西加奈子のレビュー一覧

  • 白いしるし(新潮文庫)

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    売れない絵描きの女が売れない絵描きの男に恋に落ちる話

    恋に落ちる瞬間の抑えきれない感情を描いた本。"ふたりでは、会わないようにしていた"最初の一文からいい。傷つくとわかっているのに自分に嘘をつけず飛び込んでゆく主人公が目映い。この感情を知っている

    忘れた頃につい手にとってしまう愛読書。画家×画家の特殊設定だが、読む度に"恋する"ってこんなだったと思い出す本。心がギュッとなる。西さんの関西弁はするする入ってきてとても好き

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    2026年07月18日
  • サラバ! 上

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    エッセイのようなリアルさに引き込まれた。
    姉のどうしようもなさは読んでいて辛かったし、母の気持ちも分かる。
    これからどうなっていくのだろう。

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    2026年07月16日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    再読。
    全く覚えていなかった。というか、当時の自分はまだ少し未経験の感情だったのかも。

    夏目の間島さんに対する情熱的な気持ちは理解できて苦しかった。
    間島昭史は私の好きだった人によく似ていた。夢中になれる恋愛って辛くて辛くて苦しいけど一瞬の甘さがやみつきになるよなあと改めて感じた。

    小説自体の内容はよくわからなかった。結局瀬田くんは何者?笑

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    2026年07月13日
  • きいろいゾウ

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    秘密を抱えた夫婦の日常。
    完璧ではない2人は、迷い、傷つきながらも「共に生きる」

    生きることの寂しさと誰かと繋がる温かさが感じられる作品。

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    2026年07月13日
  • くもをさがす

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    フェアな作家だという印象。著者自身の経験をもとにした作品の多くは、文章に書き起こした時点で書き溢したり体裁を整えていたりで、微量な「嘘」が含まれているものだと思う。その点を西加奈子という作家は最後の章で正直に言及している。誠実な書き手だと思った。
    著者の思想や意見もはっきりと提示しながらも、別の考えや価値を一蹴せずに、一旦その人の立場になって思考する箇所があった。
    平等や公平さは理想だけれど完全にその立場になるのは本源的には無理なことだ。それを自覚した上で、なるだけ公平であろうと努力する人は信頼できる。
    著者の他の作品を読んでみたい。

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    2026年07月13日
  • サラバ! 中

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    思春期から大人への話。
    上と比べると重い話が多くて辛い場面も多かったけど、主人公・歩が歩んでいく人生を間近で見ているような気持ちになった。“家族”ってなんなんだろう、そう考えることが多い作品でした。
    ヤコブとの話がすごく好きだったのでまたヤコブに登場してもらいたい... 続きも楽しみです!

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    2026年07月10日
  • i

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    想像すること慮ること。
    容易くないけど大切なこと。

    西加奈子さんの作品は突き上げてくる何かがある。

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    2026年07月04日
  • おまじない

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    そぞれの年代や境遇によって、生きづらいと感じた時に、何か心の支えになるおまじない、、
    自分もあるよな、意図せず口ずさむ唱え事、、、あ、これって、おまじないかぁ〜と腑に落ちました。
    短編集で、サクッと読めるけど、深い部分もありよかった!

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    2026年07月04日
  • くもをさがす

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    私は33歳で乳がんに罹患し、片乳房全摘をしました。
    ステージ1です。ホルモン受容体陽性のため、抗がん剤治療ではなくホルモン治療を10年間行うタイプです。現在35歳で、再発・転移なく毎日元気に過ごしています。私が癌患者であるとは誰も思わないくらい、はつらつとした生活をしています。

    ひとえに【乳がん】と言っても、そのタイプは様々で、治療法はそれぞれ異なります。
    「抗がん剤治療が無くてせめてもの救いだったね」と周りから言われることが多々ありますが、それは髪の毛が抜けなくてよかったってこと?それでかわいそう度合いが変わるってこと?私は10年間強制的に閉経をする必要があり、もし子供を望んでいる身だった

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    2026年07月05日
  • サラバ! 下

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    中を返却日を過ぎ読んだ!と思ったらなんと下は2日で読み切ってしまった!圧倒的スピードで読み進んだ。又吉の解説も読後を整理してくれた。西加奈子、、恐るべし。

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    2026年07月02日
  • サラバ! 中

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    ついにサトラコウモンサマの謎が解き明かされた!西加奈子の自叙伝と言うけど、波乱万丈すぎるここまで緻密に想像力で書けるんかなと思う。しかし、関西弁はやはり生粋にしか書けないんだろうな・・

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    2026年07月01日
  • 炎上する君

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    巻末の解説でも書いてあるが
    「人間讃歌」だと思った。読むと元気出る。
    どれも甲乙付け難い物語。

    落ち込んでいる時、元気が出ない時、疲れた時、自分がデバフかかってる様々な状況で、読み返したいな、と思った。

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    2026年06月30日
  • くもをさがす

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     2年間の語学留学のため家族でバンクーバーに転居していた時(折しもコロナ禍最中)、西さんの浸潤性乳管がんが発覚します。本作は、約8ヶ月の闘病生活を描いたノンフィクション作品です。

     読みながら興味深かったのが、カナダの異文化による価値観の違いのです。まずは医療制度。総合医が症状を診て専門医へ紹介し、やっと予約…遅っ!めんどくさっ! イライラ激おこです。
     さらに、病院と薬局の連携不足で手違いがあっても、担当者は謝罪しない! はぁ?何なん! 個人の責任ではないというスタンスです。

     一方で、カナダの看護師は決して患者を甘やかさず対等で、至れり尽くせりの日本と対照的です。患者に対して、受け身に

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    2026年06月29日
  • サラバ! 中

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    するするとイッキ読みできてしまう不思議。変わり者ばかり登場するのになぜが実在する彼らの人生を辿っているような現実味を感じさせられる。

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    2026年06月28日
  • きりこについて

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    他人に合わせて生きることは楽かもしれないが、
    自分が本当にしたいことを曲げてまですることなのか?他人に非難されたからそれは間違ってるとか、男性だから女性だからとかお金持ちだからお金持ちじゃないからとか...誰が決めた?そんなことを考えさせられました。とにかくまっすぐで自分が本当にしたいことをするちせちゃんがかっこいいなと思いました。「自分らしさ」について問い直してくれる作品です。

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    2026年06月27日
  • GOAT

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    ネタバレ

    積読消化。次は悪!
    好きなフレーズ
    「これが私の言葉じゃないことに、他人が生んでくれた言葉であることにいまだに驚く。共感というより、自分の言葉だ、と思ってしまう文章。こんな言葉を自分以外の人が思い浮かべてくれたことに、私は、愛情、と名付けずにはいられない。」

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    2026年06月26日
  • サラバ! 下

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    自分と向き合った時間は、いつか自分を支える

    主人公の歩は人間観察が鋭い。
    その鋭さゆえに、周囲からどう見られているかを常に気にしている。そのため受け身ではあるが、器用に人生を歩んでいた。

    しかし大人になるにつれて、自分自身と向き合わずに生きてきたツケが回ってくる。面倒なことから上手に距離を取ってきたため、自分が何を信じて生きているのか分からなくなってしまう。

    一方で姉の貴子は、歩とは対照的だ。常に自分を中心に世界を見ていて、その強烈な個性ゆえに学生時代はいじめられる。しかし彼女は、自分と嫌というほど向き合いながら成長した。その経験があったからこそ、大人になってからは自分らしく、芯を持って

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    2026年06月27日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    アルバイトをしながら絵を描き、細々と暮らしている夏目。女、独身、32歳。
    よく一緒に飲んでいた、写真家で友だちの瀬田に誘われ、あるギャラリーを見に行き、1枚の白い絵に出会う。
    その作品と、作者『間島昭史』へ湧き出た強い感情から、理性ではどうにもできないところまで、心は波立ってしまった。
    何をふまえても、どう考えても、この気持ちは止められない――
    自分でやばいと感じながらも、理性を保とうと自制しながらも、それでも沼にハマっていく感じ。恋愛してたころのこと思い出すなぁ。
    借りた当日でサクッと読み切れてよかった。
    テンポ良いし、関西弁はリアルですっと入ってけれるからやっぱり西加奈子さんはすき。

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    2026年06月22日
  • GOAT

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    GOATのシリーズの中で、実は1番興味が無かった「愛」。
    でもやっぱり買っちゃうし読んじゃう。
    510円で素晴らしい作家の素晴らしい作品を読めるんだからやっぱり買っちゃう、文芸誌は素敵、ありがとう。
    「愛」と謳いながら結構ビターなお話が多かったのは、一筋縄ではいかない作家が多かったからなのかな?そこも良かった!

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    2026年06月21日
  • GOAT

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    数ヶ月つまみ読みをしてようやく読み終えた!
    人生で初めてちゃんと文芸誌を一冊丸々読み終えました。
    この値段で、これだけたくさんの作家さんの物語に浸れるなんて贅沢すぎます。
    愛と一口に言っても、心温かくなるものから狂気さえ感じてしまうものまで、様々で面白かった。

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    2026年06月21日