窓の魚(新潮文庫)
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窓の魚(新潮文庫)

539円 (税込)
377円 (税込) 12月25日まで

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温泉宿で一夜を過ごす、2組の恋人たち。静かなナツ、優しいアキオ、可愛いハルナ、無関心なトウヤマ。裸の体で、秘密の心を抱える彼らはそれぞれに深刻な欠落を隠し合っていた。決して交わることなく、お互いを求め合う4人。そして翌朝、宿には一体の死体が残される――恋という得体の知れない感情を、これまでにないほど奥深く、冷静な筆致でとらえた、新たな恋愛小説の臨界点。(解説・中村文則)

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窓の魚(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初めて読んだのはまだ制服着てた記憶があるから、たぶん中学生か高校生のとき。
    やっと登場人物と同じくらいの年齢になって読んでみる20代後半になってみないとわからない価値観とか感受性とか羨望とか審美とかを携さえて読んだこの短編はもう溜息つきたくなるくらい綺麗だった。
    綺麗とか怖いとかって気持ちは便利な形

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    薄い本なので2日で読み終わりました。丸1日時間があれば1日で読み終わるかと思います。

    結末を丸投げされるタイプの本や映画やドラマは苦手なんですが、この本は考えながら読み進めるも新しい展開が起こったりで考えっぱなしで手が止まりませんでした。とてもワクワクしました。

    皆さん仰ってるように読み終わった

    0
    2024年07月09日

    Posted by ブクログ

    自分のことは自分しかしらないー

    あの時の表情、態度、言葉。
    相手からは自分の本性なんて見えないんだ。

    0
    2024年06月11日

    Posted by ブクログ

    4人それぞれのコンプレックスや特異性が、多様な視点から描かれており、もう一度すぐ読み返すとより深く理解できる作品でした。みんなの不思議な言動も、当事者の章を読むと腑に落ち、少し同情の気持ちも湧いてきます。自分だけでなくみんな何かしら抱えて生きているものだから、一生懸命生きようと思います。

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    西加奈子には珍しいようなミステリー的要素もある一冊。しかし全体的に抽象的、比喩的な表現が多く、ミステリーとして読むと、謎が明らかにならない消化不良感がもやもやするかもしれません。
    自分にないものを持っている他者への嫉妬や、自分よりも弱く醜い存在への歪んだ愛情など、登場人物全員がそれぞれに脆弱性が秘め

    0
    2024年03月25日

    Posted by ブクログ

    気がつくと、ひんやりと冷たくておどろおどろしい
    世界観にどっぷり浸り、一気に読み終えました。
    西加奈子さんの本は何冊か読みましたが、今までの読んだエネルギッシュな世界観とは全然違う。こういう静かに真綿で締め付けられるような怖さの内容も書かれるのか!と少し驚きました。

    もう一度読み返して、丁寧に紐解

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    初の西加奈子、とても好みだった 旅先の描写はもちろん人に対して不安定に抱く暴力的な衝動の捉え方がうますぎる

    0
    2024年01月17日

    Posted by ブクログ

    妖艶で幻想的でいて、静かに黒い不気味さも含む。
    彼らの欠陥とズレが、各々の視点を追うごとに明確になっていき、ゾクゾクする。
    いくつかの謎に思い巡らせ、雰囲気も相まって余韻がずっと続いています。

    0
    2023年07月20日

    Posted by ブクログ

    窓の魚

    サラバ!が面白かったのでまた西加奈子を手に取ってみる。今回はサラバ!と比べるとだいぶ難解というか、あまり説明的でないタイプの小説であった。しかしながら、人にはそれぞれ暗部があり、それらを丁寧すぎるくらい、いやグロテスクに描いている。そして、温泉旅館にきた4名の主観と、女性の水死体が出た旅館

    0
    2023年03月21日

    Posted by ブクログ

    装丁からキラキラ、ほっこりな物語を予想してたのでいい意味で裏切られた。
    西加奈子さんの作品はいつも救われるラストが待っているはずなのだけど...
    今回はすごく暗い作品だった。
    ずっと死の匂いが漂ってるというか。
    4人とも異常すぎて、でもすごく惹かれた。
    猫の声は何を象徴してたのか?
    いろいろと気にな

    0
    2023年01月28日

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