西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ恋愛小説を初めて読みました。
文章がとても特徴的でした。
まったく客観性に欠けていて、主観的に主人公の感情と、主人公のこころに焼き付いた美しいもの、交錯する人間関係ばかりの描写が続きます。事実は必要以下の情報量で、ほんの少し、手がかり程度です。
それが、ぽっかりと非現実的で、まるで背景がほとんどない少女漫画のモノローグを読んでいるような感覚でした。
想像による補完が必要ですが、ふわふわとして曖昧で、主人公が執拗に訴えかける、好きなった相手の美しさ、その他身体描写、暗喩的な色の情報だけですから、自然きれいな像が心の中に浮かんできます。
主人公は自身の美貌を描きません。でも隅々から、彼女がとても -
Posted by ブクログ
面白い作品、いまいち私には合わなかった作品、いろいろあって楽しかった。
「嘔吐」がとてもよかった。
本文に書かれていないところまで想像ができて、視点を移すことができて、面白かった。
ただ、気持ちの良い話ではない。
市川沙央さんの「音の心中」がよかった。
痛み・ゆがみを描くのがうまい。
対談が面白くない。
「ポルト」の良さが全く分からない。
読みにくい。
苦痛だった。
佐原ひかりさんの「出せなかった手紙」が切ない。
「チキンピアノ」の描写にひっかかる部分が多い。
言葉の繰り返しが多く、多少の矛盾した表現も含まれていて、気になる。
それでも、最後はよかった。
特別受賞作、なるほど。
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Posted by ブクログ
西さんがカナダでガンになった話。
カナダはあらゆる人種が集う国。コロナ禍という難しいタイミングで異国の医療システムの違い、文化の違いに直面しつつ、家族や周囲の人々との関わりの中で前進するガンサバイバーの経験談。
自らの感覚で照らし合わせると、ガンサバイブを果たした後に感じる得たいのしれない「さみしさ」は、薄れつつも一生付き合う感覚なんだと思います。
私の体の主はワタシ。決めるのはワタシ。
印象に残った引用をメモ。
無けなしの命がひとつ だうせなら使ひ果たさうぜ
かなしみが覆ひ被さらうと抱きかかへて行くまでさ
ー椎名林檎と宮本浩次「獣ゆく細道」
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