西加奈子のレビュー一覧

  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日本の貧困に焦点を当てた本作、奨学金、虐待、母子父子家庭の辛さなどあらゆる問題が取り上げられていた。確かに最終的にアキも主人公も救われていたけれど、そこに至る2人の苦労の長さと救済の呆気なさが少し釣り合ってないように思えた。主人公が父親を亡くしたところから始まる苦労人生やアキの生きづらさは見ていて辛い気持ちになった。なので途中から終盤あたりまでかなりずっと暗い気持ちで読み進めていた。森という突如出てきた真っ直ぐで泥に沈まないキャラクターによって全体の闇が晴れていく様子は見ていてよかった。押見のあれは何ハラに当たるんだろう

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    2025年09月01日
  • あおい

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    とくになにか物語的に面白いとかはなく、主人公の心情を事細かに描写されていた。心理的描写はとてもすごいと思ったがいまいち自分にはよく分からなかった。これは自分がまだまだ青二才だからかもしれない。30歳ぐらいになってもう一度読み直したら違う感想を持つかもしれない。

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    2025年08月31日
  • 私の身体を生きる

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    こんなにも赤裸々に皆書いて良いのか!?と最初動揺したが、それぞれ考えさせられるものが多く、有意義な時間が過ごせた。

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    2025年08月29日
  • わたしの名店

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    店に、料理に、店主に、お客さんそれぞれの情とか思い出とかがある。良さを感じるポイントもそれぞれで店主の動きや店の空気感、その店にしかない癖など、そうゆうところ見るんだーといろんな視点を楽しめた
    素敵な店、料理、発見したこと、感心したこと、その時自分が置かれていた状況とか気分とか合わせて言語化することでより深く色褪せない思い出に残るように思う。そうやって少しでも言語化してみたい。

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    2025年08月22日
  • おまじない

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     どれも自分のアイデンティティーや尊厳に関わるお話。物語を通して何か大きな変化があるわけではないのですが、ほんのちょっとのきっかけ(例えば、テレビの街頭インタビュー中の言葉、とか)で、人生のネガティブ気味だったスイッチが少しプラスに動く…そんな展開が多かったように思います。
     派手な起承転結よりも妙にリアルで、「孫係」の話にはすごく共感できました

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    2025年08月18日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    人間関係の非対称性など独特な表現にひかれ、文章を読む手が進む本だった。ただ長台詞がちょっと不自然に感じられ物語の世界から外れてしまうこともあった。最後も主張が少し政治よりになっているように感じられてしまったことも残念。

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    2025年08月18日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    アキオが抱えてる闇が深過ぎた。自分より弱っていて死んでいきそうな生き物に喜びを見出すところとか、ナツに覚醒剤を勝手に飲ませてるところとかが最後一気に明らかになって怖かった。ナツに対してみんなが抱いてる感想(喋らずぼーっとしていて生命力がなさそうなところ)って薬のせいなのか、薬を飲む前からそうなのかが気になった。結局旅館で死んでた人はトウヤマに電話をかけてきた人ってことなのかな…?

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    2025年08月17日
  • 私の身体を生きる

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    西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
    もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
    それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
    それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
    それでも一つしかない自分の身体。
    こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。

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    2025年08月15日
  • しずく

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    友情、家族、同志など女2人の様々な関係を描いた短編集。

    個人的には木蓮が好き。気持ちよくて、好き。

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    2025年08月09日
  • 私の身体を生きる

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    生というより性に関するアンソロジーだったが、千早茜さんの「私は小さくない」が切り口も異なり胸に迫った。性別による不利益や舐められることを、コンプレックスである小柄にあえて責任を負わせてきた自分に気付かされた。

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    2025年08月09日
  • 私の身体を生きる

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    村田沙耶香 誰しもが、心の中に王国を持っている/西加奈子 私は変わる。変わりながら、「アップデートする自分」を疑い続ける

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    2025年08月09日
  • わたしの名店

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    著名人の心に残る数々のお店や、極上の一品の物語。どれも美味しそうで行ってみたいけれど、場所が伏せてあったり、行けそうにない場所だったりで、まぁたぶん行くことはないだろうけれども、やっぱり食べてみたい!そう思わせてくれる本だ。

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    2025年08月06日
  • 通天閣

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    大阪旅行に持っていくと決めていた『通天閣』

    通天閣の近くで暮らす人々の物語
    人生に楽しみもなく、やるせない思いを抱えながら生きる男と女
    淡々と過ぎていく日常の中、最後には温かい何かを心に残してくれます

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    2025年08月06日
  • 私の身体を生きる

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    他の方も書いていたが、生にまつわるエッセイだと思っていたら、性にまつわるものだった。
    性に関するネガティヴなことは、思っているよりもかなりありふれていて、忘れていたけどネガティヴな体験を思い出した。きっと、書きようによっては、深め方によっては、同等のものもあるのだと思う。

    そして…この世の中のことは、性に纏わって起きていることが多いこともまた認識できた。小説も映画もファッションも、モテたいという願望そのものが。

    今年の始めからあらわになったフジテレビ問題も何度も色んな角度で思い起こし、考えさせられた。

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    2025年08月05日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    主人公とアキの2人の視点から家庭、仕事の貧困が描かれる。全く違った人生を歩みながらも、周囲の環境に追い込まれ身も心もボロボロになっていく2人の姿に胸が痛くなる。ただ、この2人がどうなってしまうんだ、という終盤で人物が突然長々と演説を行う流れは途端に著者の主張が強くでてきた感じで少し興が冷めてしまった。

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    2025年08月03日
  • さくら

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    西加奈子さんの著書は、いつも異次元の世界にあって、その独特な感性から訴えかけるような表現や描写は後からジワジワ響いてくる。
    お兄ちゃんが不慮の事故にさえ遭わなければ…と思いつつ、やりきれないところがある反面、純粋なんだけど世間一般からは少しズレているミキのことを思うと、兄離れするにはこの展開しか無かったのかなとも…何とも複雑で色々考えさせられた。
    あと、ペット=家族の存在って、やっぱ大きいよねと感じました。

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    2025年07月30日
  • うつくしい人

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    周りの視線が気になってしまう主人公。共感できるところもあるけれど、ずっとネチネチとしていて前半は読むのが辛かった。

    旅行で劇的に変わったわけではないけれど、少し前向きになれたのかな。読み終わった時はホッとした。

    「人生は、私が思うほど悪意には満ちていない、難しいものではないのではないか。」

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    2025年07月28日
  • おまじない

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    ネタバレ

    燃やす
    けいちゃん
    お兄ちゃんのお下がりのジーンズ、ジャージがお気に入りで、女の子らしいずぼんは嫌だった。

    上のお兄ちゃん

    下のお兄ちゃん

    お母さん
    「はすっぱ」であることを、ほとんど使命にしているみたい。

    おばあちゃん
    いつもおしゃれをしていた。

    お父さん
    けいがハイハイをいていた頃に家を出て行った。

    背が高く頭が禿げていて髭がぼうぼうの男

    裏のおじさん
    花壇を手入れしたりウサギの世話をする人のはずだけど、大抵焼却炉にいた。


    いちご
    浮ちゃん
    浮太郎。いちごを育てている。九州の祖父の家の後ろに住んでいた。


    浮ちゃんとは父方の「遠い親戚」と教えられていた。




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    2025年07月27日
  • きいろいゾウ

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    ネタバレ

    ムコさん
    武辜歩。むこあゆむ。おじいちゃんが亡くなり、誰も住まないので住み着いた。背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家。特別養護老人ホーム「しらかば園」の介護施設職員。

    ツマ
    妻利愛子。つまりあいこ。周囲の生き物(犬、蜘蛛、鳥、花、木など)の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れる。

    三崎

    カンユ
    野良犬。

    足利盛雄
    昔は近隣でも有数の水産会社を営んでいた。奥さんが亡くなり一気にボケた。

    アレチマサル
    荒地。お隣さん。

    アレチセイカ
    アレチの奥さん。

    平野

    芦田

    駒井さんの奥さん
    チャボや鶏を飼っている。もう一方のお隣さん。

    コソク
    駒井さんの家のチャボ。駒井家で

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    2025年07月24日
  • あおい

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    ネタバレ

    あおい
    あたし
    二十七歳。さっちゃん。映画配給会社でアルバイトをしている。夜はスナックでアルバイトをしている。

    カザマ
    二十四歳。一浪して大学に入り、二回留年している。


    小さな映画会社で広報をしている。カザマを紹介した。二十九歳。

    ママ
    スナックのママ。

    ミキ
    スナックでアルバイトをしている。三十歳。


    スナックの客。一ヶ月に一度か二度、ふらりとやってくる三十すぎくらいの男。

    みいちゃん
    風見瑞穂。スナックの近くの本屋で働いていた。辞書担当。


    サムのこと
    スミ
    角。僕らの一つ年上。

    モモ
    桃子。

    キム
    金。

    ハス
    蓮見。キムと恋人同士。


    有本。アリ。

    サム

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    2025年07月22日