西加奈子のレビュー一覧

  • おまじない

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    お正月から風邪ひいて、全体的にネガティブで、将来に対する不安で鬱ぽくなる中、この本に出会えてよかった。

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    2025年01月23日
  • 通天閣

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    生きるって楽じゃないけど意外とオモロイことも多い。誰にも必要とされてない?そんな毎日にも笑えることがあって、恥をかくことがあって、その結果思いがけず誰かを助けることもあって、また生きようと思える。少し頑張ろうと思える。頑張ってどうにもならなくても、しゃーないわ、そんなもんや、とまたしょーもない日々を繰り返すのも、人間らしく、哀しく、尊い。

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    2025年01月14日
  • 炎上する君

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    2025/01/10
    初めて西加奈子さんの作品を読みました。それぞれの話がすごく独特な感じの短編で独特な世界観のお話だけれどとても読みやすい短編集です。
    タイトルになっている話はこの本の中盤にある短編ですが、文字通り自分の足が炎上している男の人のお話です。
    足が燃えてるってどういうことよ…という通常思うであろう感覚も踏まえつつそれでも進んでいく物語の行方がとても気になる感じになっています。
    それぞれの話が「世にも奇妙な物語」とかでありそうな話になっています。
    面白く読めるのではないかと思います。

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    2025年01月10日
  • 炎上する君

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    トロフィーワイフと空を待つ、ある風船の落下がとても印象に残って好きだった!
    又吉さんが解説してくれてるように西加奈子さんの作品には生きることを肯定してくれる感覚がある
    何度も読み直したいと思った!

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    2025年01月07日
  • きいろいゾウ

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    ネタバレ

    夫婦の愛ってこういうものなのかなと心が暖かくなり、結婚を間近に控えた今のタイミングで読めて良かったと思える本だった。

    自然豊かな田舎で仲良く暮らす若夫婦、ツマとムコのほのぼのとした日常生活を描きながら、2人の過去に何か暗いものがあり、今もそれに引きずられていることも徐々に明らかになり物語にぐっと引き込まれた。
    夏から秋、そして冬になるにつれて感じる物悲しい空気感の描写も相まって、ムコがツマから離れてしまうかもしれない予感が漂ってきたあたりからは、読んでいて苦しくなってしまい耐えられず小説の最後のページを読んでしまうという絶対にやってはいけないことをしてしまった笑
    そして最後の一文、大きな文字

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    2025年01月05日
  • きりこについて

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    ネタバレ

    かなり好きだった!

    私自身も自分の容姿に辟易し、10代から20代前半頃まで精神的に辛くなることも多かった。しかし、最近やっと私も顔は『容れ物』にしかすぎないことに気づき始めている。
    もっと早くにこの本に出会っていたら、もっと早く楽になれていたのかなとも思う。
    ただ、きりこと同様、自分で気づくことでより自分を好きになれると思え、幸せな気持ちになれた!

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    2025年01月01日
  • きいろいゾウ

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    ネタバレ

    平木直子さんが暴力を振るってくる夫のことを、愛おしいと感じると言っていたのが衝撃だった。でも元々、暴力を振るってくるから愛してないといえるのか、暴力を振るわないから愛しているといえるのかとか、愛について疑問に感じていたからかなんだか納得した。
    なにか自分に害を及ぼしてくる人だからといって、その人のことが必ずしも嫌いになるわけではないんだろうなと。その人なりの愛の形をみせてもらった。
    読み終わった後に暖かい光が胸に広がってくようなそんな気持ちにさせてくれる作品。
    解説の方の話もとても好きでした。

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    2024年12月07日
  • きいろいゾウ

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    全く予備知識なく読んだので、最初はほんわかした夫婦の日常を切りとったような話かと思っていけれど、2人がそれぞれ抱える問題や葛藤が明らかになっていき、最後の方は物語に心が引き摺り込まれて本当に胸が痛む感覚でした。読み始めは関西弁の会話が気になりましたが、それによってムコさんの日記の温度の低さが強調されて、全体的に緊張感が増しています。この小説はかなり凄いと思いました。改めて著者は天才だと思いました。

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    2024年11月29日
  • わたしの名店

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    様々な方がお気に入りのお店を、そのお店のエピソードと共に紹介してくれる1冊

    朝井リョウさんはギャグ漫画のような語彙力高すぎの表現力でガリガリ君が1本刺さってるサワーを出す早稲田大学生の定番丸八を

    孤独のグルメの作者である久住さんは佐賀の絶品餃子を南吉を

    人それぞれの名店をこれでもかとくらい惜しみなく紹介してくれる、読むための食べログ

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    2024年11月28日
  • 字のないはがき

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    今年の夏くらいのNHKあさイチの「虎に翼」ゆかりの地特集で、紹介されていました。
    日中は、絵本専門店で、夜はバーになるお店の店主さんが、この本を読み聞かせしていて気になりました。

    最後が、うるっとして良いです。

    絵が、西加奈子さんなのですね。それも良い。

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    2024年11月27日
  • おまじない

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    やっぱり西加奈子はええな!と思った一冊。

    ぼんやりモヤモヤしていた事象を分かりやすい言葉で表現しているところ、やっぱりすごいです。

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    2024年11月24日
  • きりこについて

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    ネタバレ

    面白かったです。ラムセス2世の視点から見た人間社会の物悲しさのようなものが、軽やかに描写された作品でした。猫の世界が、本当にこの本のような世界であったら良いなと思いました。

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    2024年11月23日
  • ふくわらい

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    ネタバレ

    登場人物が変人だらけ。話の展開もこれまで見たこともないような内容で先が全く読めなかった。
    グロい内容や下ネタもバンバン出てくるし爽やかな一冊とはとても言えないけど、だからこそキャラクター達が終盤に見せる表情に純粋さを感じた。

    定は無感情で淡々としているキャラクターなんだろうと思っていた。
    でも本当は父親が死んだ時の心の揺らぎを抑え込んでおり蓋を開ける場所を探していたのかなと感じた。読者視点で一定の距離感で眺めていた主人公だが嘔吐したあたりから一気に人間味が増してぐっと感情移入できた。

    福笑いで使う顔のパーツについてもここに結びついていたのかと驚いた。

    個人的な話になるが、私は今好きな事を

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    2024年11月22日
  • わたしに会いたい

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    受容と、それでもわたしはわたしでありたい
    そんな叫びの本
    マインドフルネスとかカッコいい言葉でも表現できるんだろうけど、それよりもっと人が持っているレジリエンスに肉薄した1冊
    「この本読んでるんですよ」と人に言うための本ではなく、脈打つ動脈のような自分のための本

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    2024年11月03日
  • きいろいゾウ

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    登場人物みんながあらゆる形の愛を持っていて、あらゆるやり方で大好きな人を愛してる。それがほんまにあったかくて大好きな本。

    これが愛、愛といえばこれなんてことは無くて、他人から見れば愛がないように見える二人にもそこにはその人なりの、その二人なりの愛があるわけで。自分が彼女にあげられる愛はなんやろなぁ、彼女がくれる愛はどんな形なんやろなぁなんて考えさせられる。
    孤独で辛くなった時に助けてくれる僕の宝物。

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    2024年11月02日
  • 字のないはがき

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    小学校4年生くらいから大人まで
    向田邦子さんのエッセイ集『眠る盃』にあるエッセイを 角田光代さんが子供にも理解しやすいように書き直したもので、西加奈子さんがクレヨンで絵を描いていらっしゃいます。どちらも感情に流されることなく 真実だけを書いてあり まっすぐに心に届きました。

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    2024年10月07日
  • 通天閣

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    私も生まれ育ちは大阪ですが、『通天閣』のあるミナミとは縁がなかったために、すこし怖い印象だった新世界。そこで生きる何者でもない、むしろ底辺と蔑まれそうな人々が生きていることが克明に描かれているお話です。
    決してきらきら輝くような人生でなくても、価値がなくても、「誰もが生きてていいんや」と、読み終わった後にじんわりと感動しました。

    東京タワーやスカイツリー、あべのハルカスにはもうとっくに登ったことがあるというのに、大阪出身のくせして通天閣にはまだ登ったことがなかったので、今度登ってみたいと思います。

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    2024年10月05日
  • おまじない

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    8個の短編集。どの話も「おまじない」の言葉をもたらす人たちがいわゆる「おじさん」と呼ばれる人たちであるのがとても面白かった。

    孫係の内面まで理想形にしようとするから苦しくなる。妻でなく「妻係」、良き隣人ではなく「隣人係」。当番だと思えばいいのだ。立派な人間になろうとしなくていい。肩の力を抜いて、表面だけ、「係の者」として生きて行こうと思うというのがとても心に刺さった。

    さらっと読めるのに考えるポイントが多くすごく深い本。個人的には孫係の他にあねごも好きだった。

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    2024年09月18日
  • こうふく あかの

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    ダヴィンチで新日の語りを読んでいて好きなのは知っている。目に浮かぶ描写に解説に本当に好きなんだな、あと同時進行でみどりを描いてることも、両方がより引き立つ結果になったんだなぁと思った。アムンゼンが誰かは最初で予想しようとしたが結果ラストまで分からず、声が出たから、国子の子供かい、途中で両親は離婚とあるのでそうなんだね、あの男は自分を演じた小心者の釜瓦なんだ。サラバも長編だが読み応えある

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    2024年09月17日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    主人公が惹かれていく描写が良かった。
    こんなふうに他人を好きになってみたいと思ったし、なんだか自分には刺さる作品だった。

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    2025年09月24日