西加奈子のレビュー一覧

  • サラバ! 下

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    西加奈子の文章は生き生きとしていて読みやすい。終盤にかけて、作者の主張が強すぎると感じることもある。欲を言えばもっと物語として落とし込んでほしかった。

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    2025年09月07日
  • 炎上する君

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    ネタバレ

    不思議でヘンテコで切ない8編だった。
    サラッと読めて、最後にはじんわりと心が温まる。
    「トロフィーワイフ」はひとつだけ話の雰囲気が違っていて異色かなと思った。労働を知らない祖母と孫の優雅な生活を、ずっと眺めていたくなる。でもこうやって夫に愛でられていたのだろうと思うと複雑な気分だ。おっとりした祖母はおとぎ話の中の眠り姫のようだった。
    ラストの「ある風船の落下」は思いがけずグッとくる話。誰かを必要として、自分も誰かに必要とされることで、長い人生を勇気を持って生きていけるものなのかもしれない。
    8編に共通するのは、あくまでも人間というものを信じているという点だった。紆余曲折を経て自分らしく生きてい

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    2025年09月04日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    描写がリアルで、リアル過ぎて読んでいて苦しくなった
    周りを頼ること、助けを求めることは決して恥ずかしいことなんかではなくて、と森さんの言葉から

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    2025年09月02日
  • きいろいゾウ

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    ネタバレ

    『恥ずかしいことって、かっこ悪いこととは違うんだね。』という大地くんのセリフは、周りの目を気にしてしまう自分に刺さった。
    それと同じように、何となく同じに見えて違うことはたくさんあるんだろうな。
    ムコさんとツマが、ムコさんの好きだった女性とその夫が、相手の隠している部分に優しさで踏み込まなかったがゆえに、どんどん関係に溝が生まれてしまったように。

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    2025年09月01日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日本の貧困に焦点を当てた本作、奨学金、虐待、母子父子家庭の辛さなどあらゆる問題が取り上げられていた。確かに最終的にアキも主人公も救われていたけれど、そこに至る2人の苦労の長さと救済の呆気なさが少し釣り合ってないように思えた。主人公が父親を亡くしたところから始まる苦労人生やアキの生きづらさは見ていて辛い気持ちになった。なので途中から終盤あたりまでかなりずっと暗い気持ちで読み進めていた。森という突如出てきた真っ直ぐで泥に沈まないキャラクターによって全体の闇が晴れていく様子は見ていてよかった。押見のあれは何ハラに当たるんだろう

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    2025年09月01日
  • あおい

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    とくになにか物語的に面白いとかはなく、主人公の心情を事細かに描写されていた。心理的描写はとてもすごいと思ったがいまいち自分にはよく分からなかった。これは自分がまだまだ青二才だからかもしれない。30歳ぐらいになってもう一度読み直したら違う感想を持つかもしれない。

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    2025年08月31日
  • 私の身体を生きる

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    こんなにも赤裸々に皆書いて良いのか!?と最初動揺したが、それぞれ考えさせられるものが多く、有意義な時間が過ごせた。

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    2025年08月29日
  • サラバ! 中

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    主人公の歩が高校生〜20代の話。
    人の顔色を伺っていたそれまでと比べ、ヤバい家族から離れることでようやく自分らしく生活できるぜ!と思っていたが、どうしても家族が関わってきてしんどって話。

    この家族のもとで生まれ育ったら発狂しそう。
    少し共感性羞恥に近い何かを感じる。

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    2025年08月29日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    ネタバレ

    32歳独身女性画家夏目香織が26歳独身男性画家間島昭史に激しく恋愛するお話。西加奈子さんの短めのお話を読みたくて手に取ったのだが、ちょっと共感するのが難しい設定だった。

    間島さんの彼女が、「たね違い」の妹(二親等、遺伝的近親度1/4)という、世間的には全然あかんパターンだったので、これまた難しい。

    画廊「16」のオーナーと瀬田くんのパトロン関係もまた理解及ばず。。

    西加奈子作品恐るべし。

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    2025年08月25日
  • わたしの名店

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    店に、料理に、店主に、お客さんそれぞれの情とか思い出とかがある。良さを感じるポイントもそれぞれで店主の動きや店の空気感、その店にしかない癖など、そうゆうところ見るんだーといろんな視点を楽しめた
    素敵な店、料理、発見したこと、感心したこと、その時自分が置かれていた状況とか気分とか合わせて言語化することでより深く色褪せない思い出に残るように思う。そうやって少しでも言語化してみたい。

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    2025年08月22日
  • おまじない

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     どれも自分のアイデンティティーや尊厳に関わるお話。物語を通して何か大きな変化があるわけではないのですが、ほんのちょっとのきっかけ(例えば、テレビの街頭インタビュー中の言葉、とか)で、人生のネガティブ気味だったスイッチが少しプラスに動く…そんな展開が多かったように思います。
     派手な起承転結よりも妙にリアルで、「孫係」の話にはすごく共感できました

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    2025年08月18日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    登場人物たちのそれぞれの結末が気になり、一気に読み切った。

    みんな見えないところで欠けていて、歪んでいる。
    残念ながら自分は恋愛経験が多くないので登場人物たちに共感はできなかったが、どれもそれぞれの純愛の形だと思った。

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    2025年08月18日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    人間関係の非対称性など独特な表現にひかれ、文章を読む手が進む本だった。ただ長台詞がちょっと不自然に感じられ物語の世界から外れてしまうこともあった。最後も主張が少し政治よりになっているように感じられてしまったことも残念。

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    2025年08月18日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    アキオが抱えてる闇が深過ぎた。自分より弱っていて死んでいきそうな生き物に喜びを見出すところとか、ナツに覚醒剤を勝手に飲ませてるところとかが最後一気に明らかになって怖かった。ナツに対してみんなが抱いてる感想(喋らずぼーっとしていて生命力がなさそうなところ)って薬のせいなのか、薬を飲む前からそうなのかが気になった。結局旅館で死んでた人はトウヤマに電話をかけてきた人ってことなのかな…?

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    2025年08月17日
  • くもをさがす

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    西さんの闘病記。西さんに同化して西さん目線で読めたらもっと大事な作品になっただろうと思う。

    僕はただもう、自分は日本でしか生きられないかも、と強く思った。
    日本人的感覚の当たり前さというか、仕事に対する姿勢とか責任感とか、何が正しいとかじゃなくて、病院の職員は!頼むから!と思ってしまう。

    西さん、たくさん本読んで、たくさんインプットしてるんだなという感想も。
    いちばん印象深い引用を。

    「ヴァージニア・ウルフは本を読むことについて、こんな風に言っている。『それはまるで、暗い部屋に入って、ランプを手に掲げるようなことだ。光はそこに既にあったものを照らす。』
    似たようなことを、ウィリアム・フォ

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    2025年08月15日
  • 私の身体を生きる

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    西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
    もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
    それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
    それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
    それでも一つしかない自分の身体。
    こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。

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    2025年08月15日
  • サラバ! 下

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    あれほど大きい存在だったヤコブを思い出さなくなってしまったこと、ページを読み進め主人公の新たな生活を追ううち、中巻半ばの頃には私もヤコブを思い出さなくなって、まるで追体験をさせられている気持ちになった。

    「僕は何かことが起きると、いつも自分がそれにどれだけ関与しているか確認した。そして、『僕は悪くない』と安心していた。」
    これは自分にもある無意識の癖でささった。
    弱さからくる逃げや自分の中で人のせいにすることで安堵するような性質。わかってつらい。
    歩がハゲてきた頃からの心の小ささには目を逸らしたくなった。

    これに打ち込んでいる!これをがんばっている!がある生き物は強い。それが趣味であれ仕事

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    2025年08月15日
  • しずく

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    友情、家族、同志など女2人の様々な関係を描いた短編集。

    個人的には木蓮が好き。気持ちよくて、好き。

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    2025年08月09日
  • 私の身体を生きる

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    生というより性に関するアンソロジーだったが、千早茜さんの「私は小さくない」が切り口も異なり胸に迫った。性別による不利益や舐められることを、コンプレックスである小柄にあえて責任を負わせてきた自分に気付かされた。

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    2025年08月09日
  • 私の身体を生きる

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    村田沙耶香 誰しもが、心の中に王国を持っている/西加奈子 私は変わる。変わりながら、「アップデートする自分」を疑い続ける

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    2025年08月09日