西加奈子のレビュー一覧

  • こうふく あかの

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    久々に西加奈子の小説読めた〜。出産の場面はプロレスそのもの圧巻の勢い。漁港の肉子ちゃんでも出産のシーンは思わず文字通り前のめりになって読んだな。

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    2026年03月15日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    早く読みたい…読み終わりたくない。
    いつぶりにそんな感情になったことか。
    登場人物全員が誰かに想いを馳せ、幸せであり、辛くもある。そして愛する誰かを憎んでしまうことも。
    記憶を消してもう一度読みたい。

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    2026年03月15日
  • サラバ! 上

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    海外、しかも欧米でもアジアでもない地域で過ごす子供時代の話。環境は特殊だが、日常なので、そんな劇的なことは起きない。ただ、キャラクターの濃い家族の中で、いかに上手く立ち回るかを考えて過ごす主人公が、自身の複雑な感情を言語化しているのが面白い。自分の中の醜い部分を自覚しながらも、憧れた人に瑞々しい友情感じながら、成長する姿を応援したくなる。

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    2026年03月15日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    「俺」と、高校の頃に出会った、外国の俳優に似ている「アキ」の物語

    主人公の「俺」は最後まで名前が出てこなかった よね?
    深沢暁(アキ)は、アキ・マケライネンに似ている事を指摘されてから、その俳優の人生と同化するように生きる存在


    日本における貧困を描いているのだろうな
    アキの方はもちろん、「俺」の方も

    そして、貧困やその他の問題で困っていたとしても、「恥」による声の上げ辛さとか

    巻末の著者と小泉今日子の対談で、やっとこの小説の描こうとしたものが理解できた気がする

    ただ、私の好みではない
    読んでいて楽しいものではないし
    共感できなくはないけど、主人公たちの思考があまり寄り添いにくい考え

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    2026年03月12日
  • こうふく あかの

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    西加奈子作品は、同じ出来事でも人生や時間軸が違えばまったく別の意味を持つのだと感じさせてくれるものが多い。本作もそれを教えてくれる一冊。
    個人的には『みどり』の方が好みだったけれど、『あか』も素晴らしかった。少し生々しい部分もあるけれど、人の愚かさや醜さがある意味正直に描かれていて、そこから目を逸らさないところが印象に残る。プロレス愛もすごく、自分は詳しくないけれど、その熱量はしっかり伝わってきた。笑
    色々あるけれど、結局そこに道があって、人は前に進みながら生きていくのだと思わされる。その過程にある多様な感情や物語を表現できるところが本当にすごい。あとがきに書かれていた、西加奈子の本のあり方に

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    2026年03月10日
  • サラバ! 上

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    西加奈子の代表作。

    著者自身も帰国子女でその経験を活かしたフィクション作品。

    一言でいうなら壮絶です。

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    2026年03月08日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    4視点それぞれから風呂から見える魚を見た描写がある。それぞれ醜い鯉を見るものだが、最後のあきおの章で、ガラスケースにいる自分と外界を思うシーンがある。自身を魚と捉えるとしても、窓の魚というタイトルでは、窓に映る自分を指し、4人それぞれのうちに秘めた過去やコンプレックスを抱えて過ごしていることを示しているのかと感じた。
    作品を通じて常に暗い雰囲気を纏っていたがそこが心地よかった。

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    2026年03月08日
  • サラバ! 下

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    下巻は感動する場面が多く、人生について考えさせられる。何かターニングポイントがあって、そこで自分を変えられるかがこの本から、強く学べた。とにかく登場人物の生き様に魅了させられる。「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ」の文は今後も常に頭の中に置いておきたい。

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    2026年03月08日
  • わたしに会いたい

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    どれもかっこいい話の短編集。
    今の自分こんな感じだなとか、過去の自分こんなだったなとか妙に当てはまることが多くて共感しました。
    「Crazy in L ove」は声に出して笑ってしまった。

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    2026年02月28日
  • うつくしい人

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    初西加奈子さん作品。
    普段はこの系統の小説家読まず、なんだかゆるふわな感じだし、主人公にはイライラするし冒頭はなんだか好きじゃないかも思っていたのですが、不思議な魅力に引き込まれて最後まで読み切ってしまいました。
    他人の目を異常に気にしながらもそれを自覚して、苦しみつつも、自分より「下」の人たちを見つけてはどこか無意識に安心してしまう。誰にでもあることかと思うけど、この主人公はその思いが強迫観念に近いのかな。
    旅の中で劇的なことが起こったわけではないけど、ちょっとした自分の価値観とは違う人たち(このホテルで出会う2人のキャラがまた謎に癒されて面白い)と触れ合うことで、前向きになった姿が爽やかに

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    2026年02月28日
  • ふくわらい

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    ネタバレ

    すごく面白かったし、何かしら自分とは全く違う考え方をする人間の思考に触れることができたのを覚えている。けれど深い内容までは覚えていない。当時に感想を書いておけばよかった

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    2026年02月27日
  • わたしの名店

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    表紙の絵から、スイーツ系名店だと思いこんでいたけれど違った(;´Д`)皆さんの名店への熱い想いや、美味しそうな食べ物を読んでいるとお腹がペコちゃん(*´﹃`*)

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    2026年02月26日
  • うつくしい人

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    ネタバレ

    舞台となったホテルから見える明るい海のように、鮮烈な輝きを感じる作品でした。人目を気にしてばかりで自分を見失ってしまった百合が、周りがどう思おうと自分のやりたい様に生きている坂崎さんとマティアスに出会って自分を取り戻していく様に元気づけられました。坂崎さんとマティアスと一緒に置いてあったカートに勝手に乗るシーンは、百合が人目を気にするのではなく自分がやりたいことをやると決断出来た様が感じられて爽快でした。自分らしく素直に生きている人は「美しい」という肯定的なメッセージが込められた物語だと思います。

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    2026年02月25日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    後半にいくにつれ、壊れていく登場人物たちの生活や精神。どうか救われて欲しいと思いながら読んだ。
    何か少しの助けを必要としている人が自分の周りにもいるかもしれない。気づくことはできるだろうか。人の話をちゃんと聞いているだろうか。

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    2026年02月25日
  • サラバ! 中

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    家族のいざこざの深みが分かる。と同時に自分の家族は本当に平和だったのだと気付かされる。家族の問題は考えや判断に直に影響をする。もしも然る立場になるのだったら、家族を持つ責任感を強く持たないといけない。けど、重い雰囲気を感じさせない面白さが沢山あり、ラストのおばちゃんの話は特に好き。面白すぎる笑

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    2026年02月24日
  • うつくしい人

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    主人公の繊細な感情が美しいなと思った。
    いい意味で私とは当てはまらない人。細やかな感情を持てるのが羨ましいと思ったと共に、情けない自分も受け入れてられているような感覚になった。

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    2026年02月24日
  • サラバ! 上

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    ネタバレ

    歩の行動は自分みたいだと思った。いい子でいようとするところ。不穏は見て見ぬふり。物乞いする人に対して卑屈に笑ってしまうところ。見下してはいけないと思うところ。
    向井くんの裏切りはつらかったなぁ。せっかく信頼して雑誌を見せたし、何より自分だけで抱えていたくなかった。寄り添って欲しかったな。
    母親、父親も子供にもっと誠実でいて欲しかったけど、親も人間だね。

    ヤコブとの出会いは歩に本当に救いになったね。しかも、「彼ら」に対して似た対応をするところ。「サラバ」は魔法の言葉で「愛してる」のように聞こえる。

    中巻で歩がどう育っていくか気になる。

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    2026年02月21日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私の周りにはこの本の登場人物のような人はいない。でもこれこそ他人の人生を考える、自分とは違う人生を歩む本の醍醐味だと感じた。世間一般の日常生活からはかけ離れた"頑張り"があった。どんな努力も人それぞれその人なりの苦労があるんだと思う。

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    2026年02月21日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    とある温泉宿に泊まる四人の若者。歪な思いを抱えたまま四人は重なり合い、旅先で夜を迎える。

    タイトルからは想像もつかないような展開だった。ナツの章から始まる不気味さが、トウヤマ、ハルナを経て加速し、最後のアキオで全てが回収されていく。皆それぞれが満たされない気持ちを何かで埋めようとしていた。四人は奇人でも変人でもない、きっとどこにでもいるようなありふれた人間だった。それがますます作品を不気味に仕立てあげていくのだった。

    西加奈子さんの作風の広さには脱帽する。

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    2026年02月14日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    歩が落ちていく時期が読んでいられなくて数年寝かしてしまったけど、やっと最後まで読むことができた。読んで良かった。
    最終章の姉の手紙、ヤコブとの対話で私も救われた気になった。
    この本から離れて、何か信じられるものを私も探してみたいと、そう思える作品だった。

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    2026年02月09日