西加奈子のレビュー一覧

  • くもをさがす

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    しばらく前に購入していたけど読むタイミングがなく、産休中の数日で一気に読み終えた。

    ノンフィクションということでバンクーバーでの乳癌の治療生活について自身の体験が語られた作品。
    個人的には現地での会話はもちろんほとんどが英語でなされてるんだろうが、西さんの頭の中では関西弁で再現されるものなんだということがシンプルに面白く、テーマは重いけど読みやすくしてくれた。
    書かれていることはほんの一部に過ぎないのだろうが、西さんのしんどい、つらい、怖いの気持ちが素直に表現されていて、感情移入するというよりはへぇ、そうなんだ、大変だなぁ、という気持ちがメインだった。それがよかった。たぶん西さんは可哀想だと

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    2026年05月26日
  • さくら

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    世の中にはいろんな人がいて、いろんな生き方を選択してる人がいる。他人から羨望の眼差しで見られる人生もあれば、哀れに思われる人生もあり、、そして何かがきっかけでころっと自分の立場、立ち位置が変わることもある。
    苦しい場面もあったけど、さくらに癒された。考えさせられる作品。2回目に読んだ時の方が心に残った。

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    2026年05月24日
  • きいろいゾウ

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    不思議な世界観でありながらも西加奈子作品らしい近さを感じる作品だった。各人の心情により近く胸が詰まる場面も多々あったが、ラストが本当に良かった。

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    2026年05月23日
  • おまじない

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    自分らしく生きることは難しい。そんな時に誰かのふとした言葉が重なり強く残る。
    「孫係」が良かった。正直なことと優しいことは別。人を傷つけない思いやりの心。おじいちゃまとおばあちゃまの関係が素敵だった。悪態をつける相手がいるってことは心強い。

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    2026年05月23日
  • きりこについて

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    親からたくさん愛され、「可愛い」と言われながら育ってきたきりこ。しかし周囲との比較や他人の言葉によって、自分の見え方に悩み、少しずつ孤立していってしまう姿がとても苦しかった。それでも、さまざまな出会いや言葉を通して、「どんな姿でも自分は自分なんだ」という大切なことに気づいていく過程が印象的だった。

    きりこに寄り添い続けるラムセス2世の存在も温かく、本作全体から「人はもっと自由に、自分らしく生きていい」というメッセージを感じた。優しく背中を押してくれるような作品だった。

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    2026年05月23日
  • さくら

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    家族の絆について、真正面から向き合った作品でした。
    なかなか、個性が強い家族のメンバーですが、犬のサクラがいい味出してます。
    温かい気持ちになれました。

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    2026年05月22日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    恥ずかしながら、西加奈子さんの作品は今回が初読。メディアで拝見した明るい印象とは全く異なり、終始、不穏で重たく暗い世界観に圧倒された。
    それでも、ラストには微かな救いがあったように思う。

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    2026年05月22日
  • くもをさがす

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    一万円選書(2026.5)

    カナダにおける西さんの乳がん闘病記。

    具合が悪くなってもすぐに医療機関で診てもらうことができないことや、がんでもすぐに診てもらえないために進行してしまうことがあるということにまず驚いた。
    日本では当たり前なことが当たり前でない世界があることはわかっていたが、それがカナダということに衝撃を受けた。
    そして医療費が無料ということにもびっくり。

    異国の地で友人たちに支えてもらいながら、時にユーモアを混ぜつつ綴られる闘病記は全てが書かれていないそうで、それがちょっとした違和感の正体なのかなと。

    5章の『日本、私の自由は』は、海外生活を経験した西さんだからこそ感じる日

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    2026年05月20日
  • くもをさがす

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    コロナ禍、西さんがカナダのバンクーバーで乳がんの治療・手術をした際の記録。
    体調も良くない中で、現地の医療関係者のイージーなケアレスミスに翻弄される西さんに、何とも言えないしんどさを感じてしまった。私は幸運にも海外で医療処置を受けたことはないが(差し歯が取れた以外は)、20年ほどヨーロッパ人と働いていて、イージーなミスや適当な対応に翻弄されて苦労する経験はしばしばしているので、状況が想像できて…
    でも、「やっぱり海外で病気になるのは恐ろしいな」という気持ちと同時に、西さんが受ける周囲の友達からのサポートが心強くて、周囲の人たちとの関係性あってこそ・西さんの人徳あってこそだけれど、家族でなくても

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    2026年05月20日
  • ご本、出しときますね?

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    作家の人たちってこんなに話上手いんだなと驚く。
    飲み会の場で話しているようなフランクさもありつつ芯を食った内容になっている。
    紹介されている本も面白そうなものばかりで、ウォッチリストにたくさん入れた。話し手さんの本も未読のものは代表作くらいは読んでおこうという気になった。

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    2026年05月19日
  • うつくしい人

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    人の目や人の感情を気にしすぎてしまうところが自分にもあるので、主人公に感情移入しながら読み進めることができました。
    誰かと比べて落ち込んだり舞い上がったり、誰かに認められたいという気持ちで動くよりも、自分の心の思うままに動いてみることが、"うつくしい人"たる所以だと思います。

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    2026年05月18日
  • i

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    テーマが壮大なお話だった。自分に遠いようで自分の中の話のように思える。()を多用していたのがどういう意図なのか気になった。

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    2026年05月18日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    ネタバレ

    特に印象に残ったキーワードは下記。
    貧困、マッチョイズム、自己責任論、愛着形成。
    たった一人の誰かが人生のある時の大きなそして唯一の支えになり得ること。
    誰かをケアする(助ける)こと、助けてと声に出すこと。


    病んだ母親から虐待を受けて愛着形成、自己肯定感の育み(とは少しニュアンスは違う気がするけど)がうまく出来ず、必要なケアを受ける機会がなかったアキ。
    父親の事故をキッカケに人生に対する強い金銭的な制約を受けることになった主人公。

    社会が自己責任論に寄りすぎてるというような主張について。
    私自身の感覚としては、
    この本の登場人物たちを思い浮かべると頷ける気はする一方でSNSなどで見る「自

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    2026年05月17日
  • くもをさがす

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    西加奈子さんのエッセイ

    愛する猫ちゃん、たくさんの愛に溢れたお友達との支え合う素敵なエピソードもたくさんありながらも、淡々と粛々と病気を受け入れて治療していく様子が余計に事の重大さみたいなものを突きつけられているような感覚になる
    彼女の周りには精神的に自立している人が多いからこんなにも温かいんだろうな
    依存の優しさと全然違う
    みんな強くて優しい

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    2026年05月16日
  • くもをさがす

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    日本もカナダも贔屓目で見ず、とてもフラットに書かれた文章。バンクーバーに住んでいたので、登場する場所やカフェなど懐かしく読んだ。
    夜が明けるを先日読んだが、その頃に闘病されていたとは。

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    2026年05月16日
  • くもをさがす

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    カナダで乳がんが発覚した西加奈子さんの闘病エッセイ。

    普通だと思っていた、そう思い込んできたことが、どうやらそうではないことへの不安と葛藤と解放。まして異国の地で。自分の内面にダイブしたり、引いて見たり、必死に行ったり来たり。

    いつか訪れるだろうその日のまえに、出会えたことが嬉しかった。

    > 私は恐れを哀れに思うようになった。長らく私の体に寄生し、私の感情の発端となってきた恐れは、私自身が作ったものだった。私は恐れの母であり、父であり、友だった。私は恐れを抱きしめた。私が作り、長らく私を苦しめてきたこの恐れを、私は今こそ自分の、たった一人の自分のものとして、抱きしめなければならなか

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    2026年05月15日
  • 漁港の肉子ちゃん

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    西加奈子さんの作品を初めて読みました。タイトルは以前の映画化で「聞いたことがあるな〜」くらい。最初は肉子ちゃんのキャラでおもしろおかしく読んでいたけど、途中から「これなんの物語?」となって読むのやめようかなと思ったけど…後半でやられました。涙

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    2026年05月08日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    誰もが胸の奥に何かを抱えていて、それは決して目に見えることはない(°▽°)
    愛する人が目の前にいたとしても、その人の全てが見えているわけではないという事実(°▽°)
    悲しいことではあるけれど、それはそれで幸せなことなのかもしれない(°▽°)

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    2026年05月06日
  • きりこについて

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    きりこがラムセス2世に「ラムセス2世!」と言ってから「うちは、容れ物も、中身も込みで、うちなんやな」って所が良かった

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    2026年05月05日
  • くもをさがす

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    読み始めてから、あ、この本以前読んだことがある、と気づいたのですが、また読破してしまいました。
    大好きな作家さんが海外で乳がんを患い闘病されるエッセイですが、乳がんという言葉はよく聞くのですが、実際どのような治療がされるのか、どのような経過を経て完治されたり、再発するのかなど、全く知らなかったので、とても参考になりました。
    自分の胸にも悪性ではない嚢胞が複数あり、それがいつ悪性になるかも知れず、検診のたびにドキドキしていますが、やはりどこか他人事で。
    日本とカナダの医療の提供の仕方の違いに怯え、周りの方が愛情深くサポートしてくれる様子をとても羨ましく読ませていただきました。

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    2026年05月03日