西加奈子のレビュー一覧

  • こうふく あかの

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    世間一般的なものさしに左右されないで生きている兎島からの「かっこいい」だったからこそ、嬉しかったんだろうな。

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    2026年05月05日
  • サラバ! 下

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    やあ、面白い小説だった。上中下3巻があっという間に読めてしまう……といいつつ進むのがもったいなくて故意に時間をかけて読みもした。
    主人公の歩の前半生(30歳くらいまで)がヤコブや須玖といった親友・ソウルメイトをの結びつきがあるし、高身長のイケメンだしで順風満帆でそのまま痛快に人生を生きていくのかと思いきや、30歳過ぎからどん底に落ち込んだのが衝撃。
    しかもそれは、家族や人々の間でうまいこと立ち回ってきたがゆえ、うまいこと立ち回ろうとするがために自分の芯をなくしてしまっていたというわけ。歩が幼い頃から自己顕示欲が強い面倒な存在だと思っていた姉が、それらの言動は実は自分の芯を求めるための遍歴であり

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    2026年05月04日
  • サラバ! 中

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    やあ、面白い小説だった。上中下3巻があっという間に読めてしまう……といいつつ進むのがもったいなくて故意に時間をかけて読みもした。
    主人公の歩の前半生(30歳くらいまで)がヤコブや須玖といった親友・ソウルメイトをの結びつきがあるし、高身長のイケメンだしで順風満帆でそのまま痛快に人生を生きていくのかと思いきや、30歳過ぎからどん底に落ち込んだのが衝撃。
    しかもそれは、家族や人々の間でうまいこと立ち回ってきたがゆえ、うまいこと立ち回ろうとするがために自分の芯をなくしてしまっていたというわけ。歩が幼い頃から自己顕示欲が強い面倒な存在だと思っていた姉が、それらの言動は実は自分の芯を求めるための遍歴であり

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    2026年05月04日
  • サラバ! 上

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    いやあ、面白い小説だった。上中下3巻があっという間に読めてしまう……といいつつ進むのがもったいなくて故意に時間をかけて読みもした。
    主人公の歩の前半生(30歳くらいまで)がヤコブや須玖といった親友・ソウルメイトをの結びつきがあるし、高身長のイケメンだしで順風満帆でそのまま痛快に人生を生きていくのかと思いきや、30歳過ぎからどん底に落ち込んだのが衝撃。
    しかもそれは、家族や人々の間でうまいこと立ち回ってきたがゆえ、うまいこと立ち回ろうとするがために自分の芯をなくしてしまっていたというわけ。歩が幼い頃から自己顕示欲が強い面倒な存在だと思っていた姉が、それらの言動は実は自分の芯を求めるための遍歴であ

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    2026年05月04日
  • 私の身体を生きる

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    凄かった。エッセイというものをほぼ読んだことがなかった私にとって強烈な読書体験だった。
    ほんタメというYouTubeチャンネルで紹介されており興味を持って読んでみた。これは、映像化はきっと難しい、本という媒体のみを通して伝えられる感覚だと思った。
    共感できる部分も多く、一方で共感できなかったあの子の振る舞いはこんな感覚にルーツがあったのではと思い至るところもあって、強烈に胸に響いた。私の感じたもやもやを言語化してもらったようで嬉しさもあった。自身も女性性を元とした経験はポジティブ面、ネガティブ面ともにあり、同じような経験をした作家がそれをどう捉えるかを聞けたことが嬉しかった。
    性に関する体験を

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    2026年05月04日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    文字以外の空間が広い小説だった。4人それぞれが他3人に対して持つ嫌悪感や不快感が、過去の記憶に絆され、徐々に前向きなものになっていく過程が心地よい。所々で挿絵のように挟まれる風や空気、人物の形や仕草の描写が、読み手をその物語の世界の中にずっと留めておいてくれる。



    あの猫は死神のような存在だったのかな…

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    2026年05月04日
  • 舞台

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    ネタバレ

    旅しながらも葛藤する主人公の姿が自分に重なり、どんどん読み進めてしまった。
    「この苦しみは、自分しか体験できない」という言葉にとても救われた。仕事がうまくいかず、将来どうなるのか全く見当がつかないが、そんな苦しみは今私しか感じられない。そう思うと悪くないじゃんって思った。今の苦しみを噛み締めて生きていこう。

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    2026年05月03日
  • ふくわらい

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    ネタバレ

    憧れている人になれなくとも、傷付きながらも自分の道で精一杯生きているバイソンにめちゃくちゃ惹かれてしまった。今憧れの仕事に就いたものの、ハードワーク故に体調を崩して休職しているからかもしれない。共感できるだけでとっても救われる。
    西さんはこういう作品が多くて大好きだ!

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    2026年05月03日
  • 円卓

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    こんな素敵な家庭を作りたい、そう思わされる一冊。新しく家族ができた時に読み返したいな。
    みんなが顔を見合わせる円卓があって、おばあちゃんおじいちゃんも元気に暮らしていて、笑顔が溢れる食卓が最高にいい。
    主人公の心の中も面白い。

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    2026年05月03日
  • うつくしい人

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    ネタバレ

    物語の世界観、空気感がとても好き。
    みんなそれぞれ悩みはあるけれど、その大小、カテゴリーは人によって様々。
    自分が悩んでる時、他人の些細な、関係のない発言に救われることってあるよなぁ。
    大事な人はずっと変わらずいてくれるのに、自分だけ気持ちがうろちょろしていることもあるよなぁと今の自分のことのように感じた。
    悩んだ時に読み返したい。

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    2026年05月03日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    ネタバレ

    なんというか、ヒリヒリどころかズタズタ(笑)
    それなのに、そういう物語を求めているときがある。

    恋が恐怖からはじまるところが刺さった。近づくたび、相手への感覚が研ぎ澄まされて、言葉が溢れて、理解した気になるけど、結局、近づいた先は、暗くて、恐怖は恐怖のままだった。
    それぞれの狂気があって、人のことには冷静なのに、自分の感覚は止められない。
    『間島昭史』という概念、瀬田の存在。
    主人公が生き抜くために必要な終わらせ方だったんだと感じた。恋愛だから湧いたエネルギーであり、恋愛だけだったら湧かなかったエネルギーだと思った。

    わたしには、まだ受け取れていないことが山程ある気がする。また、読み返した

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    2026年05月03日
  • i

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    「渦中の人しか苦しみを語ってはいけないなんてことはないと思う。想像でしかないけど、それに実際の力は無いのかもしれないけれど、想像するってことは心を、想いを寄せることだと思う」
    世界中の死をノートに記して、裕福な家庭に養子に貰われた時分を恥じていたアイ、望まない妊娠をしたが流産してしまったアイを心の底から心配して寄り添おうとしたミナ、「どこまでが使命としての報道なのか、どこまでが自分のためなのか」を悩み、難しさを内包した「愛があるかどうかだよ」というシンプルな答えに行き着いたユウ

    世界のどこかで起きている事への気持ちと身近な大切な人を想う気持ちは切実さや想いの深刻さや大きさに差はあるかもしれな

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    2026年04月24日
  • i

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    これは久しぶりに読み応えのある本!!自分もルーツについてモヤモヤして生きてきたので改めて考えてみたい。

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    2026年04月23日
  • 舞台

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    「俺はいつだって演じている。何かを。正解を求めている。
    だが、困ったことに、この正解も曖昧だ。」

    その場で、どう、人に見られるかを常に意識してしまう自分と葉太が重なった。
    そこまでか!って思うところと、わかる、、ってなるところがたくさんあった。
    「自分とは?」を考え始めると思考がすぐ止まっちゃって、なぜだか怖くなることがある。
    他人からしたら本当にどうでもいい苦しみなんだろうけど、それに一生苦しめられるのかと思うと先が見えなくなるんだよなあ。

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    2026年04月23日
  • サラバ! 下

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    上中下巻からなら壮大な歩くんの半生記。読みやすいストーリーと「これでもか」というくらいの個性的なキャラクター群に引っ張られ、速攻読破!誰しもが悩む「じぶんの指標」について考えさせられる。「10代のうちに読んでほしい!」とオジサンからのオススメです!

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    2026年04月18日
  • サラバ! 下

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    宗教、生き方、信ずるもの。それぞれの人生において見えないけれど非常に大切なもの。
    人ひとりの人生を追うことって、本当に面白い。それぞれにドラマがある。
    争いを避けるために中立にいる。それによる存在を消してしまう能力。それは相手を思いやりながらも、結果的にはいつまでも使える方法では無かったし、積極性が無いがゆえの受け身な決断には自分の気持ちが無いという負の部分ともなった。
    にしても主人公の深い自叙伝、回想録であった。

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    2026年04月08日
  • きいろいゾウ

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    西加奈子さんの紡ぐ言葉がとても好きで、付箋だらけになってしまった…笑
    幸せって普通のことでいいんだなぁって思い帰らせてくれるお話です。

    ぜひ解説までしっかりと読んでほしい!!

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    2026年04月07日
  • i

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    ネタバレ

    アイに限らず、人は生きる権利・目的・根拠を求めていると思う。望んだか否かにかかわらず、それは強いほど、長続きするほどよい。
    血のつながりは生まれてきたのは正当性を担保するため。
    震災の渦中に自ら残ったのは、不幸な運命に自分が選ばれたと証明するため。

    しかし当事者性を持ったにもかかわらずアイが激しく苦しんだことがある。流産である。
    そこでアイは、不幸の当事者でありたいと願うのは傲慢であったと心から理解する。世界中の死者数を数えて苦しみを摂取していた彼女は、たった一つの命が消えたことに絶望した。
    さらにアイにとって理解できないことが訪れる。ミナが中絶することを打ち明けた。アイは非常に大きな怒りを

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    2026年04月07日
  • サラバ! 中

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    この巻良かった。宗教について不思議に思っていたことの答えが分かった気がする。
    自分で自分が信じるものを見つける。
    これだと思う。みんな多くの人がその時代、その時代、不安で厳しい生活しかない世界だった。だから、外にすがれるもの、心の拠り所となるものが欲しかったし、必要だったんだ。あとは、今現代より見えないものを信じる気持ちが今よりはるかに純粋だったとも思うし、大きくなってからも親への従順さとかも違っただろうし。そして、自分が信じたものが間違いだったなんて、そうそう信じられないし、自分の信念みたいになってからはそれを手放すのはかなり難しいからね。他人に無理強いさせなかったとしても、ある意味心を囚わ

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    2026年04月06日
  • 私の身体を生きる

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    個人的にはむっちゃ面白かったが、娘を持つ父親としてはマジ複雑。危険すぎるやん、満員電車に乗せられないし、共学にも入れられない。とかやってると箱に入れすぎて社会に出て路頭に迷う。
    特に若い女性は希少性が高いし、あらゆる年齢層の男性から性的視線を向けられるキモさ、精神的苦痛は想像してもキツイ。
    しかも性被害に遭えば一生悩まされるし、キモい男性、痴漢は一定程度発生して避けようがないとしたら、。地獄に落ちないようにだけはしっかりと自衛せなあかんよな。

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    2026年03月31日