西加奈子のレビュー一覧

  • さくら

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    家族の絆について、真正面から向き合った作品でした。
    なかなか、個性が強い家族のメンバーですが、犬のサクラがいい味出してます。
    温かい気持ちになれました。

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    2026年05月22日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    恥ずかしながら、西加奈子さんの作品は今回が初読。メディアで拝見した明るい印象とは全く異なり、終始、不穏で重たく暗い世界観に圧倒された。
    それでも、ラストには微かな救いがあったように思う。

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    2026年05月22日
  • ご本、出しときますね?

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    作家の人たちってこんなに話上手いんだなと驚く。
    飲み会の場で話しているようなフランクさもありつつ芯を食った内容になっている。
    紹介されている本も面白そうなものばかりで、ウォッチリストにたくさん入れた。話し手さんの本も未読のものは代表作くらいは読んでおこうという気になった。

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    2026年05月19日
  • うつくしい人

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    人の目や人の感情を気にしすぎてしまうところが自分にもあるので、主人公に感情移入しながら読み進めることができました。
    誰かと比べて落ち込んだり舞い上がったり、誰かに認められたいという気持ちで動くよりも、自分の心の思うままに動いてみることが、"うつくしい人"たる所以だと思います。

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    2026年05月18日
  • i

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    テーマが壮大なお話だった。自分に遠いようで自分の中の話のように思える。()を多用していたのがどういう意図なのか気になった。

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    2026年05月18日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    ネタバレ

    特に印象に残ったキーワードは下記。
    貧困、マッチョイズム、自己責任論、愛着形成。
    たった一人の誰かが人生のある時の大きなそして唯一の支えになり得ること。
    誰かをケアする(助ける)こと、助けてと声に出すこと。


    病んだ母親から虐待を受けて愛着形成、自己肯定感の育み(とは少しニュアンスは違う気がするけど)がうまく出来ず、必要なケアを受ける機会がなかったアキ。
    父親の事故をキッカケに人生に対する強い金銭的な制約を受けることになった主人公。

    社会が自己責任論に寄りすぎてるというような主張について。
    私自身の感覚としては、
    この本の登場人物たちを思い浮かべると頷ける気はする一方でSNSなどで見る「自称社会的弱者」に対しては「みんな大変ななかなんとか踏ん張ってるのに甘えてる」「一生懸命やってる人にタダノリしてサボろうとしないでほしい」と思ってしまうことがこの数年多くなってきた気がする。
    これは恵まれた立場にいる人間のマッチョイズムの振りかざしなのかな。

    前提として社会構造として男性と女性では圧倒的に女性が虐げられ機会を奪われて馬鹿にされ、男性の何倍も何かを証明しないと認めてもらえない社会だと揺るぎなく思っている。ただ、男性のマッチョイズムの強さによる生きづらさもきっと明確な痛みを伴ってあるんだよなと感じる。

    主人公もアキも、明快ではないけど最後には孤独ではない予感があってそこが読者としては少しだけ救われる気がした。
    読んでいて苦しくなる迫ってくる時間の多い読書体験。
    でも、読んでよかった。

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    2026年05月17日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    なんだか胸にずっしりときました。
    考えさせられるテーマが、自分の中での気付きが山のようにあって。とても良い作品に出会えたなと思いました。またすぐ読み返しそう。

    上、中巻でうまいこと世渡りできていた主人公。年齢を重ね老いへ向かう、30代半ば。自分の人生を振り返って、何を得たのだろうかと考え、苦しみ、友人を妬み家族を恨むようになる。心理描写がとてもリアルで、歩だってそこまで悪い人間じゃないのにと、同世代の私は読んでいて苦しくなりました。姉の言葉に耳を傾ける事ができた歩は立派だと思いました。

    個人的に、上、中巻で気になってた両親の離婚の謎や、どうしてるかなと思い巡らせてた友人たちのその後が描かれていたのがスッキリして嬉しかったです。現実ではきっと難しいけど、それはきっと小説の醍醐味。
    そしてやはり「何を信じるか」について読者への深い問いかけと、それがいかに人間の力になり人生を左右しうるか、強く訴えるものがありました。
    「サラバ」の締めくくり、とても素敵でしたね。読み終えてもまだ世界観に浸っていたいな、ナイル川の情景が目に浮かぶようです。

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    2026年05月12日
  • サラバ! 中

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    面白くて一気に読んじゃいました。中巻。

    実は男性が書いてるんじゃないの?って思うくらい思春期の男の子の心理描写や友達とのやり取りまでありありとしていて驚きました。目から鱗って感じで読みました。歩も憧れていたお友達の須玖くん、素敵だなぁ。こういう人は救われてほしい。

    姉と父、宗教的なものを含め「何を信じるか」がちょっとキーになってくるのかなという気がします。相変わらず母のキャラクターは強烈。
    さていよいよラスト下巻!どんな展開になるのか楽しみです。

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    2026年05月10日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    誰もが胸の奥に何かを抱えていて、それは決して目に見えることはない(°▽°)
    愛する人が目の前にいたとしても、その人の全てが見えているわけではないという事実(°▽°)
    悲しいことではあるけれど、それはそれで幸せなことなのかもしれない(°▽°)

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    2026年05月06日
  • きりこについて

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    きりこがラムセス2世に「ラムセス2世!」と言ってから「うちは、容れ物も、中身も込みで、うちなんやな」って所が良かった

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    2026年05月05日
  • わたしの名店

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    テーマごとにお気に入りの店ととっておきの一皿、それにまつわるエピソードがまとめられた1冊。
    大好きな作家の澤村伊智が寄稿しているというので読んだ。澤村伊智、なかなかエッセイなどは書かないので……。
    タイトルの通り、書き手がこよなく愛する料理のことを書いているのと、そうに至ったエピソードがあり、読んでいて楽しかったし料理の描写がおいしそう。お腹すく。
    前後で読んでいた本がわりと重めだったからいい息抜きになった

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    2026年04月29日
  • サラバ! 上

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    ネタバレ

    子供の頃のとても短く儚い思い出を描いたサラバ上編。
    国籍の違い、宗教の違い、文化の違いで人間は無意識に他人を下に(自分と違うと一線を引く)見てしまう時がある。
    異国の相手だとそれが顕著に出る。
    しかし、同じ国籍の相手でも同様のことが起こる。
    学歴の違い、職業の違い、家庭環境の違いで同じ文化の相手さえも見下してしまうことがある。
    そして、そんな相手を「僕はそんな環境にいるあなたを理解していますよ」と安全な場所から見下ろしてしまう。
    全ての人間が抱えている悪の部分がこの本では描かれている。
    歩がヤコブに感じた「エジプシャン」でも「イスラム教徒」でも「向こう側の人」でもなく、ただただ「ヤコブ」であるという気持ちが大事なのではないか。
    肩書ではなくただその人として接するということ。
    歩の母はそれに気付けず歩を「歩」ではなく「(まだ意思決定ができない)子供」としか見れなかったから「歩」の気持ちもなしに強引に日本への帰国を決めてしまったのだろう。
    年齢や国籍や信条など関係なくただその人であるということ。

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    2026年04月27日
  • サラバ! 中

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    ネタバレ

    一見、爽やかで順風満帆な学生時代の話に見える。
    確かに不安定な家族。
    しかし高収入の父のおかげで家族は不足なく暮らしている。私にしてみれば大概恵まれているようにみえる。
    巻の最後で、歩が父に対して苛立ちを見せるところがあるが、自身の娘と重なる。
    親が子供の行動に干渉することを嫌がるのに、なぜ親の価値観や行動に苛立ちを覚えるのか。親に何を期待しているのか。
    もう一度読み返してみる、または下巻を読むことで何か見えてくるのか。
    期待せず読み進めることとする。

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    2026年04月26日
  • さくら

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    『サラバ』に続いて2冊目の西加奈子さんの小説。


    雰囲気は似ていて、特徴的にも普通にも感じる日常を書き連ねた後、ガツンと心を穿つような展開が来る。今回も結構きつかったなぁ。
    自分の生き方を振り返りたくなるのも一緒。シンドイけどこういう読書体験は好きなので、またこの作者の本を読みたいと思います。

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    2026年04月23日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    西加奈子の小説なのだから、痛いであろうことはわかっていた。
    覚悟はしていた。
    けれど、想像以上に痛かった。痛すぎた。

    親に十分な愛情をかけてもらえなかったり、学校で悪目立ちして居場所がなかったり、働いても働いても生活が破綻していくばかりだったり、俺とアキ、どちらの人生も底なし沼のように静かに沈んでいく。

    でも辛かったのは、俺が就職した先が、テレビの制作会社ということだった。
    娘が最初に就職したのがテレビの制作会社で、高校生の時から放送局で取材したりビデオの編集をしたり、テレビ局でローカル情報番組の裏方のバイトをしたりして経験豊富だと思っていた娘が、たった半年で会社を辞めた。
    そのことがどうしても思い出されて。

    少しだけ話してくれた部分だけでも、確かに家に帰って寝る時間もお風呂に入る時間もなくて、会社の床で雑魚寝とかはしていたらしいので、俺の話は決して盛っているわけではないと思う。
    俺が追いつめられれば追いつめられるほど、そうなる前に娘はやめてよかったな、とか、こんな大変な職場で働いていたのかと改めて怒りがこみ上げたりとか、どうも平常な気持ちで読めない。

    結局最後も夜が明ける直前なわけで、明けてはいない。
    俺がどんなに頑張ったところで、世の中は変わらない、どころか、より閉塞感が強くなっているような気がする。

    それでも、高校時代と言う、人生のほんのひと時に、俺とアキの時間が交差してよかったと思った。
    俺に会って救われたアキと、アキとの出会いに支えられていた俺。
    自ら死を選ばないでくれて、本当によかった。

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    2026年04月19日
  • うつくしい人

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    ネタバレ

    主人公の鬱な感じに引き込まれる、、けど最後は雲の間から太陽が差したような感じになって良かった。面白かった。

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    2026年04月16日
  • きりこについて

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    最初は何の話??と思いながら読み進めると、容れ物にとらわれず、自分らしく生きることを教えてくれるお話。

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    2026年04月15日
  • おまじない

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    個人的には、すごく共感できる話と全く共感できない話が混然一体となっている短編集だったが、どの話も読みやすかったし、総合的に出会えてよかったと思えた一冊。

    孫係、ドブロブニク、ドラゴン・スープレックスがよかった。とくにドラゴン〜は作者の笑いのセンスが光って読んでいて楽しかったし、泣けた。

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    2026年04月10日
  • さくら

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    ネタバレ

    西加奈子さんの物語はなんか吸い寄せられて、分厚い本でも読み切ってしまう魅力がある

    家族の太陽的存在だった、長男の不運な事故、自殺により、家族はばらばらになってしまう
    それぞれが、前を向けずにいる中で
    犬のさくらがまた家族を繋いだ

    すごい衝撃的なことばや出来事が起きるのに、最後はなんだか心があたたまる

    最後のドタバタ劇だけまた読み返したくなる。

    ずっと飽きずに先が気になる本だった

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    2026年04月10日
  • おまじない

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    誰かが思う何かじゃなくて、自分の中にある本当の気持ちはどこにあるのか。
    「お前がお前やと思うお前が、そのお前だけが、お前やねん」

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    2026年04月09日