西加奈子のレビュー一覧

  • 舞台

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    うわっ、と思って途中で閉じた。何年かして、ようやく読めた。
    主人公と自分が重なって、とても痛くて、だけど気持ちよかった。

    私らしさが分からない!好き嫌いも意見も無いようなつまらない人間ですよ、でも器用に当たり障りなく生きてるじゃん。八方美人をしてること、みんなにバレてるの分かってるけど、美人なんだからええやんけ!写真でキメ顔恥ずかしい、でも盛れてないのはもっと嫌。もしかして、不器用なのかな。ほろり。

    生まれ持った心と顔と体で生きていくしか無いのだと、だけど私はひとりでは無いのだと、諦めと希望をくれる西加奈子先生が、大好き。

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    2025年05月09日
  • わたしの名店

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    大好きな作者さんの想い出の名店たち。
    私の世界にいなかった新たな作者さんとの出会いもあり!
    まだ知らない名店が知れたのと作者さんたちの人となりが分かるエピソード満載。Wでお得感満載(笑)。

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    2025年05月09日
  • きりこについて

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    「きりこは、ぶすである。」
    冒頭からいきなりこのぎょっとする一文
    頭をガツンとやられたようで気がついたら物語のなか。
    コメディなのかと思いきや中盤からは大真面目
    猫ときりこの視点で語られるところとか、どこか『吾輩は猫である』を彷彿させるような設定も面白い!
    表紙の猫がブサカワで何とも愛嬌のある顔なのも好きだ。(文庫版)

    前半はきりこがいかにぶすであるかの力説。
    しかもぶすの字が太字のフォントでぶすを強調している。
    だけど独特の文章表現なので全く嫌な感じはしないのが不思議。
    思わず声に出して笑ってしまうほど。
    猫目線や表現、描写がホント何もかも面白い。
    また猫の名前が昔のエジプトの王様というの

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    2025年05月05日
  • 通天閣

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    4.2/5.0

    大阪を舞台に巻き起こる実にリアルで温かい物語。
    人生なんてそんなもん。だけど時たまちょっといいことが起こったり、なんとなく感動したりすることもあるよね。
    そんな小説。

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    2025年04月30日
  • おまじない

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    ネタバレ

    女性が主人公の短編が8作品。どれも読んでいてつらいテーマだと感じたが、現実的だった。どの主人公にも共感できる部分がある。同じ経験をしたわけでもないのに「わかる」と思わせる力があるのは、人間のよくある心の動きを描いているということなのかもしれない。
    心にグッと爪痕を残したのは『あねご』だった。女性の親族の間で受け継がれる呪いのようなものが、最後の『ドラゴン・スープレックス』で祝福に代わっていた。しがらみも少しだけ愛せるような、不思議な気持ちで本を閉じた。

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    2025年04月19日
  • わたしに会いたい

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    私もわたしに会いにいかなきゃと思った。
    西さんありがとう!
    ママと戦うが1番好き。
    逞しくわたしで生きないとすぐ何かに縛られる。センター試験の日が狙いという日本の闇、最低。日本は安全じゃない。恥ずかしい。

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    2025年04月16日
  • ご本、出しときますね?

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    番組Pの佐久間宣之の『おわりに』が印象的だった。作家さん達の考え方の違いが面白く、文字だけで伝わる人柄みたいなものに押されて何冊か本をポチった。

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    2025年04月12日
  • あおい

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    出てくるキャラクター一人一人、みんな素直に生きているところが共通していると思った。
    ただ、どんなに気が合っても、いざ一緒に生きるとなるとお互い似通いすぎるので関係を保つのが難しく感じることがあるかもしれない。
    その上素直に真剣に生きてるから、どちらかが先に辛くなるのかなとも思った。

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    2025年04月01日
  • きいろいゾウ

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    忙しない毎日に疲れ、満たされない寂しさを感じていた今日この頃、たまたまこの本に出会いました。
    ゆっくりゆっくり季節が移りかわりながら、毎日の朝ごはん、日常が奏でる音、におい、ぬくもり、なにかを愛する気持ち…小さくてシンプルで、それでいて私の目の前にもあるはずの幸せに浸りました

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    2025年04月01日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    一見、救いようのない人生。でも本人はたくさんの問題を抱えながらでも一生懸命に生きていて周りの人に少なからず影響を与え、主人公の心をも変えている。必要のない人なんていないと言うことを教えてもらい、心から救われた物語。

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    2025年08月15日
  • 円卓

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    物語に流れるわちゃわちゃした賑やかな雰囲気も、個性的な登場人物たちも、子どもならではの感性もどれも好きでした。

    「孤独」に憧れる小学3年生のこっこちゃん。
    同級生のぽっさん。
    家庭科部の部長に、精巧な刺繍をする姉・朋美。

    姉たちが、こっこちゃんが可愛くて可愛くてたまらないのがよくわかる。
    世の中のことを分からないなりに分かろうと考える、こっこちやんとぽっさんもいい。

    小学生ならではの、今思うと「何で?」って思うしょーもないことに憧れたり、色々不思議に思う気持ちが想像できてしまう。
    子どもがもつ豊かで奇抜な想像力や妙なあこがれが、楽しい!
    あぁ、もう愛しいなぁ。
    この頃の感性って独特で、尊

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    2025年03月29日
  • わたしに会いたい

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    ネタバレ

    2作目「あなたの中から」
    1人の女性の半生を淡々と綴ってる作品なんだけど、なぜか本当に涙が出そうになった。
    女として消費され続け、自分の価値を自分で認められなかった人が、病気を通じて自分の価値を見つめ直す話。
    がん細胞の目線から話が展開するのがユニークだし、希望の見えるラストだったので読後がとても清々しかった。

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    2025年03月25日
  • ご本、出しときますね?

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    オードリーの若林と作家たちが対談し、”自分のルール”についてをメインに小説を書くにあたってのモチベーションや作品の映像化の話、小説には関係ない話まで色々と語る番組の書籍化。各回の最後にはオススメの本が紹介されています。それぞれのこだわりや持ち味が出ていて面白かったです。テレビで実際に話しているのを見たかったかな。

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    2025年03月21日
  • 地下の鳩

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    表題の「地下の鳩」は、過食の描写が面白い。破滅と創造との両極へ同時に向かうような心理が見え隠れする。もう一篇の「タイムカプセル」は、スピンオフ。オカマ文学として素晴らしい。連関してもいるし、独立してもいるが、通奏低音である大阪の夜の街の闇と光に圧倒された。

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    2025年03月19日
  • あおい

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    物凄く思春期というか、その年代がすごく詰まった小説。言葉や文章の表現がとても面白くて、話の内容よりもそっちに驚かされた印象。P7の「ハチミツみたいにとろりとした木陰」から掴まされて、今読み返してもよく分からないというか想像出来ない。でもその中でも自分が理解出来る文章を見つけると、自分にはない表現を貰えるのでとても面白かった。
    飾らない素直な主人公さっちゃんは魅力的で、色々と気付いたり本音を言うシーンが好き。最初はちょっとよく分からない子だと思ったけど、読んでいくうちに徐々に気になる子になっていった。自分が10代の時に出会いたかった1冊。

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    2025年03月19日
  • きりこについて

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    西加奈子さんの作品は大変好きです
    内面を見つめると言う深いお話
    自分と向き合えないまま諦めてしまう人生は本当に多く、その分周りの人達のことも理解できなくなってしまうんやな。
    今回はそばで支えてくれたラムセス2世や、賛同して、仲間になった人たち、感動しました。
    いつも最後泣いてしまいます。
    猫さまです。

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    2025年03月18日
  • おまじない

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    人生には大小さまざまな決断が散らばっていて、最終的に選ぶのは自分だと分かっていながら、その一歩がどうにも踏み出せない瞬間がある。そんな決められない時間そのものを丁寧にすくい上げた物語だった。


    過去の選択、家族との関係、自尊心、費やしてきた時間。それらが絡まり合い、思考を前に進ませない。不安やこうあるべきという常識に縛られ、正解のない分岐点で立ち尽くしてしまう姿は、あまりに人間的だ。

    おまじないが示すのは、迷いから抜け出すための明確な答えではない。むしろ、自分を納得させるためなら、過去もプライドも遠回りも、すべて使っていいのだという静かな肯定である。他人に邪魔される必要も、誰かの正解に合わ

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    2026年01月10日
  • 円卓

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    著者の描く女の子はいい意味で個性的で暴走的
    こどもたちが感じる小さな世界を
    私たち大人にも思い出させてくれる物語。

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    2025年03月16日
  • きいろいゾウ

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    ネタバレ

    前半はまったり仲良い夫婦とその周りの人達。幸せだけど、お互いいつか相手がどこかへいってしまいそうで、怖い。
    後半冬からムコさんに手紙が届き、昔の恋人からでその人を忘れようとムコさんは背中にカラフルな鳥の刺青を入れていた。
    昔の恋人は結婚していて、障がいのある子が生まれた。死んだ。そのじょせいのこころをとりもどしたいとムコさんは夫に呼ばれた。背中を見せて、ツマを愛してますと言った。夫は君から逃げていたと泣いた。
    墓に花をやるのはアレチさんだった。昔戦争で死んだ女の子のもの。
    終盤、満月の光に覆われて音を立てて、これまでの台詞が繰り返されるのが読み手を誘う。
    ツマ。あまり驚くことがあってはいけない

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    2025年03月11日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読み終えたのが夕方雨が降ってきたのもあり 暗い余韻にどっぷりと浸かった
    結末がはっきりと描かれていないのでそれぞれの関係性や、池に浮かんだ女性も誰なのかとずっと考えてしまう でもこの感じ、、好き(*^^*)

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    2025年03月08日