しずく

しずく

550円 (税込)

2pt

恋人同士が一緒に暮らしたことから出会った2匹の雌猫。彼女たちの喧嘩だらけの日々、そして別れを綴る表題作。子供が嫌いな私が恋人の娘を一日預かることになった。作り笑顔で7歳の子供に機嫌をとろうとしてもそう簡単にはうまくいかない……。二人のやり取りを、可笑しく、そして切なさを込めて描く「木蓮」。直木賞作家が贈る、「女ふたり」をめぐる6つの極上の物語。

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しずく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    西加奈子さんの作品を作品を順番に読んでて、これは5冊目。
    本作は短編集で、今までの作品よりはちょっと切ないものも多めかなぁという印象。

    どれも素敵だけど個人的に好きなのは「灰皿」。少し「きいろいゾウ」に通じるものがあった印象。

    好きな人の要求を全て受け入れようとしたり、逆に秘密から目を逸らしたり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月05日

    西加奈子の短編集
    ランドセル・灰皿・木蓮・影・しずく・シャワーキャップ
    少し前に読んだ作品なので、短編集はいつも中身を忘れてしまうけど、タイトルだけで思い出せるような強烈な作品ばかりだった。
    面倒くさがりな自分がもう一度読みたいと思える稀有な短編集。
    この人はやっぱりセンスの塊だ

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    Posted by ブクログ 2022年03月29日

    女ふたりが出てくる短編集。西加奈子の描く母娘はあったかくて泣けるので、最後に「シャワーキャップ」を持ってきてあるのも納得。表題作「しずく」とともに、胸がじわっとあたたかくなるような幸せな読後感がある。「影」は周囲からの見られ方と本当の自分自身とのギャップに悩む一番西加奈子らしい話だなって思った。ちょ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月08日

    とてもいいです。

    生きていくと、辛いこともあるよね。
    でもなんとかなるさ。

    それでもいろんなことあるよね。

    奥が深くて一言では言えないけれど、西さんの小説にはいつも驚かされます。
    もっといろいろ読んでみたいです(サラバ!も買いました。近いうちに。。。)。

    同時に読もうと思って買っていた、映画...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月30日

    西加奈子さんの短編集。
    よい。ひたすらに良い。
    この本のなかに登場するひとってけっこう、実際に身近にいたら、たぶんわたしあまり仲良くならないタイプのひとたちだなあと思うのですが、だから最初あまり感情移入しないで読み進めるんですが、最後にはうわああって叫びたくなるくらい愛しさがばくはつします。
    よんだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月10日

    全て良かったが、短編「しずく」は圧巻。まさかここまで完全に猫の気持ちを書ききることが人間にできるとは。。。驚きだにゃー(ΦωΦ)

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    Posted by ブクログ 2021年02月04日

    西加奈子さん2作目。どのお話も面白く、西加奈子さんの書く文章は素直で胸を打つ。そしてやっぱり私の心の何か触れてほしくないような触れて欲しいような、不安定なソレを撫でていく感覚。それでいて読後感はスッキリする。小説を読んだー!という感覚もあるし、ない(笑) 私もすっかり感化されて感覚的になっている(笑...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年05月11日

    初めての西加奈子さん。
    巻き起こる事象もそうなのだが、表現方法が大胆だなと思った。「デブ」「うんこ」「えす、いー、えっくす」などなかなか小説でお目にかかれない文字が並ぶ。
    そんな恐れを知らない書き方で生活の不確実さを描き、救済していく。
    「シャワーキャップ」は泣けたし、「灰皿」、「木蓮」は切れ味鋭く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月15日

    西加奈子
    短編集


    共通テーマは「女性2人」





    義理の母にオススメされて読んでみた本書。
    西加奈子先生の短編が6作品も収録されているなんて…贅沢である。

    6つの作品に女性が主人公ででてくるが、女性作家さんならではの
    女性の心情の描き方はアッパレである。

    私のオススメは、「木蓮」「シャワ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月14日

    短編集。話数は6。共通のテーマ「女性2人」。全話愉しく読めた(テーマの縛りがあってひとつもハズレ話がないのはかなり嬉しい)。

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