西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表紙が愛猫の後ろ姿とそっくりだったのでお迎えしました。とにかくエネルギーに満ちた人たちが出てきて、『あぁ、なんかいいなぁ』と思いながらお昼ご飯を食べるのも忘れて休憩中に読み耽りました。
愛とか恋とか難しいことはよくわからないけれど、好きな人との電話とか意味のない会話とか深夜に延々とおしゃべりするの楽しいよなぁと思ったし、胸がじゅわっと温まる一冊。
いろんな形の恋愛があるけれど、どれも美しい。
そんな小説で、
恋が叶うとか、愛が伝わるとかは二の次、みたいな。
やりたいことをやって、恋して、仕事して…たまに休んで…また走る。そんな当たり前の日常の風景が美しい文章になっていてすらすらと読めまし -
Posted by ブクログ
こういう小説だと思わず手に取ったのですが、まるで今のTV業界を予言していたかのような内容でした。
ネット社会になる前の、誰も声を上げられなかったTV業界の闇が、ここまで生々しく描かれているとは。
ページをめくりながら、ふと昔の知り合いを思い出しました。前職は芸能人のマネージャーをしていた男。彼が語っていた話が、この小説と重なるのです。
小説ではAD、彼はマネージャー。立場は違えど、下っ端には人権がない世界。生き延びる道は「上に上がるか、辞めるか」しかない。理不尽を飲み込みながら、心も体もすり減らし戦い続けなければならない世界でした。
そんな話を読むと、私は自分の「根性のなさ」を突きつけられ -
Posted by ブクログ
ハンサムで人気者の長男、恐ろしいほど美人だがワイルドすぎる妹に挟まれた薫と両親の幸福な生活はあまりにも順調に過ぎていくが一つの事故が彼らの暮らしを奈落に落とし込む。
それは誰の人生にも起こりうる事なのだが人はそこでうずくまってしまって前に進めなくなってしまうかもしれない。あるいは強く立ち上がって人生を取り戻すかもしれない。
愛犬「サクラ」はそんな一家の運命、生活を静かに冷静に見守っている。
著者が書きたかったことは主張したかった事は何なのだろう?
私には彼ら長谷川一家の人生が人々の中に包括されているすべてが現れた物なのかもしれないと思うのだが答え合わせができない。
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Posted by ブクログ
歩がサッカーに夢中になり、魅力的な友人が出来たり、めちゃくちゃ奔放な女の子に出会ったりといろんな経験をしてる。
そんな中姉はずっと破天荒。姉がもうキテレツすぎて笑ってしまう。もしこれが自分の姉だと思うとゾッとするけども。笑
宗教てのに自分はなんの馴染みもなくて、何をそんなになんだかわからん宗教にはまったりしてんだよと思ってたがこの本読んで、あのイケてるばあさんのセリフを聞いて、なんかこうなるほどねと腑に落ちたと言いますか。。
たまたま自分は恵まれてただけで誰しもが何かに縋るしかないんだよ!ってタイミングがくる可能性はあるんだなぁと考えさせられました。
いよいよお父さんも転換期がきて、さ -
Posted by ブクログ
出産入院中に読むか〜と購入。
スカート履くのが嫌で泣いてた自分が出産か〜、、、という気持ちにマッチするエッセイがいくつか。
自意識についてがテーマなので当然っちゃ当然なんだが、「こういう私、どう?」が何気ない振りして3日目の経血くらい滲んでる文章も結構あったなかで、(そのヤンキーという修飾語いるか?みたいな)藤原麻里奈、すごすぎる。
女を捨ててるのに"女なのに"のリングの中で評価されることに気持ちよさを感じる、ってところ、こんな素直に自分の欲求捉えられるのすごすぎる。(2回目)
自分も自分しか見ないような日記ですらすぐ滲ませちゃうので、ああいう文章を書けるようになりたい。 -
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Posted by ブクログ
「僕はこの世界に左足から登場した」
主人公・圷歩は父の海外赴任先であるイランのテヘランで生まれる。
寡黙で穏やかな性格の父、情熱的で自己主張の強い母、
そして破天荒で周囲と馴染めない性格の姉。
そんな圷家、及び歩の人生を描いた物語。
上巻は主に歩の幼少期から中学生までの成長と、
家族との複雑な関係が丁寧に描かれている。
イラン革命の勃発により日本へ帰国し、大阪で新たな生活を始める圷家。
その後もエジプト→日本と親の行動・決断によって翻弄されていく住まい。
なかなかハードな人生である。
自分の「普通さ」、これはある種思春期の人間にとっては
呪いの言葉なのかもしれない。
普通じゃない=特別、
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