西加奈子のレビュー一覧

  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    純文学に挑戦しようと数冊読み始めたときに出会った本。
    初めて読んだときは、後味の悪いスッキリとしない終わり方が印象的で、
    純文学を経験したことのない自分にとって、逆におもしろさを覚える作品だった。
    2回目は考察も交えつつ、西加奈子さんの表現方法を味わいながら楽しむことができた。

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    2026年01月17日
  • きりこについて

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    自分の容姿が嫌いで幼いころから自信のない私
    きりこの考えがとっても素敵だったし、きりこの両親も愛情たっぷりで素敵な人(こんな親になりたいと思った)

    「自分」の欲求に従うこと、思うように生きること。
    誰かに「おかしい」といわれても「だれか」は「自分」ではないのだから、気にしないこと

    自己啓発本より刺さった
    ありがとう、きりこ

    2026年8冊目

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    2026年01月17日
  • うつくしい人

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    西さんが実際に思い悩んだ時に書いた作品ということもあり、文中の表現がリアルに生々しく思う場面もあり心が痛んだ。でも主人公が人との出会いや環境の変化を通して前を向いて行く姿が眩しく思った。文章の言葉の選び方や表現がとても好き。しかし、主人公に共感できない部分やノンデリ気質な所があり少しハラハラしてしまった。

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    2026年01月16日
  • 私の身体を生きる

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    藤原麻里菜さんのが印象的だった。
    知らずに読んでいたけど藤原麻里菜さんって、無駄づくりの彼女だったのか!
    それに気づいてからより面白く読めたし、女とか関係なしに能力を認められたい気持ちは、理系入試女子枠アンチのわたしの気持ちを代弁してくれた。
    男性に女としてのフィルターを通して見られたくない気持ちでありながら、女である自分(の身体)が好きだというまとめ方も好きだった。

    痴漢被害にあった人が多く驚いた。私は痴漢にあったことはない。こんな言い方だめなんだけど、共感、理解のために痴漢の経験があればよかったなとか思った。

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    2026年01月14日
  • さくら

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    人ってなんでも乗り越えられるものでしょうか?
    きっとそんな事はないんだろうなぁ。
    サクラが家族をまた繋げてくれたのかもしれないけど、悲しいお話でした。

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    2026年01月08日
  • しずく

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    何かを抱えてる女性が、何でもない日常を過ごしながら起こす感情の起伏をとても繊細に描かれている。
    思春期、第二思春期ならかなり感情移入できたはずだが、割と自分が出来上がってきた為、ほーっと読み浸るぐらいに終わってしまった読書体験でした。もっと早い次期に読めばよかった。

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    2026年01月07日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    読み始めてすぐにもう事件の匂いがするので、ページを捲るドキドキ感はある。けど、わたしの好きな西加奈子さんとは少し違った気がする。味変で良いかも!

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    2026年01月05日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    ネタバレ

    俺
    アキ・マケライネンのことを深沢暁に教えた。キー局の下請けをしている制作会社に就職。

    アキ
    深沢暁。俺の友達。劇団『プラウの世田谷』に入る。

    アキ・マケライネン
    フィンランドの俳優。酔っぱらって外で寝て凍死した。

    俺の父
    雑誌や書籍のデザイナーをし、ありとあらゆる映画に精通していた。高校2年生の終わりに交通事故で死んだ。

    俺の母

    杉本

    本木

    あんべたくま
    参議院議員選挙の立候補者。選挙カーに轢かれそうなところをアキが割って入った。

    アキの母
    規定以上の向精神薬と酒を一緒に飲み、眠っている間に吐いて、吐瀉物による窒息死で発見される。

    遠峰
    アキと同じガソリンスタンドでアルバイトをしている。女子生徒。とおみ姐。イラストがうまい。外資系ホテルの客室係の仕事を得た。

    中島
    父の友人。弁護士。

    山際
    市の職員。アキに生活保護があることを教える。

    東国伸子
    劇団『プラウの世田谷』の主宰。著名なCMディレクターの父を持ち、自身もまた才能ある演出家。

    麻生
    アキに治験のアルバイトを紹介した。

    田沢
    俺が就職した制作会社の女の先輩。

    制作会社の社長
    50代男性。高卒でこの業界に入り、自ら制作会社を立ち上げる。

    伝説の人
    納土。俺と同じような境遇でスタートした、ある先輩。今では総合演出家兼プロデューサー。

    咲口
    俺の住むアパートの大家。70代の女性。

    ダンさん
    俺の隣に住む老人。

    林
    局の社員ディレクター。

    小西来尊
    若い俳優。アイドル的な人気もあり、勉強熱心で真面目、舞台演技での評価も高い。

    友原由紀
    元『プラウの世田谷』の劇団員。別の小さな劇団で演技を続けている。

    天屯あづさ
    苗字の読みが難しい。たかみちあづさ。高校が一緒だった。坂根あづさ。

    ウズ
    モノマネ芸人が出演するバー『FAKE』のオーナー。

    押見チカ
    50代の女優。動物保護団体を作り、あらゆる動物の保護に努めている。

    杉崎剛健
    オネエタレント。2匹のチワワを飼っている。

    森
    AD。主に田沢の下につかされていた。

    菅谷すみ
    女優。父親は著名な映画監督。22歳。林と結婚。

    きゅん
    FAKEの常連。

    アカ
    FAKEの常連。

    クティ
    FAKEの常連。

    片階
    局のディレクター。

    希
    田沢の娘。

    ロッテン・ニエミ
    フィンランド人。アキ・マケライネンと出会い、深く愛し合った。彼が亡くなるまで、秘密の愛のパートナーシップを続けた。



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    2026年01月02日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    3.6 表紙カバー+0.1

    客の少ない老舗温泉旅館での一夜を男女4人のそれぞれの主観で語る。一見普通のカップル2組だが、個々の待つ弱さや闇がわかってきて、読み進めるごとに見え方が変わってくる。

    男女の恋愛模様や人間関係の話かと思いきや、陰影の濃いストーリーに、さらに不可解な事件もプラスされ先が気になって読み進めたが終わり方が唐突気味。

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    2026年05月10日
  • GOAT

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    新しい文芸誌
    表紙可愛い。
    キャラクター(表紙の子)可愛い
    毎刊テーマが決まってる(今回は愛)
    紙の本の価値について熟考されている。
    紙という素材にもこだわっている
    識字困難な人も読める対応をとっている
    ジャンル多彩
    投稿作家多彩

    等々とにかくてんこ盛りに盛りに盛った体制に携わった人たちの鼻息が聞こえそう。

    値段が510円ってのが安すぎて気になるけど、四方八方から手にとって貰えるような配慮なのかも。頑張って欲しい。

    とにかくビックリするくらい沢山の作家さんが投稿してるのに驚いた。業界のことはわからないし、小説しか読まないけど売れっ子作家さんがずいずいと並ぶ様は圧巻。一月に数冊読む位の自分だけど、お、この人の本他にも読んでみようかな。とか、え、こんな物も書くのか。とか気付きはめちゃくちゃあった。あと合間に挟まれる座談会的なのも(例えば哲学とか)へーーみたいな腑に落ちあったり。作家さんによる短歌合宿とか(おもしろい!)モー色々がてんこ盛りの忙しい誌だったよ。巻末に識字困難者のための本についてがあってこれは興味深かった、シリーズ化されてるのかも、、、。

    こういう鼻息荒い新しい文芸試、長く続くことを祈ります!!

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    2025年12月26日
  • こうふく みどりの

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    ネタバレ

    辰巳緑

    茜
    お母さん。

    おばあちゃん

    明日香
    小一からの付き合い。

    田村のおっちゃん
    離れたスイカの種みたいな目、鼻はスイカが入りそうなくらい大きい。

    沼田のガキ

    カミさん
    猫。

    ホトケさん
    猫。

    ポックリさん
    犬。

    桃ちゃん
    四歳。乳臭い匂いがする。

    藍ちゃん
    山脇藍。いつも干しぶどうを食べている。緑のいとこ。お母さんの兄ちゃんの子供。旦那が離婚してくれない。

    シゲおじさん
    お母さんの兄ちゃん。喧嘩で死んだ。

    金田

    ヨッシン

    杉本
    先生。いつもあえ匂いさせている。

    魚住
    一年女子。

    数学の先生
    天パの濃い顔。声が小さい。

    服部

    森元
    三軒先のおばちゃん。

    アキオ
    森元の長男。

    佐藤さん

    菅原さん

    磯崎さん

    児島犬
    転入生。コジマケン。

    増本
    大家。

    おじいちゃん
    戦争が終わったあとしゅっぽんした。

    棟田さん
    シゲおじさんを刺した。

    ホゴさん
    マルサンアパートの一階の住人。

    ヨイヨイのお爺
    マルサンアパートの一階の住人。

    水商売風の派手なおばちゃん
    マルサンアパートの二階の住人。

    影の薄い大学生くらいの兄ちゃん
    マルサンアパートの二階の住人。

    青木君

    明日子
    アキオの嫁。


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    2025年12月23日
  • ふくわらい

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    けったいな話だなと思いながら読み進めてた。続きが物凄く気になるとかではなったから、通勤専用の読書としてぴったりだった。笑
    定の成長過程がぎゅっと詰まった一冊。
    途中武智が小暮ちゃんの名字を間違えるとことか電車の中で笑いそうになったw 所々くすりと笑えるとこあり。
    定は誰からも好かれる性格だと思う。可笑しい所は多々あれど、人の言ったこと必ずオウム返しするし、絶対に否定しないし、この人になら何でも話せちゃうって思える安心感がある。
    そして定が幼い頃の海外での経験はかけがえの無いものなんだろうなぁ。定自身は感情というものがよく分からないと言ってたけどそんなことないと思うし、終盤はより人間らしくなれていてなんか安心した笑

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    2025年12月22日
  • 通天閣

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    タイトルを聞いたことがあって、西加奈子さんの他の作品を読んだことがあったので、期待値高めでした。
    関西弁のテンポの良い会話が読みやすかったですが、終着点が。。。

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    2025年12月20日
  • さくら

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    ☆2.5かな。ちょっと自分には合わない。
    「夜が明ける」と同じか。希望のかけらがあるようなんだけれど、自分にはそう思えないような。
    この本は奥さんか娘の本。彼女たちはどう感じたのだろう?

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    2025年12月14日
  • さくら

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    ある6人家族(わんちゃん含んだ)の日常を切り取って物語にしたような作品でした。短編と長編を混ぜ合わせて創った小説になっているので読みやすいですが、長く感じました。

    家族構成が違うからなのか個人的にはあまり入り込むことができず少し寂しかったです。

    家族愛の強い方や学生の方、時間に余裕があって独りの時間に没頭してじっくり読める方にオススメです。

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    2025年12月08日
  • 私の身体を生きる

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    【目次】

    Better late than never(島本理生)

    肉体が観た奇跡(村田沙耶香)

    「妊娠」と過ごしてきた(藤野可織)

    身体に関する宣言(西加奈子)

    汚してみたくて仕方なかった(鈴木涼美)

    胸を突き刺すピンクのクローン(金原ひとみ)

    私は小さくない(千早茜)

    てんでばらばら(朝吹真理子)

    両乳房を露出したまま過ごす(エリイ)

    敵としての身体(能町みね子)

    愛おしき痛み(李琴峰)

    肉体の尊厳(山下紘加)

    ゲームプレーヤー、かく語りき(鳥飼茜)

    私と私の身体のだいたい五十年(柴崎友香)

    トイレとハムレット(宇佐美りん)

    捨てる部分がない(藤原麻里菜)

    私の三分の一なる軛(児玉雨子)

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    2025年12月07日
  • うつくしい人

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    ネタバレ

    ひとり旅したいなぁ。

    読み始めは、わぁ主人公病んでる。かわいそう。と思いながら読んでいたけれど、上手くいかなくて疲れて悪いサイクルにハマってしまって…という時は誰にでもあるから、刺さる人は多いだろうなぁと思う。
    私は、価値観を示していた人が突然いなくなって迷子になってしまっているマティアスの方に感情移入した。マイペースなところも自分に似ている。私もあの頃もがいていたけれど、もがくのをやめてフワフワしていたら少しづつ好きなものだけを選べるようになっていった気がする。

    スッキリ解決!ではなくて、少しの光が見えてちょっと元気になって帰っていく終わり方がイイ。きっとまた鬱々とした気持ちに戻るに違いないけれど。
    「自分で不幸になれる人は 自分で幸せにもなれる」

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    2025年12月07日
  • おまじない

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    ◼️ 西加奈子「おまじない」

    ううん、唸らせる短編集。伝えたい何かが心に落ちる。さすがだ。

    西加奈子さんは、職場の後輩が好きで、よく貸してもらった。自分でも買って結構読んでいる。ここしばらく、久しぶりにいくつも読んだ。今回は短編集。

    「燃やす」「いちご」「孫係」「あねご」「オーロラ」「マタニティ」「ドブロニク」「ドラゴン・スープレックス」の7篇。少女、女の子は女の子であるだけでふつうにしんどい、今回は女の子を描きたかったと巻末の対談で述べている通り、すべて女性が主人公。

    コンサバなおばあちゃん、はすっぱなお母さんのもとで育った主人公が可愛さに目覚め、変質者に遭う「燃やす」、2話めはタイトルのごとく何より大事ないちごを育てる年配の男、モデルとして成功した娘は30歳を前にして、幼少の頃親しんだ彼に会いに祖父の田舎へ帰る。

    そして、最も反響が大きかったという「孫係」。芯の言葉は伏せるが、仮面は悪いことではない、と改めての定義づけのようなものが響く。そうだよね、と思う。

    酒好き、はっちゃけたキャラの女がキャバ嬢を天職と思う。しかし人間ぽいところも、という「あねご」、「オーロラ」はどこかテイストが違い不思議めな話。争奪戦に勝ち付き合った彼氏との間に子どもができ、悩みすぎる女の「マタニティ」。ここまでターニングポイントには厚く薄く男性が関わる。ふむ。

    フィンランドのアキ・カウリスマキ監督が大好きな私は「ドブロニク」の主人公が羨ましかった。子ども、少年の頃プロレスの藤波辰巳をテレビで観ていた私は、タイトルの決め技をどうやってどこで絡ませるんだろうと期待して読み進めた最終話にも関西弁で、印象的な言葉が出てくる。

    悪い言葉かもしれないが、腹黒い、というのは社会人なら持っていて当然の資質だと思える。誰だって計算はするし、それでも多くは正直に過ごしてると思う。自分らしさ、は意識しないでも出てくるものであまりこだわったことはない。ふと立ち止まる、けったくその悪いこともついてくる、不安になることもある、微妙な感情を、時には散らしたり、焦点を当てたり、女の子といいつつ、普遍性のある言葉が軸になっている気がする。

    設定も突飛だったり、ふつうに裕福で才があったり、離婚が絡んだりと、常にどこかざわざわしたところがあって、親子から3世代、ついには4世代となかなか変化に富んでいて楽しい。日常であるような非日常という面白みもある。年配の女性にたしなめられてるような読み心地。

    充実した短編集。さすが上手いなと。他の短編集あれば読みたいな、また。

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    2025年11月27日
  • 私の身体を生きる

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    「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
    売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。

    「トイレとハムレット」宇佐見りん
    面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。

    「私の三分の一なる軛」児玉雨子
    生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深い。睡眠を取ること=意識を手放すことが「生」繋がるのだとしたら、なんか「死」も生の延長のような気がして、恐怖心が払拭できる気がする。


    自分は随分と「身体」というものに向き合っていなかったのだと思ったのと同時に、向き合わなかったという事はそれだけ健康であり、真っ当な人生を歩んでこられたという事なのかもしれないと思うと、親や環境に感謝した。でも1番大事な事は、何も深く考えず、ただ「人間」という生物として生きていく事だけを考えることかもしれない。

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    2025年11月22日
  • わたしに会いたい

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    ずっと読みたかったこの小説。
    女であるがゆえの苦しさ短編集。
    わかる、すごくわかる。
    容姿への評価に縛られて行きてきた人生だったし、今も縛られている。
    でも女である苦しさを感じながら、女であることで得を感じるくらいには女を利用している私は、
    純粋に怒る事は出来ない。

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    2025年11月21日