西加奈子のレビュー一覧

  • 炎上する君

    Posted by ブクログ


    かなり好き。

    短編集で、深く意味を考えてもいいし、考えずにサラッと読んでもいいのが贅沢。

    中でも風船の話が好きだったかな。
    気軽に読めるし、何回も読み返したくなる。そしてまたその時にじっくり考えてもいいし、考えなくてもいい、

    好みの作家さんに出会えて嬉しい〜。

    0
    2025年08月26日
  • ふくわらい

    Posted by ブクログ

    西加奈子さんらしい生命力とエネルギーに溢れた作品。この方はきっと人間が好きなんだと思う。
    どんな人物を描いても必ずエネルギーを感じるから、社会的には成功していない人を描くときの方が何も持っていないからこその人間本来の生命力、エネルギーというものが伝わってきて、とても良い。プロレスラーの守口廃尊のキャラクター、よかった。
    本作はストーリー自体は淡々と静かに進んでいくけど、静けさの中に力強さを感じるからか、先を読みたくなってしまう。
    美人同僚の小暮が居酒屋でギャグみたいな「先っちょだけ」を哲学的に解釈してるところ、よかったな。
    あと定は世界に恋をしていた。のところ好き。世界に恋して世界を愛して生きていきたいね。
    「定は、世界に恋していた。…(中略)…それを恋というのなら、こんなにも美しい感情はない、と定は思った。」

    0
    2025年08月21日
  • 円卓

    Posted by ブクログ

    うるさいぼけと反射的に先生にまで言ってしまうこっこ最高だった。ぽっさんの賢くて聡いところ、吃音だけど心の中では流暢で冷静なところ好き。神目線で物語が進んでいてツッコミが多いところが面白かった。こっこのお母さんが妊娠した時、子供が生まれることを手放しに喜ばないといけない雰囲気が嫌だというこっこの気持ちが少し分かるような気もする。

    0
    2025年08月17日
  • わたしに会いたい

    Posted by ブクログ

    初、西加奈子作品!
    表紙のデザインで選ぶ事も多くて、この表紙はあんまり惹かれなかったけど本大量買する時に勢いで買った中にあった本。
    ほんと出会えてよかった!勢いに任せておいてよかった!
    全てのお話が、女性の生きづらさや葛藤を描いたお話で、すごく真っ直ぐで刺さった!
    くもをさがす、も読んでみたいと思った!

    0
    2025年08月16日
  • わたしに会いたい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「くもをさがす」を読んだばかりだったので、余計に西さんご本人の闘病などが反映された作品だと強く感じました。
    8作の中で3作、主人公が乳がんに罹患しているし、特に「あらわ」の乳首の話や、「Crazy In Love」はそのまんま西さんのご経験の話じゃないか!と。
    ふみえの「例えば自分の経験をベースにした小説を書く場合、私は、出来る限り登場人物と距離を取ろうとする。」という言葉を読んで、これも西さんのやり方なのかなあと思った。
    やっぱりカナダの女性の言葉が関西弁に聞こえるっていうのが面白い!

    「わたしに会いたい」以外の作品はすべてジェンダー感というか、女性性に関するメッセージがかなり強かった。
    性的に見られるのを嫌悪する人が多いと思うが、「あらわ」のようにエロく見せることに誇りを持つ人もいる。人間一人一人、考え方がそれぞれ違うということを忘れて「男」「女」といったものに区切りがちになるのは気をつけないといけない。

    時間がなく駆け足で読んでしまったので、また改めて落ち着いて読み返したいと思えた作品です。

    0
    2025年08月15日
  • しずく

    Posted by ブクログ

    雫の感想
    見栄を張って訳のわからないことを言ったり、話し方がおかしかったり、さっきのことをすぐ忘れてしまったり‥‥
    猫の言葉や気持ちがわかればほんとこんな感じなんだろうなぁと思った
    最後2匹離れ離れになってしまって、そのこともすぐ忘れちゃったけど、心の芯では何か覚えてて、っていうのが切なかった

    0
    2025年08月11日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    女性作家、芸術家たちの生と性、身体をテーマにしたエッセイ集
    自分も漠然と感じてた「女性であること」への違和感、敵対心、恐怖、いろんな言い尽くせない気持ちをそれぞれの人が言語化してくれるよう
    現代日本で高らかに女性讃歌を謳うのは難しいことを痛感する
    それでも次代はと願いたい

    0
    2025年08月10日
  • 舞台

    Posted by ブクログ

    西加奈子版の人間失格なのかなと。作中にも太宰の人間失格が登場し、主人公の名前も太宰の人間失格が葉蔵、舞台が葉太。

    0
    2025年07月30日
  • わたしに会いたい

    Posted by ブクログ

    初めての西加奈子さん
    表現がすごいな、うってなるくらい真っ直ぐで、感じてたけど表現できずにいた、気づかないふりしてたことをズサズサ言葉にしてる
    読んだ後に、誰かと話したくなる短編だった

    あなたの中から
    胸をグッて掴まれつづけてるかんじ
    女性が、生まれて生きていくその時々で晒される苦しさを淡々と1人の女性の人生と一緒に体験する、一緒に苦しくなる。
    ある人が読んでも、なんとも思わず、人ごとになるのかな。大袈裟だなって思われてしまうのかな。こんなに生きにくい世界だってことに当事者以外は気づくことができないのかな。

    ママと戦う
    同じことを体験したことがあるわけじゃないんだけど、その気持ち悪さ、そのやるせなさ、悔しさ、わかる。わたしも戦いたいって思う
    当たり前になって言及もされない女性に課せられた生きづらさが社会に蔓延してるってことを気付かされるし、そう思うことはおかしなことじゃないんだって思わせてくれる。

    チェンジ
    心の叫び
    自分の違和感や怒りに蓋をしなくていいんだと、息がしやすくなりましたって長濱ねるちゃんの感想があった。
    黙って飲み込むことしかできなくてそうすることが当たり前だ、みんなそうなんだからって思ってる時の救いになる

    0
    2025年11月13日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    これ凄い好き。

    私なんか全然本読んでないなーって思った。

    若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。

    タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。

    もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。

    沢山の本の中からキラっと光る物を探し当てた気分。

    0
    2025年06月22日
  • わたしに会いたい

    Posted by ブクログ

    自分自身を取り戻す過程を描いた短編集


    とくに最後の「チェンジ」は終わりに向けてのスピード感が素晴らしく、力をもらった

    0
    2025年06月21日
  • おまじない

    Posted by ブクログ

    外面だけは良くても内面では自分でも信じられないほど汚い言葉で思考が巡っていて、自分の性格が悪いことに対して落ち込むことがよくあるのですが、「孫係」に本当に救われました。

    こういう人間がいてもいいんだって思わせてくれるだけじゃなくって、そこに繋がる考え方とかマインドの持ち方みたいなところから支えてくれるような物語でものすごくよかった。

    「素敵ではないです。全然素敵ではない。でも私は大好きでした。」
    でボロボロ泣きました。

    誰かを傷つけているわけではないのであれば、どれだけ自分の本心と乖離した態度であっても、それを演じることが思いやりであることだってあるし、その努力を誰が悪く言えようか。



    その他の短編も、少し心が陰った時に、それでも私は私でいいんだと思わせてくれるような物語ばかりだった。
    「マタニティ」が得に印象深い。

    今ちょっと無理をしてるかも、とか、自分のこと好きになれないな、とか思っている人に読んで欲しい。
    おまじないでありお守りになる一冊でした。

    0
    2025年06月06日
  • ふる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「今」自分だけに集中して生きている節はある。
    花しすの、自分がオチでいたい気持ちすごくわかる。初めてこんなこと代弁してもらった。
    みんなの、色んな声を思い出すところがすごく良かった。
    わたしも、多分色んな声に囲まれて生きてきた。
    それを憶えているかどうかでこれからの心持ちがすごく変わりそう。
    愛に裏打ちされた言葉だったら、他人を傷つけてもいいっていうの、忘れないでいたい

    0
    2025年05月18日
  • 字のないはがき

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学生の頃、何かの授業で読みました。国語?道徳?どちらかだと思うんだけど。
    授業のこと、基本覚えていない私が、これだけは、よく覚えていました。
    どなたの作だったのかは、知りませんでしたが、まさか、向田邦子さんだったとか。
    なんの授業だったんだろう。
    元気だった妹の弱っていく様子や、お父さんのことをおもうと、なんとも言えない気持ちになったのを覚えています。

    0
    2025年05月14日
  • こうふく みどりの

    Posted by ブクログ

    自分の気持ちのみずみずしさが好きだった。自分から見た母と祖母、母自身、祖母自身。あちらからこちらから時系列には並び得ない視点の語りの中で、だれもが自分軸では1人の女性だった。

    0
    2025年05月11日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    いやー、面白かった。
    オードリー若林と作家二人との鼎談のテレビ番組を書籍化したもの。
    出演者の内面が見られるけれども、それが静かで、ただただ真面目な雰囲気な物ではなく、明るく面白い。作家というイメージは真面目で物静かで取っつきづらいなんて思っている人も居るでしょうが、そんな人こそこれを読んでみて欲しいです。
    作家だって明るく面白い普通の人なんだと思えます。
    でも、やっぱり何かについて考えたり、それを表現する事はとてもすごいと思いました。
    そんな人が3人も集まってトークをするんだからそれはそれは面白い。
    色々と読みたい本が増えました。

    0
    2025年04月05日
  • 円卓

    Posted by ブクログ

    イマジン

    孤独って、みんなが私のことをわかってくれないと感じたときじゃなくて、
    私がみんなのこと、あなたのことを全然知らんし
    わからんと気づいたときに感じるんだなと思った

    こっこもぽっさんもみんな
    愛おしい

    0
    2025年04月04日
  • 地下の鳩

    Posted by ブクログ

    以前読んだ通天閣を思い出す作品でした。大阪の場末の飲み屋街で暗い過去の生い立ちと現在で藻搔く人間模様にひきこまれます。また西加奈子さんの作品にハマりそうです。タイムカプセルがおすすめです。

    0
    2025年04月01日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

    0
    2025年03月24日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    あっという間に読んでしまった!

    本当に面白い、変わり者の集会
    みなさん一つ芯があるように感じる

    確かな言葉の重みがあって、
    そのリアリティーさが心地良い

    また読み直したいと思た

    0
    2025年03月16日