西加奈子のレビュー一覧

  • ふくわらい

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    途中から一気に読んでしまった。
    グロいけどそのグロさ以上にひとがどう世界を捉えるのかひとの人類学というか人間学みたいな視界を広げてくれる作品だった。西加奈子さん恐ろしい!!どうしたらこんな作品が書けるのか。。。

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    2025年11月07日
  • くもをさがす

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    異国の地カナダで、癌だと診断された作者の治療の経過と心の動きが描かれている。

    現地の看護師さんの言葉が大阪弁で笑えた。ほんとにそんな勢いと雰囲気なんだろうな。

    作中 ウイリアム・フォークナーの引用
    「文学は、真夜中、荒野のまっただ中で擦るマッチと同じだ。マッチ1本では到底明るくならないが、1本のマッチは、周りにどれだけの闇があるのかを、私たちに気づかせてくれる」

    本を読むことで物語を追体験できるが、それは現実に自分の身に起こった出来事ではない。せいぜい想像力という翼を鍛えて闇夜を無事に飛べるように祈るしかないのか。

    西加奈子さんの弱さも含めた凛とした強さ
    とても印象深い1冊になりました

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    2025年11月02日
  • サラバ! 下

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     言語を超えたものを言語によって表現すること。それこそ文芸の冥利ではなかろうか。

     本作は自分が読んできた中で最もそれに成功している。ずっとこんな小説が読みたくて探し求めていた。殆ど理想そのものと言って良かった。

     以心伝心、不立文字。

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    2025年11月02日
  • くもをさがす

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    素晴らしい一冊だった。手元に置いておきたいと思った。排外主義が蔓延する中、人と人との繋がりの素晴らしさを感じることができた。

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    2025年11月02日
  • くもをさがす

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    ガン闘病記である。お涙ちょうだいな感じでなく、淡々とでも進んでいく。それがリアルで読んでいて辛い部分もあった。なんでもないような日常が、実は幸せなんだとわからせてくれる本。

    ガンの話ではなく、日本では広告など常に提供されて刺激が多いというのが、なるほどと思った。あと、日本人は食にかなり貪欲だというのも納得。食レポなんて独自の文化だろうなぁ。
     

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    2025年10月30日
  • サラバ! 上

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    ネタバレ

    西加奈子が好きで買って、数ページ読んで合わないと思って長い長い間本棚にしまっていた本。その間に結婚して子ども産んで、価値観が大いに変わって…集中力が戻ってきたから読めるようになった作品。買った頃は上中下巻なんて長すぎて読んでられない、と思っていたけど、今の私にはサクサク読める、不思議。

    分厚く3巻もある、一体何が起こるのか、とワクワクするも劇的な何かが起こるわけではない、圷家の毎日が、歩目線で語られていく。しかし、圷家の日常は全くもって中庸でない、ご神木と呼ばれる姉が何をやらかすのかと数行ごとにハラハラするし、その姉と対立する母は、まるで私の母や母になった私のようで、ああ、、、となる。
    気づ

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    2025年10月29日
  • サラバ! 下

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    完全に登場人物、みんなのファンになっていたので、もうすぐ終わりが見えてきて寂しい気持ちで読み進めた。「生きている、これからも生きていくことを信じる」

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    2025年10月29日
  • サラバ! 上

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     圷家に起こる様々な出来事を歩の視点から歩の成長と家族それぞれの人生の機微を描いた作品でした。
     母や姉に振り回されて自分自身を消すように生きてきた結果、大人になって自分自身を見失うことになってしまったのが歩なのかなと思いました。
     でも、エジプトで生活していた時の親友に再会することで本当の自分をちゃんと見つけられた、親友との再会のシーンは泣けてきました。
     途中、荒んでいく歩の生活、その後の立ち直って行く姿がなんとなく今の自分に重なって、力をもらった気がしました。
     淡々と話は進んでいきますが、このあと歩はどうなるの?なんで父と母は離婚したの?とか色々気になって、矢田のおばちゃんの言いたいこ

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    2025年10月28日
  • くもをさがす

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    この本では現在進行形で西さんがたんたんと事実を語っているように感じたが、結果としてそれが自分の背中を押してくれていて、肯定してくれていて西さんの偉大さを感じた。
    西さんが抱えた感情の一つ一つを零すことなく、全てと向き合うことで、よりそう感じさせてくれていたのかもしれない。
    SNSが発達する今、他人と比べることが多くなった環境で「私は私だ。」という当たり前の感情を失いつつあったので、何度も何度も読み返したいと心から強く感じた1冊だった!!!

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    2025年10月28日
  • サラバ! 中

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    上巻はなんとなくありうるなあとか、登場人物に共感したりしていたけど、今回の話はあまりにもドラマ的展開が続いていて複雑すぎた。小説としてめちゃくちゃにおもしろい。

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    2025年10月27日
  • サラバ! 下

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    主人公の年齢と今の自分が近いとか、色々重なる部分があり、刊行されてからかなりの年月が経ちましたが、今読めて良かったと思いました。

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    2025年10月22日
  • わたしに会いたい

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    (あなたのなかから感想)
    「がん」が一人称で語り部をやっていたと判明するのがいい。自分は今まで自分の身体も「私」という一人称に含まれると考えていたが、この話では「がん」という自分と呼べるかグレーな存在が体の中から自分のことを二人称呼びしてくる。大腸菌とかミトコンドリアとかの共生生物(?)からしたら「私」も「あなた」なんだなと思った。人間の生命を蝕む悪というのが人間から見た「がん」だが、「がん」はただそこに存在するだけで、その善悪は人類が勝手にラベル付けしたものだという当たり前のことに気付く。
    自分はまだ「がん」を意識せずに生きているが、死にたいほど辛いのに死ぬのが怖いというのが自分がやがて味わ

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    2025年10月20日
  • GOAT

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    神文芸誌が誕生。
    もうGOATなしでは生きていけない身体になってしまいました。
    私にとって何が神だって、基本的に読み切りを前提とした作品集になっているところ。

    ずっと文芸誌というものに憧れはありつつも、でも文芸誌って連載ものが基本で、途中参加したい新参者はちょっと入りにくい仕組みになっていると思うんです。

    かといって、バックナンバーを漁ろうにもそこにはやっぱり過去の連載作品が絶え間なく続いているのであって、その続きを読むためにバックナンバーを、、、という夢幻スパイラルに陥ってしまう。

    そんな中で新文芸誌の誕生に、ついに一から連載を追える、文芸誌に手を出せるぞ、と思ったらそれ以上の衝撃、す

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    2025年10月19日
  • うつくしい人

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    とても好きだった、何度も読み返したい
    置いていく、っていうのがすごく良かった
    たまらないくらいしんどいことばかりだけど、その度ごとになんとか乗り越えていくしかなくて、この先もそうやってどうにか生きていくんだろうけど
    そんなことがあるたびに読みたいと思った
    同じ星の元に生まれた人に紹介したい本

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    2025年10月18日
  • ご本、出しときますね?

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    BSジャパンのテレビ番組の書籍化。オードリー若林さんがMCする番組が好きな自分にとっては、読み進めてると声が聞こえてきそうな錯覚に陥った。作家の知らない一面が見えてとてもおもしろかった!読んだ章の中では村田沙耶香さんの変人度が群を抜いていた笑

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    2025年10月15日
  • GOAT

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    ネタバレ

    ふだんなかなか文芸誌を読むことがないのですが、どのお話もとても面白くて興味を惹かれました。
    特に気になったのは市川沙央さんの「音の心中」です。
    ふだん読まない系統の作品なので、うまく感想を言えないのですが惹きつけられる内容でした。作中に出てきた芸術館、実在している場所なのですね。
    私にとってはまだ難しい「愛」でしたが、
    こういう愛もあるのか、と知ることができた作品です。

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    2025年10月13日
  • おまじない

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    1番心にのこったのは、孫係かなあ

    自分の感情に真っ直ぐに生きられずに相手の期待に応えようとするけどそれって中々難しい
    そして相手に対してマイナスな感情が出始めるとそう思うことすらいけないんじゃないかと考えてしまう

    けど、係だと思えば、よくできたら係の仕事だと思えば全て楽になる

    マタニティも心に残った

    周りからどう思われるかなとか弱いままって良くないと思いつう上手く生きていけない

    今日会社の帰り道に、車椅子のおばさんを引いて駅まで送った。
    その時、周りから偽善と思われるかなとか、私は車椅子を引いてる自分にいい事したって満足してるんじゃないかとか考えすぎちゃった。

    けどよくよく考えてみ

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    2025年10月07日
  • うつくしい人

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    すごい刺さった。
    承認欲求だったり、人にどう思われるかを考えちゃうことが多かったのでこの本のおかげで私もその島に行けた気がする。マティアスとバーの坂崎さんに会ってみたい。

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    2025年10月07日
  • i

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    持たざる者の辛苦は問題として取り扱われる事が多いが、持つ者の辛苦は見え難くそもそも問題にもされなかったりする
    でも持つ者にも必ず辛苦はある

    想像が及ばない人々がいて、想像が及ばない想いを抱えてる人々がいる
    そんな 想像力の外側に溢れ落ちてしまう人々を、想いを、掬おうとしている物語だと感じた

    自分の想像力の範囲はとても狭く
    想像の及ばない範囲のほうが広いこと
    想像力の外側に溢れ落ちている人々が、想いが、必ずあることを なるべく忘れずにいたい

    文庫だと最後に芸人の又吉と西加奈子の対談が載っているのでちょっとお得感がありました

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    2025年10月01日
  • わたしに会いたい

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    2025.09.30
    結論 :55歳男子のワタシが、女性を理解しようとする歩みはこれからも続けないといけないなと感じた。
    「あらた」と「チェンジ」の2作が特に余韻をもたらした。
    自分が男で大変だと思うことよくあるけど、女性はワタシよりもっと女は大変だと日々感じて生きている。

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    2025年09月30日