西加奈子のレビュー一覧

  • サラバ! 上

    Posted by ブクログ

     圷家に起こる様々な出来事を歩の視点から歩の成長と家族それぞれの人生の機微を描いた作品でした。
     母や姉に振り回されて自分自身を消すように生きてきた結果、大人になって自分自身を見失うことになってしまったのが歩なのかなと思いました。
     でも、エジプトで生活していた時の親友に再会することで本当の自分をちゃんと見つけられた、親友との再会のシーンは泣けてきました。
     途中、荒んでいく歩の生活、その後の立ち直って行く姿がなんとなく今の自分に重なって、力をもらった気がしました。
     淡々と話は進んでいきますが、このあと歩はどうなるの?なんで父と母は離婚したの?とか色々気になって、矢田のおばちゃんの言いたいこ

    0
    2025年10月28日
  • サラバ! 中

    Posted by ブクログ

    上巻はなんとなくありうるなあとか、登場人物に共感したりしていたけど、今回の話はあまりにもドラマ的展開が続いていて複雑すぎた。小説としてめちゃくちゃにおもしろい。

    0
    2025年10月27日
  • わたしに会いたい

    Posted by ブクログ

    (あなたのなかから感想)
    「がん」が一人称で語り部をやっていたと判明するのがいい。自分は今まで自分の身体も「私」という一人称に含まれると考えていたが、この話では「がん」という自分と呼べるかグレーな存在が体の中から自分のことを二人称呼びしてくる。大腸菌とかミトコンドリアとかの共生生物(?)からしたら「私」も「あなた」なんだなと思った。人間の生命を蝕む悪というのが人間から見た「がん」だが、「がん」はただそこに存在するだけで、その善悪は人類が勝手にラベル付けしたものだという当たり前のことに気付く。
    自分はまだ「がん」を意識せずに生きているが、死にたいほど辛いのに死ぬのが怖いというのが自分がやがて味わ

    0
    2025年10月20日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    神文芸誌が誕生。
    もうGOATなしでは生きていけない身体になってしまいました。
    私にとって何が神だって、基本的に読み切りを前提とした作品集になっているところ。

    ずっと文芸誌というものに憧れはありつつも、でも文芸誌って連載ものが基本で、途中参加したい新参者はちょっと入りにくい仕組みになっていると思うんです。

    かといって、バックナンバーを漁ろうにもそこにはやっぱり過去の連載作品が絶え間なく続いているのであって、その続きを読むためにバックナンバーを、、、という夢幻スパイラルに陥ってしまう。

    そんな中で新文芸誌の誕生に、ついに一から連載を追える、文芸誌に手を出せるぞ、と思ったらそれ以上の衝撃、す

    0
    2025年10月19日
  • うつくしい人

    Posted by ブクログ

    とても好きだった、何度も読み返したい
    置いていく、っていうのがすごく良かった
    たまらないくらいしんどいことばかりだけど、その度ごとになんとか乗り越えていくしかなくて、この先もそうやってどうにか生きていくんだろうけど
    そんなことがあるたびに読みたいと思った
    同じ星の元に生まれた人に紹介したい本

    0
    2025年10月18日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    BSジャパンのテレビ番組の書籍化。オードリー若林さんがMCする番組が好きな自分にとっては、読み進めてると声が聞こえてきそうな錯覚に陥った。作家の知らない一面が見えてとてもおもしろかった!読んだ章の中では村田沙耶香さんの変人度が群を抜いていた笑

    0
    2025年10月15日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふだんなかなか文芸誌を読むことがないのですが、どのお話もとても面白くて興味を惹かれました。
    特に気になったのは市川沙央さんの「音の心中」です。
    ふだん読まない系統の作品なので、うまく感想を言えないのですが惹きつけられる内容でした。作中に出てきた芸術館、実在している場所なのですね。
    私にとってはまだ難しい「愛」でしたが、
    こういう愛もあるのか、と知ることができた作品です。

    0
    2025年10月13日
  • おまじない

    Posted by ブクログ

    1番心にのこったのは、孫係かなあ

    自分の感情に真っ直ぐに生きられずに相手の期待に応えようとするけどそれって中々難しい
    そして相手に対してマイナスな感情が出始めるとそう思うことすらいけないんじゃないかと考えてしまう

    けど、係だと思えば、よくできたら係の仕事だと思えば全て楽になる

    マタニティも心に残った

    周りからどう思われるかなとか弱いままって良くないと思いつう上手く生きていけない

    今日会社の帰り道に、車椅子のおばさんを引いて駅まで送った。
    その時、周りから偽善と思われるかなとか、私は車椅子を引いてる自分にいい事したって満足してるんじゃないかとか考えすぎちゃった。

    けどよくよく考えてみ

    0
    2025年10月07日
  • うつくしい人

    Posted by ブクログ

    すごい刺さった。
    承認欲求だったり、人にどう思われるかを考えちゃうことが多かったのでこの本のおかげで私もその島に行けた気がする。マティアスとバーの坂崎さんに会ってみたい。

    0
    2025年10月07日
  • i

    Posted by ブクログ

    持たざる者の辛苦は問題として取り扱われる事が多いが、持つ者の辛苦は見え難くそもそも問題にもされなかったりする
    でも持つ者にも必ず辛苦はある

    想像が及ばない人々がいて、想像が及ばない想いを抱えてる人々がいる
    そんな 想像力の外側に溢れ落ちてしまう人々を、想いを、掬おうとしている物語だと感じた

    自分の想像力の範囲はとても狭く
    想像の及ばない範囲のほうが広いこと
    想像力の外側に溢れ落ちている人々が、想いが、必ずあることを なるべく忘れずにいたい

    文庫だと最後に芸人の又吉と西加奈子の対談が載っているのでちょっとお得感がありました

    0
    2025年10月01日
  • わたしに会いたい

    Posted by ブクログ

    2025.09.30
    結論 :55歳男子のワタシが、女性を理解しようとする歩みはこれからも続けないといけないなと感じた。
    「あらた」と「チェンジ」の2作が特に余韻をもたらした。
    自分が男で大変だと思うことよくあるけど、女性はワタシよりもっと女は大変だと日々感じて生きている。

    0
    2025年09月30日
  • 炎上する君

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    足が燃えている男に恋をして、当然のように自分の足が燃えているのが面白かった。

    他人と等間隔で生きる、傷つかないように生きることが望んでいることなのか?という言葉が印象的だった。
    自分は「地上」で傷つくことを恐れずに生きたい。
    超自然的な風船としてただ浮遊したくはない。

    0
    2025年09月30日
  • さくら

    Posted by ブクログ

    西加奈子さんの作品は、本当に心揺さぶられます。
    この作品もそうでした。
    家族に最大の不幸が起こり、家庭内が崩壊していく中、犬という愛の存在に救われる。
    私の家にも犬がいます。本当に癒されます。
    純真無垢な愛の存在の犬、尊い生き物です。

    0
    2025年09月25日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    様々な『自分の』性との向き合い方について書かれている。メタ的な性との向き合い方でないのは、女性の作家たちだからだと思う。
    女性も誰かの性を搾取することもあるだろうが、しかし圧倒的に搾取される側であり、自分の生命と性とが紙一重に近い存在だと思い知る。
    アンソロジーの最初の島本理生さんの作品が個人的ににとても響いた。
    なぜ自分の性と向き合うだけで傷ついてしまうのか。男性も同じなのだろうか。傷ついたことを思い出さないで自分の性について語れる人間がいるならば、どんな人生なのか知りたいと思う。

    0
    2025年09月20日
  • サラバ! 中

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    歩の中高大社会人初期までが描かれていた。
    この小説での好きなポイントは性的ではないが男性同士が人間的に強く惹かれる様がテーマの一つにあること。
    須玖との関係は性的関係さえないが、恋人のそれに近い独占欲と好意を感じる。
    他にもエジプト時代の少年や、いとこの義一、高校の同級生の林など、同性愛、ゲイがかいまみえるシーンが多い。

    また精神的な衰弱、関連した宗教・信仰心もテーマの1つである。
    何か頼る先を求めている人にサトラノコヲモン様をつくったおばちゃんの、純粋な気持ちには、宗教者としてのあるべき姿を感じてしまったし、いかに自分が宗教的なものに忌避感を覚えているかも感じた。
    とにかく純粋であってく

    0
    2025年09月18日
  • きりこについて

    Posted by ブクログ

    小さな悩みが気になり始めた時、行き詰まった時に読みたい〜〜
    所々、経験したことが蘇って読むのがほんの少ししんどく感じてじわりじわりと読んでた

    0
    2025年09月13日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    大好きな尾崎世界観の名前があったから買ったんだけど、まずはありがとう。このご時世にこの価格でこんなに素晴らしいものを出してくださって。今まで読んだことないジャンル、読んだことない方の作品を知れて良かった。昨日の夜、悪の方も買いに行った。ゴートくん可愛い。
    『終末の愛』、すごくよかった。そしたら次に来た『五十歳、ロスジェネ、ギバーおぢ』でもっと持っていかれた。なんだこの衝撃は…

    0
    2025年09月05日
  • サラバ! 上

    Posted by ブクログ

    スラスラ読めちゃった
    姉が不気味なんだけど、幼い頃は「注目されたい」という気持ちが可愛らしくて、でもそれがいつも悪い方向にいってしまって可哀想だったし、家族の溝は深まるばかりで、壊れていくのかと思ったが、エジプトへの移動を機にちょっとずついい方向へ…まあかと思いきや。ってなるんですけどね。
    主人公の回顧録がすごすぎる。

    0
    2025年09月04日
  • ふくわらい

    Posted by ブクログ

    ヴォーグプレゼンツの西さんのラジオを聴き、こちらを読む流れに。
    するすると溶けていくように読みやすく、登場人物やストーリーの濃さ、人間模様、心の動きや傷、あらゆるものをすんなりまとめ上げている一冊に満足。
    何か自分は人と違う、とか生きづらさを感じている人は、この本を読み終わった後に少し気持ちが軽やかになるんじゃないだろうか。
    個人的にとても好きな主人公です。

    0
    2025年09月02日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    初文芸誌!カルチャー要素がたっぷり詰まった新世代文芸誌って感じなんかな?
    短いながらに猛烈な印象を残す文章たち。
    言葉を紡ぐ人たちに脱帽。

    特にコンビニアイスの話好きだったな〜♪
    1個目はスーパーカップのチョコで2個目はサクレな私。本命は濃厚で王道なガッツリメンで、浮気相手はサクッと爽やかで後味を残さない人かぁ〜(とかね

    0
    2025年09月02日