西加奈子のレビュー一覧

  • 白いしるし(新潮文庫)

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    瀬田が人殴ったあたりから疾走感えぐい。
    まじまも瀬田もミステリアスで引き込まれる。ずるい。なんか自分も失恋した気持ちになってる。

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    2026年06月11日
  • 私の身体を生きる

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    こんなに赤裸々に描かれているのか、と思うのは、それもまた性を隠す大人の無意識に引っ張られているのだろうか。作家さんによって「身体」に対する感じ方がこんなにも違うのだなと興味深かった。

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    2026年06月08日
  • 私の身体を生きる

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    性というか性別(性自認や対象)というか、性欲というか性癖とか、性体験とか。

    「性」のことはご法度的で親子、恋人、親友でも避けたりするわけで、孤独な世界だと思ってきたけれど。それが女性作家が17人も語るわけで下品上等、生々しくて面白い。
    面白い、と言ってる事を下品と言う人もいると思いますが、多様性?とあえて言葉にすれば線引きしないでよ、と。

    面白いというのは具体的に変えれば興味深い、が適切か。いやらしい意味でなく、前述のようにご法度な他者の世界に興味があるわたしは、作家がこうもあけすけにエッセイとして実体験や思想を語ってくれてありがたく。
    本として残るので結構なカミングアウトもあったりするわ

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    2026年06月07日
  • うつくしい人

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    人間は1人では生きられない、て、誰がいうたのかほとんど名言、格言、みたいになっているけれど、それ最初に言うた人、その人も、きっときゅうきゅうに苦しい時に思いがけないやり方で、「誰か」に助けてもらったのでしょう。
    ー本文ではなく後書きから、

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    2026年06月07日
  • GOAT

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    亡くなった祖父はずっと文芸誌を読んでおり、ずっと憧れがありましたがなかなかハードルが高く、手を出せずにいました。そんなときに出会ったのがGOAT。どんな世代の人でも楽しめる、新しい文芸誌だと思います。色んな人の色んな文章が楽しめますし、編集者たちの文学に対する愛と情熱を感じることができました。そして何より安い!このご時世にこのお値段で楽しめるのは大きいです。今後も購読します。

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    2026年06月06日
  • サラバ! 下

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    自分の信じるものをみつけなさい。
    人生の永遠の課題のようだ。姉の貴子と歩がそれを探し求める姿が一皮も二皮もむけていくようでまぶしかった。

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    2026年06月06日
  • きりこについて

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    思春期の頃に読んでたらすごく助けられただろうなと思う。これに気づいて理解してもありのままの自分でいることの難しさや、自分を見失ってしまうことが続いて。生きるってしんどいなとかれこれ10年くらいは思い続けているようなきがする。
     ラムセス2世、猫の登場によって猫の客観的視点から人間界をのぞいている構成も面白かった。
    猫は人間よりもIQが高く、最高値が800はあるって驚いて信じかけたけど本当かな?笑

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    2026年06月06日
  • きいろいゾウ

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    なんか、読んでいて幸せな気持ちになった。
    いろいろ、欲はあるけど普通が幸せなんだなと。
    つよしよわしの漫才が面白くなかったけど、それは恥ずかしい事じゃない。大人になると恥ずかしいことがたくさん起こるでも、それは恥ずかしいこととは全然違う という言葉がすき

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    2026年06月03日
  • おまじない

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    ネタバレ

    対談の中にも書いてあったように、自分の読むタイミング?時期?で感想や受ける印象が変わる本だな、と思いました。
    皆さんも言うように私も「孫係」が今は一番理解できると言うか、しっくりきました。私もそうやって、処世術じゃないけど、生きてきたなぁと思いましたね。でも、その良き理解者が孫と祖父っていうのは面白かったです。
    あとは「ドラゴン・スープレックス」のおっさんの言葉も分かってはいるけど、改めて人に言われると救われる時があるなぁ、と。
    この本が好きだと言う人が多いのは分かる気がします。

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    2026年06月02日
  • サラバ! 下

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    生きるって大変だ
    知らない間にグラグラと足元が壊れたり、なにかをきっかけにこれまでのパーツがパズルみたいにはまったり。

    何もかもスムーズな普通の人生なんて無いんだって身をもってわかるようになった今、たまたまこの本に出会ったけど、無敵だった頃の私が読んでたら全然違う印象を抱いていそう。
    もっと早く読んでいろんな味わい方をしたかった〜!
    自分の人生にもっと深みが出たらまた読み直そうっと。楽しみだな

    =========

    作中に何度も出てきたニーナシモンの feeling good、めちゃくちゃ良かった
    この小説にぴったりだ

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    2026年06月02日
  • 私の身体を生きる

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    いつも読んでる大好きな作家さんたちの身体にまつわるエッセイ。作家さんたちにも過去や苦しみや葛藤があると知ってしまった。

    「誰かから指弾される前に、違う、お前は違うと「私の中の世間」が言ってくる。」

    ☁️ 世の中には女性であることで苦しんでる人がいないわけないのに、言語化されてしまうと本当にいると見えてしまう、なんて、自分勝手さに嫌になりながら読み進めました。

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    2026年06月02日
  • くもをさがす

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    「くもをさがす」とは、読むまでは「雲を探す」と思っていた。つまり、レントゲンに影の様に写る癌の比喩なのだ。違っていた。そんな内向きのエッセイではなかった。

    2020年、コロナが猛威を振るうカナダの地で、夫と5歳の息子と子猫と暮らしていた43歳の西加奈子に、思いもかけない「乳がん」の診断が下る。

    私自身、治療中もずっと書いていた。小説、エッセイ、日記。書くことで頭の中を整理出来たし、書くことで自分がこんなことを思っていたんだと、思いがけない発見をすることがあった。書いている間、自分が治療中であることを忘れる瞬間もあった(不思議なことに、がんに罹患した女性の小説を書いていてもだ)。それが救いで

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    2026年06月01日
  • サラバ! 中

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    書き手が違えば鬱小説になってもおかしくないくらい、割と重いエピソードが続くんだけど、飄々と淡々と書かれていて全く悲壮感は無い。
    それが主人公らしさ(昔から大人にならざるを得なかったとか、物事を等間隔で見た文章を書くらしいアーヴィングが好きだとか)が出てて良いと思った。
    出てくるキャラが全員かなり現実味もあり人間臭いので、この人ムカつくなとか、友達になりたいなとか思ってしまう。
    小説の中の出来事って感じではなく、親しい知り合いから半生を聞かされている気分。めっちゃ面白い

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    2026年05月31日
  • ふくわらい

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    サラバ!と同じ種類の面白さ!
    定をはじめ登場人物がみんな魅力的☺️
    外道のところとバイソンがカルピス出してくれるところと、定と小暮さんが友だちになるところと、他にも好きなところがたくさんー!

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    2026年05月31日
  • 円卓

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    ちびまる子ちゃんの平成版だと思いながら、ほのぼのと読み進めていたら、後半から泣けてきた。
    西加奈子さんすごいなぁ。優しいなぁ。
    読みやすい文章で色や景色がありありと浮かんでくる。たくさんの登場人物各々の個性が全て優しく受け入れられている世界がそこにある。

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    2026年05月30日
  • GOAT

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    他の本も読みながらだからなかなか終わらなかった。
    冒頭惹かれないものは3話ぐらい読まないまま。
    全てを隅々まで読むとなると相当時間がかかりそう。

    こんな充実した読み切りの文芸誌を出してくれるだけで星5つつけたいところ。
    紙の色について読み難いという声もあるみたいだけど個人的には可愛くて好き。
    星4にしたのは、愛というテーマがほぼ全て歪んだ愛だったこと。
    熟練の作家は素直な愛を書けなくなるって本当なんだな。

    個人的に好みだったのは…

    麻布競馬場 違う海にいる
    冲方丁 終末の愛
    かな。
    なんか読みやすくてわかりやすいから楽だった。

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    2026年05月30日
  • サラバ! 上

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    フィクションには思えない!エッセイを読んでるような感覚。スイスイ読めて1日で完読。めちゃくちゃ面白いかも

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    2026年05月29日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    読んでいて少し苦しくなるような内容。
    外国人俳優にそっくりな「アキ」と「俺」の物語。
    劇団の世界やADの仕事はイメージもできないけど、どんどん苦しくなる様子や周囲の環境、家庭の状況など、中々抜け出せない描写がリアルだった。
    助けを求められるように、助けを受け取れる人になりたいと思った。

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    2026年05月29日
  • わたしに会いたい

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    おそらく乳がん治療中に書いたと思われる短編集。

    私に会いたい
    とりあえず私は、モトが結論として導き出した解釈、
    「ドッペルゲンガーはその人の命を奪うための使者ではなく、その人からむしろ死を遠ざけるための使者なのかもしれない。」
    「死というのは、それ自体が死なのではなく、死を想起させる何かなのではないかな。死であると同時に死への警告なんだ。」
    「人が死にたいと願う時、死は近づいてくるけれど、むしろ遠ざけるために近づいてくるんだよ。死を意識させ、そして気配だけを残して去ってゆく。その人を生かすために。その人が何より生きるために。」

    この解釈たちがとても好きだと思った。

    汚い絨毯を「ちゃんとボ

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    2026年06月02日
  • くもをさがす

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    しばらく前に購入していたけど読むタイミングがなく、産休中の数日で一気に読み終えた。

    ノンフィクションということでバンクーバーでの乳癌の治療生活について自身の体験が語られた作品。
    個人的には現地での会話はもちろんほとんどが英語でなされてるんだろうが、西さんの頭の中では関西弁で再現されるものなんだということがシンプルに面白く、テーマは重いけど読みやすくしてくれた。
    書かれていることはほんの一部に過ぎないのだろうが、西さんのしんどい、つらい、怖いの気持ちが素直に表現されていて、感情移入するというよりはへぇ、そうなんだ、大変だなぁ、という気持ちがメインだった。それがよかった。たぶん西さんは可哀想だと

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    2026年05月26日