西加奈子のレビュー一覧

  • 円卓

    他の人と違う事に憧れるこっこの気持ちわかる
    小学校の頃
    転校して来た子の環境が羨ましかった
    自分は大きな病気する事なく
    怪我する事なく
    目立って不細工でもなく
    勉強が凄くできるわけでもなく
    だから不幸だと思うこともなく過ごていたからか
    こっこに共感
    こっこが夏休みを機に
    それまでいたところよりひとつ上の階へと進んだ
    夏休み前のこっこではない
    幹成海くんの引き出しに小さく折りたたんだ紙の中に「円卓」があったことが嬉しい








    #ほのぼの #切ない

    0
    2024年03月19日
  • あおい

    Posted by ブクログ

    どの物語も短いのに、むき出しのまんまで迫ってくるもんだから、まるでどろどろのゾンビに追いかけられるような感覚になった。悪い意味ではない。
    これが芸術なんだろうなという文体で、すぐには飲み込めなかったから、読み終わるのになかなか時間がかかってしまった。「あおい」は特に続きを読みたいのになかなか読み進められなかった。暗い気持ちになるわけではなく、かといって読み終わって清々しい気持ちにもなれない。(私だけ…?)なんとも形容しがたい感情が巡ってくる。読み終えたあとはすこぅしほっとしてひと息つくことができる。
    一人称の感じ方だけで物語が展開していく部分があるのを見て、西加奈子さんはかなり自分の世界観を中

    0
    2024年03月17日
  • しずく

    Posted by ブクログ

    木蓮としずくが好き。
    どちらもどんでん返しのような感覚におちいる。木蓮は終盤にかけて急激に爽快に、しずくは急激に悲しくさせられる。

    全編女二人の話だとあとがきを読むまで気づかなかった。。。
    恥ずかしいというかなんというか。
    でもそれも西加奈子の自然さ、素直さのせいなのかもしれない。。。

    0
    2024年03月07日
  • こどものころにみた夢

    Posted by ブクログ

    評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。

    内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻切れとんぼの読後感、などなどいかにも夢の話だという気がして、一編読んだあとよく眠れる気がしました。お話と自分の夢の境目が曖昧になるようで。

    0
    2024年02月27日
  • サムのこと 猿に会う

    Posted by ブクログ

    クスッと笑えて、ちょっとキュンとする西加奈子さんの3作の短編集

    2作目の大阪で暮らす二十代の仲良し3人組のやりとりが、私の息子の関西出身ママ友3人組とくだらなさやノリがそっくりで笑えました〜
    当たり前のようにいつも会ってしゃべったりお出かけしたりしていたこと、楽しかったなー。
    早くまた会いたいな。

    3作目
    「現実というのは、突然やってくる。
    気が付けば、その渦中にいる。」
    まさかと思っていたことが気付けば現実になりつつ今、はっとさせられた言葉です。

    0
    2024年02月26日
  • しずく

    Posted by ブクログ

    しずく、名前じゃなかった
    どれも地味な日常の話
    ぎょっとするような事ばかりは起こらないのです
    いつもすこーし悲しかったり諦めたり希望を持てたり、の繰り返し

    0
    2024年02月19日
  • 地下の鳩

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これまで西さんの作品というと、関西弁コテコテ+純文学、という印象でした。今回も舞台は大阪ですが、より純文学へシフトした印象を強く感じました。

    ・・・
    本作は中編ともいえる「地下の鳩」「タイムカプセル」の二編からなります。

    表題作「地下の鳩」は、昔はそこそこイケてた40男の吉田が、スナックでチーママを勤めるみさをと出逢い、破滅的に共依存していく話。

    続く「タイムカプセル」は、奄美大島出身のオカマのミミィ(おかまバーのオーナー)が、彼(女)の半生を振り返りつつ、自己のジェンダーについて自身は正直であったかを振り返るような作品。

    ・・・
    で、先にも書いたのですが、実に「文学だなあ」と感じたの

    0
    2024年02月18日
  • ふる

    Posted by ブクログ

    気持ち悪っ シモの話ばっかり 
    だけどアダルトビデオのモザイクがけという奇異な仕事が花しすを変えていく
    女なのに女性器なんてほとんど見ることは
    ないからちょっと興味がある
    自分の身体を愛そう!
    西加奈子の普遍のテーマである

    0
    2024年02月18日
  • 通天閣

    Posted by ブクログ

    大阪通天閣の足元の場末に暮らす関係のない男と女のたわいない日常を描いた不条理と笑いの物語。大小2つの懐中電灯がセットになった「ライト兄弟」は最高だ。

    0
    2024年02月15日
  • ふる

    Posted by ブクログ

    白くてふわふわしたもの、は何だったんだろう。
    私も、ふわふわした気持ちで読んでいました。
    不思議な時間をありがとうございます。

    0
    2024年01月22日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

     名店にまつわるエッセイ集。それぞれの著名人にとっての「わたしの名店」が紹介されている。全国にまたがっているが、ほとんどは東京。どこもおいしそうだったが、とくに早稲田のカレーと佐賀の餃子に惹かれた。

    0
    2025年12月07日
  • 炎上する君

    Posted by ブクログ

    今日は病院の日。待たされるのは手持ち無沙汰で気が滅入るので、僕はいつも文庫本を持参する。持って行く本はだいたいいつも決まっている。今回もこの本を。持参するたびに読み返しているものの、意外と内容を覚えていない。じつは苦手な本だった。それでも今日もまた、この本を選んだ。苦手だと言いながら手に取る、いま思うと不思議だ。今日という日が訪れる予感だったのだろうか。
    椎名林檎との対談で作者は「セックスのカードって、どんだけ強いねん‼︎」と言っていた。前後の話の流れは忘れてしまったけれど、その一言だけ覚えている。否定的な発言かと思っていたけれど、この短編集の最初からそのカードを切っていた。そういえば初めて読

    0
    2025年03月31日
  • 地下の鳩

    Posted by ブクログ

    正月読書。初めての西加奈子だけどすごく緻密な感情を書く方だな。とくに表題作「地下の鳩」、主人公のしみったれた感じと哀しさ、恋が所帯染みていく様子、それに抗うけどだんだん飲み込まれていく過程、とても良かった。また忘れた頃に読み直したいな

    ⚫︎あらすじ
    大阪ミナミの夜に生きる人々の光と陰
    暗い目をしたキャバレーの客引きと、夜の街に流れついた素人臭いチーママ。情けなくも愛おしい二人の姿を描いた平成版「夫婦善哉」
    (文春HPより引用)

    0
    2024年01月05日
  • 漁港の肉子ちゃん (1)

    Posted by ブクログ

    丸くて元気な大阪弁の母・肉子ちゃんと、しっかり者の小学生のキクりん。
    流れ着いた北の港町で、力強く生きている。
    絵のタッチが柔らかく、好きです。

    0
    2023年12月24日
  • あおい

    Posted by ブクログ

    サムのこと が怒涛の展開だった。読み始めは情景が浮かばなすぎて読み飛ばそうと思ったけど、読み進めるうちにサムのことが気になり出した。周りに影響を与えていないようで与えている人間。いいな。

    0
    2023年12月18日
  • ふる

    Posted by ブクログ

    なんともふわふわした話。なんてことない日常だけど時々出てくる白いものと新田人生の存在は面白かった。2つの存在が繋がってるってことを際立たせる。いや、感想を述べるのはほんと難しい。

    0
    2023年11月17日
  • ふくわらい

    Posted by ブクログ

    西加奈子氏はいつも1人の人間を追求していくストーリーな気がする
    と、言葉にすると簡単になってしまうが、紆余曲折を経て
    この方は人肉を食べたことがあるのか…?
    と思わせるくらいの生々しいストーリー
    宗教とかとはまた別の次元の西加奈子氏の信念を感じる。

    0
    2023年11月16日
  • ふくわらい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鳴木戸定
    1月1日生まれ。マルキ・ド・サドから名付けられた。編集者になる。

    多恵
    定の母親。腎炎が悪化し、定が5歳のときに命を落とした。

    栄蔵
    定の父親。紀行作家だほとんど家にいない。定が12歳のときに死んだ。

    岸田悦子
    多恵が嫁いだ時にいたお手伝いの婆や。

    之賀さいこ
    作家。定が担当編集者。

    あにた博
    作家。定が担当編集者。

    六本木大
    作家。定が担当編集者。

    小暮しずく
    定より1年後に入ってきた編集部員。


    男性社員。

    米永
    40代の男性社員。急に仕事を無断で休み、そのまま会社に来なくなった

    守口廃尊
    守口譲。プロレスラー。1965年生まれ。米永が書籍の担当していた。

    0
    2023年11月08日
  • あおい

    Posted by ブクログ

    西加奈子さんのデビュー作。つたないけれど一番透明な作品です、西加奈子。と帯に書いてあったとおり、危うい位なつたなさが伝わってきたが、それがいいのか、シンプルに心に伝わった。ほんとに素直な作品。

    0
    2023年11月02日
  • 通天閣

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「40代の男と20代の女が主人公で交互に視点が切り替わりながら物語は展開していく。男は工場勤めでいつも他人を見下す節があるが、自分の人生のコンプレックスを自覚しているからこその八つ当たり的なものをその行動から感じる。多分自分のことが嫌い。女はマメという彼氏と同棲していたが、彼氏が映像家の夢叶えるとのことで、ニューヨークへと単身で留学してしまう。おいていかれたという事実を受け入れられず悲しみを背負いながら、スナックでアルバイトをしている。最終的に男も女も自分の人生を受け入れ、前に進む決意をする」というのが大まかな内容。ありふれた日常を特別なものに感じさせる書き方のできる西加奈子だからこそかけた作

    0
    2023年10月23日