西加奈子のレビュー一覧

  • 舞台

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の葉太は、物語の演出上誇張されて、本当にダサい男として見えるけど、少なからず自分にも身に覚えがあり、だから読んでいてチクチクしつつ、故に葉太が愛おしく、またどこか懐かしくも感じられました。

    ラストシーンで登場してすべて解決してみせた母に対して
    「大いなる高みから見たら、自分はなんて、恥知らずな人間だったのだろう。」という一文があって、吹き出しました。
    「大いなる高み」の存在。大人になるってそういうことだよな。しみじみ...

    0
    2025年09月25日
  • きりこについて

    Posted by ブクログ

    『きりこは、ぶすである』
    冒頭からすごいこというなぁと思いながら読み始める。ぶすはフォントが太く、目立つ。
    きりこがぶすである説明が面白くて、ついつい笑ってしまった。
    容姿は誰もが認めるぶすであったが、両親はきりこを可愛いと大事に育て、きりこ自身自分がぶすなどと思いもせず成長していく。
    次第にぶすである自分に気づき引きこもりになるが、あるきっかで外へ出るように。

    きりこはとても愛されているし、素敵な人だなぁと。きりこの考え方がいいなぁと思った。
    「うちは、容れ物も、中身も込みで、うち、なんやな」
    「今まで、うちが経験してきたうちの人生すべてで、うち、なんやな」
    ここでウルっときた。

    笑える

    0
    2025年09月24日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    美味しそうだし 雰囲気が素敵なお店ばかりでぜーんぶ行ってみたくなった。
    こんなに素敵なお店を見つけた方たちの生活も素敵!

    0
    2025年09月23日
  • きいろいゾウ

    Posted by ブクログ

    なんだろう…
    読み始めたときは、ちょっと読みにくさすら感じたのに、読み終わる頃には終わることの寂しさすら感じる。不思議な読後感。
    読み手によって評価は分かれそうですが、私は読んでよかったです。

    0
    2025年09月22日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    はじめての文芸誌。

    シューイチで紹介されていたのを見て早速購入。
    低価格で短編小説や詩、短歌、エッセイなどいろいろな作品を楽しむことができ、とてもコスパが良いと思いました。
    他の本を読む合間に楽しみたいと思います。
    イメージキャラクターのゴートくんもゆるくて可愛いです。

    0
    2025年09月22日
  • i

    Posted by ブクログ

    愛に溢れた物語。

    考えすぎるのがあなたなんだからそれで良いと思う、
    相対的に見たら間違ってても親友なんだから絶対だよ、
    と肯定してくれる友人。
    言い淀む言葉を待って、言葉に出来ない時は抱きしめてくれる恋人。
    そんな人に出会えたら人生素敵。
    いくら知識を得て恵まれていても、歳をとっても、抱きしめたいし抱きしめられたくて、それで良いのだと思わせてくれた。

    自分も帰国子女でアイちゃんと似たようなことを幼少期考えたことがあるだけに前半は苦しかったけれど、
    そこに愛があったから、終盤はキラキラした海の波が一気に押し寄せて、余韻が後書きまで残った。
    素敵な感覚でした。

    0
    2025年09月22日
  • i

    Posted by ブクログ

    むずかしい でもミナとアイのような親友が
    欲しいと羨ましく思う 繊細な描きかたが西さんの好きなところ 

    0
    2025年09月22日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    今まで読んだことないジャンルも見れて面白かった。
    1~2週間で読み終わったけど、個人的にアイスが好きなのでアイスの話は良かったです。

    0
    2025年09月22日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    いろんな人の作品が読めるって、しかも510円という破格!はかくすぎダローーー!もっととってええですよ

    0
    2025年09月21日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

    Posted by ブクログ


    "リアル"という言葉では足りない、
    圧倒的な生々しさ。

    もしかしたら貴方のアパートの隣の部屋で起こっていてもおかしくない現実よと、西加奈子に突きつけられているような。

    助けを求めることは恥ずかしいことなんかじゃない。

    みんながもっと早く、気がつけたならば。
    教えてくれる誰かが側にいたならば。

    きっと夜が明けますように。


    文庫の最後まで読んで、やっぱりアキカウリマスキだった!とスッキリするところまでがセットで良い読み応えでした◎

    0
    2025年09月20日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    芦沢央さん、冲方丁さんの短編が魅力的でした。他にも一穂ミチさんのインタビューや5人の作家達によるGOAT歌会など、この文芸誌でしか味わえない構成で沢山楽しませてもらいました。

    0
    2025年09月17日
  • きいろいゾウ

    Posted by ブクログ

    しらかば園での催しが終わるまでは、ほんわかと楽しめた。
    けれどその後はムコさんの勝手さに暗ーく嫌な感じが続いた。

    ツマを失うのが怖いくせに、何故ツマに辛い想いをさせるのか。

    ムコさんの想いや事情もあるけれど
    女として私はツマの方の気持ちにしか納得出来なかった。

    アレチさんの「わしは、セイカを、好いとる」はそんなムコさん関連の嫌な気持ちを変えてくれるぐらい良かった。

    0
    2025年09月16日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    ラジオでも話題になっていて手に取る。著者たちの年齢がほぼ年下であるということに気づく。語ることのタブーがいろいろと無くなったけれど、文筆業である以上、読み手を引き付けるプロ意識が見え隠れしていて面白い。

    0
    2025年09月16日
  • サラバ! 中

    Posted by ブクログ

    歩にとって姉は疎ましく恥ずかしい存在のように書かれているけど、読み手からしたらそんなことはない。この子はいつも姉のことを心配している、優しい青年だと感じた。

    0
    2025年09月15日
  • 窓の魚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    同じ時間を4人の視点から繰り返し語り、丁寧に詳らかにしていく作品。
    お互いがお互いに対して思っていること、その場の状況の理解が、こんなにもズレているものなのかと情けなくもなる。それでも一体であり続ける4人。ずっとこんな感じなんだろうな、きっと4人だけではなくて、人と生活を共にするというのは、こうした見えないズレが無数にあって、それでもなんとか形が維持されていくものなんだろうなと思う。

    0
    2025年09月15日
  • 白いしるし(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    表紙が愛猫の後ろ姿とそっくりだったのでお迎えしました。とにかくエネルギーに満ちた人たちが出てきて、『あぁ、なんかいいなぁ』と思いながらお昼ご飯を食べるのも忘れて休憩中に読み耽りました。

    愛とか恋とか難しいことはよくわからないけれど、好きな人との電話とか意味のない会話とか深夜に延々とおしゃべりするの楽しいよなぁと思ったし、胸がじゅわっと温まる一冊。

    いろんな形の恋愛があるけれど、どれも美しい。
    そんな小説で、
    恋が叶うとか、愛が伝わるとかは二の次、みたいな。

    やりたいことをやって、恋して、仕事して…たまに休んで…また走る。そんな当たり前の日常の風景が美しい文章になっていてすらすらと読めまし

    0
    2025年09月13日
  • 白いしるし(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白くて一気に読んでしまった!

    異質な恋愛模様がいくつか物語の中にあって普通の恋愛小説じゃないなと新鮮だった

    瀬田と猫のところはあれ?普通の恋愛だ。ん?違うな...え!マジで!?ってなった
    猫の表紙が可愛いと思って買ったけど読んでみるとなんだか表紙の猫が恐ろしく見えて...

    私は恋愛経験があんまりないから共感できないところもあったけどけど時間が経ってから読むとまた感じ方が変わるのかなと思った。

    読んでて余白のない怒涛の物語だなと思った。まさに全身全霊。私とは正反対でそこも新鮮だった

    0
    2025年09月12日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    こういう小説だと思わず手に取ったのですが、まるで今のTV業界を予言していたかのような内容でした。
    ネット社会になる前の、誰も声を上げられなかったTV業界の闇が、ここまで生々しく描かれているとは。

    ページをめくりながら、ふと昔の知り合いを思い出しました。前職は芸能人のマネージャーをしていた男。彼が語っていた話が、この小説と重なるのです。
    小説ではAD、彼はマネージャー。立場は違えど、下っ端には人権がない世界。生き延びる道は「上に上がるか、辞めるか」しかない。理不尽を飲み込みながら、心も体もすり減らし戦い続けなければならない世界でした。

    そんな話を読むと、私は自分の「根性のなさ」を突きつけられ

    0
    2025年09月11日
  • さくら

    Posted by ブクログ

    ハンサムで人気者の長男、恐ろしいほど美人だがワイルドすぎる妹に挟まれた薫と両親の幸福な生活はあまりにも順調に過ぎていくが一つの事故が彼らの暮らしを奈落に落とし込む。
    それは誰の人生にも起こりうる事なのだが人はそこでうずくまってしまって前に進めなくなってしまうかもしれない。あるいは強く立ち上がって人生を取り戻すかもしれない。
    愛犬「サクラ」はそんな一家の運命、生活を静かに冷静に見守っている。
    著者が書きたかったことは主張したかった事は何なのだろう?
    私には彼ら長谷川一家の人生が人々の中に包括されているすべてが現れた物なのかもしれないと思うのだが答え合わせができない。




    0
    2025年09月11日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    赤裸々に語られる身体についてのエッセイ。
    それぞれに身体の事情を抱えて生きているのだなあ。女性の場合は嫌な目に遭う機会も多くて。

    0
    2025年09月05日