西加奈子のレビュー一覧

  • くもをさがす

    購入済み

    今読んでよかった

    とても明るい闘病の記録です。明るく思えるだけだと思います。大変な苦労があったことは間違いありません。でも元気をもらえました。関西弁が効果的でした。私自身をそのまま受け入れることの大切さを学びました。読んでよかった。

    #感動する #共感する #癒やされる

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    2024年07月01日
  • ご本、出しときますね?

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    面白い企画。小説家2人とオードリー若林の鼎談。
    お互いへの質問、それぞれのマイルール、おすすめ本という流れで、読みたい本が増えた。
    村田沙耶香さんがすごく個性的で面白い。

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    2024年06月29日
  • 円卓

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    鹿の黒々とした目、ジャポニカの蟻の刺繍の鮮やかさ、幼い頃の重力がかかりまだ喉を通すことができないもどかしい気持ちが、今もなお、目の裏を熱くさせてる
    大人になるということは、知りたくなかったことまで知ってしまうけれど、こういう作品に触れることができると思うと、ちょっと悪くないなって思えた

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    2024年06月28日
  • きりこについて

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    自分の容姿を他人と比較する必要はないこと、
    容姿はあくまでも容れ物にすぎないこと、
    と生きていくのが楽になる物語だった。

    「可愛い」とか「かっこいい」とか、そういう感情を抱くことは良いけど、人を傷つける言葉(特に容姿に関すること)は絶対言ってはいけない。
    当たり前だけど忘れがちな、「自分が言われて嫌な言葉は相手にも言わない」、今一度、肝に銘じようと思った。

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    2024年06月20日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    自分のことは自分しかしらないー

    あの時の表情、態度、言葉。
    相手からは自分の本性なんて見えないんだ。

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    2024年06月11日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私の家、まだ読んでない所謂積ん読本を1ヵ所にまとめていて新しいのを読むときはその中から適当に選んでる。そんで文庫本はすぐブックカバーに入れる。ボーッとしてる時はあらすじを読まないで本を決めてる。
    この本はボーッとしてる時に選んだらしく、「恋愛小説だ~」と思って読み進めていたら死体が出てきて、「ミ、ミステリーだーーーー!!」と大喜びしてしまった。読み終わってブックカバー取ったら後ろのとこにちゃんと死体のこと書いてた。うふふ。

    耳を舐める描写が好きすぎたな。
    アキオが一番気持ち悪いかな~と思ったけど全員いい感じに気持ち悪くておもろい。
    でもナツはクスリ飲まされてたからあんな感じだったわけだよね…

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    2024年06月10日
  • 円卓

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    軽やかにユーモラスに小学3年生の視点で家族や学校での出来事が描かれている。
    が、けっして軽い内容ではなく、こっこの成長していく中での思慮や葛藤を細かに、豊かに感じることができる。西先生の表現するこういう世界、大好きです。

    ぽっさんと朴くんと香田さんは随分とおとなやな。
    三つ子の姉も皆いい子。

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    2024年06月08日
  • きりこについて

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    西加奈子さんはやっぱりいいな。みんな生き方に悩む。もがいて苦しんで苦しんで。でも前を向いて生きていくんだよね。「自分に素直に生きなさい」と背中を押してくれる。全て含めて自分なんだよ、と丸ごと受け止めてくれる感がいい。

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    2024年06月04日
  • しずく

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    様々な関係の女2人の物語が面白い視点で描かれていて良かった。特に「シャワーキャップ」が気に入った。子供のように無邪気なお母さんが印象的だった。お母さんの「大丈夫」ほど安心できるものは無いと思った。

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    2024年05月25日
  • わたしの名店

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    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。

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    2024年05月26日
  • しずく

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    初めての西加奈子さん。
    巻き起こる事象もそうなのだが、表現方法が大胆だなと思った。「デブ」「うんこ」「えす、いー、えっくす」などなかなか小説でお目にかかれない文字が並ぶ。
    そんな恐れを知らない書き方で生活の不確実さを描き、救済していく。
    「シャワーキャップ」は泣けたし、「灰皿」、「木蓮」は切れ味鋭くて特に良かった。

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    2024年05月11日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    4人それぞれのコンプレックスや特異性が、多様な視点から描かれており、もう一度すぐ読み返すとより深く理解できる作品でした。みんなの不思議な言動も、当事者の章を読むと腑に落ち、少し同情の気持ちも湧いてきます。自分だけでなくみんな何かしら抱えて生きているものだから、一生懸命生きようと思います。

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    2024年05月05日
  • ふくわらい

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    ネタバレ

    最初の方はあんまりハマらないかもな〜と思ってましたが、乳母が体調悪くなったところくらいから、面白くなってきてどんどん読み進めていきました。
    定が生い立ちからなのか、あっさりとした人だったのが守口との会話で感情が芽生えてくるところ(?)は一緒に熱くなりました。

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    2024年05月05日
  • 炎上する君

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    偶然、家の本棚にあり、手に取った小説。もともと西加奈子さんは好きなので、読んでみた。

    情景がころころ変わっていく、まるでSFのような短編集。その中でも、タイトル「空を待つ」の「ひとりだと嘆いても、手を伸ばしても、私の体は世界から抜け出すことはない、死ぬまで。私は分かっている。分かっている。」というフレーズが印象的だった。孤独が重なって、自分が何者か分からなくなる、そんな感覚を違和感なく文章に落とし込んでいて、読みながらいつか見た東京の人混みを思い出したりした。切なさが良い。

    最終話「ある風船の落下」の「何かを望み、欲し、それが得られなかったり、それに裏切られたりして、傷つくことを避けるため

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    2024年05月04日
  • サムのこと 猿に会う

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    入院中、暇つぶしの為になんとなく読みました。
    自分の子供達と同じ世代の人達が主人公でした。
    誰もが通るであろう日常が淡々と描かれていました。
    私の子供達もこういう風に時間を過ごしているのかな。とか、私が若い時も似たような事あったかな。とか、思いに耽る事ができました。
    点滴痛いし、食事は食べ切れないし、ベッドから離れられないし、夜眠れないけれど、この本のおかけで、少し心が落ち着きました。ありがとう。

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    2024年04月03日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    西加奈子には珍しいようなミステリー的要素もある一冊。しかし全体的に抽象的、比喩的な表現が多く、ミステリーとして読むと、謎が明らかにならない消化不良感がもやもやするかもしれません。
    自分にないものを持っている他者への嫉妬や、自分よりも弱く醜い存在への歪んだ愛情など、登場人物全員がそれぞれに脆弱性が秘めていて、不安定な危うさが美しい作品でした。

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    2024年03月25日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    気がつくと、ひんやりと冷たくておどろおどろしい
    世界観にどっぷり浸り、一気に読み終えました。
    西加奈子さんの本は何冊か読みましたが、今までの読んだエネルギッシュな世界観とは全然違う。こういう静かに真綿で締め付けられるような怖さの内容も書かれるのか!と少し驚きました。

    もう一度読み返して、丁寧に紐解いて、それぞれのキャラクターの感情を味わいたいです。

    好きです。

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    2024年03月23日
  • あおい

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    個人的な、内容に関する好き嫌いは置いておいて、この人の書く文章と自分の相性がいい、と思った。そう思わされてしまう、上手さ。さらっと読んでしまいました。だからといって、中身ペラペラなのでは無くて、様々な比喩を用いた描写に、心を揺さぶられまくり。

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    2024年03月22日
  • こうふく あかの

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    生き辛そうで不器用な姿が
    めちゃめちゃ共感できると共に
    まあそれでもいいやって思うし
    むしろ人間らしくて愛おしくなるような
    なんかそいうことを思った

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    2024年03月12日
  • ふくわらい

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    西加奈子さんの力強くて激情的な文章が好きだ。
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    常に他人の顔で福笑いをする癖を持つ、鳴木戸定。
    幼い頃から冒険家の父に連れられ様々な国を放浪し多くの特異体験を経て、エキセントリックに育つ。
    編集者になった定は機械的に送る日常の中で、
    奇人変人、個性的な人達との出会いによって、
    自分への意識を、世界への見方を変化させてゆく。
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    偏屈な作家、奇天烈なプロレスラー兼作家、
    美人な同僚、定に猛アタックする盲目の男

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    2024年03月12日