西加奈子のレビュー一覧

  • くもをさがす

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    いつか、自分が病に伏せったらもう一度読みたい。
    どんな時でも強く生きたいけど、そうはいかない人の道。

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    2026年04月28日
  • サラバ! 上

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    ネタバレ

    子供の頃のとても短く儚い思い出を描いたサラバ上編。
    国籍の違い、宗教の違い、文化の違いで人間は無意識に他人を下に(自分と違うと一線を引く)見てしまう時がある。
    異国の相手だとそれが顕著に出る。
    しかし、同じ国籍の相手でも同様のことが起こる。
    学歴の違い、職業の違い、家庭環境の違いで同じ文化の相手さえも見下してしまうことがある。
    そして、そんな相手を「僕はそんな環境にいるあなたを理解していますよ」と安全な場所から見下ろしてしまう。
    全ての人間が抱えている悪の部分がこの本では描かれている。
    歩がヤコブに感じた「エジプシャン」でも「イスラム教徒」でも「向こう側の人」でもなく、ただただ「ヤコブ」である

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    2026年04月27日
  • サラバ! 中

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    ネタバレ

    一見、爽やかで順風満帆な学生時代の話に見える。
    確かに不安定な家族。
    しかし高収入の父のおかげで家族は不足なく暮らしている。私にしてみれば大概恵まれているようにみえる。
    巻の最後で、歩が父に対して苛立ちを見せるところがあるが、自身の娘と重なる。
    親が子供の行動に干渉することを嫌がるのに、なぜ親の価値観や行動に苛立ちを覚えるのか。親に何を期待しているのか。
    もう一度読み返してみる、または下巻を読むことで何か見えてくるのか。
    期待せず読み進めることとする。

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    2026年04月26日
  • さくら

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    『サラバ』に続いて2冊目の西加奈子さんの小説。


    雰囲気は似ていて、特徴的にも普通にも感じる日常を書き連ねた後、ガツンと心を穿つような展開が来る。今回も結構きつかったなぁ。
    自分の生き方を振り返りたくなるのも一緒。シンドイけどこういう読書体験は好きなので、またこの作者の本を読みたいと思います。

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    2026年04月23日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    ネタバレ

    残したい言葉

    P.74
    私は彼に会って、自由になった。
    今までにない充実した時間を、彼が与えてくれているのなら、そのかけがえのない人物を、大切に「取って」おいた方がいいのではないか。
    だからこそ、彼に触れるとき、彼の頭を、肩を叩くとき、自分の感情をもてあました。もっと触れたい、と思う自分の感情、ねちゃねちゃとした慾を、邪魔だと思った。自分が女であること、彼の異性であることが、歯がゆかった。最高の「友達」になって、彼といつまでも話をしていたかった。

    P.141
    私が瀬田に自分のことを話さないのは、そんな話をする必要がないくらい、瀬田といて、ただただ心地がいいからだ。瀬田は、私が何を話しても、

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    2026年04月19日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    西加奈子の小説なのだから、痛いであろうことはわかっていた。
    覚悟はしていた。
    けれど、想像以上に痛かった。痛すぎた。

    親に十分な愛情をかけてもらえなかったり、学校で悪目立ちして居場所がなかったり、働いても働いても生活が破綻していくばかりだったり、俺とアキ、どちらの人生も底なし沼のように静かに沈んでいく。

    でも辛かったのは、俺が就職した先が、テレビの制作会社ということだった。
    娘が最初に就職したのがテレビの制作会社で、高校生の時から放送局で取材したりビデオの編集をしたり、テレビ局でローカル情報番組の裏方のバイトをしたりして経験豊富だと思っていた娘が、たった半年で会社を辞めた。
    そのことがどう

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    2026年04月19日
  • うつくしい人

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    ネタバレ

    主人公の鬱な感じに引き込まれる、、けど最後は雲の間から太陽が差したような感じになって良かった。面白かった。

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    2026年04月16日
  • きりこについて

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    最初は何の話??と思いながら読み進めると、容れ物にとらわれず、自分らしく生きることを教えてくれるお話。

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    2026年04月15日
  • おまじない

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    個人的には、すごく共感できる話と全く共感できない話が混然一体となっている短編集だったが、どの話も読みやすかったし、総合的に出会えてよかったと思えた一冊。

    孫係、ドブロブニク、ドラゴン・スープレックスがよかった。とくにドラゴン〜は作者の笑いのセンスが光って読んでいて楽しかったし、泣けた。

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    2026年04月10日
  • さくら

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    ネタバレ

    西加奈子さんの物語はなんか吸い寄せられて、分厚い本でも読み切ってしまう魅力がある

    家族の太陽的存在だった、長男の不運な事故、自殺により、家族はばらばらになってしまう
    それぞれが、前を向けずにいる中で
    犬のさくらがまた家族を繋いだ

    すごい衝撃的なことばや出来事が起きるのに、最後はなんだか心があたたまる

    最後のドタバタ劇だけまた読み返したくなる。

    ずっと飽きずに先が気になる本だった

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    2026年04月10日
  • おまじない

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    誰かが思う何かじゃなくて、自分の中にある本当の気持ちはどこにあるのか。
    「お前がお前やと思うお前が、そのお前だけが、お前やねん」

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    2026年04月09日
  • うつくしい人

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    他人からどう見られてるかばかり気にして自分がグラグラしてきたときにこの本はぴったり。トゲトゲした心も、見えない何かにビクビクしてた自分も、全部含めて自分なんだよ、そういう時も生きてりゃありますよ、と教えてくれる。

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    2026年04月09日
  • i

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    世の中で起きていること全てに当事者意識を持つことはできないけど、自分なりに考えることや想いを寄せることが大切なんだと教えてくれた。 出来事の渦中に居ないときの自分がどこに立っているのかわからなくなるような、グラグラした感覚。安全な場所にいるはずなのに、なぜか不安で寂しい。その絶望的な孤独から救い出してくれるのが愛なのかも。

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    2026年04月09日
  • サラバ! 下

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    オーディブルにて。
    頭髪が気になり出して卑屈になり、どんどん主人公が嫌いになっていく。嫌いだったヘンテコ姉がまともになっていってるし、過去からずっと自分の芯をちゃんともった女性だった。
    ひと家族の40年弱の日記を見た感じ。人間やっぱり勇気で上手く人生がまわるんだよな。
    そういう物語はこころを強くもてる。

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    2026年04月08日
  • うつくしい人

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    旅に出ることは本当に精神を救うと思う
    失恋直後に1人で尾道を訪れ、人のあたたかさや海の穏やかさに救われた経験があるので主人公の気持ちがよくわかる
    東京にいると溢れかえる人と情報で切羽詰まっちゃうよね。息抜きも必要だし、訪れた場所に荷物を置いていくことも大切。

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    2026年04月07日
  • さくら

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    ネタバレ

    エッセイのような雰囲気を感じる家族小説です。成長していく薫の目線から描かれる家族の姿は、笑いあり涙ありの等身大の家族の姿そのものでした。絵が目に浮かぶ様な生き生きとした描写がこの家族は確かに存在すると思わせてくれます。誰からも人気のあったお兄ちゃんが変わってしまった身体に苦しみ、人生を終わらせる決断をした時の遺書に選んだ表現として「ギブアップ」はとても「らしい」表現だと感じました。時が過ぎるにつれて変わっていくもの、変わらないものがありますが、いつも身近にあるものの大切さを説いてくれる作品だと思います。

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    2026年04月07日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    西加奈子さんの本ははじめて。最初は青春小説のようだが、ページが進むにつれてヘビーな内容になっていく。
    激務により精神が崩壊していく様子はとてもリアルだった。
    一読では見逃した伏線などもあったと思う。折を見て読み返したい。

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    2026年04月07日
  • GOAT

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    話題に釣られて購入。
    文芸誌を初めて買ったがこんなに面白いだなんて。
    愛をテーマに様々な作家の読み切りがこれでもかというボリュームでとても大満足。
    誰が読んでもお気に入りの作品が見つかると思う。
    白をモチーフにした柔らかな表紙に中もカラーの紙で雰囲気もおしゃれ。
    高物価の時代にこの品質で510円というのは信じられない。
    幸い何刷も重版されているので今から気になる人は絶対手に取ることをお勧めする。

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    2026年04月06日
  • サラバ! 上

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    めちゃくちゃ強烈でキャラの濃い姉の描写と冷静を装い姿を消すことで生き過ごす弟。その弟の回顧で展開される物語はテンポが良いのと歯切れのよい文体で半分くらいまですんなり読める。
    また駐在家族というのがリアルに描写されていて、よく分かるな〜、と体験者としては感心した。

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    2026年04月05日
  • サラバ! 上

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    オーディブルにて。ナレーター松坂桃李。
    直木賞受賞。
    おもしろい。ナレーターもよい。松坂桃李うまい。一気聴き。中編へ続く。

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    2026年04月04日