マザーズ(新潮文庫)

マザーズ(新潮文庫)

小説・文芸
1,045円 (税込)

5pt

同じ保育園に子どもを預ける作家のユカ、モデルの五月、専業主婦の涼子。先の見えない育児に疲れ切り、冷めてゆく一方の夫との関係に焦燥感を抱いた母親たちは、それぞれに追い詰められてゆくが……。子どもへの愛情と憎しみに引き裂かれる自我。身も心も蝕む疲労、そして将来への深い不安――。不倫、虐待、流産などのタブーにあえて切り込み、女性性の混沌を鮮烈に描く話題作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    マザーズ(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    975681
  • 電子版発売日
    :
    2021年07月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

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マザーズ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    子供1人を持つ親たち。夫とは不仲で両親の協力も得られない。育児に疲弊している。一見同じような状況に置かれている母親3人であるが、全然違う方向へと進んでいく。

    金原さんは、自分が誰にも見せてこなかった自分の中の汚い感情を表現するのが本当に上手い。

    0
    2026年07月27日

    Posted by ブクログ

    すごい
    この作家の小説を読むたびこのひと言が出てくる
    語り手一人の一人称小説に最近感動したばかりだったので、三人語り手がいることにネガティブな感覚を持って読み始めた
    そしてこれだけの物語を語ろうとしたらとても一人ではできないと妙な納得の仕方をした

    読み終わったあと、妙にわかったような解説をされてもと、解説を読みたくないと思った
    解説を書くのにも勇気が必要だったろうなと思いながら、まあ読んだけど

    一つだけ、何故殺してしまったのだろうとの気持ちが残る
    次の章で死んでしまったことが書かれていて、それが小説の多重構造的な書かれ方で面白かったが、殺さない物語もあったのではないかと今も思う

    読みながら「君は赤ちゃん」ってどんな内容だったか気になり始めた
    あとで読もう

    0
    2026年02月19日

    Posted by ブクログ

    たっぷりの読み応え。愛する我が子を憎らしく思ってしまう気持ちなど、母たちの葛藤が痛々しく伝わってくる。すごく良かった。

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    とても好きです。
    休日を使って一気に一日で読み終わりました!
    この本をきっかけに新しい視点が増えました。親ならばこうあるべきと思っていた価値観が、親も人なのだと改めて実感させられました。
    とても良い学びにもなる小説でした。

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

     

           『マザーズ』
     

        ドゥマゴ文学賞 受賞



    今作の 金原ひとみさん ♡
    余韻がすごいです


    今作は考えさせられたなぁ
    不思議なの
    共感はまったくしてなかったの
    ……でもね
    この作品 好きだなぁ って思う



    同じ保育園に 子どもを預けている
    三人の母親の物語
    作家のユカ、モデルの五月
    専業主婦の涼子 



    それぞれ三人の視点で 物語はすすみます
    ドラッグ、不倫、虐待、流産…って、
    読んでいて どれも共感しがたいのに
    本当に不思議
    共感してないんだけど…受け入れちゃってる
    あるかもなぁ……って想像しているの



    赤ちゃんが産まれて育つということは、
    「母性」だけじゃないよなぁ…って
    環境だってあるんだよなぁ…って


    いい環境なら幸せだけど
    自分の思う環境と違ったら 
    泣きたくなっちゃうでしょう?



    だからって、ドラッグも不倫も虐待も
    ダメなのはわかっているの
    そう ダメなの



    でもね、ちょっとだけ
    「あぁ…辛かったんだなぁ」ってね
    思っちゃう
    だって 子育てって 大変だもん


    もちろん、自分の子は無条件で可愛い
    そんなこと わかってるんだけど



    イライラしてるとき 子供にあたったり
    そういうこと あるでしょう?
    殴ったりだけじゃなくてね
    冷たい言い方しちゃった とか
    そのレベルでもね

    だから……なんか考えちゃった。
    元気に育ってくれてるってだけで…
    奇跡に近いことなんだよなぁ……ってね


    ちょっと 深く
    しんみりと 考えさせられる
    そんなお話でした



    0
    2025年07月10日

    Posted by ブクログ

    今、思うと、こどもってあっという間に大きくなる
    今もまだ子育て中だけど、少しずつ楽にはなってるけど、成長とともに悩みも変化していく
    狭い世界で生きてると、そこが全てに思いがちだけど、全然そうじゃないのになって思ってしまった

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    子どもを産んでみて、そのかわいさ、愛しさに胸が潰れそうになり、もしこの子を失ったらもう生きていけないと思わされ、
    その一方で、自分の時間のなさ、思い通りにスケジュールを組めないことにもどかしさを感じていた。
    そんなときに手に取り、3人の主人公の境遇とわたしの境遇は一致しないけれど、それでも、よくぞこの気持ちを言語化してくれた!と思う描写の連続だった。

    特にこの三つ。
    ・戦士はローションプレイをしない。
    ・とにかく密室育児をやってみて思うのは、育児には必ず誰かの助けが必要だという事だ。
    ・私は半ば、自分を諦めるように祈った。何でも差し出すだろう。私は何でも差し出すだろう。愛しい物ものに、全てを捧げるだろう。


    子供を産んで、無垢という言葉の意味を、実感を伴って理解したし、
    自分よりも何よりも大切な存在で、もしいなくなったら生きていけないだろうと思わされる存在を知ったし、
    笑ってくれるだけで、見つめてくれるだけで溶けてしまいそうになるほどうれしくて、私の生活をガラッと変えてしまう存在を知った。
    その一変ぶりは凄まじくて、正直暴力的に変えられた、という表現がしっくり来る。

    夫婦の関係だって、生まれる寸前まではお互いが一番大切だったけれど、夫婦2人よりも重んじられるべき存在が登場してしまった、と産んでから気がついた。
    お互いが一番大切だったのに、もう当然ながら自分は相手の一番ではない(同率一位ではあるかもしれない)と相手が思っているであろうこと、自分もそう思っていることに気がついた。

    そして夫のことが好きだから子どもを作ろうとし、実際に妊娠して出産したのに、その子どもの存在によってお互いの価値観の違いを見つけたり、相手を許せないと思うような出来事が起きるようになってしまった。
    (たとえば育児において、何をよしとするか、どのくらいの危険性であればよしとするか。わたしは0.01%でも危ないことが起きる可能性があるなら排除したいと思うけど、夫はそんなこと言い出したらキリがないと思っていて、わたしは夫のその開き直りが許せなかった。)

    それでもこの子に会えて本当によかったと感じる。どんな疲れやイライラも、この子の笑顔だけで癒されてしまう。
    夫婦2人でこの子の成長を見守ることで、2人の関係がたしかに深まっていくのを感じる。
    陳腐な表現だし、いままでは「まあ子どもがいる人はみんなそう言うよね」と思っていたけど、いざ子どもが産まれたらもうそうとしか表現できない。

    0
    2024年04月28日

    Posted by ブクログ

    私自身、生物的に妊娠は不可能。妊娠と子育てを、さまざまな視点から、追体験できるこの作品。母親とはとても孤独な期間を近くに子供がいるのに感じてしまう。

    私が将来、結婚して子供ができた時には、この本を思い出して、少しでも妻の心の変化に気づいて、母親として、孤独にならないように尽くしたい。

    0
    2024年04月22日

    Posted by ブクログ

    すごい。圧巻。すべてを書き切っているのでは。

    3人の若き母たちを題材に、母親であることの幸福と孤独、身を切るような痛み。金原ひとみ節として不倫、クスリ、暴力の描写はあるけれど、それもその時々で彼女たちには必要なもの。

    読むタイミングは選んだほうがいい。若すぎるとわからないし、登場人物に近すぎると嫌悪感が勝りそう。まだそこに足を踏み入れないギリギリという、最適なタイミングで読めたことを幸せだと思う。

    0
    2024年01月04日

    Posted by ブクログ

    ちょっと気持ち悪くなるくらいの女の正体をこれでもかっとだだ漏れに書かれていてすごかった。そして母という側面のすごさと大変さは経験した者にしか分からないな…と共感出来ないが目の当たりにして自分の母への感謝が止まらなくなった。

    0
    2026年09月01日

マザーズ(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    マザーズ(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    975681
  • 電子版発売日
    :
    2021年07月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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