西加奈子のレビュー一覧

  • サラバ! 下
    すごく感動しました。
    何度も泣きそうになりました!
    自信と強さをもらえました!
  • サラバ! 上

    この先が気になる

    上巻でやめるつもりだったが、その巻末がとんでもない最後で
    先が気になる。家族がうまくいってないことはわかるが、
    うまくいっているところもあって、よくないところも
    他人事と思って面白くその推移を見ていた。
    海外勤務の親の子供たちの様子、それもこの家族に
    特有のことも多い。異国の様子が興味深いし、
    人と...続きを読む
  • うつくしい人
    自分自身をうつくしい人の対照と決めつけ、世の中に溶け込むことが正しい生き方。という主人公のやるせなさを痛いほど感じて、私も息苦しくなったけど…。ありがとう西さん、救われました。私も誰かのうつくしい人であれるように。
  • サラバ! 中
    3巻まとめて↓

    本当に出会えてよかった。もっと早く出会いたかった。なんで上中下巻に怯えてずっと積読にしていたんだよ自分、、、と思いました。

    エジプトの魅力的な描写から引き込まれ、周りの顔色を伺わざるを得ない環境で育ったが故の、他責思考の主人公。それはそのまま彼の人間性になるけれど、本人も気付いて...続きを読む
  • サラバ! 上
    3巻まとめて↓

    本当に出会えてよかった。もっと早く出会いたかった。なんで上中下巻に怯えてずっと積読にしていたんだよ自分、、、と思いました。

    エジプトの魅力的な描写から引き込まれ、周りの顔色を伺わざるを得ない環境で育ったが故の、他責思考の主人公。それはそのまま彼の人間性になるけれど、本人も気付いて...続きを読む
  • 舞台
    最近考えていることとドンピシャだったので、ドキドキしながら読んだ。自分を「演じる」こと、悟られないようにすること、それを指摘された時の恥ずかしさ。共感できる部分がたくさんあって、小さい頃から今まで、いろんな場面で演じてきた自分を思い出した。「演じる」ことは自分が生きやすくするためでもあるけど、優しさ...続きを読む
  • 【期間限定】「あらわ」無料試し読み(西加奈子最新短編小説集『わたしに会いたい』所収)
    乳癌により両胸を摘出した元Gカップアイドルのお話し。
    無駄のないサバサバした文体が主人公の性格と相まって力強さを感じた。
  • きりこについて
    すごく良かった。この本と出会えて良かった。
    学生生活や合コンなど、世の中は見た目が良い人が得をすることが多いと思う。私も人と比べて落ち込んだり劣等感を抱いてしまうこともあるが、この本を読んで自分で自分をもっと愛してあげたいと思えた。
    自己肯定感が低い人ほど刺さる作品。
  • i

    西加奈子はやっぱりいい。
    どんどん吸い込まれていく。サラバの時もそうだったけど、終わってほしくない気持ちでいっぱいになる。

    人の幸せは自分にしか分からない。でも、そこに気づけるか気づけないかでその人の人生や、存在意義が変わってくる。どんな状況下でも気づけた人は幸せなんだと思う。
  • さくら
    年末の休みに読みしました。

    愛おしく、切なく、とても優しい家族の物語

    前半の何気ない日常してと書かれてい
    後半で一気に繋がっていく西加奈子さんってやっぱり面白い!
    うん◯までしっかり回収(笑)

    また今年の年末読んでみようかなと思います。

  • i

    社会情勢、セクシュアリティ、血縁などの問題に主人公を通して触れていく。
    存在意義を実感として得るというのは、自分を受容する過程でもあり、その道は険しい。
    終わり方も美しく余韻が残った。
  • サラバ! 下
    世界は厳しく残酷だけど、勇気を振り絞ってそっと踏み出した一歩がやがて「芯」になる。迷ったときに信じられるのは、きっとそういうものだ。
  • サラバ! 上
    一行目で完全に心鷲掴みにされて、それからは主人公とその家族の数奇な運命を夢中で追いかけた。受け身は、ある種の優しさだと私は思う。
  • 円卓
    「うるさいぼけ。」

    乱暴な言葉が口グセのこっこ(琴子)は小学3年生。

    でも、3つ子の姉たちや、両親、祖父母、担任などからはとても愛され、理解もされている。

    いつも一緒に遊ぶのは、向かいの棟に住んでいる、ぼっさん。

    こっこが少し変わっているのは、カッコイイと感じるもの。

    ・ぼっさんの吃音の喋...続きを読む
  • きりこについて
    2009年に書かれたことに驚きました。当時の価値観はまだ全然この域ではなかった。自己肯定感の大事さが問われている昨今ですがどうしたら良いか分からない、そんな人へ本書がヒントをもたらしてくれます。茶目っ気と愛嬌たっぷりの独特な文章が心地よく、他の作品も読みたくなりました。
  • i

    年末、そろそろ今年良かった本をまとめようかな〜という時に、なんてものに出会ってしまったんだ……という気持ち。

    実は学生時代、今よりもっと幼かった頃に西さんの小説で挫折してしまったことがあって、それ以来なかなか手に取れなかった作家さんなのですが、少し大人になって、本の読み方も分かってきてこれに出会う...続きを読む
  • i

    世界と私、無関係ではいられない。紛争、貧困、人種、恋愛、出産とぐらぐら揺れる様を全肯定してくれる西加奈子はとんでもなく優しい。
  • 【期間限定】「あらわ」無料試し読み(西加奈子最新短編小説集『わたしに会いたい』所収)

    一見 ドライでサバサバ

    命に関わる病気をして、女性の象徴 とも言える器官を切ってしまったのに、泣き言恨み言をグジグジ言わず、一見 ドライでサバサバとした語り口が心地よい。自分の魅力は?という点が、切ってしまってから「あらわ」になった という体験は、なるほどと思わせるところがある。
  • サラバ! 下
    上巻から時間の流れとともに、子供から大人になり、大人からさらに大人になる。
    別れもあり、再会もあり、新たな出会いもある。長編小説だからこその面白さがあり、主人公をはじめとする登場人物の成長にのめり込まされる。
    主人公がこれまでの生き方に大きく悩まされ、新たな一歩を踏み出していく様は自分と重ねてしまう...続きを読む
  • 字のないはがき
    さいしょおくってきた手紙が赤い丸だったけど、そのつぎのてがみからだんだん丸が小さくなっていった丸が、ぜんぶ黒で、なんで赤じゃないんだろうってしんぱいになって、さいごまで読んだらそのいみがわかった。