西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私は、私だ。私は女性で、そして最高だ。
自分がおなじ立場に置かれたときに
気丈でいられるだろうかと思った。
全編通して感じたのは主語が「私」
「私が選んだ」で語られていたこと。
西加奈子さん、
あちこちオードリーでお話しされている姿をみて
あっという間にすきになってしまった。
読み終わってから感想をまとめようとしたけど
少し寝かせる時間が必要で一ヶ月経った。
またいつか読みたいけど、
しばらくはこのなんでもない日々を愛そう。
装画かわいいなあと思っていたら
西加奈子さんがご自身で描かれたとのこと。
(カバーの中はもしかすると息子さんかな?)
平和な日々が続きますように。 -
Posted by ブクログ
全部読み切り短編というのが、すごくいい。
今までの文芸誌は、連載ばかりなので、なんだか蚊帳の外感があって、書い続けないと仲間に入れてあげないよーと言われてるみたいで寂しさを感じることしばしば。
しかも豪華ラインナップに、いいの?この値段で?と問いたくなる。赤字だよね。
ともあれ、西加奈子「デヴィアン」市川沙央「音の心中」小川哲「嘔吐」をまずは読む。
全部面白い!
小川哲は、朝井リョウと仲良しになって影響受けてるような笑。
西加奈子も仲良しの村田沙耶香となんか似てるような。
互いに影響しあって、短編だから、肩の力を抜いて自由に書いてる感あり。
葉間中顕「五十歳,ロスジェネ、ギバー落ち」も -
Posted by ブクログ
主人公の働くことに対するマインド、構え方みたいなものがすごくリアルだし、自分にも重なる部分があって、本当によく頑張ってるなと讃える気持ちで読んでいた。
何かに負けたくないが、それが何なのかはわからない。自分で作った敵であり、その労働環境や、社会の構造が生み出した何かに負けたくない。その現場で敗者になりたくない。そんな気持ちで自分にエネルギーはもう残っていないのに、毎日なんとか奮い立たせて働いている。助けを求めたり、その場から逃げたりすることは負けになってしまうので、続けなくてはいけない。そういう、しんどい状態が主人公の過酷な生活や職場の人間に向けられる思いなどから伝わってきた。
最後の森との -
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この物語の中で、私がいちばん信頼できたのは薫だった。
家族の誰よりも冷静で、静かで、それでも家族から離れすぎない。その立ち位置が、最後まで変わらなかった。
兄を中心に回っていた家族が崩れていく過程は、丁寧に、繰り返し描かれる。
その分、物語全体の語りはやや密で、読み手に休む余白が少ない。そんな中で、薫の存在だけが、説明を増やさず、出来事をそのまま受け止めているように見えた。
さくらの存在も大きい。
行き詰まったとき、物語の流れが詰まったとき、彼女はまるで文章の中の句読点のように、ほんの少しの休みをくれる。
全体として、この作品は言葉の密度が高く、
多くのことが語られる物語だった。
それ -
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ネタバレ乳ガンを患うということだけでも辛いことなのに、それが異国の地、カナダでしかもコロナ禍。どれほど不安だったでしょう。周りの沢山の人たちに勇気付けられる様を読んで、ポジティブでいることは大切だと強く感じました。
乳ガンで両乳房を切除した後でも、自分の体を誇りに思い、それも個性だとする考え方は、色んな人に勇気を与えると思います。
日本とカナダを比較するところはとても共感しました。「日本人には情があり、カナダ人には愛がある」という言葉はお互いの文化や精神をよく表していると思います。欧米人のおおらかさや余裕は個人的に見習いたい部分です。 -
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ネタバレ僕
今橋歩。フリーの売れっ子ライター。30歳になり、髪の毛が抜け始めた。若手芸人のインタビューで須玖と再会する。
僕の姉
今橋貴子。アンダーグラウンドな世界で、カリスマになる。ウズマキ。おばちゃんの骨の一部を預かり、遺言書通りに散骨するために世界を巡る。
矢田のおばちゃん
死してなお、姉を救う。17歳のときに空襲で家族を亡くす。
紗智子
僕の恋人。フリーのカメラマン。姉のことを話したあとに別れる。
鴻上なずな
僕の初めての女友達。大学を卒業しても就職せず、レストランでアルバイトをしていた。
僕の母
奈緒子。強固な意志を持つ。小佐田とは離婚。
僕の父
圷憲太郎。底抜けに優しい。
夏
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