西加奈子のレビュー一覧

  • i

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    読み終えた後、作ってくれて有難うと言いたくなる小説。
    旅に出かけるよりも、世界を知ることができる小説。自分とは何かを問い続けるよりも、自分を知ることができる小説。

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    2026年06月25日
  • 通天閣

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    引き込まれました 予想と違った。工場で働く男と、ふられることを予想しながら底辺の水商売で働く女。実は昔、縁のあった二人それぞれの生活を追っていくのだが、通天閣の自殺騒ぎを通して、二人がニアミスする。
    この狂言の場面は一気に盛り上がり、涙を誘う。今まで行ったり来たり、停滞していたテンポが、急に速くなり、周囲をもまきこんでしまう。ここのシーンには、私も持っていかれました。よかったです。このギャップはさすが西加奈子さん。おもしろかったー。
    ここまで人生投げていても、前を向けるんだ、と信じられるお話。

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    2026年02月25日
  • 走れメロス 太宰治短編集

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    悪い王をゆるせなかったメロスは、はむかったため処刑されることになりました。しかし妹の結こん式のため、三日間だけ時間をもらいます。親友を身代りにし、メロスは走り出すというお話です。

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    2018年01月14日
  • こうふく みどりの

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    ネタバレ

    共感でも俯瞰でもない絶妙な距離感で見る中学生の初恋と失恋。
    (ちょっと風変わりだけど)ただの日常といえばそれだけなのに、狂おしいほど好きな場面が随所にあります。
    エビフライを尻尾まで食べるコジマケン。
    雨宿りしながら、タバコの箱を探す明日香。

    全編を通して、張り紙やパッケージの文言が勝手に目に入ってしまう演出でなされる、ごちゃっとした空気感も心地よい。
    いちばん好きな作家さんは西加奈子さんですが、西加奈子さんの本のなかでいちばん好きです。

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    2017年07月20日
  • サラバ! 中

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    思春期から大人への話。
    上と比べると重い話が多くて辛い場面も多かったけど、主人公・歩が歩んでいく人生を間近で見ているような気持ちになった。“家族”ってなんなんだろう、そう考えることが多い作品でした。
    ヤコブとの話がすごく好きだったのでまたヤコブに登場してもらいたい... 続きも楽しみです!

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    2026年07月10日
  • i

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    想像すること慮ること。
    容易くないけど大切なこと。

    西加奈子さんの作品は突き上げてくる何かがある。

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    2026年07月04日
  • おまじない

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    そぞれの年代や境遇によって、生きづらいと感じた時に、何か心の支えになるおまじない、、
    自分もあるよな、意図せず口ずさむ唱え事、、、あ、これって、おまじないかぁ〜と腑に落ちました。
    短編集で、サクッと読めるけど、深い部分もありよかった!

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    2026年07月04日
  • くもをさがす

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    私は33歳で乳がんに罹患し、片乳房全摘をしました。
    ステージ1です。ホルモン受容体陽性のため、抗がん剤治療ではなくホルモン治療を10年間行うタイプです。現在35歳で、再発・転移なく毎日元気に過ごしています。私が癌患者であるとは誰も思わないくらい、はつらつとした生活をしています。

    ひとえに【乳がん】と言っても、そのタイプは様々で、治療法はそれぞれ異なります。
    「抗がん剤治療が無くてせめてもの救いだったね」と周りから言われることが多々ありますが、それは髪の毛が抜けなくてよかったってこと?それでかわいそう度合いが変わるってこと?私は10年間強制的に閉経をする必要があり、もし子供を望んでいる身だった

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    2026年07月05日
  • サラバ! 下

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    中を返却日を過ぎ読んだ!と思ったらなんと下は2日で読み切ってしまった!圧倒的スピードで読み進んだ。又吉の解説も読後を整理してくれた。西加奈子、、恐るべし。

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    2026年07月02日
  • サラバ! 中

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    ついにサトラコウモンサマの謎が解き明かされた!西加奈子の自叙伝と言うけど、波乱万丈すぎるここまで緻密に想像力で書けるんかなと思う。しかし、関西弁はやはり生粋にしか書けないんだろうな・・

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    2026年07月01日
  • 炎上する君

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    巻末の解説でも書いてあるが
    「人間讃歌」だと思った。読むと元気出る。
    どれも甲乙付け難い物語。

    落ち込んでいる時、元気が出ない時、疲れた時、自分がデバフかかってる様々な状況で、読み返したいな、と思った。

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    2026年06月30日
  • くもをさがす

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     2年間の語学留学のため家族でバンクーバーに転居していた時(折しもコロナ禍最中)、西さんの浸潤性乳管がんが発覚します。本作は、約8ヶ月の闘病生活を描いたノンフィクション作品です。

     読みながら興味深かったのが、カナダの異文化による価値観の違いのです。まずは医療制度。総合医が症状を診て専門医へ紹介し、やっと予約…遅っ!めんどくさっ! イライラ激おこです。
     さらに、病院と薬局の連携不足で手違いがあっても、担当者は謝罪しない! はぁ?何なん! 個人の責任ではないというスタンスです。

     一方で、カナダの看護師は決して患者を甘やかさず対等で、至れり尽くせりの日本と対照的です。患者に対して、受け身に

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    2026年06月29日
  • サラバ! 中

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    するするとイッキ読みできてしまう不思議。変わり者ばかり登場するのになぜが実在する彼らの人生を辿っているような現実味を感じさせられる。

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    2026年06月28日
  • きりこについて

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    他人に合わせて生きることは楽かもしれないが、
    自分が本当にしたいことを曲げてまですることなのか?他人に非難されたからそれは間違ってるとか、男性だから女性だからとかお金持ちだからお金持ちじゃないからとか...誰が決めた?そんなことを考えさせられました。とにかくまっすぐで自分が本当にしたいことをするちせちゃんがかっこいいなと思った。「自分らしさ」について問い直してくれる作品です。

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    2026年06月27日
  • GOAT

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    ネタバレ

    積読消化。次は悪!
    好きなフレーズ
    「これが私の言葉じゃないことに、他人が生んでくれた言葉であることにいまだに驚く。共感というより、自分の言葉だ、と思ってしまう文章。こんな言葉を自分以外の人が思い浮かべてくれたことに、私は、愛情、と名付けずにはいられない。」

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    2026年06月26日
  • くもをさがす

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    なぜだろう。サイン本だったからか、自分が40歳になったからだろうか。西さんの本を読んだのは多分、初めてのことになるだろうと思った。
    なんだろう。すごいなぁと思った。羨ましいなとも。
    こんなに沢山の人の手を借りられるのが。人をこんなにも大事に思えるのだなぁと。
    愛が美徳なら、情は情けだろうか。

    あんまし本の内容と関係ない気がするのに、本を読もうと思った。
    見たことない、上手く飲み込めないかもしれない、著者の名前が読めない、誰だか知らない本を手に取ってみよう。

    知らない世界が開けるとか、魂が救われるとかそういうのじゃなくて。

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    2026年06月25日
  • くもをさがす

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    意外だったのは、癌が完全に消失して、これ以上の治療が要らないとなったら、寂しさと喪失を抱えるということ。再発の恐怖なのか、生き抜くという目標がなくなったからなのか。人間は不思議だ。
    でも生きるのは人間がもつ本能なので、どうしたって死ぬまで生きてしまう。
    西さんのように病気で恐怖を抱えている人だけでなく、様々なことで悩んでいる人がいるが、生きていくには、こうしなければいけないなんてことは何ひとつなくて(他人に迷惑をかけないことは前提で)、他人にどう思われようが、自分の心の赴くままにしたらいい。そしてそれを全て自己責任にするしかない。

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    2026年06月24日
  • サラバ! 下

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    自分と向き合った時間は、いつか自分を支える

    主人公の歩は人間観察が鋭い。
    その鋭さゆえに、周囲からどう見られているかを常に気にしている。そのため受け身ではあるが、器用に人生を歩んでいた。

    しかし大人になるにつれて、自分自身と向き合わずに生きてきたツケが回ってくる。面倒なことから上手に距離を取ってきたため、自分が何を信じていて生きているのか分からなくなってしまう。

    一方で姉の貴子は、歩とは対照的だ。常に自分を中心に世界を見ていて、その強烈な個性ゆえに学生時代はいじめられる。しかし彼女は、自分と嫌というほど向き合いながら成長した。その経験があったからこそ、大人になってからは自分らしく、芯を持

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    2026年06月27日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    アルバイトをしながら絵を描き、細々と暮らしている夏目。女、独身、32歳。
    よく一緒に飲んでいた、写真家で友だちの瀬田に誘われ、あるギャラリーを見に行き、1枚の白い絵に出会う。
    その作品と、作者『間島昭史』へ湧き出た強い感情から、理性ではどうにもできないところまで、心は波立ってしまった。
    何をふまえても、どう考えても、この気持ちは止められない――
    自分でやばいと感じながらも、理性を保とうと自制しながらも、それでも沼にハマっていく感じ。恋愛してたころのこと思い出すなぁ。
    借りた当日でサクッと読み切れてよかった。
    テンポ良いし、関西弁はリアルですっと入ってけれるからやっぱり西加奈子さんはすき。

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    2026年06月22日
  • GOAT

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    GOATのシリーズの中で、実は1番興味が無かった「愛」。
    でもやっぱり買っちゃうし読んじゃう。
    510円で素晴らしい作家の素晴らしい作品を読めるんだからやっぱり買っちゃう、文芸誌は素敵、ありがとう。
    「愛」と謳いながら結構ビターなお話が多かったのは、一筋縄ではいかない作家が多かったからなのかな?そこも良かった!

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    2026年06月21日