西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ不思議な話でした。作者は「いのち」を描きたかったと後書きで語っていたけれど、私は動物でありながら社会性を高く持ってしまった「人間」という生き物についての話だと感じました。
周囲との軋轢を生むのを避け、オチとして、無害な存在としてあろうとしてしまう主人公。優しいと言われるが、それは責任を負いたくないからだと自己嫌悪に陥りつつ、でも心和む日常の瞬間をレコーダーで録音するのはやめられない。色恋からも遠くあろうとしながらも、仕事で女性器と向き合うことは避けられない。人間の女性も動物であるという事実に日々向き合いながら、社会の中でうまく生きていかなければならない自分。おっとりとした主人公が、その事実に気 -
Posted by ブクログ
今を見て生きる27歳の女性のお話。こんな感じの人がたくさんいるんだろうなぁ..
★本の概要・感想
西加奈子の処女作である本作。27歳、スナック勤務の24歳の女性が主人公。物語を駆動する何かがあるわけではない。ただ、主人公目線で起きる出来事、主に恋愛事情や変わった友人について語られていく。なので、ものすごい面白いとか、感動した!という類の本ではない。ある女性の気持ちや心理を丁寧に追っていく。ちょっとどうしようもない、だらしないと思われがちのような若い女性って、こんな風なんだろうなぁ。主人公の家に転がりこんでいる彼氏がどうしようもない奴で、頼りないのも良い。そんなダメ彼氏をすごく好き、っていう -
Posted by ブクログ
なるほどなあと思った。字のないハガキ。手紙、ハガキって必要だなあ。
これだけスマホがあって便利に連絡がやり取りできるようになっても、上っ面の文字の数ばかりが増えたような、本当に相手を思いやるやり取りとは何かについて、考えさせられた。
手書きで丸、ばつ、それだけをやり取りなのに、その人が伝わってくる。毎日ハガキを待っている家族の気持ち。そしてポストに投函することで、待っていてくれている人と、つながっているような気持ちになる。
大切な人ができたら、こんなやり取りしたいなあと思った。そして郵便やハガキは、どれだけネットが便利でもなくなってほしくないと思う。
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