西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
兄を亡くした家族の想い出話
以下、公式のあらすじ
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スーパースターのような存在だった兄は、ある事故に巻き込まれ、自殺した。誰もが振り向く超美形の妹は、兄の死後、内に籠もった。母も過食と飲酒に溺れた。僕も実家を離れ東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾に桜の花びらをつけていたことから「サクラ」となづけられた年老いた犬が一匹だけ――。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、何かに衝き動かされるように、年末年始を一緒に過ごしたいとせがむ恋人を置き去りにして、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には -
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Posted by ブクログ
10年ぶりの再読です。
今作は『自意識』がテーマとなっていて、主人公の葉太がニューヨークでバッグを盗まれることで極限状態に追い込まれ、自身と向き合うというストーリーです。葉太の歪んだ自意識は過剰に膨らみ、それゆえに生きづらさを感じるようになりますが、この苦しみはなかなか他人からは見えるものでなく、理解に苦しむものだと感じました。
他者や物事に対して、考え方や見方を変えればいい話しだけれど、当人にとっては簡単に思考のクセを変えることはできない。ニューヨークという言葉の通じない場所でバッグを盗まれ、極限に追い込まれることで、葉太の自意識という鎧がボロボロに剥がれ落ち、解放されていく感じが良かったで -
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Posted by ブクログ
「きりこは、ぶすである。」
冒頭からいきなりこのぎょっとする一文
頭をガツンとやられたようで気がついたら物語のなか。
コメディなのかと思いきや中盤からは大真面目
猫ときりこの視点で語られるところとか、どこか『吾輩は猫である』を彷彿させるような設定も面白い!
表紙の猫がブサカワで何とも愛嬌のある顔なのも好きだ。(文庫版)
前半はきりこがいかにぶすであるかの力説。
しかもぶすの字が太字のフォントでぶすを強調している。
だけど独特の文章表現なので全く嫌な感じはしないのが不思議。
思わず声に出して笑ってしまうほど。
猫目線や表現、描写がホント何もかも面白い。
また猫の名前が昔のエジプトの王様というの
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