西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
外面だけは良くても内面では自分でも信じられないほど汚い言葉で思考が巡っていて、自分の性格が悪いことに対して落ち込むことがよくあるのですが、「孫係」に本当に救われました。
こういう人間がいてもいいんだって思わせてくれるだけじゃなくって、そこに繋がる考え方とかマインドの持ち方みたいなところから支えてくれるような物語でものすごくよかった。
「素敵ではないです。全然素敵ではない。でも私は大好きでした。」
でボロボロ泣きました。
誰かを傷つけているわけではないのであれば、どれだけ自分の本心と乖離した態度であっても、それを演じることが思いやりであることだってあるし、その努力を誰が悪く言えようか。
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Posted by ブクログ
虚栄心と自意識にがんじがらめになった主人公、読んだ途端に、わ、私だーーーーーーーー!と思った。
あまりにも自分の思考と主人公の考えが似ていて、するすると文章が入ってきた。(もちろん私の思考は小説のように鮮明では無い。)
誰からどう見られているか、を常に気にして取り繕って演じて、苦しいけどそういう生き方しか知らなかった、無理していると思われる方が嫌だった。
誰も見ていなくても常に余裕のある自分でいたかった。
私は上京してから自意識過剰な部分が減ったと思う。
だからこんなにも共感出来るはずの主人公を俯瞰して見てしまう自分にすごい寂しさを覚えた。
彼の考え方や感じ方、全くおなじものを私も確かに持 -
Posted by ブクログ
ネタバレ西加奈子さんの本は初読み。西さんの感性、共感できる部分が非常に多くて心地よく読めました。読んで良かったです。同い年という事もあるからか?かなり感情移入して読みました。今度は小説を読んでみよう。
以下付箋貼ったとこ。
P46 カナダの看護師も、別の意味で最高なのだった。彼女たちは、私を決して甘やかさなかった。もちろん、何か困ったことがあれば助けてくれたし、相談にも乗ってくれた。でも、あくまで私たちは対等だった。つまり私は、王様などではなかった。
P49 「カナコ。がん患者やからって、喜びを奪われるべきやない。」
P51 バンクーバーに引っ越ししてから、自分がある種のストレスを感じて -
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