西加奈子のレビュー一覧

  • サムのこと 猿に会う

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    西加奈子さんが好きな人にはよいのかなあ。読むのに疲れた時に挟むといい本、という評価。
    ああ、そういうこともあるよね、そういうひともいるよね。そんなこともあるよね。
    そういったものを文章化したもの。
    「まく子」ほどはおもしろくなかったけれど、ふぅん、という感じで読めた。

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    2021年07月08日
  • ふる

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    主人公の、香しすという名前からして独特。
    いい意味で理解しがたい、フィクション感が強い作品だった。
    「今」に縋り付く気持ちはとても共感できた。
    オチでいたいという意識も好き。

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    2021年05月09日
  • あおい

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    独特な世界観。こん風に世界が見えてたら、素敵だと思う。
    どんな本なの?って人に聞かれてもうまく説明できるような本ではない。ふわっと、抽象的な本。

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    2021年05月03日
  • ふる

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    ネタバレ

    不思議な話でした。作者は「いのち」を描きたかったと後書きで語っていたけれど、私は動物でありながら社会性を高く持ってしまった「人間」という生き物についての話だと感じました。
    周囲との軋轢を生むのを避け、オチとして、無害な存在としてあろうとしてしまう主人公。優しいと言われるが、それは責任を負いたくないからだと自己嫌悪に陥りつつ、でも心和む日常の瞬間をレコーダーで録音するのはやめられない。色恋からも遠くあろうとしながらも、仕事で女性器と向き合うことは避けられない。人間の女性も動物であるという事実に日々向き合いながら、社会の中でうまく生きていかなければならない自分。おっとりとした主人公が、その事実に気

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    2020年12月27日
  • ふる

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    私たちにまとわりつく、いのちのこと。その気配や予感とか、色々な感情がふわふわとふってくる。
    そんな気持ちになりました。
    「新田人生」や「白いもの」が初めは気になっていたけれど、中盤からはそのまま不思議なものとして飲み込めるようになっていた。
    他の作品も読んでみたい。

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    2020年12月27日
  • ふる

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    ネタバレ

    言葉にすることが難しい繊細な気持ちを表現してくれる、これこそ西加奈子の作品だ
    これを読み終わったとき、自分の人生で関わってきた人達を思い浮かべた
    嬉しい気持ちにさせてくれた人、嫌な言葉を言ってきた人、傷つけてしまった人
    関わりに深さはあれどなんと多くの人と関わっていたのか、記憶の中の彼らは私の頭の中の彼らでしかないのだが
    人間は今を生きており、忘れるし忘れられる生き物

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    2020年12月25日
  • 字のないはがき

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    教科書にも掲載されている向田邦子のエッセイを、西加奈子と角田光代によって絵本化したものだとのことで興味が湧き読んでみました。

    一人で疎開してゆく小さな妹の心細さを思い、家族が心を尽くして愛情を注ぐ様が伝わりました。
    これが向田邦子の実話エピソードだと思うと心に迫るものがあります。

    妹ちゃん、生きててよかったよ。ドキドキしました。

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    2020年09月28日
  • こうふく みどりの

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    ネタバレ

    大阪で暮らす人情溢れる一家とその周り人の話。
    一家と関わった人は皆んな温かい気持ちになって帰れる。
    なにも言わなくてもその空間で過ごすだけでほっと安心できる。
    現代では、近所付き合いなど薄れていってしまている様な世の中でなにか懐かしいものを思い出させてくれるようなそんな物語でした。

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    2020年08月18日
  • サムのこと 猿に会う

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    短編集3編
    長い友人関係を描きながら自分を見つめる.さらりとした関係の奥に存在する核の様な物.キラキラして眩しかった.太宰治の軌跡をたどる高校生の「泣く女」の最後がとても好きです.

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    2020年07月05日
  • 地下の鳩

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    客引きの男とホステスの恋と苦しい過去。みんなそれぞれの過去を持っててそれを捨ててこれていたら楽に生きれるのだろうがそうもいかないが現実で…。消えないシミとなって隠してもごまかしてもふとしたときに浮かび上がってくる。そんなシミと共に生きていく中で互いを思い合える人に出会えるのはひと時のことであっても救いだなと。

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    2020年06月04日
  • あおい

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    西さんのデビュー作。
    収録三編サクッと読み進められ、それでいて、しっかりと読後の余韻が感じられる。表現の仕方にユーモアと可愛さがあって良かった。

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    2020年05月30日
  • あおい

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    西加奈子さんのデビュー作あおいと、あと2つの短編。西加奈子さんの文章と登場人物の描写が好きで一気に読む。だらしないけど憎めない人を魅力的に書くのが上手だなぁ。さくっと1日で読めた。でも、読み終わるとストーリーは覚えてないな。

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    2020年05月02日
  • 地下の鳩

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    薄暗いどんよりした話だと思ってたのに違った。
    特に2本目の「タイムカプセル」は、どんどん濃くなっていく闇にとても眩い光が一筋刺すようなお話だった。

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    2020年04月30日
  • 地下の鳩

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    初、西加奈子さん。
    最初の話は自分の感覚とは合わず。でも、希望の見える終わり方でほっとした。
    ミミィの話はもう切なくて。嘘つきで正直で、どうかそのままで生きていってほしい。

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    2020年04月28日
  • サムのこと 猿に会う

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    西加奈子の初期の短編集
    特に何かが起こる話ではないのでそのつもりで読まないと少し物足りないかも 個人的に読書ってそれなりに時間と体力を使うので何か事件が起こるのを期待してしまうんですよね

    でも3つ目の泣く女っていう話は少しよかった おお と思わされる仕掛けがある

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    2020年04月26日
  • サムのこと 猿に会う

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    どの短編もアンソロジーで読んだはずなのに、サムのことに関してはあおいで絶対読んでるはず…記憶になかったから新鮮でした。
    どれもすごく好きなんだけど、
    二十代半ばの独身3人組の話が好き。ちょっと世間の普通枠から外れてる3人の仲良し具合も、もどかしさも。切なさも。
    あと、泣く女は、情景を想像しやすくて笑いたくなった。泣くのと笑うのはちょっと似てるね

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    2020年04月17日
  • あおい

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    今を見て生きる27歳の女性のお話。こんな感じの人がたくさんいるんだろうなぁ..

    ★本の概要・感想
     西加奈子の処女作である本作。27歳、スナック勤務の24歳の女性が主人公。物語を駆動する何かがあるわけではない。ただ、主人公目線で起きる出来事、主に恋愛事情や変わった友人について語られていく。なので、ものすごい面白いとか、感動した!という類の本ではない。ある女性の気持ちや心理を丁寧に追っていく。ちょっとどうしようもない、だらしないと思われがちのような若い女性って、こんな風なんだろうなぁ。主人公の家に転がりこんでいる彼氏がどうしようもない奴で、頼りないのも良い。そんなダメ彼氏をすごく好き、っていう

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    2020年04月01日
  • サムのこと 猿に会う

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    死んだ友人のことを話すときは時間が止まっていて。でも残された人たちはその友人が居なくなった後の時間を生きていかなきゃね。そんなことを気付かされる。表題より。

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    2020年03月12日
  • 地下の鳩

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    タイムカプセルの方がするすると心にはいってきた。
    この方の作品は結局自分の事しか考えないし行動しない人が多い気がする。
    人は余裕が無いと自分で精一杯誰でもそう。

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    2020年03月04日
  • 字のないはがき

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    なるほどなあと思った。字のないハガキ。手紙、ハガキって必要だなあ。

    これだけスマホがあって便利に連絡がやり取りできるようになっても、上っ面の文字の数ばかりが増えたような、本当に相手を思いやるやり取りとは何かについて、考えさせられた。

    手書きで丸、ばつ、それだけをやり取りなのに、その人が伝わってくる。毎日ハガキを待っている家族の気持ち。そしてポストに投函することで、待っていてくれている人と、つながっているような気持ちになる。

    大切な人ができたら、こんなやり取りしたいなあと思った。そして郵便やハガキは、どれだけネットが便利でもなくなってほしくないと思う。

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    2019年11月19日