読み進めるとアレチさんも洋子も駒井さんもみんな知り合いみたいに感じた。

    西加奈子さんの小説を書く言葉がいつも刺さります。ありがとうございます。読んでよかったです。

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    2026年02月15日
  • うつくしい人

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    人の目を気にしながら生きていくことは決して良くない事ではなくて、逆に気にしながら生きていくことで、気付かされる自分の姿もある。主人公の自分自身に対しての考え方など今の自分と重なる部分もあってスっと読めた。ともさかさんとの対談で出てきた、「自分で不幸になれる人は自分で幸福にもなれる」その通りやなーって。西さんの生きてる"生"の部分が垣間見えてうつくしかったです。

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    2026年02月10日
  • 円卓

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    何年かぶりの再読
    相変わらず美しくて泣きそうになる
    美しいものを見て涙が出るのは西加奈子さんの小説で覚えたこと

    こっことぽっさんが永遠に仲良くいれたらいい、いれるだろうなとは思わない
    人間は子どもという期間を永遠に続けられないということを知っているからこんなに美しいと思うんだろう
    こころをむき出しにしたとき、こんなに美しいものが見えるだろうか

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    2026年02月06日
  • 字のないはがき

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    まだ字も書けないほどの小さな女の子が戦争のために家族から離れて疎開した。

    家族からたくさん愛されてきた小さな妹。
    両親の心配をよそに元気に疎開先へ出かけていく。
    その後疎開先でどんどん元気をなくしていく様子が字のない葉書からありありと伝わってくる。
    その変化に胸が締め付けられた。
    どんなに心細く苦しかっただろう。
    お母さんもお父さんも居ても立っても居られなかっただろう。

    子どもたちの無邪気さ、健康、安全基地、時には命を奪ってしまう戦争の理不尽さをひしひしと感じた。なぜ人間はそんな愚かな行為に繰り返し走ってしまうのか。

    小さな妹が無事に大きくなってよかった。

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    2026年02月04日
  • きりこについて

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    ふっと涙がこぼれ落ちるような、そんな一冊。
    自分を見失いそうになった時は読み返したい

    「自分」の欲求に、従うこと。思うように生きること。誰かに「おかしい」といわれても、「誰か」は「自分」ではないのだから、気にしないこと。

    自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん。

    読みやすいし、人として大切なことがギュッと詰まっていた。

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    2026年02月03日
  • サラバ! 中

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    サトラコヲモンサマ、、
    人の心の支えになるもの、たいそうなものでなくていい、信じられるものなら何でもいい、自分たち人間では手に負えないこと、自分たちのせいにしていては生きてゆけないこと、それを一身に背負う存在、 きっと必要なものだろう。

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    2026年02月01日
  • すきが いっぱい

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    詩人、谷川俊太郎と作家、西加奈子の詩のやり取り。
    挿絵は西加奈子作。


    詩の感想は難しいです。
    パッと読んだ印象で、谷川俊太郎さんの詩は、あっさり簡潔な言葉でギュッと個人に集約されるイメージ、西加奈子さんの詩は割と普遍的、全体に広がっていくような詩だと感じました。

    谷川俊太郎さんの詩をじっくり見ていて。
    全角スペースを空けている詩はよく分かりますが、よくよく見ると半角スペースを空けている詩があって、その緻密さに感動しました。

    一番最後の「すき」の詩は、分かりやすい全角スペース、最後は改行して「すき」と一言。ずっとジンと心にきているものが最後でギュッと、すき!そう!好き!って心がギューっとなります。

    「うかんでる」は、スペースなく言い切りでたった四行の詩。そして驚いたのは「うちゅうのいろは?」の半角スペース。はっきりとしたスペースではないけれど、一見ギュッとして見えるけれど、よく見るとほんの少し空いている。この詩だけだと思います(よく見ないと分からないので見逃しているかも)。
    この間を空けることによって、上から下まで一気に言い切る文章ではなくうっすら言葉を分ける、そんな役割をしているような気がします。目で読む時もそう、声に出して読む時もきっとそう。
    こういう細かい計算がきっとたくさんあるのだろうなと思います。

    西加奈子さんの絵が可愛いです。

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    2026年01月27日
  • サラバ! 中

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    上巻(1、2章)で蒔いた種が芽を出して来ているような、いわゆる伏線回収が上手い。阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件のような過去の出来事と、それによって揺り動かされる登場人物たちの心情のリンクが自然で、実際に生きている人間のリアリティがある。

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    2026年01月25日
  • サラバ! 中

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    中巻も面白かった!♡
    須玖っていう友達に出会えてよかった。わたしもそんな友達がいるから歩むの気持ちすごくわかる。

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    2026年01月23日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    暗い。いろんな感情に息が詰まりそうで涙が出た
    幻想的でミステリアスで良かった
    読み終わってからずっと余韻が抜けない

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    2026年01月24日