西加奈子のレビュー一覧

  • こうふく みどりの

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    わたしは東京の人間なので、主人公の家みたいなワチャワチャっとしたオープンなのに、憧れる。女だらけで、人が集まって。
    あとは、西さんのモテる女像的なものに、めちゃめちゃ共感した。主人公の淡い初恋にもドキドキしたけれど、それ以上に大人の魅力を持つ女たち、侮れぬ!

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    2015年09月20日
  • こうふく あかの

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    うーむ・・・こんな小説を書けちゃう西さんはすごい!いやー、すごいな~・・・。巻末の西原理恵子との対談が、これまたすごいw 男性諸君、一読あれ♪

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    2012年02月19日
  • わたしに会いたい

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    ネタバレ


    「女性」である事は一種の罪なのかと思ってしまいました。

    本作に出てくる人物のような被害や、突出した嫌なことを経験した事はないです。
    でも、終始苦くてヒリヒリした気持ちを味わいながら読み、女性であることはどうしてこんなにも大変なのかと思ってしまいました。
    読んでいて辛くて、ところどころで抵抗や気持ち悪さを感じてしまったのは、シンプルに私がわたしに向き合えたことが未だに無かったからなんだろうなと思いました。
    どんな形でも、いつかは彼女達のように受け入れられる時がくるといいなぁ…。

    そういえば、「女性」題材とした作品は多数ありますが、「男性」も大変だよね…みたいな題材のヒリヒリとしたお話ってあ

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    2026年02月08日
  • サラバ! 下

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    この作品は、「信じること」にフォーカスしたものだと思います。
    それも「何を」ではなく。

    人にとって「何を」信じることが重要なのではない。
    自分で「信じることを決めたこと」が重要なのだ。

    歩は、幼少期の家族の影響もあってか、いつも受身の姿勢を貫いていた。
    でもそれは、はたして自分で決断した道に進むことができていたのか。
    付き合った彼女のことも、結局は自分の下にいると見下して、他人と比較して。
    ひとはひとという考え方、自分の軸というものがない。

    それに気がついたのは、かつて歩が嫌悪していた姉が実は何かを信じようとしていたことを知ったとき。
    それがたとえ猟奇的な行為になっていたとしても、何かを

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    2026年02月07日
  • GOAT

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     愛が詰まった本だった。
     いつも本を買うときはふらっと本屋に行って、なんとなく気になったものを手にしていたから、まだ1度も作品を拝読したことのない方々を知るきっかけにもなった。これも一種のバリアフリーかもしれないし、本に熱を注ぐ人がまだこんなにもいるのだなと勝手ながら嬉しく思った。

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    2026年02月06日
  • サラバ! 中

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    父の海外赴任から日本に帰国し、母と姉の三人での日本での生活が始まる。
    歩の思春期にフォーカスした「中」では、承認欲求(私を見て!)はたまたプライドが至る所に描写されている。
    歩は自身の家族の影響もあってか、その特徴をもたない者に関心を抱き、魅了されていく。
    ライターになったのも、文章を書くことが他人の目につかない行為だったからだろう。

    自分も他人からの見られ方は気にするし、よく見られたいと常に思っている。
    SNSの影響で承認欲求の箍がはずれている現代で、そのような人はとても魅力的だし、自分もそうでありたい。

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    2026年02月05日
  • サラバ! 上

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    主人公「圷歩」の人生を描く大長編小説。
    上巻では彼の幼少期から少年期の出来事が中心に展開します。物語は歩自身の語りで進み、家族との関係や海外での暮らしを通じて、彼がどのように成長していくかが描かれています。

    歩の一人称視点から描かれる物語はディティールがあり、情景が浮かぶので、非常に読みやすいです。
    生まれや立場、文化の違いによる戸惑い。
    空気を読むこと。
    家族や友達との人間関係がリアルに伝わってくる作品だと思いました。

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    2026年02月04日
  • サラバ! 下

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    姉が語りかけるシーン、手紙のシーンがとにかく良かった。
    この2つのシーンに出会えたことがこの本を読んだ成果。西加奈子は3冊目だけど、心がグッと抉られる描写がうまい。主人公が傷つくのと同時にこちらも傷ついた気持ちになる。
    そりゃこれは直木賞だな、と思った。

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    2026年02月04日
  • くもをさがす

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    自分がおなじ立場に置かれたときに
    気丈でいられるだろうかと思った。

    西加奈子さん、
    あちこちオードリーでお話しされている姿をみて
    あっという間にすきになってしまった。

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    2026年02月02日
  • GOAT

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    全部読み切り短編というのが、すごくいい。
    今までの文芸誌は、連載ばかりなので、なんだか蚊帳の外感があって、書い続けないと仲間に入れてあげないよーと言われてるみたいで寂しさを感じることしばしば。

    しかも豪華ラインナップに、いいの?この値段で?と問いたくなる。赤字だよね。

    ともあれ、西加奈子「デヴィアン」市川沙央「音の心中」小川哲「嘔吐」をまずは読む。

    全部面白い!
    小川哲は、朝井リョウと仲良しになって影響受けてるような笑。
    西加奈子も仲良しの村田沙耶香となんか似てるような。
    互いに影響しあって、短編だから、肩の力を抜いて自由に書いてる感あり。

    葉間中顕「五十歳,ロスジェネ、ギバー落ち」も

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    2026年01月31日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    好きである理由をわからないとするのは、きっと、そんな一言ではそのひとの魅力を形取るすべてを説明つかないからで。でも全部が好きというのは、言葉に重圧がない気がして。だからわからないとする。劇中のまじまさんは、大層超越した存在に描かれていたけれど、案外身近に潜んでいるものだね。わたしも好きな人のどこが好きなのか聞かれたときに似通った言葉を探すけれど見当たらず、結局濁すことが多いから。それが悪いことなのではないかと穿った疑念を抱いていたが、それこそが本当の『すき』であると認められた気がして、すごく救われました。

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    2026年02月02日
  • サラバ! 上

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    文章が好き。
    西加奈子さんはなぜ男の子の成長する過程の心や感情を正しく書けるのだろう。人生2周目なのか。ただ男が単純なのだけなのか。

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    2026年01月29日
  • きりこについて

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    終始太字で出てくる「ぶす」に笑ってしまったけど、 傷ついた過去から這い上がったきりこの強さや愛すべき個性を表してるようで良かった。

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    2026年01月25日
  • 炎上する君

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    想像力が膨らみ脳が喜んでいるような感覚になった。奇妙な話で人間味のある短編集。
    「舟の街」の住人の言葉は意味なんてないし、チグハグなのになんだか心にスッと入ってくる。

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    2026年01月20日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    主人公の働くことに対するマインド、構え方みたいなものがすごくリアルだし、自分にも重なる部分があって、本当によく頑張ってるなと讃える気持ちで読んでいた。
    何かに負けたくないが、それが何なのかはわからない。自分で作った敵であり、その労働環境や、社会の構造が生み出した何かに負けたくない。その現場で敗者になりたくない。そんな気持ちで自分にエネルギーはもう残っていないのに、毎日なんとか奮い立たせて働いている。助けを求めたり、その場から逃げたりすることは負けになってしまうので、続けなくてはいけない。そういう、しんどい状態が主人公の過酷な生活や職場の人間に向けられる思いなどから伝わってきた。

    最後の森との

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    2026年01月20日
  • さくら

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    この物語の中で、私がいちばん信頼できたのは薫だった。
    家族の誰よりも冷静で、静かで、それでも家族から離れすぎない。その立ち位置が、最後まで変わらなかった。

    兄を中心に回っていた家族が崩れていく過程は、丁寧に、繰り返し描かれる。
    その分、物語全体の語りはやや密で、読み手に休む余白が少ない。そんな中で、薫の存在だけが、説明を増やさず、出来事をそのまま受け止めているように見えた。

    さくらの存在も大きい。
    行き詰まったとき、物語の流れが詰まったとき、彼女はまるで文章の中の句読点のように、ほんの少しの休みをくれる。

    全体として、この作品は言葉の密度が高く、
    多くのことが語られる物語だった。

    それ

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    2026年01月19日
  • 私の身体を生きる

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    テーマが性だからか、かなり赤裸々な内容が多く書き手たちの矜持を感じた。私は親しい友人であっても性に関する話をし合うことがないので、こういった本が存在してくれることそれ自体に感謝したい。
    男性からの目線、恋愛性に対する違和感や自分の体験について書いたものが多い印象で、それはその通りという内容なのだけれど、同時に女性の恋愛・結婚・妊娠出産・育児に対する幸せを語ることってもう許されないのだろうかという疑問も湧く。

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    2026年01月11日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    短くてサクッと読める。
    前半の間島の描写は質感がリアル。恋をしているときの感覚をフィクションで味わいたい女性にオススメ。
    普通の会社員は共感しづらい主人公だが、嫌な感じは全くしないためストレスなく別世界を体感できる。

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    2026年01月09日
  • くもをさがす

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    異国の地でガンと診断され、かなり呑気な雰囲気のカナダの医療事情に翻弄されながら治療を続けた西さん、日本で治療を受ける何倍も大きな不安があったと思うのに、何人も何人も登場する素晴らしいお友達たちに支えられて辛い治療を乗り越えた。
    お友達たちのひとりひとりがとっても素敵な方たちだった。
    お友達や家族に囲まれて、無事治療が終わったけれど、その後に襲ってくる不安な気持ち。
    でも、西さんは、文章を書くことで気持ちを整理し前向きな気持ちになれた。
    自分の気持ちを正直に書き連ねていく。大事なんだなと実感した。

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    2026年01月08日
  • くもをさがす

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    なんて正直で素直な方なんだろうと読みながら思いました。
    西加奈子さんが感じた怖さや体験を文章という形で読むことができて良かったです。

    自分は今とても幸せで生活できている中で何処か不安を感じる瞬間もありその気持ちも肯定してもらえた気がしました。何かこれから人生の壁にぶつかった時に再読したい本でした。

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    2026年01月08日