西加奈子のレビュー一覧

  • こうふく みどりの

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    母、祖母、伯母、従姉妹、雌猫2匹、雌犬一頭、主人公の中学生女子、全員女の家族の物語
    この家族は、みんな一癖も二癖もあるが、自然とみんなが集まってくる
    その中心は、マッサージチェアに常に座っている祖母
    母は働かず、従姉妹はほとんど口を聞けない
    ただ、主人公は真っ直ぐな心を持つ
    ちょっと変わった小説だ
    ただ、抜群に面白かった

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    2026年03月02日
  • 円卓

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    周りを見たら暗い本ばかりが残っている。外はいいお天気で眩しい。こんな日は西さんのほのぼのとした優しい本が読みたくなった。
    公団住宅に住む「琴子(こっこ)」は小学校三年生。家族は三世代8人が仲良く暮らしている。琴子は祖父母、両親、三つ子の姉に大切にされて伸び伸びと育っている

    六畳の部屋に中華料理店から来た大きな円卓があり、料理がくるくる回ってくる、家族もいささかユニークで個性的。

    ユニークといっても琴子はこの年頃からはみ出ているわけではないが、周りが気になり始めた年頃で、そのあたりがとても面白い。憧れの同級生がモノモライが出来て眼帯をしている、いいなぁ眼帯。
    発見に満ちた日常をジャポニカ学習

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    2026年03月01日
  • i

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    「この世界にアイは存在しません」
    そんな書き出しから始まる物語。

    ぐらぐら、アイデンティティが揺れる。
    血のつながりや、出自など、
    「人とは違う」ことが多いアイ。

    私は存在していていいのか?
    自分の生まれてきた意味って?
    私は、「恵まれた」人間で良いのか?
    そんなふうに、ひたすら自問自答する。

    物語に出てくる、ミナ、ユウ。

    みんながいて、私がいる。
    あなたがいて、私がいる。

    文庫本の後書きまで読んで、ほーってなった。

    ぜひ、ティーンエージャーに薦めたい1冊。

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    2026年03月01日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    後半から気持ちが揺さぶられてばかりいた。

    姉からの 「ずっと揺れている」「芯がない」「芯を持ちなさい」の言葉。

    まるで自分に言われているようで、苦しかった。

    唯一の居場所だと思っていた須玖と鴻上と自分の3人の世界も、打ち砕かれた。2人の告白の前に私も動悸がした。

    本当は鴻上が好きだった。
    自分が好きなものを恥じていた。
    自分を信じていなかった。 
    そんな自分が嫌いだった。
    大嫌いだった。

    ここの描写に天を仰いで泣いた。
    刺さった。言葉が槍みたいに身体中にグサグサと突き刺さったのを感じた。

    カイロへ再び降り立った際、ヤコブと再会した。しかし、ヤコブとの間に大きな隔たりがあることを思う

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    2026年02月26日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    中と下はあっという間に読んだ。
    歩の考え方、見られ方や他者意識だったりどこか冷静に取り繕っている性格は自分に似たものを感じた、歩ほどモテないし歩ほど壮大な人生を送ってはないけれど。
    その点歩が行き着いた自分の信じるものを見つけられるのか、とてつもなく不安に感じた。
    最後に上中で登場した人物をちゃんと下で回収してくれてスッキリ読み終えられた。

    もともと読書はほとんどしないし西加奈子さんは初めて読んだが表現にとても心地よさを感じたし、本当に歩が須玖がヤコブがどこかで生きてると思うような気さえした。

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    2026年02月25日
  • サラバ! 中

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    ネタバレ

    歩は人のことをよく見ている。自分のこともよく分かっている。客観的に見ている。動悸は不純でも、物事を楽しんでできる。本人が意図しなくてもできてしまう。本当に上手くやっている。羨ましい。そして疎ましい。


    この小説は声に出して笑ってしまう描写がちょこちょこある。


    姉は巻貝になっていたっていうのもウケたし、サトラコヲモンサマの正体について、知った時は本当に爆笑してしまったし、でもその冗談じゃなくその名前にした矢田のおばちゃん、本当にすごいなって……悩める人が悩まなくてもいいように、信じれる対象や場所を作ってあげたこと、すごいなって思った。


    祖母が死に、母は再婚し、姉は大量の巻貝を作り、最後

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    2026年02月24日
  • GOAT

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    これで500円って満足すぎる
    読んだことない作家さんのも読めるし、
    また世界広がります。
    紙質だったりデザインもすごく凝っていて
    読んでて楽しい!

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    2026年02月22日
  • わたしに会いたい

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    くもをさがす、が良すぎて流れてきました。

    男性性を下げずに、
    性•個人そのもののあり方に
    かなり切り込んでいるような気がします。
    その上好戦的でない。
    (これはジェンダーを語る代名詞が
    私の中で金原さんだから、相対的にこう感じたのかも。)

    素朴な「なんで?」から生み出される短編集。

    個人の闘病体験も色濃く反映されているな、と感じました。だからこそリアル。でもちゃんとフィクション。

    闘病は凄まじいものだったんだと思う。
    耐え難い体験を通じて、本作が生まれ、
    世間に一石を投じるような素晴らしい作品が誕生する。
    そして改めて考え込む読者。

    こうやって考える機会を足がかりに
    人類は進化をして

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    2026年02月22日
  • きりこについて

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    自己肯定感低めで人の目が気になるって人& 猫好きな人に是非読んでもらいたい!
もちろん私もその1人ですが、とっても良かった!
容れ物ばかりにとらわれない生き方したいですね
前向きになれる作品です。
面白かったです♪

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    2026年02月21日
  • きいろいゾウ

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    ツマの世界観が好きだった。
    脆く、儚く、美しい感性の女の人だと思った。
    ムコさんの背中の鳥を見たいと思った。
    読み進めるとアレチさんも洋子も駒井さんもみんな知り合いみたいに感じた。

    西加奈子さんの小説を書く言葉がいつも刺さります。ありがとうございます。読んでよかったです。

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    2026年02月15日
  • くもをさがす

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    癌の闘病記というすごく個人的で具体的な話を、闘病したことがない読者に過不足無く伝える筆力はさすが売れっ子作家というところだろう。

    日記を書きながら執筆を始めたということだったが、だからだろう、新鮮な感動や苦悩を読むことができた。著者個人の体調だけでなく、家族の様子や社会の状況を合わせて書き表すことで、よりリアリティが増していた。

    バンクーバーに住む日本人女性であること、癌闘病者であること、夫と息子がいること、作家であること、様々な要素で「西加奈子」は作られていて、その心身のオーナーは「西加奈子」自身であることが語られていたと思う。

    日本には日本の良さ、バンクーバーにはバンクーバーの良さが

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    2026年02月14日
  • くもをさがす

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    悲しみも驚きも恐怖もよろこびも、西さんの言葉でありのまま書かれていてすごく良かった。
    病気だから不幸だから、幸せを手放す理由にはならない、が忘れられない。関西弁のカナダ人たちがドラマチックにするでもなく、淡々と病気と体と心との向き合い方を教えてくれた。

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    2026年02月11日
  • うつくしい人

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    人の目を気にしながら生きていくことは決して良くない事ではなくて、逆に気にしながら生きていくことで、気付かされる自分の姿もある。主人公の自分自身に対しての考え方など今の自分と重なる部分もあってスっと読めた。ともさかさんとの対談で出てきた、「自分で不幸になれる人は自分で幸福にもなれる」その通りやなーって。西さんの生きてる"生"の部分が垣間見えてうつくしかったです。

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    2026年02月10日
  • くもをさがす

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    西加奈子さんの強さに励まされた。
    先進国であるカナダの医療の現実にも非常に考えさせられた(いのちは平等であるからこそ、順番が回って来ないなど)
    また色んな人に助けられているところから、普段から素敵なパーソナリティが溢れ出ているのだろうと思った

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    2026年02月09日
  • サラバ! 下

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    圷歩くんの人生を大事に読ませてもらったような感じ。
    自分の在り方や、信じるべきものが曖昧になってしまった時に読み返したい物語になるんだろうなと思った。
    私たちは、常に他人がどう思うかを気にしすぎて揺らぐことも多いけど、本当に大切なのは、自分が何を信じていて、どう思うかなんだろうなと思う。
    ただ、その信じる何かを見つけたいと思うけど、それがどうも難しい。それは、取るに足らないありふれたなにかのようだけれど、わからない。
    本の中で、信じるものが見つからないようなら他の本も読んでみてと書いてあったし、めげずに探したいと思った。

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    2026年02月08日
  • 円卓

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    何年かぶりの再読
    相変わらず美しくて泣きそうになる
    美しいものを見て涙が出るのは西加奈子さんの小説で覚えたこと

    こっことぽっさんが永遠に仲良くいれたらいい、いれるだろうなとは思わない
    人間は子どもという期間を永遠に続けられないということを知っているからこんなに美しいと思うんだろう
    こころをむき出しにしたとき、こんなに美しいものが見えるだろうか

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    2026年02月06日
  • 字のないはがき

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    まだ字も書けないほどの小さな女の子が戦争のために家族から離れて疎開した。

    家族からたくさん愛されてきた小さな妹。
    両親の心配をよそに元気に疎開先へ出かけていく。
    その後疎開先でどんどん元気をなくしていく様子が字のない葉書からありありと伝わってくる。
    その変化に胸が締め付けられた。
    どんなに心細く苦しかっただろう。
    お母さんもお父さんも居ても立っても居られなかっただろう。

    子どもたちの無邪気さ、健康、安全基地、時には命を奪ってしまう戦争の理不尽さをひしひしと感じた。なぜ人間はそんな愚かな行為に繰り返し走ってしまうのか。

    小さな妹が無事に大きくなってよかった。

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    2026年02月04日
  • きりこについて

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    ふっと涙がこぼれ落ちるような、そんな一冊。
    自分を見失いそうになった時は読み返したい

    「自分」の欲求に、従うこと。思うように生きること。誰かに「おかしい」といわれても、「誰か」は「自分」ではないのだから、気にしないこと。

    自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん。

    読みやすいし、人として大切なことがギュッと詰まっていた。

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    2026年02月03日
  • i

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    ネタバレ

    主人公のアイの複雑な生い立ちや繊細な性格について考えさせられた
    世界中で起きている様々な災害、戦争、事件、宗教対立について自分ごととして調べてみようとおもった

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    2026年02月01日
  • サラバ! 中

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    サトラコヲモンサマ、、
    人の心の支えになるもの、たいそうなものでなくていい、信じられるものなら何でもいい、自分たち人間では手に負えないこと、自分たちのせいにしていては生きてゆけないこと、それを一身に背負う存在、 きっと必要なものだろう。

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    2026年02月01日