西加奈子のレビュー一覧

  • きいろいゾウ

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    西加奈子さんの紡ぐ言葉がとても好きで、付箋だらけになってしまった…笑
    幸せって普通のことでいいんだなぁって思い帰らせてくれるお話です。

    ぜひ解説までしっかりと読んでほしい!!

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    2026年04月07日
  • i

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    ネタバレ

    アイに限らず、人は生きる権利・目的・根拠を求めていると思う。望んだか否かにかかわらず、それは強いほど、長続きするほどよい。
    血のつながりは生まれてきたのは正当性を担保するため。
    震災の渦中に自ら残ったのは、不幸な運命に自分が選ばれたと証明するため。

    しかし当事者性を持ったにもかかわらずアイが激しく苦しんだことがある。流産である。
    そこでアイは、不幸の当事者でありたいと願うのは傲慢であったと心から理解する。世界中の死者数を数えて苦しみを摂取していた彼女は、たった一つの命が消えたことに絶望した。
    さらにアイにとって理解できないことが訪れる。ミナが中絶することを打ち明けた。アイは非常に大きな怒りを

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    2026年04月07日
  • サラバ! 中

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    この巻良かった。宗教について不思議に思っていたことの答えが分かった気がする。
    自分で自分が信じるものを見つける。
    これだと思う。みんな多くの人がその時代、その時代、不安で厳しい生活しかない世界だった。だから、外にすがれるもの、心の拠り所となるものが欲しかったし、必要だったんだ。あとは、今現代より見えないものを信じる気持ちが今よりはるかに純粋だったとも思うし、大きくなってからも親への従順さとかも違っただろうし。そして、自分が信じたものが間違いだったなんて、そうそう信じられないし、自分の信念みたいになってからはそれを手放すのはかなり難しいからね。他人に無理強いさせなかったとしても、ある意味心を囚わ

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    2026年04月06日
  • 私の身体を生きる

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    個人的にはむっちゃ面白かったが、娘を持つ父親としてはマジ複雑。危険すぎるやん、満員電車に乗せられないし、共学にも入れられない。とかやってると箱に入れすぎて社会に出て路頭に迷う。
    特に若い女性は希少性が高いし、あらゆる年齢層の男性から性的視線を向けられるキモさ、精神的苦痛は想像してもキツイ。
    しかも性被害に遭えば一生悩まされるし、キモい男性、痴漢は一定程度発生して避けようがないとしたら、。地獄に落ちないようにだけはしっかりと自衛せなあかんよな。

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    2026年03月31日
  • サラバ! 下

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    歩の成行とそれを励ます姉という、今までの話から予想外の展開に胸を打たれた。
    そのあとの父母やヤコブ再会も大きなポイントだと思うが、個人的に一番きたのはそこ。
    凄いスケールの話で読み応え抜群。
    左足からはじまり左足で終わるのも見事。
    凄い神様だ。

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    2026年03月27日
  • きいろいゾウ

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    終盤ムコさんが、当たり前にボタンを直してもらおうと考えてたところがお互いの愛を感じてすごくドキドキした

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    2026年03月23日
  • i

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    自分の中で苦手な、痛みを感じる、ことについて向き合える本。
    心地よくはないが、それでも読み進められるのは筆者の力量も感じた。
    多様性、という表面的な言葉よりももっと繊細なたくさんの色をこの本の中に見つけられてよかった。

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    2026年03月22日
  • おまじない

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    ドブロブニクやばい!!!ほんまに泣いてしまう、好きかどうかわかんないけど尊敬する感情とか、自分の場所がなくなっていく感覚とか、イマジナリーフレンドが大人になっていなくなったところとか。まるで私が考えていたことを代弁してくれているようで、泣いてしまう

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    2026年03月18日
  • GOAT

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    読みやすいので、寝る前ひとつお話を読むのにいい
    様様な愛の捉え方があり、作家ごとに色んな観点があって読んでて楽しかった

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    2026年03月15日
  • さくら

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    ネタバレ

    とても泣いた。
    ミキの切ない恋心も、切なさも、家族の温かみも、一の絶望も、お母さん、お父さんの恋と、愛している人への、愛しているが故の反動の憎悪も、
    全部全部、自分じゃ受け止めきれず、どうしようもなくて、泣くしかなかった。

    サクラだけは誰に対しても平等で、いつもそこにいて、家族でいてくれる。

    愛する気持ちや大切に思う気持ち、
    愛しさがサクラというちいさなちいさな存在に詰まっている

    西加奈子さんの作品は、本当に感情に色を付けてくれて、
    読みながらぽかぽかしたり、切なくて悲しくて苦しくて胸がぎゅうっとなったり、
    この本と向き合ってるときは自分も薫くんと全く同じ気持ちを味わった。

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    2026年03月15日
  • さくら

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    ネタバレ

    先に映画を見てしまっていたので楽しめないかな?
    と、思いつつ読みはじめました。
    いやいや、そんなことはなかったです。

    三人兄妹の次男が語り続けています。
    淡々と『長谷川家』の歴史を語っていきます。
    やがて訪れる『神様からの悪送球』が長谷川家を襲います。
    淡々と語られるているのにその哀しさは凄まじい。
    やがて壊れる家族…。

    その家族を再び繋げたのは愛犬サクラ。
    ペットは家族。
    その役割はとてもとても大きかったです。

    映画よりずっと良かった!
    読んで良かったです。

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    2026年03月13日
  • 通天閣

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    ミナミで暮らすフツーの人、影の当たらない人の話。
    くさくさしてるとき、1日が長く感じるとき、毎日が繰り返しだと思うときに読みたい一冊。

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    2026年03月13日
  • わたしに会いたい

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    「チェンジ」が一番喰らいました。
    西さんの本を今になっていっぱい読みはじめたから、この方でもこういう文章を書くんだ!と新発見がありました。(感情的な文章はを書かれるイメージがなかったので、意外だったというか)

    乳がんの手術のお話も、不安を吹き飛ばすような病院従事者の方々の言動が温かくて、物語としてこちらも印象的でした。

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    2026年03月12日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    とても余韻が残るゾクゾクゾワゾワする小説でした。。
    話のストーリーにはあまり関係のない猫がたびたび出てくるのが少しゾワゾワさせられました。。
    小説の文字でしか味わえない魅力みたいなものを感じました。

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    2026年03月09日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    怒濤の下巻。
    家族に振り回される美しい男の子の自叙伝のようなものと思って読んでいたのにまさか。

    「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」

    ちょっと凄すぎて感想がまとまりません。

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    2026年03月06日
  • こうふく みどりの

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    母、祖母、伯母、従姉妹、雌猫2匹、雌犬一頭、主人公の中学生女子、全員女の家族の物語
    この家族は、みんな一癖も二癖もあるが、自然とみんなが集まってくる
    その中心は、マッサージチェアに常に座っている祖母
    母は働かず、従姉妹はほとんど口を聞けない
    ただ、主人公は真っ直ぐな心を持つ
    ちょっと変わった小説だ
    ただ、抜群に面白かった

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    2026年03月02日
  • 円卓

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    周りを見たら暗い本ばかりが残っている。外はいいお天気で眩しい。こんな日は西さんのほのぼのとした優しい本が読みたくなった。
    公団住宅に住む「琴子(こっこ)」は小学校三年生。家族は三世代8人が仲良く暮らしている。琴子は祖父母、両親、三つ子の姉に大切にされて伸び伸びと育っている

    六畳の部屋に中華料理店から来た大きな円卓があり、料理がくるくる回ってくる、家族もいささかユニークで個性的。

    ユニークといっても琴子はこの年頃からはみ出ているわけではないが、周りが気になり始めた年頃で、そのあたりがとても面白い。憧れの同級生がモノモライが出来て眼帯をしている、いいなぁ眼帯。
    発見に満ちた日常をジャポニカ学習

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    2026年03月01日
  • i

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    「この世界にアイは存在しません」
    そんな書き出しから始まる物語。

    ぐらぐら、アイデンティティが揺れる。
    血のつながりや、出自など、
    「人とは違う」ことが多いアイ。

    私は存在していていいのか?
    自分の生まれてきた意味って?
    私は、「恵まれた」人間で良いのか?
    そんなふうに、ひたすら自問自答する。

    物語に出てくる、ミナ、ユウ。

    みんながいて、私がいる。
    あなたがいて、私がいる。

    文庫本の後書きまで読んで、ほーってなった。

    ぜひ、ティーンエージャーに薦めたい1冊。

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    2026年03月01日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    後半から気持ちが揺さぶられてばかりいた。

    姉からの 「ずっと揺れている」「芯がない」「芯を持ちなさい」の言葉。

    まるで自分に言われているようで、苦しかった。

    唯一の居場所だと思っていた須玖と鴻上と自分の3人の世界も、打ち砕かれた。2人の告白の前に私も動悸がした。

    本当は鴻上が好きだった。
    自分が好きなものを恥じていた。
    自分を信じていなかった。 
    そんな自分が嫌いだった。
    大嫌いだった。

    ここの描写に天を仰いで泣いた。
    刺さった。言葉が槍みたいに身体中にグサグサと突き刺さったのを感じた。

    カイロへ再び降り立った際、ヤコブと再会した。しかし、ヤコブとの間に大きな隔たりがあることを思う

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    2026年02月26日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    中と下はあっという間に読んだ。
    歩の考え方、見られ方や他者意識だったりどこか冷静に取り繕っている性格は自分に似たものを感じた、歩ほどモテないし歩ほど壮大な人生を送ってはないけれど。
    その点歩が行き着いた自分の信じるものを見つけられるのか、とてつもなく不安に感じた。
    最後に上中で登場した人物をちゃんと下で回収してくれてスッキリ読み終えられた。

    もともと読書はほとんどしないし西加奈子さんは初めて読んだが表現にとても心地よさを感じたし、本当に歩が須玖がヤコブがどこかで生きてると思うような気さえした。

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    2026年02月25日