西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
虚栄心と自意識にがんじがらめになった主人公、読んだ途端に、わ、私だーーーーーーーー!と思った。
あまりにも自分の思考と主人公の考えが似ていて、するすると文章が入ってきた。(もちろん私の思考は小説のように鮮明では無い。)
誰からどう見られているか、を常に気にして取り繕って演じて、苦しいけどそういう生き方しか知らなかった、無理していると思われる方が嫌だった。
誰も見ていなくても常に余裕のある自分でいたかった。
私は上京してから自意識過剰な部分が減ったと思う。
だからこんなにも共感出来るはずの主人公を俯瞰して見てしまう自分にすごい寂しさを覚えた。
彼の考え方や感じ方、全くおなじものを私も確かに持 -
Posted by ブクログ
ネタバレ夫婦の愛ってこういうものなのかなと心が暖かくなり、結婚を間近に控えた今のタイミングで読めて良かったと思える本だった。
自然豊かな田舎で仲良く暮らす若夫婦、ツマとムコのほのぼのとした日常生活を描きながら、2人の過去に何か暗いものがあり、今もそれに引きずられていることも徐々に明らかになり物語にぐっと引き込まれた。
夏から秋、そして冬になるにつれて感じる物悲しい空気感の描写も相まって、ムコがツマから離れてしまうかもしれない予感が漂ってきたあたりからは、読んでいて苦しくなってしまい耐えられず小説の最後のページを読んでしまうという絶対にやってはいけないことをしてしまった笑
そして最後の一文、大きな文字 -
Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物が変人だらけ。話の展開もこれまで見たこともないような内容で先が全く読めなかった。
グロい内容や下ネタもバンバン出てくるし爽やかな一冊とはとても言えないけど、だからこそキャラクター達が終盤に見せる表情に純粋さを感じた。
定は無感情で淡々としているキャラクターなんだろうと思っていた。
でも本当は父親が死んだ時の心の揺らぎを抑え込んでおり蓋を開ける場所を探していたのかなと感じた。読者視点で一定の距離感で眺めていた主人公だが嘔吐したあたりから一気に人間味が増してぐっと感情移入できた。
福笑いで使う顔のパーツについてもここに結びついていたのかと驚いた。
個人的な話になるが、私は今好きな事を
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