西加奈子のレビュー一覧

  • サラバ! 下

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    自分が信じるものを、誰かに決めさせてはいけない

    本当にこれだと思う
    何か変えたい時や迷いがある時に読む一冊なのかな
    全体的にコミカルで面白かった

    今の時代はなんでもAIに聞いて便利な分、無責任な思考が多い気がする
    その言葉は現代の人にとってめちゃくちゃに大事なのでは?

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    2026年10月09日
  • きずもの

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    良かった。ひとがサクッと容易に追い詰められていく瞬間を描くのが本当にうまくて読み手としても辛い瞬間があった。自分の中にある多様な痛さ、みたいなものをさまざまな角度から提示された感覚。読書とはこういう体験をするためにあるんだろうな、と感じられる一冊だった。

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    2026年10月09日
  • おまじない

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    2026年に新刊の「きずもの」を出版されて、そのサイン会に行けることになり昔の作品も読み返したいと思い再読しました。一度読んだ時には気に留めなかった箇所でぐっと心に残ったり、今回新たな発見がありながらも「おまじない」の言葉の数々に心救われました。

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    2026年10月07日
  • きずもの

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    ネタバレ

    人って人でしかないんだなあと思った
    変わることも変わらないこともある
    自分から見た自分と他人から見た自分の違いもある
    どの部分がその人なのかどうかもわからない
    貢の性欲は貢目線で見ると気持ち悪く描かれるけど別の人の視点だとまあそんなもんじゃない?みたいな感じで描かれてたり。美人作家の人のインタビューが赤線だらけなことも、その人の内側はわからないけどこれも二つの視点が混ざるだけでその人物像がだいぶ違う印象になる。
    感想にまとめるのは難しいんだけど、誰しもが自分のために生きれたらいいなと思う。でもこの登場人物ぜんいん優しすぎるからなあ。むずかしい。とてもすきだけど、まだ自分の中でまとまらない。そこがすき。

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    2026年10月06日
  • 舞台

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    最近の自分のモード的に、周りからの評価とか なりたくてもなれない自分に苦しめられて、それでも生きる道を探すような作品によくあたっている

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    2026年10月05日
  • 円卓

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    小学3年生が主人公で、家族や友達とのふれあいを描いた作品。ちょっと変わった女の子で、幼なじみの男の子との会話がほっこりして良かった。
    また、私の地元の大阪弁がバンバン出て来てキレのある会話がめちゃくちゃ面白かった。

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    2026年10月05日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    あちこちオードリーで朝井リョウ出ていた回を見て

    大阪の気の良いおばちゃんって感じのイメージなのに繊細かつ大胆な描写やった

    恋愛している時の痛々しい感じが伝わってきた

    ある程度恋愛してしまうと刺されてしまうのでは?っていうぐらい息が詰まりそうだった

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    2026年10月03日
  • きずもの

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    登場人物の緻密な描写が紡ぎ出す生々しい現実に、強く心を揺さぶられた。どれほど理性的に生きようと本能の力には抗えず、人はあっけなく転がり落ちることもある。その虚しさは、貢の小説のようにどこまでも流動的で掴みどころがない。

    幼馴染、友人、夫婦…。お互いを想いあったり、反発したり、時には痛みを分かち合い涙を流したりする。この作品には、真に迫ったリアルな友情の姿が鮮烈に描かれている。
    印象的で非常におもしろい作品でした!

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    2026年10月03日
  • ふくわらい

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    すごい!
    主人公の「定」は、淀みも濁りもなく透き通っている人なのかな
    オオカミに育てられたような、、、
    人は知らず知らずに植え付けられていく常識みたいな当たり前に持ってしまう感情とか、そういったモノが一切ない状態で大人になった女性。
    でも、とても強い本能があって、芯があって、汚れてなくて、真っ直ぐで、優しくて。
    だから、彼女を知ると好きになってしまう魅力がある!

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    2026年10月01日
  • しずく

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    「灰皿」
    亡くなった夫との思い出の家を貸し出し、そこに入居した小説家の女性
    好きな夫への愛(スカトロ)を作品にしたためたがそれっきり
    家主の女性(老人)も、亡くした夫の作品に手を付けずそれっきり
    似た二人が、これからに向かう物語

    「木蓮」
    好きな男のためにちゃんとしなきゃ
    オーガニックを使って、インスタントを我慢して
    嫌いな娘に媚び売って
    そこまでして、自分を殺してまで男を好きでいるべき?
    ケンタッキー、SEX、毒といわれるものは救いにもなる。

    読んだ後の「毒気」が、じわじわと効いてくる。毒性のある短編集だった。

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    2026年10月01日
  • 炎上する君

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    ネガティブな気持ちが作用して揺らめく異界にたどりついたり
    不安な自分が抜け出すのは割と些細な切っ掛けだったり。

    「炎上する君」はネットのなにがしかと思っていたが、実際に足が燃え盛る男に恋をして心が燃える女の話だったり

    つかみどころのない話、現実味のない心地
    その世界が、ここに

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    2026年10月01日
  • きずもの

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    それぞれ二人ずつがペアになって、物語が進んでいく。
    その二人は分かり合ったり反目したり、生き方がそれぞれ別の方向に向かったりしながら、でもそこは西加奈子、人に対する信頼感に満ちた物語になっている。

    それぞれの成長譚なので、こんなふうに人は変わっていくのだね、ということがよーくわかる。
    どうしても他人は「点」で見てしまうけど、成長を「線」で見ると納得できる。
    セクハラインテリツンデレの貢が、どんなふうにそんな気持ち悪いおじさんになっていったのか、なるほどそういうことねと理解できる。
    西加奈子の人間観は、「どんなやつでもそれなりに訳があんねんな」って感じかな。

    新聞小説で読んだけど、夫も読んでたから、なんか緊張感のある毎日でした笑

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    2026年09月30日
  • きりこについて

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    周りからの見え方をとにかく気にして、必死に演じたり、合わせたり、閉じたり、ぶつかったりした時のもんやりした気持ちを思い出した。
    自分らしさを取り戻す勇気をくれる1冊。

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    2026年09月27日
  • i

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    初めて西加奈子を読む人には、あまりおすすめしない。テーマをいくつも抱え込み、物語がカオスになり、最後の着地もきれいには決まらない。この独特の荒さにある程度慣れてから読んだほうがいいと思う。
    私は一瞬で読み終わった。
    凄惨なニュースに目を背ける。私はこれまで、想像することを拒んできたのだろう。この小説には「ちゃんと想像するって、こういうことだよ」と言われたような感覚があった。
    作中で引用される『テヘランでロリータを読む』の「私たちを想像してほしい」という言葉が強く残った。想像とは愛なのか。直視することなのか。小説の中には死者の数が絶えず書き込まれていく。数字としてしか知ることのできない人たちを、それでも想像しようとする。その行為は愛に満ちているようにも思えるし、同時にとても辛い。
    ほかにも、「私」と「あなた」の境界、血のつながり、家族、自分がどこに属するのかといったテーマがいくつも散りばめられている。読みやすいのに、扱っているものはかなり重い。
    一方で、西加奈子は強く踏み込んだと思ったら、最後に少し引くことがある。今作でも「想像してほしい」という強いメッセージを出しながら、「でも辛いし、正しくできるかはわからない」と逃がしているように感じた。この感じは、個人的には苦手なところでもある。
    『ふくわらい』『サラバ!』『夜が明ける』でも形は違えど、同じような荒さを感じた。人物やテーマを立ち上げる力はかなり強いのに、それらを最後にどう閉じるかで苦しんでいる作家なのだと思う。
    それでも『i』には、一気に読ませる力があった。
    想像することは愛なのか。直視することなのか。それとも、分からないまま誰かを存在させ続けることなのか。
    想像は愛に満ちている。でも、とても辛い。

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    2026年09月26日
  • GOAT

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    初めての文芸誌?ムック本?
    普段は絶対読まない時代小説っぽいものとか、知らないラッパーのエッセイとか、ここでしか読めないものが読めて嬉しい
    ゴートくんかわいい

    佐原ひかりの『出せなかった手紙』が好きだった
    七年前、あっちゃんに出会った人魚
    会う約束をしていたけどあっちゃんは忘れちゃってるみたい
    あっちゃんに教えて貰った文字で書き残しておく手紙

    小さい頃、母がオバQに扮して、利き手じゃない方で書いてくれた手紙を思い出してちょっと泣いた(ずっと信じていた)
    人魚の書いた文字が、オバQの文字にそっくりだった気がしたから
    私はそのころからマメだったので、貰った手紙は全て残している、マメでよかった

    ひとりひとりの記憶と繋がって本は面白くなるから、楽しみ方がみんな違うっていうのを強く実感した作品だった

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    2026年09月25日
  • わたしに会いたい

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    少し前に読んだ『くもをさがす』に通じる、こちらはフィクションの物語。フィクションなのだけど、でも現実にいるであろう女の子たちの人生が描かれていて、読んでいて女として生きることが本当に辛く感じることもあるのだけど、同時に西さんから「あなたはあなたで大丈夫」と励まされているような、一緒に闘ってくれている気持ちになる。全世代の女性に読んでほしい1冊。

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    2026年09月23日
  • おまじない

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    'どう思ったらいいのか、なんて変だ。自分の感情なのだから。思おうとするのではなく、もう先に思ってしまう、それが感情というもののはずなのに、でも、本当に私は分からなかったのだ。どう思ったらいいのだろう?'142
    '「人がたくさんいるけど、平気?」トーラに聞くと、「なんか人って感じがしないから平気。」そう答えた。ものすごく失礼なことを言っている気がして笑った'126

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    2026年09月21日
  • あおい

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    'せわしなく夏の風か吹いていて〜それはまるであたしをからかってるみたいに、スカートの裾をなびかせたり睫毛をくすぐったりするから、あたしはますます恥ずかしくなった'87
    '夜中に山の中で寝転ぶのって、ちょっとすごいことだ'111

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    2026年09月21日
  • きいろいゾウ

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    都会から田舎に越してきたツマとムコという夫婦の物語。(名前が、ツマとムコ)

    人に見えないもの、植物や動物と話せる、
    幼くて無邪気。純粋で繊細なツマ。

    おおらかで優しく、少し抜けている、全てを包み込んでくれそうな雰囲気を持つ小説家のムコ。

    近所に暮らす老夫婦や子供、動物たちとのほっこり系のストーリーから、少しづつ2人の関係の雲行きが怪しくなっていき、気づけば物語に引き込まれる。

    ただ、ツマの言葉足らずな所や行動やあまりに幼く感じる時があり、もしかして精神年齢が9歳の軽度知的障害者という落ちなのでは....?
    そんな彼女を優しいムコが一生守っていく話?
    と途中まで本気で思っていた。


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    2026年09月21日
  • サラバ! 中

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    'でも今、僕は、初めてそう思ったように、激しく傷ついていた'310
    歩の俯瞰的というかどこか常に冷めている視点は、幼い頃は大人びた透き通ったようなものとして感じられたけど、成長するにつれて高慢さや承認欲求が染み込んできて捻くれたものとして感じられた。

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    2026年09月20日