西加奈子のレビュー一覧

  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    "リアル"という言葉では足りない、
    圧倒的な生々しさ。

    もしかしたら貴方のアパートの隣の部屋で起こっていてもおかしくない現実なんだよと、西加奈子に突きつけられているような。

    助けを求めることは恥ずかしいことなんかじゃない。

    みんながもっと早く、気がつけたならば。
    教えてくれる誰かが側にいたならば。

    きっと夜が明けますように。


    文庫の最後まで読んで、やっぱりアキカウリマスキだった!とスッキリするところまでがセット◎

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    2025年09月20日
  • きりこについて

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    小さな悩みが気になり始めた時、行き詰まった時に読みたい〜〜
    所々、経験したことが蘇って読むのがほんの少ししんどく感じてじわりじわりと読んでた

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    2025年09月13日
  • ふくわらい

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    ヴォーグプレゼンツの西さんのラジオを聴き、こちらを読む流れに。
    するすると溶けていくように読みやすく、登場人物やストーリーの濃さ、人間模様、心の動きや傷、あらゆるものをすんなりまとめ上げている一冊に満足。
    何か自分は人と違う、とか生きづらさを感じている人は、この本を読み終わった後に少し気持ちが軽やかになるんじゃないだろうか。
    個人的にとても好きな主人公です。

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    2025年09月02日
  • 炎上する君

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    かなり好き。

    短編集で、深く意味を考えてもいいし、考えずにサラッと読んでもいいのが贅沢。

    中でも風船の話が好きだったかな。
    気軽に読めるし、何回も読み返したくなる。そしてまたその時にじっくり考えてもいいし、考えなくてもいい、

    好みの作家さんに出会えて嬉しい〜。

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    2025年08月26日
  • ふくわらい

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    西加奈子さんらしい生命力とエネルギーに溢れた作品。この方はきっと人間が好きなんだと思う。
    どんな人物を描いても必ずエネルギーを感じるから、社会的には成功していない人を描くときの方が何も持っていないからこその人間本来の生命力、エネルギーというものが伝わってきて、とても良い。プロレスラーの守口廃尊のキャラクター、よかった。
    本作はストーリー自体は淡々と静かに進んでいくけど、静けさの中に力強さを感じるからか、先を読みたくなってしまう。
    美人同僚の小暮が居酒屋でギャグみたいな「先っちょだけ」を哲学的に解釈してるところ、よかったな。
    あと定は世界に恋をしていた。のところ好き。世界に恋して世界を愛して生き

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    2025年08月21日
  • 円卓

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    うるさいぼけと反射的に先生にまで言ってしまうこっこ最高だった。ぽっさんの賢くて聡いところ、吃音だけど心の中では流暢で冷静なところ好き。神目線で物語が進んでいてツッコミが多いところが面白かった。こっこのお母さんが妊娠した時、子供が生まれることを手放しに喜ばないといけない雰囲気が嫌だというこっこの気持ちが少し分かるような気もする。

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    2025年08月17日
  • わたしに会いたい

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    初、西加奈子作品!
    表紙のデザインで選ぶ事も多くて、この表紙はあんまり惹かれなかったけど本大量買する時に勢いで買った中にあった本。
    ほんと出会えてよかった!勢いに任せておいてよかった!
    全てのお話が、女性の生きづらさや葛藤を描いたお話で、すごく真っ直ぐで刺さった!
    くもをさがす、も読んでみたいと思った!

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    2025年08月16日
  • わたしに会いたい

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    ネタバレ

    「くもをさがす」を読んだばかりだったので、余計に西さんご本人の闘病などが反映された作品だと強く感じました。
    8作の中で3作、主人公が乳がんに罹患しているし、特に「あらわ」の乳首の話や、「Crazy In Love」はそのまんま西さんのご経験の話じゃないか!と。
    ふみえの「例えば自分の経験をベースにした小説を書く場合、私は、出来る限り登場人物と距離を取ろうとする。」という言葉を読んで、これも西さんのやり方なのかなあと思った。
    やっぱりカナダの女性の言葉が関西弁に聞こえるっていうのが面白い!

    「わたしに会いたい」以外の作品はすべてジェンダー感というか、女性性に関するメッセージがかなり強かった。

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    2025年08月15日
  • しずく

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    雫の感想
    見栄を張って訳のわからないことを言ったり、話し方がおかしかったり、さっきのことをすぐ忘れてしまったり‥‥
    猫の言葉や気持ちがわかればほんとこんな感じなんだろうなぁと思った
    最後2匹離れ離れになってしまって、そのこともすぐ忘れちゃったけど、心の芯では何か覚えてて、っていうのが切なかった

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    2025年08月11日
  • 私の身体を生きる

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    女性作家、芸術家たちの生と性、身体をテーマにしたエッセイ集
    自分も漠然と感じてた「女性であること」への違和感、敵対心、恐怖、いろんな言い尽くせない気持ちをそれぞれの人が言語化してくれるよう
    現代日本で高らかに女性讃歌を謳うのは難しいことを痛感する
    それでも次代はと願いたい

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    2025年08月10日
  • 舞台

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    西加奈子版の人間失格なのかなと。作中にも太宰の人間失格が登場し、主人公の名前も太宰の人間失格が葉蔵、舞台が葉太。

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    2025年07月30日
  • わたしに会いたい

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    初めての西加奈子さん
    表現がすごいな、うってなるくらい真っ直ぐで、感じてたけど表現できずにいた、気づかないふりしてたことをズサズサ言葉にしてる
    読んだ後に、誰かと話したくなる短編だった

    あなたの中から
    胸をグッて掴まれつづけてるかんじ
    女性が、生まれて生きていくその時々で晒される苦しさを淡々と1人の女性の人生と一緒に体験する、一緒に苦しくなる。
    ある人が読んでも、なんとも思わず、人ごとになるのかな。大袈裟だなって思われてしまうのかな。こんなに生きにくい世界だってことに当事者以外は気づくことができないのかな。

    ママと戦う
    同じことを体験したことがあるわけじゃないんだけど、その気持ち悪さ、その

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    2025年11月13日
  • ご本、出しときますね?

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    これ凄い好き。

    私なんか全然本読んでないなーって思った。

    若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。

    タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。

    もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。

    沢山の本

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    2025年06月22日
  • わたしに会いたい

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    自分自身を取り戻す過程を描いた短編集


    とくに最後の「チェンジ」は終わりに向けてのスピード感が素晴らしく、力をもらった

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    2025年06月21日
  • おまじない

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    外面だけは良くても内面では自分でも信じられないほど汚い言葉で思考が巡っていて、自分の性格が悪いことに対して落ち込むことがよくあるのですが、「孫係」に本当に救われました。

    こういう人間がいてもいいんだって思わせてくれるだけじゃなくって、そこに繋がる考え方とかマインドの持ち方みたいなところから支えてくれるような物語でものすごくよかった。

    「素敵ではないです。全然素敵ではない。でも私は大好きでした。」
    でボロボロ泣きました。

    誰かを傷つけているわけではないのであれば、どれだけ自分の本心と乖離した態度であっても、それを演じることが思いやりであることだってあるし、その努力を誰が悪く言えようか。

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    2025年06月06日
  • きりこについて

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    ネタバレ

    自分が自分のしたいことをする。自分らしくいるって、大切な事だよといろんな場所でいろんな人から言われていたことだけど、なぜそれが大事なのかを
    こんなに論理的に、情熱的に教えてくれたのは初めてだった。
    10代のほとんどを悲しみの中で過ごしたきりこが誰よりも人の悲しみに敏感なこと、そしてその生来のものと、マァマ、パァパからもらって、受け継いだ優しさで、その悲しみに駆けつけるきりこは本当に強くて素敵で美しい。
    西加奈子の本にはいつも救われる。今後の私の人生をもっといい物にしてくれる。すごい。ありがとう。

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    2025年06月02日
  • ふる

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    ネタバレ

    「今」自分だけに集中して生きている節はある。
    花しすの、自分がオチでいたい気持ちすごくわかる。初めてこんなこと代弁してもらった。
    みんなの、色んな声を思い出すところがすごく良かった。
    わたしも、多分色んな声に囲まれて生きてきた。
    それを憶えているかどうかでこれからの心持ちがすごく変わりそう。
    愛に裏打ちされた言葉だったら、他人を傷つけてもいいっていうの、忘れないでいたい

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    2025年05月18日
  • 舞台

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    虚栄心と自意識にがんじがらめになった主人公、読んだ途端に、わ、私だーーーーーーーー!と思った。
    あまりにも自分の思考と主人公の考えが似ていて、するすると文章が入ってきた。(もちろん私の思考は小説のように鮮明では無い。)

    誰からどう見られているか、を常に気にして取り繕って演じて、苦しいけどそういう生き方しか知らなかった、無理していると思われる方が嫌だった。
    誰も見ていなくても常に余裕のある自分でいたかった。

    私は上京してから自意識過剰な部分が減ったと思う。
    だからこんなにも共感出来るはずの主人公を俯瞰して見てしまう自分にすごい寂しさを覚えた。
    彼の考え方や感じ方、全くおなじものを私も確かに持

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    2025年05月17日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    学生の頃、何かの授業で読みました。国語?道徳?どちらかだと思うんだけど。
    授業のこと、基本覚えていない私が、これだけは、よく覚えていました。
    どなたの作だったのかは、知りませんでしたが、まさか、向田邦子さんだったとか。
    なんの授業だったんだろう。
    元気だった妹の弱っていく様子や、お父さんのことをおもうと、なんとも言えない気持ちになったのを覚えています。

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    2025年05月14日
  • こうふく みどりの

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    自分の気持ちのみずみずしさが好きだった。自分から見た母と祖母、母自身、祖母自身。あちらからこちらから時系列には並び得ない視点の語りの中で、だれもが自分軸では1人の女性だった。

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    2025年05月11日