西加奈子のレビュー一覧

  • サラバ! 下

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    圷歩くんの人生を大事に読ませてもらったような感じ。
    自分の在り方や、信じるべきものが曖昧になってしまった時に読み返したい物語になるんだろうなと思った。
    私たちは、常に他人がどう思うかを気にしすぎて揺らぐことも多いけど、本当に大切なのは、自分が何を信じていて、どう思うかなんだろうなと思う。
    ただ、その信じる何かを見つけたいと思うけど、それがどうも難しい。それは、取るに足らないありふれたなにかのようだけれど、わからない。
    本の中で、信じるものが見つからないようなら他の本も読んでみてと書いてあったし、めげずに探したいと思った。

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    2026年02月08日
  • 漁港の肉子ちゃん

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    めっちゃ感動した。どんどん文章に引き込まれて、気づいたら西加奈子ワールドにどっぷり浸かってました。
    肉子ちゃんもきくりんも好きやなぁ。

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    2026年02月07日
  • 円卓

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    何年かぶりの再読
    相変わらず美しくて泣きそうになる
    美しいものを見て涙が出るのは西加奈子さんの小説で覚えたこと

    こっことぽっさんが永遠に仲良くいれたらいい、いれるだろうなとは思わない
    人間は子どもという期間を永遠に続けられないということを知っているからこんなに美しいと思うんだろう
    こころをむき出しにしたとき、こんなに美しいものが見えるだろうか

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    2026年02月06日
  • 字のないはがき

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    まだ字も書けないほどの小さな女の子が戦争のために家族から離れて疎開した。

    家族からたくさん愛されてきた小さな妹。
    両親の心配をよそに元気に疎開先へ出かけていく。
    その後疎開先でどんどん元気をなくしていく様子が字のない葉書からありありと伝わってくる。
    その変化に胸が締め付けられた。
    どんなに心細く苦しかっただろう。
    お母さんもお父さんも居ても立っても居られなかっただろう。

    子どもたちの無邪気さ、健康、安全基地、時には命を奪ってしまう戦争の理不尽さをひしひしと感じた。なぜ人間はそんな愚かな行為に繰り返し走ってしまうのか。

    小さな妹が無事に大きくなってよかった。

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    2026年02月04日
  • きりこについて

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    ふっと涙がこぼれ落ちるような、そんな一冊。
    自分を見失いそうになった時は読み返したい

    「自分」の欲求に、従うこと。思うように生きること。誰かに「おかしい」といわれても、「誰か」は「自分」ではないのだから、気にしないこと。

    自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん。

    読みやすいし、人として大切なことがギュッと詰まっていた。

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    2026年02月03日
  • i

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    ネタバレ

    主人公のアイの複雑な生い立ちや繊細な性格について考えさせられた
    世界中で起きている様々な災害、戦争、事件、宗教対立について自分ごととして調べてみようとおもった

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    2026年02月01日
  • サラバ! 中

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    サトラコヲモンサマ、、
    人の心の支えになるもの、たいそうなものでなくていい、信じられるものなら何でもいい、自分たち人間では手に負えないこと、自分たちのせいにしていては生きてゆけないこと、それを一身に背負う存在、 きっと必要なものだろう。

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    2026年02月01日
  • i

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    ライアンクルディの写真は初めて見た。知らなかったけど、衝撃的やな。恵まれてる人だから、些細なことで悩んじゃいけないとかいうのはきつい、みんなそれぞれそれなりに地獄を抱えている。

    P115 アイはますます内向し、内向した世界は日々豊穣になった。
    p315 自分の手柄でもなんでもないのに、いい家に住んでることがすごく恥ずかしかった。
    p317 今の自分の幸せを願う気持ちと、この世界を思いやる気持ちは矛盾しない。

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    2026年01月31日
  • くもをさがす

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    私は妻が子宮筋腫の摘出手術の日に仕事を選ぼうとした瞬間があった。だから私は癌になったんだ。いつも仕事の何かに怯えてた。何かを埋めるのに必死だった。心身の悲鳴をごまかし働いた。見失っていた。

    今、病床で無事手術を終えた妻に進められてこの本を読んでいる。
    病で己と向き合う作者は勿論のこと、関わる人たちは皆主体的に生きていた。明るく強く優しかった。愛に溢れていた。

    私は見失っていたと思う。効率重視過ぎる世の中に流され、人の目に怯えて生きる、いや、生かされていたと痛感する。
    病床では有り余る時間があることはわかっていた。この機会にこれまでの物の考え方や認識の枠組みをシフトをすべきではと心に決めてい

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    2026年01月27日
  • サラバ! 下

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    上中巻を読みながら「三人称視点の主人公語りで不思議な書き方するな」と思っていたが、これを自叙伝と言うのか。気づいたら時制が現在になっていた。
    徹底的に受け身で芯の無かった歩が、自分の信じるものを見つける過程に説得力があった。「空船」を想起したが。

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    2026年01月27日
  • すきが いっぱい

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    詩人、谷川俊太郎と作家、西加奈子の詩のやり取り。
    挿絵は西加奈子作。


    詩の感想は難しいです。
    パッと読んだ印象で、谷川俊太郎さんの詩は、あっさり簡潔な言葉でギュッと個人に集約されるイメージ、西加奈子さんの詩は割と普遍的、全体に広がっていくような詩だと感じました。

    谷川俊太郎さんの詩をじっくり見ていて。
    全角スペースを空けている詩はよく分かりますが、よくよく見ると半角スペースを空けている詩があって、その緻密さに感動しました。

    一番最後の「すき」の詩は、分かりやすい全角スペース、最後は改行して「すき」と一言。ずっとジンと心にきているものが最後でギュッと、すき!そう!好き!って心がギューっと

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    2026年01月27日
  • i

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    路上生活者の方にお弁当を配るボランティアをした後に、一緒に参加した友達と夕食を食べた日のことを思い出した。ご飯は美味しかったけれど、会計が自分が思っていたよりずっと高くて、後から少し高めのお店であることを知った。痛い出費に苦い感情を覚えると同時に、今晩の食事代でどれだけの人々の健康的な食事を用意できただろうと考え、ずーんとした気持ちになった日。自分は偽善者なのではないかと思ったりした。
    今日も世界でたくさんの人が紛争、虐殺で亡くなり、それを私は安全な場所、あたたかくて広い家の中でニュースを見て知る。私は暴力的な構造の世界の中で生きていて、今日も誰かの暴力の上で生活している。それに自覚的でありな

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    2026年01月26日
  • くもをさがす

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    どんな本か知らないで読んでみた。期待してなかった分、評価が高くなっているかもしれない。
    生きていることの儚さ、とでも言えばいいのか。生きてるだけで丸儲けなことを改めて思う。
    かと言って自分の今の状況がそうなのかとも思えず。その環境を作り出しているのは間違いなく自分だが、ありたい形もある訳じゃない。
    生きることは死ぬまでの暇つぶしに過ぎない。それなら、楽しいに越したことはない。

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    2026年01月26日
  • くもをさがす

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    西加奈子さん、『きりこについて』を読んでからずっと気になる作家さんで、『きいろいゾウ』も好きだったし、アニメしか観れていないけど『漁港の肉子ちゃん』の世界観も大好きです。(アニメ観ていない方は是非にも観てほしい!!ほんっっとうに観てほしい!!笑)

    そして今回はこちらの『くもをさがす』という、西加奈子さんのがんサバイバーとしてのエッセイを読みました。

    コロナ禍のカナダで癌が見つかったことから、大変なことも沢山あったと思うのですが、それをポジティブに捉えて、良い面を沢山見つけながら癌になった自分と向き合っている姿に、作家としての才能のみに止まらない、偉人的な凄さを西加奈子さんから感じました。

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    2026年01月26日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    あらすじにある通りの超全身恋愛小説だった 泣
    みんな、誰かの何かになることで自分の存在意義を確認しているのかもしれないと考えさせられる作品でした。失恋経験は悪いことだけじゃないんだよ、言葉を持つことの強さを知るためなんだよって教えてくれた気がした 泣

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    2026年01月25日
  • サラバ! 中

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    上巻(1、2章)で蒔いた種が芽を出して来ているような、いわゆる伏線回収が上手い。阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件のような過去の出来事と、それによって揺り動かされる登場人物たちの心情のリンクが自然で、実際に生きている人間のリアリティがある。

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    2026年01月25日
  • サラバ! 下

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    めちゃくちゃ感動しました。歩がメインですが、貴子、圷家、今橋家、須玖、ヤコブ、鴻上、他にも色々な人たちの生き様に感動したんだと思います。いやー、面白かった。

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    2026年01月24日
  • サラバ! 中

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    中巻も面白かった!♡
    須玖っていう友達に出会えてよかった。わたしもそんな友達がいるから歩むの気持ちすごくわかる。

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    2026年01月23日
  • くもをさがす

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    がん闘病記。
    がんという自身の中にあるものと向き合いつつ、
    関わる人々に意識の比重が大きいエッセイ。

    あと海外で発症した、という土地柄なのか、
    登場人物が多いように思う。
    日本で治療したがん闘病記よりも。

    だからこそそれぞれの愛が読んでる側にも肌に染みる。そして愛やあたたかさには種類があっていいんだ、としみじみ感じる。
    適切な表現かわからないけど、
    眩しくて、風通しが良くて、とても開かれたエッセイ。

    黄色い表紙がとってもぴったりだ。

    読めてよかった。

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    2026年01月23日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    暗い。いろんな感情に息が詰まりそうで涙が出た
    幻想的でミステリアスで良かった
    読み終わってからずっと余韻が抜けない

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    2026年01月24日