【感想・ネタバレ】白いしるし(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった──。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。(解説・栗田有起)

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感情タグBEST3

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女の体は失恋を失敗としない。恋から逃れようとする意気地のなさが、最大の敗北なのだろう

心の底から人を好きになって、そのお陰で自由を覚えるなんて素敵
たしかに、「恋愛の渦中にいる」人間独特の体温ってあるよねえ
敢えて地獄の道を選ぶのもいいよね、てか分かってても踏み入れちゃうよね、その欲求から逃れられる人間なんて居ないはず

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2026年03月20日

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あらすじにある通りの超全身恋愛小説だった 泣
みんな、誰かの何かになることで自分の存在意義を確認しているのかもしれないと考えさせられる作品でした。失恋経験は悪いことだけじゃないんだよ、言葉を持つことの強さを知るためなんだよって教えてくれた気がした 泣

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2026年01月25日

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主人公が惹かれていく描写が良かった。
こんなふうに他人を好きになってみたいと思ったし、なんだか自分には刺さる作品だった。

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2025年09月24日

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中盤から後半にかけて、予想外の展開にのめり込んだ

一人ひとり、恋愛にのめり込んで、静かに狂ってしまっていて、けど傍から見たら、他人とは一線を引いているように見えて、、、そんなもんなんだろうなあ

私もすぐに恋愛で狂ってしまうけれど、いつか男修行を終えられるように耐え忍びます૮( ̳ т ̫ т ̳ )ა

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2026年03月30日

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恋をしているときの、苦しさだったり抑えきれない気持ちだったり。
それがうまく行かないとわかっている辛さも
共感しながら読みました。
みんなそれぞれ形が違うから苦しさもマチマチだけど根底の部分一緒なんだなと思いました。

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2026年03月27日

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ネタバレ

たぶん2回目
読んでて高揚した、恋愛を疑似体験できる。私を好いてくれてた人もあんな風になってたのかな
わたしは間島みたいな人間になりたいと思う節がある。軸がはっきりあって、でもそれを他人には見せず好奇心のまま動く掴みどころのない人間。間島と瀬田が同族かどうかは分からない
でも人間として成長するためには夏目とか塚本みたいに我を忘れる経験が必要だとも思う、まだ私は若すぎる

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2026年03月24日

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恋愛小説!恋愛したい人に読んでほしい
めっちゃこんな恋1度はしたいなぁー!ってなりました。
年齢と状況がちょっと近いので私は比較的共感しやすかったです。
絵を描く人とかってかっこいいよね、

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2026年03月22日

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早く読みたい…読み終わりたくない。
いつぶりにそんな感情になったことか。
登場人物全員が誰かに想いを馳せ、幸せであり、辛くもある。そして愛する誰かを憎んでしまうことも。
記憶を消してもう一度読みたい。

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2026年03月15日

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好きである理由をわからないとするのは、きっと、そんな一言ではそのひとの魅力を形取るすべてを説明つかないからで。でも全部が好きというのは、言葉に重圧がない気がして。だからわからないとする。劇中のまじまさんは、大層超越した存在に描かれていたけれど、案外身近に潜んでいるものだね。わたしも好きな人のどこが好きなのか聞かれたときに似通った言葉を探すけれど見当たらず、結局濁すことが多いから。それが悪いことなのではないかと穿った疑念を抱いていたが、それこそが本当の『すき』であると認められた気がして、すごく救われました。

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2026年02月02日

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短くてサクッと読める。
前半の間島の描写は質感がリアル。恋をしているときの感覚をフィクションで味わいたい女性にオススメ。
普通の会社員は共感しづらい主人公だが、嫌な感じは全くしないためストレスなく別世界を体感できる。

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2026年01月09日

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久しぶりの西加奈子。
あれ、こんなに官能だったかなと思ってでも、
手が止まらなくて一気に気づけば読み終わってました。
飲み込まれる世界観でした

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2025年12月30日

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主人公ののめり込む恋愛に
うんうん、そういう恋愛あるよね。って共感してたんだけど、後半、あまりの激情…というかサイコパス加減にちょっと笑ってしまった。

間島と夏目の会話文
夏目が間島に質問する場面が印象的だった。
理解したいと思えば思うほど露呈する間島の芸術性。それに夏目は恍惚するんだけど、好きだからこそ全く理解ができていないなと感じた。

最後の夏目が塚本さんに語る場面では
立場が逆転していて夏目の芸術性が際立ってたように思う。

夏目のサイコパス的な行動には戸惑ったけど、なんか読んでよかったなって思えたし、自分と似た部分を感じたからかな?手元に置いきたい、愛着が湧いた作品でした。

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2025年12月16日

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関西出身で吉祥寺付近が舞台、ということ
主人公が32歳ということ に共感をした

全体的にポップな文体で読みやすい

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2025年12月14日

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やさしいきもちも醜いきもちも、自分の手には負えないくらいあふれてどうしようもなくなっちゃうことを恋と呼ぶんだって、目の前で叫ばれたような気分。ふんわりした表紙からは想像していなかった力強さに圧倒された。誰かが誰かをすきになること、それを恋という一文字で表していいものか。読後の清々しいさがとってもいい

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2025年12月09日

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まじまに恋に落ちた瞬間に夏目が抱いた感情、
自分が初めて人をすごく好きになった瞬間に感じた気持ちとすごく似てて、当時のキラキラした思いが懐古されて胸が高揚した。

わたしのことで感情的になって欲しかった
その気持ちはわたしも感じたし、すごく共感した。

人を愛することは、痛みを伴うけれどとても尊いもので、
叶わなかったとしても、人を強くしてくれる

失恋した自分の恋にも、意味があったんだなと思わせてくれたお話。
最後の夏目の願いにうるっと…

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2025年12月01日

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「全身全霊で」って何かとよく使われる言葉。夏目の恋をする姿そのものは「全身全霊」という凡庸な言葉が初めて腑に落ちた一冊。

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2025年09月27日

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失った恋も、一生その人の中には良くも悪くもその恋愛がつけたしるしが残る。そう思わせてくれる作品。
ここまで自分を失いそうになる恋愛はしたことがないからほぼ共感はできなかったけれど、ページを捲るのが止められずスルスルと読めた。

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2026年03月24日

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恋に落ちた瞬間から、その感情の強さに飲み込まれていく様子がとても印象に残りました。好きという気持ちはこんなにも一方的で、ときに自分を見失わせるものだと感じました。その感情が息苦しさや恐怖と隣り合わせで描かれていて、読んでいて胸が締めつけられる思いがしました。
相手に触れたい、知りたいと思うほど距離がうまく測れなくなっていく様子が痛々しくもあり、どこか共感してしまいます。登場人物の言動には危うさもありますが、それも含めて人を好きになることの純度の高さが伝わってきました。
恋愛の美しさだけでなく、感情が極端に振れたときの危うさにも目を向けさせられる一冊でした。

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2026年03月21日

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ネタバレ

ここまでのめり込むことがなくなった自分としては夏目の勢いが眩しい
16のオーナーさんとの会話がニュアンスだけどなんだか分かり合えたようで羨ましかった
同性とこのように通じる時って嬉しい気持ちになる

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2026年03月17日

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夏目のように本気で恋に対して逃げずに向き合う事は中々出来るような事ではないと思った。
自分だったら逃げ出している気がする。
ここまで人に対して想いを抱いた事は無いが故に自分も夏目のような恋愛をしてみたい。

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2026年03月07日

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好きなアーティストさんがボロボロになるまで読んでたので読んでみました。好きな人のことしか考えられない、依存に近くなってしまう主人公のお話。ほかの本に比べてページ数が少ないのに読んだあとの余韻が凄かった。時間を空けてから読み返してみたい

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2026年02月25日

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白いしるしって何かな、あれかなこれかな、西マジックのような恋愛小説。
西さんの物は「キリコについて」と「円卓」を読んだ。どちらもほのぼのした親子や家族の物語で、暖かい肩の凝らないいい話だった。
様々な賞をうけ、ベストセラーにもなり、今は人気作家の一人だと思う。
問題の受賞作は読んでいないので、いい読者だとは言えないけれど、好感を持っていた。これは猫の背中が可愛らしい表紙を見つけたので読んでもいいなと買ってあった。
題名はその猫の背中にある白い毛のことで猫の話だろうなと。相変わらずいい加減な選択だったが、「新潮文庫の100冊2020」に入っていたので読まないと面白い本が腐るかもと、読みます宣言をした。

前置きが長すぎだが、読み始めて、これはなんだという予想外の恋愛小説。それも少し婚期が遅れ気味で、絵など描きながら生活のためにバーでアルバイトをしているという今時の主人公。
なんか聞いたことがあるような設定で、解説の言う「男漁り」で何度も傷つき、やっと2か月前に男と別れたことから立ち上がったところ。
「男漁り」って誉め言葉かなと解説者をいぶかりつつ、いやこの内容ならぴったりなのかなどなど、いささか当て外れの出だしだった。

絵を気に入ってくれている、付かず離れずの瀬田という写真家がいて、オープンする間島という画家の個展に誘われた。
間島というのは好みにぴったり合った青年で、会った瞬間惹かれ過ぎまた落ちた。気のなさそうな活力の乏しそうな、無気力かといえば絵を見ればそうでもない、という役どころ、気にいった絵は白地の上に白い絵の具で富士山が書いてある。絵具に光が当たり発光していたという感覚も、普通に言えばそれは恋の始まりでしょう。
西さんは主人公の、悪く言えばありきたりな境遇を何か独特のものであるかのように描写するのが旨い。
間島というごく普通に見える青年の頼りなさげな様子なども、人によればビビッと来る(古?)のだな。大抵の読者が納得するようなまつ毛の陰の瞳の美しさや細身すぎる体つきまで主人公向けにうまく書いている。

そしてついに部屋まで誘い二人で暮らすが、四日目になって漏らした身の上話から彼には女がらみの出生の秘密があった。

一方瀬田にも彼が深入りしない訳があった。彼の過去は「猫」に繋がる。ここでやっと猫が出てくる。しかし脇役、背景だが、表紙にしてドジョウを狙ったのかも。と勘繰るのは卑しいかな。

まぁそのくらいのおとな子供という、成長しきらない恋愛がらみのドタバタで話が終わった。

一口で言えば、西さんはストーリーの展開が巧みで、表現も綺麗に納める。主人公だけがひどく悩み苦しみながら読者はそれを追いかけていく、現実的だと思えればきっと感動的な物語に違いない。
まっすぐに読めば恋愛の心理や、境遇に流される悲しみのようなものも読み取れるかもしれないが。

過去を振り返る年にもなると、そいうこともあるかもしれないなぁという距離感が少し残念。

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2026年02月07日

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ネタバレ

久しぶりの恋愛もの。
夏目の気持ちがとてもまっすぐで素敵だなって思った。瀬田とか間島みたいな難しい恋愛に対して、夏目のまっすぐな愛の形が対照的で、でも夏目も夏目で難しいからなんとも言えないけど、、うーん。
瀬田がいなくなった彼女と飼っていた猫を大事にしてるだけならまだしも、触らせようとせずその猫に子どもを作らせているのが歪んでいて、でもある意味純愛だなーって思った。
言語化は難しいけど結構好きな本だった。

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2026年02月06日

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好きなになってはいけないとわかっていながらも、
いけないと思っていた時には惹かれている…
そんな相手に出会ってしまった夏目が
羨ましくも感じた。

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2026年01月26日

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恋愛に感情を支配される三十路の女の物語だった。
新書に書いてあったけど恋愛って抗うつ剤に使われる薬と変わらない成分が脳から出るって
まさにそれだなって
狂ってないと恋愛は楽しめん

夏目さんの感情が羨ましいとも思った。こんな燃える恋ができたら人生がガラリと変わりそう

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2026年01月06日

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夏目の全部を賭けた恋愛模様が見ていて爽快感もあった。絶対にこの人を好きになってしまうけど、好きになってはいけない人だと直感的にわかる相手ってなんとなく居るよなあ、と。
まじまさんのことわたしも出会ったら絶対好きになってしまうような気がしたけど夏目の視点を通して見たまじまさんだから私も惹かれてしまうと思っただけなのかもしれない。
まじまさんとその恋人についてもう少し知りたかったな、けど全体的に好きな雰囲気だった。時差で恋愛している時にゆっくり読み返したい。気付きが多そう

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誰かが誰かに恋をするということは、第三者から見ると取るに足らないものであっても、当人達にとっては激しく心を揺さぶるもの。絶対に自分のものにはならない「まじまさん」に恋する夏目の姿からは恋する女性の激しい想いが伝わって来ます。白い紙に描かれた白く輝く富士山に象徴される様な、静かだけれども心に迫ってくるものがある恋愛の物語でした。

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

こんなにも強い想いを持って恋愛をしたことがないため、少し羨ましくも思いましたが
うーん...したくないですね(笑)

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

全身全霊で恋に打ち込める人をうらやましいと思いつつも、自分も10〜20代の頃はそんな感じだったなぁ…少し甘酸っぱいような気分。
最後には希望で終わってるが、個人的にはもう少しだけ人間関係を描写して欲しかった。とはいえ好きな作品。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

誰かに出会ってから直感的に好きになって恋に落ちるのはこういう感じなんだなと。恋愛を遠ざけても惹かれしまう人が登場することによって生じる楽しさとか苦悩が熱く描かれていた。

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2025年09月15日

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