サラバ! 下
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サラバ! 下

748円 (税込)

3pt

これは、あなたを魂ごと持っていく物語。

姉・貴子は、矢田のおばちゃんの遺言を受け取り、海外放浪の旅に出る。一方、公私ともに順風満帆だった歩は、三十歳を過ぎ、あることを機に屈託を抱えていく。
そんな時、ある芸人の取材で、思わぬ人物と再会する。懐かしい人物との旧交を温めた歩は、彼の来し方を聞いた。
ある日放浪を続ける姉から一通のメールが届く。ついに帰国するという。しかもビッグニュースを伴って。歩と母の前に現れた姉は美しかった。反対に、歩にはよくないことが起こり続ける。大きなダメージを受けた歩だったが、衝動に駆られ、ある行動を起こすことになる。

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サラバ! のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • サラバ! 上
    792円 (税込)
    ベストセラー!第152回直木賞受賞作!  僕はこの世界に左足から登場した――。  圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。  そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。
  • サラバ! 中
    770円 (税込)
    2015年本屋大賞2位!作家10周年作品。  両親の離婚、そして帰国。母の実家のそばに住む母子三人は、次第にバラバラになっていった。  母は頻繁に恋人をつくり、サッカーに興じる歩は高校で同級生の須玖に影響を受けていく。姉は、近所に住む矢田のおばちゃんが宗教団体の教祖のように祀り上げられていくなか、次第にそこに出入りするようになった。  そして、阪神淡路大震災が起こった。それは歩の生活にも暗い影を落とし、逃げるように東京へ向かう。脳が蕩けるような学生生活を経て、歩はライターになった。だが、その先で、ある取材を依頼される。そこには変わり果てた姉が絡んでいた。 (底本 2017年10月発行作品)
  • サラバ! 下
    748円 (税込)
    これは、あなたを魂ごと持っていく物語。  姉・貴子は、矢田のおばちゃんの遺言を受け取り、海外放浪の旅に出る。一方、公私ともに順風満帆だった歩は、三十歳を過ぎ、あることを機に屈託を抱えていく。  そんな時、ある芸人の取材で、思わぬ人物と再会する。懐かしい人物との旧交を温めた歩は、彼の来し方を聞いた。  ある日放浪を続ける姉から一通のメールが届く。ついに帰国するという。しかもビッグニュースを伴って。歩と母の前に現れた姉は美しかった。反対に、歩にはよくないことが起こり続ける。大きなダメージを受けた歩だったが、衝動に駆られ、ある行動を起こすことになる。

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サラバ! 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    下巻だけ別の物語のように「僕」が堕ちていく。しかもその理由が意外だった。青年期までの「僕」は他の人より強かったとか賢かったのではなく、ただ容姿に恵まれていただけだったのかも。最後はメッセージにあふれた、きれいなまとまりかただった。「信じること」が表向きのテーマだけど、裏に「許すこと」があると思った。

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    初め、長すぎる本やなぁ、おもてたけど、全然読めるし、下を読んでるうちに、えまって、歩むってもう30?え、中学生じゃなかったっけ?ってなるくらいなんかのめり込んでた笑
    しかもなんかサラバって何?って思ってたけど、物語の舞台とか壮大で、あー、サラバやサラバってなるくらい大事なワードやなって思うし、面白か

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    「私は私の信じるものを誰にも決めさせはしない。」

    子供の頃から周りの目を気にし続けた主人公歩に対して、貴子、須玖、鴻上、ヤコブ、多くの登場人物が信じるものを貫く姿がとても対照的でした。
    私自身30歳を目前とし、この物語に出会えたことはとても意味のあることだったように思います。
    歩のようにたくさん悩

    0
    2024年04月02日

    匿名

    購入済み

    すごく感動しました。
    何度も泣きそうになりました!
    自信と強さをもらえました!

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    世界は厳しく残酷だけど、勇気を振り絞ってそっと踏み出した一歩がやがて「芯」になる。迷ったときに信じられるのは、きっとそういうものだ。

    0
    2024年01月04日

    Posted by ブクログ

    上巻から時間の流れとともに、子供から大人になり、大人からさらに大人になる。
    別れもあり、再会もあり、新たな出会いもある。長編小説だからこその面白さがあり、主人公をはじめとする登場人物の成長にのめり込まされる。
    主人公がこれまでの生き方に大きく悩まされ、新たな一歩を踏み出していく様は自分と重ねてしまう

    0
    2023年12月03日

    Posted by ブクログ

    サラバとは何なのか、言葉では言えないけど感覚的には分かったような分からないような。

    俺には信じるものがあるのか。

    0
    2023年11月15日

    Posted by ブクログ

    上、中巻まで楽しく読めていたはずなのに下巻になっていつのまにか読んでいて苦しくなった。しかし、どんどん読み進めるスピードは早まった。

    「他人がどう思うか」を考えて生きる主人公の歩と、「自分がどう思うか」を考えて生きる姉の貴子。

    小さい頃から相手を気遣える性格だった歩は、大人になるまで男女問わず人

    0
    2023年11月09日

    Posted by ブクログ

    大好きな本の1つになりました!
    読むまでは3冊読むのは時間がかかるかなと思ったけど、どんどんすすんでいきました。
    壮大なものを読ませてもらいました。

    0
    2023年11月06日

    Posted by ブクログ

    西さんのiを読んでも思ったけど、敏感(繊細)な人を書くのがすごく上手いと思う。
    歩が落ちぶれていく様を見ていくのは辛かったけど、姉やヤコブを通じて前を向いて歩み始める姿はすごく良かった。

    0
    2023年10月26日

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