西加奈子のレビュー一覧

  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    ネグレクト、貧困、ブラック企業などといった、現代の社会問題の渦中でもがく2人の男性の、それぞれの人生が描かれた作品。
    一度入った環境から抜け出すことの厳しさや、そんな環境下で心が破壊されていく様子がありありと描かれており、こんな苦しみを受けている人がこの世に存在するのかとショックを受けてしまった。
    しかし、どん底の中でもそれぞれが救いの手を差し伸べてくれる人と出会い、再生の兆しが見えそうになる場面は正に「夜が明ける」という感じがした。
    色んな問題がテーマになっていて、メッセージのてんこ盛り具合は自分のキャパシティを超えている気がしたが、それでも全てのメッセージを心に留めておきたいと思うほど、人

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    2025年07月28日
  • わたしに会いたい

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    初めての西加奈子さん
    表現がすごいな、うってなるくらい真っ直ぐで、感じてたけど表現できずにいた、気づかないふりしてたことをズサズサ言葉にしてる
    読んだ後に、誰かと話したくなる短編だった

    あなたの中から
    胸をグッて掴まれつづけてるかんじ
    女性が、生まれて生きていくその時々で晒される苦しさを淡々と1人の女性の人生と一緒に体験する、一緒に苦しくなる。
    ある人が読んでも、なんとも思わず、人ごとになるのかな。大袈裟だなって思われてしまうのかな。こんなに生きにくい世界だってことに当事者以外は気づくことができないのかな。

    ママと戦う
    同じことを体験したことがあるわけじゃないんだけど、その気持ち悪さ、その

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    2025年11月13日
  • うつくしい人

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    ネタバレ

    本屋さんでたまたま出会った本。
    主人公ほど重症ではないけれど周りの目を気にしすぎてしまって自由に好きなように自分のしたいことをする人には憧れを持っていたからとても共感できた。2人と出会ってから少しずつ心が解けていくところは読んでいて気持ちが良かった。

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    2025年07月23日
  • さくら

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    ネタバレ

    犬が出てくる話はつらいので何となく敬遠していたけど見事に泣かされてしまった。読んで良かった。人間もつらいのを忘れてた。

    最後はまさかのお父さんが全てを持って行った。ただでさえ存在感が薄く、長男が亡くなって消え入りそうになっていたお父さんが、さくらのために管制室時代の熱い姿を取り戻す展開は興奮だったし、家の中でゆっくりと流れる時間や子供達の異質な記憶力が実はお父さんから貰った物だった事もとてもよかった。

    お母さんは始終すばらしい人だった。夜、子供達にあの声を聞かれて「昨日なにしてたん?」と幼い娘に問い詰められても、「みきの目は誰に似てる?耳は?指は?」から始まり「生まれて来てくれてありがとう

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    2025年07月10日
  • さくら

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    最高にすてきな兄と最強の妹に挟まれた次男が語る家族のお話。あまりに切なく、そして犬のサクラが愛おしくて読む前と後では自分の心が変わってしまう程。
    いつまでも同じではいられないことの淋しさ。変わっても生きていたら続いていくことを思ってやっぱり切ない。

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    2025年06月29日
  • さくら

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    こてこての大阪弁で綴られる家族の物語。こんな人たちがそばに居たらめんどくさいだろうなと思いつつ、すべてが流れ星の向こうにあるみたいに、ぼうっと輝いてすっと消えていくような不思議な小説でした。

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    2025年06月24日
  • ご本、出しときますね?

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    これ凄い好き。

    私なんか全然本読んでないなーって思った。

    若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。

    タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。

    もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。

    沢山の本

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    2025年06月22日
  • わたしに会いたい

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    自分自身を取り戻す過程を描いた短編集


    とくに最後の「チェンジ」は終わりに向けてのスピード感が素晴らしく、力をもらった

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    2025年06月21日
  • うつくしい人

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    読み終わって率直に苦しかったです。
    というのは、人の感情の描き方がとてもリアルだったから。

    その中でもクスッと笑えるところもあって。

    子供時代の過ごし方、親との関わり方の大切さも学びました。

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    2025年06月08日
  • おまじない

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    外面だけは良くても内面では自分でも信じられないほど汚い言葉で思考が巡っていて、自分の性格が悪いことに対して落ち込むことがよくあるのですが、「孫係」に本当に救われました。

    こういう人間がいてもいいんだって思わせてくれるだけじゃなくって、そこに繋がる考え方とかマインドの持ち方みたいなところから支えてくれるような物語でものすごくよかった。

    「素敵ではないです。全然素敵ではない。でも私は大好きでした。」
    でボロボロ泣きました。

    誰かを傷つけているわけではないのであれば、どれだけ自分の本心と乖離した態度であっても、それを演じることが思いやりであることだってあるし、その努力を誰が悪く言えようか。

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    2025年06月06日
  • きりこについて

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    ネタバレ

    自分が自分のしたいことをする。自分らしくいるって、大切な事だよといろんな場所でいろんな人から言われていたことだけど、なぜそれが大事なのかを
    こんなに論理的に、情熱的に教えてくれたのは初めてだった。
    10代のほとんどを悲しみの中で過ごしたきりこが誰よりも人の悲しみに敏感なこと、そしてその生来のものと、マァマ、パァパからもらって、受け継いだ優しさで、その悲しみに駆けつけるきりこは本当に強くて素敵で美しい。
    西加奈子の本にはいつも救われる。今後の私の人生をもっといい物にしてくれる。すごい。ありがとう。

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    2025年06月02日
  • ふる

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    ネタバレ

    「今」自分だけに集中して生きている節はある。
    花しすの、自分がオチでいたい気持ちすごくわかる。初めてこんなこと代弁してもらった。
    みんなの、色んな声を思い出すところがすごく良かった。
    わたしも、多分色んな声に囲まれて生きてきた。
    それを憶えているかどうかでこれからの心持ちがすごく変わりそう。
    愛に裏打ちされた言葉だったら、他人を傷つけてもいいっていうの、忘れないでいたい

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    2025年05月18日
  • 舞台

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    虚栄心と自意識にがんじがらめになった主人公、読んだ途端に、わ、私だーーーーーーーー!と思った。
    あまりにも自分の思考と主人公の考えが似ていて、するすると文章が入ってきた。(もちろん私の思考は小説のように鮮明では無い。)

    誰からどう見られているか、を常に気にして取り繕って演じて、苦しいけどそういう生き方しか知らなかった、無理していると思われる方が嫌だった。
    誰も見ていなくても常に余裕のある自分でいたかった。

    私は上京してから自意識過剰な部分が減ったと思う。
    だからこんなにも共感出来るはずの主人公を俯瞰して見てしまう自分にすごい寂しさを覚えた。
    彼の考え方や感じ方、全くおなじものを私も確かに持

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    2025年05月17日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    学生の頃、何かの授業で読みました。国語?道徳?どちらかだと思うんだけど。
    授業のこと、基本覚えていない私が、これだけは、よく覚えていました。
    どなたの作だったのかは、知りませんでしたが、まさか、向田邦子さんだったとか。
    なんの授業だったんだろう。
    元気だった妹の弱っていく様子や、お父さんのことをおもうと、なんとも言えない気持ちになったのを覚えています。

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    2025年05月14日
  • こうふく みどりの

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    自分の気持ちのみずみずしさが好きだった。自分から見た母と祖母、母自身、祖母自身。あちらからこちらから時系列には並び得ない視点の語りの中で、だれもが自分軸では1人の女性だった。

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    2025年05月11日
  • ご本、出しときますね?

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    いやー、面白かった。
    オードリー若林と作家二人との鼎談のテレビ番組を書籍化したもの。
    出演者の内面が見られるけれども、それが静かで、ただただ真面目な雰囲気な物ではなく、明るく面白い。作家というイメージは真面目で物静かで取っつきづらいなんて思っている人も居るでしょうが、そんな人こそこれを読んでみて欲しいです。
    作家だって明るく面白い普通の人なんだと思えます。
    でも、やっぱり何かについて考えたり、それを表現する事はとてもすごいと思いました。
    そんな人が3人も集まってトークをするんだからそれはそれは面白い。
    色々と読みたい本が増えました。

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    2025年04月05日
  • 円卓

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    イマジン

    孤独って、みんなが私のことをわかってくれないと感じたときじゃなくて、
    私がみんなのこと、あなたのことを全然知らんし
    わからんと気づいたときに感じるんだなと思った

    こっこもぽっさんもみんな
    愛おしい

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    2025年04月04日
  • 地下の鳩

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    以前読んだ通天閣を思い出す作品でした。大阪の場末の飲み屋街で暗い過去の生い立ちと現在で藻搔く人間模様にひきこまれます。また西加奈子さんの作品にハマりそうです。タイムカプセルがおすすめです。

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    2025年04月01日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日
  • ご本、出しときますね?

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    あっという間に読んでしまった!

    本当に面白い、変わり者の集会
    みなさん一つ芯があるように感じる

    確かな言葉の重みがあって、
    そのリアリティーさが心地良い

    また読み直したいと思た

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    2025年03月16日