西加奈子のレビュー一覧

  • 西加奈子最新短編小説集『わたしに会いたい』無料試し読み

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    不思議体験!

    西先生のお話は読みやすくてストン!と頭に入ってきます。
    今回のお話で興味深いのは不思議体験のドッペルゲンガーですね。
    自分が二人‥会ってしまうと‥‥‥
    聞いた事はあるんだけど読むとまた現実味をおびました。
    もう一人の自分‥会ってみたい気もするし怖い気もするし。
    でもやっぱり不思議です。

    #深い #タメになる #ドキドキハラハラ

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    2023年09月11日
  • 炎上する君

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    西加奈子さん大好き。「絶望するな、僕らには西加奈子がいる。」の又吉さんの帯と後書きもよかった。
    猫とおしりがかわいい。

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    2023年08月22日
  • ふくわらい

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    西加奈子ワールド全開の作品だと思います。西さんが描かれる女性は個性的という形容詞に治まりきれないところに魅了される。クラスにいればからかわれたりいじめをうけたりするかもしれないが、それを凌駕する個性で近寄りがたい雰囲気を醸し出しているのではないだろうか。プロレスラーとの言葉のキャッチボールは読み手を引き込みます。当分西加奈子さんの作品から抜け出せない気がします。

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    2023年08月19日
  • 字のないはがき

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    《本屋》【再読】疎開した小さな妹が、葉書に、丸で元気か、家族に伝える。ついに、✕が、届いた時、病気になっていた。帰ってきた妹見た父は!原作、文、挿し絵、なかなかないコラボで、贅沢な絵本。

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    2023年07月19日
  • 字のないはがき

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    4年生が国語で「一つの花」を勉強しているので、これを読み聞かせ。
    向田邦子さんの妹さんの話。
    子どもが真剣に聞いてくれて嬉しい。
    担任の先生がボロ泣きしてくれて嬉しい。

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    2023年06月30日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    作者が西さんで、裏表紙のあらすじにひかれて手に取った。
    日を空けて少しずつ読んだのだが、これは何度も読み返しても違った味がするやつだと思った。

    登場人物それぞれが恋をしていたのかは分からない。し、誰にも共感はできなかった。これが恋愛感情なのだとしたら本当に暗の部分を書かれていたのだと思う。
    しかし情景描写はリアルなので神様視点でこの物語の中に没入できた。

    謎は謎のままなのでスッキリとはいかないが、解説の中村さんも書かれてたように余韻に十分浸れる作品だと思いました。

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    2023年06月28日
  • くもをさがす

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    憧れる登場人物ばかりでした!

    (今はまだ)がんサバイバーではない私にも、置き換えられる感情やケースがあり、涙ぐみながら読むページもあれば、かっこよさで鳥肌が立つページもあり、かと思えば口角が自然と上がっているようなページもあり、読み終えた今、感情を整理することと、インプットしておきたいことで溢れています。
    とても愛と情を感じました。

    #笑える #泣ける #感動する

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    2023年04月30日
  • ご本、出しときますね?

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    オードリー若林さんと作家さんの対談のような感じで進むテレビ番組の書籍化。 作家さんってなかなか面白い人がたくさんいるものだなと感じられるし、心の中はちょっと黒い人が多いのかなと。 そして、意外と作家さん同士って交流あるものなんだなと。

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    2023年04月16日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    初めて読んだのはまだ制服着てた記憶があるから、たぶん中学生か高校生のとき。
    やっと登場人物と同じくらいの年齢になって読んでみる20代後半になってみないとわからない価値観とか感受性とか羨望とか審美とかを携さえて読んだこの短編はもう溜息つきたくなるくらい綺麗だった。
    綺麗とか怖いとかって気持ちは便利な形容詞って機能で表現してしまえるからこそぼやけてしまうこともあるけど、表情・空気・景色・温度・記憶・五感にまつわるありったけの表現を動員して非現実的な雰囲気を生々しく描ける西加奈子さんの表現力はもう読み切ったら頭の中全部持っていかれるくらい世界に没頭させてくれる興奮剤でもあるし鎮静剤みたいな力を持って

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    2023年02月26日
  • さくら

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    ネタバレ

    以前窓の魚を読んで、別の作品を読んでみたいと思いなんとなく手に取りました。窓の魚を読んだ後にいろいろ調べたんですけど、窓の魚の方がこの作者にとっては珍しい作風だったようで、同じような雰囲気ではないことを覚悟して読みました。確かに窓の魚みたいに謎が多く残る感じではなかったのですが、人間の感情のえげつない部分を切り取るような核は同じように感じました。

    抜粋したい文章がありすぎてきりがありません。一例に過ぎないんのですが、「くっ。というくぐもった声がしたから、父さんが笑っているのかと思ったけど、そちらから流れてくる風がほんのちょっぴり震えていたから、僕は目をつむったままでいた。」とか。つまり父親が

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    2024年10月22日
  • ご本、出しときますね?

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    同名のテレビ番組の書籍版。対談番組なので普通の対談本として読める。内容は若林×小説家2人の対談。読んだことない人も多かったけどどの人も面白くてみんな読んでみたくなったし、小説家の皆さんのとがり方は自分とは違くて自分はやっぱ作家ではないな、とも思った。

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    2022年12月04日
  • ご本、出しときますね?

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    面白すぎてあっという間に完読。
    物書きの皆さんは日々何を考えてるんだろうって気になって仕方なかったので、得にしかならない!と鼻息荒めで読んだ。
    勉強になったのは、森鴎外の行き着いた哲学が
    【諦め】ということ。
    対談されていた作家さんの本や、処方された本など読みたい本が増えたので何を読んだらいいかわからない人にもオススメ。
    若林くん、佐久間さん、素晴らしい企画をありがとうございます。

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    2022年11月08日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    戦時中の向田邦子さん家族を描いた絵本。
    向田さんの一番小さい妹も疎開することになり、お父さんは「元気な日はマルを書いて、毎日1枚ずつポストに入れなさい」と葉書を渡します。 この時期になると、手に取る一冊です。

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    2022年08月14日
  • サムのこと 猿に会う

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    おもしろかった!サラバより好きかも。
    この人の文章は純文学だよなあと思う。なんとも味わいがある。

    サムのこともおもしろいが、猿に会うが好き。
    二十代のイケてない女性3人組。3人ともなんとも愛らしい。支えあっているというか慰めあっている3人。やさしい空気がたまらない。
    実写化してもおもしろそうと思ったら既になっているらしい。乃木坂が主演をつとめているとのこと。

    いやいやそれは違うねんな。大阪に住んでいる3人組やし女芸人で作ったほうが原作に近くておもしろいて。
    こういうモヤモヤって無くならないのやろなあ。

    続編を読みたいけれども、作者の中では完結しているのかな。

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    2022年06月08日
  • しずく

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    西加奈子の短編集
    ランドセル・灰皿・木蓮・影・しずく・シャワーキャップ
    少し前に読んだ作品なので、短編集はいつも中身を忘れてしまうけど、タイトルだけで思い出せるような強烈な作品ばかりだった。
    面倒くさがりな自分がもう一度読みたいと思える稀有な短編集。
    この人はやっぱりセンスの塊だ

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    2022年04月05日
  • しずく

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    女ふたりが出てくる短編集。西加奈子の描く母娘はあったかくて泣けるので、最後に「シャワーキャップ」を持ってきてあるのも納得。表題作「しずく」とともに、胸がじわっとあたたかくなるような幸せな読後感がある。「影」は周囲からの見られ方と本当の自分自身とのギャップに悩む一番西加奈子らしい話だなって思った。ちょっと下品でその笑わせ方は反則だよって思うところもちょこちょこあるのだが、色んな意味でちぐはぐな女ふたりがたしかな友情やつながりを育んでいくさまはまぶしい。日々、思いのよらないところに人との出会いがあり、そこから学ぶことが多々ある。

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    2022年03月29日
  • サラバ 上・中・下巻 合本版

    Sho

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    ひとつになる瞬間

    僕は「サラバ」を読んで、生きる希望を見出し、今この瞬間を生きようと、自分という存在を認め、愛し、一歩踏み出そうと思えました。

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    2022年03月13日
  • しずく

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    とてもいいです。

    生きていくと、辛いこともあるよね。
    でもなんとかなるさ。

    それでもいろんなことあるよね。

    奥が深くて一言では言えないけれど、西さんの小説にはいつも驚かされます。
    もっといろいろ読んでみたいです(サラバ!も買いました。近いうちに。。。)。

    同時に読もうと思って買っていた、映画にもなった本が(西さんの本と比べて)あまりに浅くて挫折しそう。比べるものではないのかもしれないけれど。

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    2021年11月08日
  • サムのこと 猿に会う

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    『猿に会う』野暮ったい3人娘の話がめちゃくちゃ気に入りました。10代の田舎娘のような子達だけど、全員20代半ばっていうのが、ゆるやかな闇が差し迫ってる感じで渋い。。社会の隅っこをお互い励まし合いながらささやかに生きているんだけど、美しい人や圧倒的な存在感を放つ人には、それだけで根拠なく影響を受けてしまう彼女たちのいじらしさや危うさがなんかわかるし良かった。

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    2021年10月26日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    原作・向田邦子さん、文・角田光代さん、絵・西加奈子さんという豪華な顔ぶれの絵本が出たと知ったときから手に取りたかった一冊。
    ストーリーは知っていましたが、どんな絵になるのか、装丁になるのか興味しんしんでした。
    西さんの絵が温かみがあってしみじみ佳いです。

    厳しくて怖いお父さんが、小さなかぼちゃを取ってしまったらいつもは怒るお父さんが、小さくなった小さな妹をだきしめて、おおんおおんと泣くシーンは何度読んでも涙が出ます。
    悲しみややりきれなさ、戦争に対する理不尽さも込められた泣き声なのではないでしょうか。
    読後、表紙の可憐なたんぽぽにまた涙が誘われてしまいます。

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    2021年10月16日