西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公のあまりの極端さに笑ってしまうところもあったけど、共感点が多かった
葉太の小説に対する気持ち
自分のことを分かってくれる誰かがいる、というより自分と同じようなことを考えている人がいる!という気持ち
葉太が葉蔵に感じるように、共通点から親近感で主人公へ心を許していくあまり、自分がとらない言動をとられると裏切られたような気持ちになるの、わかる
陰鬱な過去の出来事を思い出したときに「そのとき」に纏わる一連をすべて思い出さないと終わらないなどは、わかりすぎてつらい
誰のために演じてるのか、誰も見ていないところで
自分の過去の失敗を思い出してつらくなって恥ずかしすぎて消えたくなること、どうせ -
Posted by ブクログ
平和を願うための絵本として、手にした作品です。たださんの本棚からの選書、ありがとうございます。この作品は、教科書にも掲載されているのですね…。そして、著者は向田邦子さんと角田光代さん、絵は西加奈子さんという、すごい作品です。
ストーリーは、戦争末期のある家族に焦点をあてた作品です。戦況が思わしくない日本…いつ爆弾が降下されるかわからない緊迫感と、食糧難からのひっ迫感…街にいた子供たちは次々に疎開していきます。そして、一番小さな妹が疎開するとき、まだ字の書けない小さな妹に父は元気に過ごせたら〇を書いてポストに投函するようにと、沢山の葉書を持たせます…。疎開して最初の葉書には、はみ出さんばか -
Posted by ブクログ
特殊な環境で生きてきた主人公の定はとても変わっているが、私の周りにいないキャラクターで目が離せなくなってしまった。
言葉に対してとても誠実に生きているが、物語の初期は自分の感情にも周りの感情にも疎いことから少し冷淡に感じる。
それが、顔のパーツがありえない配置のプロレスラー守口廃尊や、見た目の良い編集の後輩 小暮しずく、イタリア人と日本人のハーフで目が見えない武智次郎と交わることで、胸が温かくなったり、吐き気がしたり笑顔を浮かべるようになったり世界への扉が開いて行くと、定の魅力もどんどん増して行った。
守口廃尊のキャラクターも良かったし、小暮しずくと仲良くなれたことも読んでいて嬉しかった。
た -
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Posted by ブクログ
ネタバレ輝いていない人々に、夢も希望もない淡々とした日常がなぜこんなに面白いのか。すごくリアルですべて実在する人物のようだった。
太字で書かれた夢の話が、絶妙に本人の状況や不安を言い当てていて、怖くて面白い。
だんだん明かされていく主人公二人の人生が、実は過去に同じ日々を共有していたのがたまらなかった。近くにいるのにお互いがお互いを気づくことはなく、でもあの瞬間は確実に影響を与え合った。
この自殺未遂事件が起きて、特に何かが前進したり解決するわけではない。でも日々がそうやって続いていくリアルを書いていて、男は自転車泥棒ということになってしまったし、たぶん店員の女とも何もない。でもそういう人生もある。孤 -
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