西加奈子のレビュー一覧

  • わたしの名店
    28名の著名人エッセイ集。
    お気に入りのお店を思い出やその出会い、魅力について綴っている作品。
    なかなか読む機会のない方々がどんな風に書くのかも知れてお得感。

    藤岡陽子さんのお話が好きでした。
  • 地下の鳩
    生きていれば楽しいことだけじゃなく嫌な思い出やつらい過去、過ちが必ずある。
    それでも自分に正直に生きることは素敵だし難しい。
  • 夜が明ける
    「夜が明ける」というタイトルだけに、最後には明るく清々しく終われることを期待したが、そんなに簡単な物語ではなかった。読み終えても、夜は明けない。ただ、いくつかの兆しや希望はあった。理不尽に蓋をせず、まっすぐに抗う後輩の森の存在や、最後のアキの姿がそれだ。それは、ぼんやりと明るくなる夜明けの姿と重なる...続きを読む
  • 夜が明ける
    心も身体も⁡
    ⁡⁡
    ⁡ってな事で、西加奈子の『夜が明ける』⁡
    ⁡⁡
    ⁡色んな人のキャプ読んでて、もっと重い話かなぁと思っていたけど、そこまでズンって重くは来なかったかな。⁡
    ⁡⁡
    ⁡アキは際立ってピュアで心苦しい感じも有るけど、アキ本人は最高に幸せに生き抜けたんじゃないかなって⁡
    ⁡⁡
    ⁡⁡
    身体的...続きを読む
  • きりこについて
    その通り!きりこ、よう言った!人に好かれるのも猫に好かれるのも理由がある。容れ物は関係ない。自分の気持ちに素直に生きて何が悪いんだ。
  • さくら
    楽しさと悲しさが同時にあり、なんとも言えない気持ちになりました。
  • さくら
    幸せな家族に不幸が訪れるのが辛い。文章が表現豊かで好みでした。普通に見える家族にもそれぞれ色々な苦労があるのかもしれないなと思いました。
  • サラバ! 中
    奇妙ながらも家族としての絆があると思っていたので
    話の展開に驚きましま。
    次の展開が気になります。
  • サラバ! 下
    すごい。読めば読むほどハマっていく本だった。

    この下巻は歩の苦悩の時代という感じ。
    30代に入り、バリバリのライターから徐々に仕事がなくなり、頭が後退し、懐かしの旧友同士でくっつき、終いには姉が正常な人のようになって帰ってきた。

    本来であれば、姉の人生が自分の人生のはずなのに。
    これは、今を生き...続きを読む
  • ふくわらい
    守口廃尊がいい
    定とのやりとりがいい

    定の海外での経験や父母悦子との話、もっと聞きたくなった
    定のエッセイが読みたいと思った

    最後のシーンは笑顔のまま涙がじんわり

    雨をやませてほしいという担当作家の要望に対して、まっすぐに儀式という選択をした定がこころに残った
    定の選択は定にとって今自分にでき...続きを読む
  • わたしの名店
    28人の著名人が、大好きなお店をそれぞれのエッセイで教えてくれる素敵な一冊でした。

    みなさん心が休まるいきつけのお店を求めている。でも常連さんがワァワアというところはちょっと、、、
    すごく共感しました。

    食べるって元気の源ですよね。何があってもおなかはすく。食べれることは本当に幸せだ。

    龍朋、...続きを読む
  • サラバ! 上
    凄く変わった姉、美しい母、大人しい父親、との暮らし、海外での生活など、自分の生活では経験した事がない話しばかりだったので興味津々で読み進めました。
  • おまじない
    真面目に生きてるが故にぶつかる壁、真摯に向き合うも良し、賢く避けるも良し。自分の信じるものも生き方も、ぜーんぶ自分で決めればいい。
  • さくら
    前半は主人公である薫とお兄ちゃん、ミキ、そして3人の子どもを育てる幸福この上ない父と母の様子に心が温かくなった。こんな家庭の一員だったらいいのにと感じた。
    著者の用いる比喩表現も秀逸だった。
    だが、物語が進むにつれて暗雲が立ち込める。兄の交通事故と重い後遺障害、お兄ちゃんはかっこ良かった頃からかけ離...続きを読む
  • 炎上する君
    以前著者の他の作品を最後まで読めなかったことがあるので期待していなかったが、面白かった
    「甘い果実」が特に好きでゲラゲラ笑いながら読んだ
    非現実的で突飛な展開が多いのにリアリティがあって不思議な作品
  • うつくしい人
    旅先で出会った人との物語。西さんの世界観で読めるのを楽しみにしていました。鬱々とした心を晴らしてくれるきっかけは、実は本当に些細な出会いだったりするのかもしれません。原田マハさんの「旅屋、おかえり」が好みの方には、是非こちらも手に取っていただきたいです。
  • うつくしい人
    「自分が思っているほど人は自分を気にしていない」という言葉があまり好きではなかったが、この本を読むと、この言葉を良い意味として捉えられる。
  • 夜が明ける
    再生と救済。
    人生何度でもやり直せばいいし、1人で背負う必要もない。それでも、社会の片隅で声をあげることなく消えていく命のなんと多いことか。そして、見なかったこと聞かなかったことにしてしまう社会。希望を見出せないニュースばかりだけど、それでも夜は明ける。と、信じたい。
  • きいろいゾウ
    感想
    ほんわかする夫婦。登場人物が面白い。ムコとツマのやり取りもほんわかしていて良い。いつもチャック全開のアレチさんとかもキャラ立ってる。アレチさんの奥さんのセイカさんはボケていて、豆腐にミロをかける。隣のチャボのコソク、野良犬のカンユ、不登校の大地に、大地を誘惑しようとするオマセの洋子、妻鹿さんの...続きを読む
  • 窓の魚(新潮文庫)
    初の西加奈子、とても好みだった 旅先の描写はもちろん人に対して不安定に抱く暴力的な衝動の捉え方がうますぎる