西加奈子のレビュー一覧

  • サムのこと 猿に会う

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    いろいろな人間関係が描かれていて、面白かったです! 少しミステリーの要素もあるので、好きな方にはおすすめです!

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    2021年08月28日
  • 字のないはがき

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    ネタバレ

    戦争時代の向田さん家族の話。普段、家族の前では弱いところを見せないお父さんが妹の無事をとても心配されていて「おうおう」と泣かれた場面に、読んでいる私も涙が出ました。戦争が終わってからその葉書の事は思い出される事はなかったのですね。思い出したくない辛い日々だったのだと思います。戦争は嫌ですね。

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    2021年08月12日
  • ふる

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    ネタバレ

     書く、というより描く、ことに近かった。イメージ、イメージ、イメージを、なんとか受け止めて言葉にしていった。(あとがきより)

     と、西さんがふわふわと書いたというこの物語、わたしもふわふわ、なんとなく、わかる。伝わってる。
     能動的に誰かと関わることは怖い。選ばれる側でいることは、関係性において責任を負わずに済む。そうして関わった人たちの前で、わたしはどんな顔をして、どんな言葉を発しているのだろう。
     誰もが抱いたことがある「わたしって誰?どういう人間?」という普遍的な問いを肯定してくれているかのような物語だった。

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    2021年06月24日
  • サラバ! 下

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    性生活の赤裸々な部分、共感しか無かった…今大学生だからここに痺れるんだよな…35際になった時またこれに救われそうだわ…

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    2025年12月16日
  • こうふく みどりの

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    この痛みと悲しみとやるせなさをすべて肯定して、あたたかさを添えてくれるのは西さんの文章だなあと、救われながら思う。
    そこ抜けの優しさって、格好つけるところなんて微塵もなくて、ほんとはこういうことかもしれないと、強く思ったりした。

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    2021年06月18日
  • ふくわらい

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    妖気ただよう特異な体験をした人にまつわる物語として、感動しました。
    しかし、この本は、 第一回の物語賞としては、 選考ミス、選考委員の人選ミスだったのではなかったのではないでしょうか?
    わたしは河合さんの文章に数多く触れてきた河合隼雄ファンです。 そんな中で、 河合さんは読後感の悪い本は嫌う、と思うようになりました。

    物語性のある小説とは、一言で言うなら、意味のある偶然をどう脚色するかだと想います。
    そして、読者に宗教性を浸透させていくのが河合さんが目指した文学だとおもいます。

    この本、あまりに奇をてらうストーリーと表現が目立ちすぎませんか?僭越ですが、河合隼雄さんの奥様が読まれたら、これ

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    2021年08月09日
  • サラバ! 下

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    下巻もやはり中巻から大きな展開を遂げた。この物語は上、中、下巻それぞれが別の著作であるかのごとくストーリー展開していく。主人公歩の半生記としては十分に壮大で読み応えがあった。しかし物語後半、つまり歩が大人になってからはいささか重たいテーマが表面化してくるようになる。前半のウィットに富んだ軽やかな雰囲気を懐かしく思わないこともなかったが、それでも読むペースは落ちなかったのは、歩の半世は波瀾ながらも十分に現実的でありその描写がリアルそのものであったからに他ならない。

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    2026年01月24日
  • サラバ! 中

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    話が一気に展開して上巻からは別の物語になったかのようですがやはりぐいぐい引き込まれました。さらに下巻はどのような展開を見せるか楽しみでなりません。

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    2026年01月24日
  • こうふく あかの

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    ネタバレ

    西加奈子「こうふく みどりの」の姉妹作。
    2冊で1作品、ということだが、普通に【続編】と理解
    した方が良いかも。だから、もしこの作品を読もう、と
    いう人が居るのなら、先に「みどりの」を読んでからの
    方がおもしろい、と最初に言っておくことにします。

    「あかの」の主人公は二人で、それぞれのタイムライン
    の物語が交互に進む、という構成。一人は2007年の段
    階で調査会社に中間管理職として勤務する男で、典型的
    な「事なかれ主義」を貫くサラリーマン。
    もう一人は2039年の段階で「最強」とされるプロレス
    ラー。残念ながら、その時代のプロレスはかなり衰退し
    ている模様。

    2007年のある日、妻の突然の

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    2021年04月10日
  • ふる

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    ちょっと難しかったけど、漠然とある女性性に共感を覚えた。すこし違うライフステージに入ったときに読んでみると印象が変わるのかもしれない。

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    2021年01月25日
  • 通天閣

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    ネタバレ

    大阪ぽさというか、この小説に出てくる人物はとても面白かった。普通に声を出して笑った。
    その中でも、バイトの新人の出産、マメに振られること、オタク風男の自殺未遂など、嬉しさ、悲しさ、むなしさなどの感情が揺さぶられた。最後のわずかな希望を残す感じもとても良かった。
    個人的に「疲れたら自転車降りて歩こうな。」という言葉を素敵だと思った。

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    2022年05月10日
  • 字のないはがき

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    「字のないはがき」、向田邦子さんのエッセイ「眠る盃:1979年」で既読ですが、本書は直木賞作家3人のコラボの絵本です。向田邦子(1929~1981)原作、角田光代(1967~)文、西加奈子(1977~)絵です。豪華です。戦時中、田舎に疎開した一番下のまだ字が書けなかった妹の和子さんへの家族5人の思い、特に厳格だったお父さんの優しさが胸を打ちます!

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    2020年02月08日
  • 通天閣

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    引き込まれました 予想と違った。工場で働く男と、ふられることを予想しながら底辺の水商売で働く女。実は昔、縁のあった二人それぞれの生活を追っていくのだが、通天閣の自殺騒ぎを通して、二人がニアミスする。
    この狂言の場面は一気に盛り上がり、涙を誘う。今まで行ったり来たり、停滞していたテンポが、急に速くなり、周囲をもまきこんでしまう。ここのシーンには、私も持っていかれました。よかったです。このギャップはさすが西加奈子さん。おもしろかったー。
    ここまで人生投げていても、前を向けるんだ、と信じられるお話。

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    2026年02月25日
  • 走れメロス 太宰治短編集

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    悪い王をゆるせなかったメロスは、はむかったため処刑されることになりました。しかし妹の結こん式のため、三日間だけ時間をもらいます。親友を身代りにし、メロスは走り出すというお話です。

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    2018年01月14日
  • こうふく みどりの

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    ネタバレ

    共感でも俯瞰でもない絶妙な距離感で見る中学生の初恋と失恋。
    (ちょっと風変わりだけど)ただの日常といえばそれだけなのに、狂おしいほど好きな場面が随所にあります。
    エビフライを尻尾まで食べるコジマケン。
    雨宿りしながら、タバコの箱を探す明日香。

    全編を通して、張り紙やパッケージの文言が勝手に目に入ってしまう演出でなされる、ごちゃっとした空気感も心地よい。
    いちばん好きな作家さんは西加奈子さんですが、西加奈子さんの本のなかでいちばん好きです。

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    2017年07月20日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    「好き」っていう感情をこんなにも言語化することが可能なのか!と驚かされた。
    難しい表現もなく、するする読み進められる。

    私も夏目のような恋をしてみたいと思うと同時に、どれだけ苦しむことになるんだろうとも思った。
    というか、実はこれまでにもそういう恋をしたことはあるけど、ただ気持ちを言語化できていないだけ?とも思う。自分が作家だったら、これまでの恋愛をどんな言葉で紡ぎ出すんだろう。

    夏目、間島、瀬田、みどりさん、それぞれの恋がいつかまっすぐ実りますように。

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    2026年05月06日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    誰もが胸の奥に何かを抱えていて、それは決して目に見えることはない(°▽°)
    愛する人が目の前にいたとしても、その人の全てが見えているわけではないという事実(°▽°)
    悲しいことではあるけれど、それはそれで幸せなことなのかもしれない(°▽°)

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    2026年05月06日
  • きりこについて

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    きりこがラムセス2世に「ラムセス2世!」と言ってから「うちは、容れ物も、中身も込みで、うちなんやな」って所が良かった

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    2026年05月05日
  • くもをさがす

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    読み始めてから、あ、この本以前読んだことがある、と気づいたのですが、また読破してしまいました。
    大好きな作家さんが海外で乳がんを患い闘病されるエッセイですが、乳がんという言葉はよく聞くのですが、実際どのような治療がされるのか、どのような経過を経て完治されたり、再発するのかなど、全く知らなかったので、とても参考になりました。
    自分の胸にも悪性ではない嚢胞が複数あり、それがいつ悪性になるかも知れず、検診のたびにドキドキしていますが、やはりどこか他人事で。
    日本とカナダの医療の提供の仕方の違いに怯え、周りの方が愛情深くサポートしてくれる様子をとても羨ましく読ませていただきました。

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    2026年05月03日
  • わたしの名店

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    テーマごとにお気に入りの店ととっておきの一皿、それにまつわるエピソードがまとめられた1冊。
    大好きな作家の澤村伊智が寄稿しているというので読んだ。澤村伊智、なかなかエッセイなどは書かないので……。
    タイトルの通り、書き手がこよなく愛する料理のことを書いているのと、そうに至ったエピソードがあり、読んでいて楽しかったし料理の描写がおいしそう。お腹すく。
    前後で読んでいた本がわりと重めだったからいい息抜きになった

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    2026年04月29日