西加奈子のレビュー一覧

  • i

    Posted by ブクログ

    路上生活者の方にお弁当を配るボランティアをした後に、一緒に参加した友達と夕食を食べた日のことを思い出した。ご飯は美味しかったけれど、会計が自分が思っていたよりずっと高くて、後から少し高めのお店であることを知った。痛い出費に苦い感情を覚えると同時に、今晩の食事代でどれだけの人々の健康的な食事を用意できただろうと考え、ずーんとした気持ちになった日。自分は偽善者なのではないかと思ったりした。
    今日も世界でたくさんの人が紛争、虐殺で亡くなり、それを私は安全な場所、あたたかくて広い家の中でニュースを見て知る。私は暴力的な構造の世界の中で生きていて、今日も誰かの暴力の上で生活している。それに自覚的でありな

    0
    2026年01月26日
  • 白いしるし(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    あらすじにある通りの超全身恋愛小説だった 泣
    みんな、誰かの何かになることで自分の存在意義を確認しているのかもしれないと考えさせられる作品でした。失恋経験は悪いことだけじゃないんだよ、言葉を持つことの強さを知るためなんだよって教えてくれた気がした 泣

    0
    2026年01月25日
  • サラバ! 中

    Posted by ブクログ

    上巻(1、2章)で蒔いた種が芽を出して来ているような、いわゆる伏線回収が上手い。阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件のような過去の出来事と、それによって揺り動かされる登場人物たちの心情のリンクが自然で、実際に生きている人間のリアリティがある。

    0
    2026年01月25日
  • サラバ! 下

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ感動しました。歩がメインですが、貴子、圷家、今橋家、須玖、ヤコブ、鴻上、他にも色々な人たちの生き様に感動したんだと思います。いやー、面白かった。

    0
    2026年01月24日
  • サラバ! 中

    Posted by ブクログ

    中巻も面白かった!♡
    須玖っていう友達に出会えてよかった。わたしもそんな友達がいるから歩むの気持ちすごくわかる。

    0
    2026年01月23日
  • 窓の魚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    暗い。いろんな感情に息が詰まりそうで涙が出た
    幻想的でミステリアスで良かった
    読み終わってからずっと余韻が抜けない

    0
    2026年01月24日
  • きりこについて

    Posted by ブクログ

    自分とはなにか、自分を愛するとはどういうことか
    今まで見てきた物語とは全く違うアプローチで教えてくれる作品だった

    人は外見だけでも中身だけでもなく
    容れ物と 中身と 歴史なのである

    0
    2026年01月22日
  • i

    Posted by ブクログ

    西加奈子節がエグいぐらいキマッています。
    「サラバ」もそうですが、著者の性格なのか、他人の不幸と自分の幸せを比べて自己嫌悪に陥る心情の表現が、ずば抜けていますね。
    カレーうどんを白いシャツで食べてて、汁がついてしまった場合、普通ならネクタイで隠すなり、ジャケット着るなりしてごまかすところ、その一点に対してずっと悩んでいるような印象です。
    しまいには全然知らない隣の人のシャツまで気にして悩むみたいな 笑
    説明が意味わからないと思うのですが、是非読んで欲しい一冊です。

    0
    2026年01月22日
  • サラバ! 中

    Posted by ブクログ

    中巻もとてもおもしろかったです。すごい変な人たちの突拍子もない話のようで、絶妙なリアリティも感じられて、どんどん物語にハマってしまいます。

    0
    2026年01月23日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    書店で衝撃を受けた新たな文芸誌。小説、対談、エッセイ、写真など読書の愉しさを体感させてくれた一冊。作家さんやジャンルなど新たな出会いも嬉しいし、刺激的。次号の「悪」も手元にあるので、とてもたのしみ。

    0
    2026年01月21日
  • サラバ! 上

    Posted by ブクログ

    まだ上巻ですが、とてもおもしろいです。圷家の面々がとにかく個性的で、続きが気になります。イランやエジプトでの話も自然とイメージが浮かびました。

    0
    2026年01月21日
  • 舞台

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    メタ認知ってある意味レースから降りる行為で、自分の人生を血が通ったものにするには、一人称視点が必要不可欠だよなぁ
    固執していたモノに近づくと見えるあっけなさは、どのジャンルにおいても鮮烈なもので、この舞台ではそういうあっけなさが、仕掛けとして意図的に置かれてるのかなぁって

    0
    2026年01月20日
  • サラバ! 下

    Posted by ブクログ

    どんどん読み進む。それまで輝かしい人生を送って前進していたはずの
    歩の後退。
    しかしそれを経てこそこの書き物が生まれる。
    この家族は平穏で、ごく普通で、いつもの家族だった。
    そんな家族にこそ、こんなに上下左右激しい物語ってある。ひとつふたつ人々が読みたいと興味津々に思える大作が書けるのだ。
    2024.8.8

    0
    2026年01月16日
  • すきが いっぱい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作家の中で一番好きな西加奈子さんがあのレジャンド的存在の谷川俊太郎さんと一緒に創作されたとのことで絶対に欲しい!と思って発売日に買いに走りました。
    本好きさんの方たちも狙っていたのか、ラスト1冊になっていてなんとか駆け込みで手に入れられました。
    絵本のようなかわいい装丁で、絵も西加奈子さんが全て描かれていて素敵でしたし、
    お二人が一つのテーマに合わせて交互に詩をつづられていて、それぞれの魅力が詰まった文章についウルっとしてしまいました。
    本当に読めてよかったし、宝物になりました。

    0
    2026年01月14日
  • うつくしい人

    Posted by ブクログ

    ○読んだきっかけ
    白いしるしが面白く、他にも西加奈子の本を読みたかったから

    ○要約
    周りの目を気にして消耗している32歳の百合が、突発的に仕事を辞めて田舎のリゾートホテルで数日間を過ごす。その中で出会った、くたびれたバーテンダーの坂崎や浮世離れしたドイツ人のマティアスと過ごす中で少しずつ回復していく物語

    ○感想
    百合の性格が自分と重なるところが多く、とても共感しながら読めた(年齢が32歳というのも丁度同じだ)
    周りを気にして、いじめに加担してしまうとこなどモロに自分の中学時代を思い出した。
    また、細かな描写でいかに周りの目を気にしているか、そして親から経済的に自立できず そんな自分を責めつ

    0
    2026年01月12日
  • i

    Posted by ブクログ

    文芸誌goatで初めてこの方の小説を読んだ。
    内容をしっかりとは覚えてないけど、
    卑屈さというか、厳しさみたいなものを感じたことを覚えてる。

    そしてこの本を読んで、
    あの時の感覚を少し再確認した気がする。
    直視させられているんだなと。
    自分が言語化したくない感覚を言語化され、
    さらに、それが愚かで恥ずかしくも、そこから逃げる姿まで見せられる。

    この厳しさと恐さは確実にある。
    でもそれだけじゃなくて、それらを全部抱えて乗り越えられるだけの優しさがある。

    恵まれたと自覚する人間が抱える辛さと自責の念。その苦しさも奇跡への感謝も全部引き受けて手探りで歩くしかない。
    これは希望の物語だと思う。

    0
    2026年01月06日
  • サラバ! 下

    Posted by ブクログ

    上・中・下という3部作、読むの初めてです。
    読めるかな?と思ったけどこの下巻が一番止まらず早かった。
    読み始めたら止めたくなくて、日常生活、仕事を挟みながらも2日ちょっとで読み切り。

    貴子のキャラクター、すてき。
    両親(夫婦)の過去…
    何とも言えない。
    けどどちらもしっかり自分の意思に従い歩んで来たんだなぁ。

    「自分で見つける」

    主体が自分という当たり前だけど中々出来ない人が多い中素敵だと思う。

    作家さんてすごいなぁ。
    こんなに人のこと分かるのね!と感心です。
    腹立つ人や嫌いな人もいるし、大切な人や好きな人もいる。
    色んな人が自分の過去を作ってくれてるのだな、と思うと面白い。

    色んな

    0
    2026年01月06日
  • サラバ! 中

    Posted by ブクログ

    中巻も面白いのだけど、主人公歩がちょっと腹立つ。
    いつだっていい子ちゃん狙いでずるい奴。

    宗教や性別、普段の生活で自分に関係ない限り踏み込まない、見ない、分野がとても身近に考えさせられる。
    腹の立つ歩ではあるけど自分だって直接関係なかったら歩のように単なる傍観者や触れないように過ごしている人間かもしれない…
    と思うとこのズルい、という感覚は案外多くの人に当てはまるのかも。
    と、自分にも残念に思う…。
    と同時にスグの意見は公平ですっとする。
    こういう風に考えられると人を尊敬し、大切にできていて良いな、と思う。

    0
    2026年01月06日
  • 円卓

    Posted by ブクログ

    小学生3年生のこっこにとって"人と違うこと"はかっこ良くて特別なのだ。しかし、純粋に世界を見つめたあの頃は過ぎてゆく。他意に気づいたり、違和感を感じたり、彼女たちの成長過程に心掴まれる。私にもあったであろうその感覚はもうない、大人になってしまったことを実感する。

    0
    2026年01月04日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    ふだん読まないようなジャンルや作品や作家に出会うことができてとても良かったです。

    どれも面白かったですが中でも好きだったものは以下です。
    チョンセラン「私たちは愛を失ったことがあるだろうか?」
    小川哲「嘔吐」
    芹沢央「念のため」
    ワクサカソウヘイ「二番目のアイスを教えてください」
    GOAT歌会「軽井沢で愛を詠む」とくに高瀬隼子
    島本理生「愛することを知らない子は」
    冲方丁「終末の愛」
    葉真中顕「五十歳、ロスジェネ、ギバーおぢ」
    チョンヨンス「未来のかけら」
    戸田真琴「かつて私のものだった男の子たち」

    0
    2026年01月03日