西加奈子のレビュー一覧

  • 夜が明ける(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    登場人物になったつもりで、精神が壊れた状態を想像する本。ADの世界は想像に比較的難くないが、アキのほうは遠ざけて、客観視してしまいました。受け入れる、受け入れないで分かれるかな。

    0
    2026年04月13日
  • 窓の魚(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    不思議
    はっきり分かりやすく書かれてなくて、その分分かりたいと思って読み進めてるうちに深く深くのめり込んでく感じ…すごく不思議な体験だった
    最後まで、ページめくる手が止められない感じが楽しい
    あ、終わっちゃった、、続き読みたい、、と思ってしまう小説だった
    暗くて残酷で痛々しくてでもどこか優しさや救いがある、、西加奈子さんにしか書けない小説

    0
    2026年04月11日
  • こうふく みどりの

    Posted by ブクログ

    大阪弁、大阪で生きるひとたち、そこで営まれる毎日の生活に憧れる。子どもから大人までその地で結びついている様子が、東京側から見ると外国への憧れのようなものが湧く。緑の毎日に挟まれる大人の女性の語りが途中誰だかわからないまま読み進めていくと色んなことが繋がっていくのはさすがだ。後書きで富士山を例にした色んな視点でこの地上の色んなところと繋がっている楽しさを本を通してまさに受け取った。西原理恵子との巻末対談もよい。

    0
    2026年04月05日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    新しい取り組みの再生紙
    読書バリアフリー
    UDデジタル教科書体の開発には頭が下がります。

    気に入った話
    ◎山羊と七枚 野崎まど

    広告で気になった本
    ◎誘拐ジャパン 横関大

    気になった台詞、箇所
    ◎違う海にいる 麻布競馬場
    「一番風呂泥棒に遭いました」

    ◎愛はどこから アフロ
    どこからが浮気か、の質問に答えた元カノに彼の友人と同じく「……すげえ」となった。


    0
    2026年04月04日
  • GOAT

    Posted by ブクログ

    やっと読み終わった。読むのに随分時間がかかった。

    GOATはさらさのエッセイ目当てでmeetsを買った時に一緒に買って、先にmeetsを読んだんだけど、そっちもいまいち刺さらなくて、でも買ったからとりあえず最後まで目を通そうと思って最後まで読んだけどやっぱり刺さらなくて。

    何だろう、テーマが「愛」だから合わなかったのかな。
    50にして絶賛厨2病発症中なもんで「愛」というものがなんか説教臭く感じちゃって。

    とりあえず収録された中では「違う海にいる」が一番心に残った。他人の新築の家で一番風呂泥棒(そんな発想がなかった。最高にクール)をすることに、思想を持って取り組む主人公がよかった。そして給湯器のリモコンのあの何とも言えない陽気な音が設定で消せることを知った。早速消した。ありがとう。麻布競馬場。

    0
    2026年03月25日
  • サラバ! 中

    Posted by ブクログ

    中学から高校、そして大学生から社会人へ。可愛かった歩がこうやって大人の階段を登っていくことを息子の未来と重ね合わせてしまう。結局美男子で付き合う子たちも美人さんで、須玖くんなや夏江おばさんやその後の映画サークルのおかげで小説や英語や音楽の蓄積もされていて関西弁、かつ、苦手なもの(人)もしっかりある。好感度100%。上巻にでてくる巻き貝やサトラコヲモン様がここにきて重要なキーワードになってくるのがまた面白い。成長とともに社会的なニュースも入ってきて、このあと下巻でどこまで進むのか、何歳までいってしまうのか、楽しみ。

    0
    2026年03月22日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

    0
    2026年03月21日
  • わたしに会いたい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    西加奈子さんの経験が色濃く反映された一冊だった。

    そしてこれは女性の「生」と、(本人の望む望まないに関わらず巻き込まれる)「性」のお話しでもあるなと。

    私は「VIO」と「あらわ」「ママと戦う」の三つが好きかな。
    表紙に描かれてる丸いのは乳首かしら。わざわざ見せたいとは思わないけど、確かになんで乳首はダメなんだろうね。

    0
    2026年03月19日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作家から入るのも良いものですなぁ。本を読んでみたくなった作家さんは村田沙耶香さん、海猫沢めろんさん、中村航さん、光浦靖子さんの4人。セクハラに寛容な村田さんは、だいぶん変な人ですね。角田さんは今までのエッセイからは分からなかった愛らしさで、見る目が変わりました。ズキュンときます。番組は終わってしまったようですが、一度くらい観てみたかった。若林さんの表紙につられましたが(そもそも若林さんが読書家だとは、初耳)予想外に良い本でした。

    0
    2026年03月18日
  • しずく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女ふたりがテーマの、短編集です。
    タイトルでもあり、単行本刊行時に書き下ろしされた、しずくが一番印象的でした。
    ねこ2匹の考えていることが、あまり知能が高くないところが、記憶が曖昧なところが、愛おしい。
    喧嘩をしててもそのうち理由を忘れてしまう。離れてしまっても、何かがなくなったことしかわからないけど、その温もりは忘れない。暖かいような切ないようなお話でした。

    他にもランドセルは、子供の頃に仲が良かった友達にエレベーターで偶然会い、勢いで旅行の計画をし、ロサンゼルスにいくという突拍子もない話。それでも、女の友情というか、なんとも言えない関係が描かれていて面白かったです。

    他のお話も、何度も読んで、その時々で、感じるものが変わって楽しめそうだと思いました。
    池澤夏樹さんのスティル・ライフを思い出しました。そんなに訳わからないわけじゃないけど。

    0
    2026年03月18日
  • サラバ! 上

    Posted by ブクログ

    Audibleと紙の本のハイブリッド。「圷」歩は「阿久津」と思って読んでいたし、「不穏」ってやっぱり不穏なのことだよな、と確認したり、やっぱり文字大事。カイロに移った当初は少し沢木耕太郎の深夜特急のような旅気分を味わえたし、場所変わっての家族の変化を淡々と語る松坂桃李くんのナレーションは最高。彼の関西弁もとても心地よい。中下巻も楽しみ。

    0
    2026年03月17日
  • すきが いっぱい

    Posted by ブクログ

    谷川俊太郎さんと西加奈子さん
    による往復書簡。

    谷川俊太郎さんの詩は読んでいて
    どこか心地が良い感じがしたのだけど、
    西加奈子さんのほうがダメだった。
    全然合わない…。

    だけど…
    西加奈子さんのイラストは素敵でした。

    0
    2026年03月14日
  • 舞台

    Posted by ブクログ

    外に出ずしてNYを旅できる本。
    ボンボンイケメン29歳男がNYで痛い目に遭う話。
    限界に到達した時、自分の本性に出会えたことが葉太にとっての1番の収穫だったのだろうと思う。

    #2026 #12

    0
    2026年03月15日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    読んでいる度に食べたいなっと思いました☺️♡
    ひとつひとつの作品を読んでその後にごはんの絵が書いてあって、もっと食べたくなりました!
    読み応えがあってとても面白かったです!

    0
    2026年03月11日
  • あおい

    Posted by ブクログ

    西加奈子さんの一冊めの小説。
    共感とかじゃない小説の楽しみ方、ナオコーラさんの解説になるほどなと思った。

    解説山崎ナオコーラ
    「私たちは感覚をすぐ麻痺させてしまう。
    そんなとき、小説を読む。
    すると、汚れきっていたフィルターが、読書中のいつの間にやら外れたらしくて、背表紙を閉じたあとに、私たちの感覚神経は、鮮やかな周囲を再認識することになる。
    真向かいにこの世と向き合うことをやれるようになっている自分を発見する。」

    0
    2026年03月07日
  • サラバ! 中

    Posted by ブクログ

    感想は下巻で

    須玖くんが小説や映画に没頭するようになったきっかけが現実逃避だということ。ドキッとした。私もそんな時期があった。まさしく逃避だった。
    須玖くんは芸人の又吉さんぽいなぁ。

    歩から見る男性は単純で優しくて分かりやすい。
    女性達は皆個性的でマイペース。

    0
    2026年03月03日
  • サラバ! 上

    Posted by ブクログ

    感想は下巻で

    姉である貴子の奇行は読んでいて苦しく感じた。その感覚が私としてはちょっと新鮮だった。
    タイトルのサラバの意味がわかるまで、このまま下巻まで行くのかと少し不安になったけど、どうやらここから面白くなりそう。

    0
    2026年02月27日
  • わたしに会いたい

    Posted by ブクログ

    女性の身体とその生きづらさをテーマにした8編の短編集。

    出てくる女性の芯が強くて、勇気がもらえる1冊。

    この作品で書かれた「性的な客体として見られることは受容しなければならないのに、積極的に性を楽しもうとすると、聞くに堪えない言葉で罵られる」という一文には、激しく頷いた。

    若さに価値を置く人が多い日本で、年齢を重ねると性的な対象として見られなくなくなることは、私にとってはメリットでしかなかった。
    女性であることで暴力的な言葉を投げかけられたり、軽視されたり、搾取されたり。
    自分の心が削られる思いをしたことのある女性はたくさんいるだろう。

    男性も女性と同じように、そういった苦しさはあると思う。
    性別だけでなく、カテゴライズされることで世間から押し付けられる「こうあるべき」も同じ。

    性別や年齢、嗜好など何も関係なく、何も押し付けられない、自分でいられる時代がくればいいなと思った。

    0
    2026年02月27日
  • 舞台

    Posted by ブクログ

    ◼️ 西加奈子「舞台」

    演じている、は西加奈子ひとつのキーワードかもしれない。

    人はニューヨークに何を感じるのだろうか。また、自意識、というのが意外に強いものだというのは年齢を経るに従って分かってきた気がする。突っ走りと関西弁でいわゆるヘンコ。自意識過剰の若者は、NYで何を見つけたのか。

    それなりに高名な作家だった父親のことをしゃらくさい、と言って嫌っている葉太。女にはモテるが演技をされると萎えてしまい長続きしない。その父が死に、遺したお金でNYへ一人旅をすることに。セントラル・パークの有名な芝生、シープ・メドウに着き、念願通り寝転がってお気に入り作家の本を広げたとたん、日本語で「まさか」と書かれたTシャツの白人の男に、目の前で財布、パスポート、スーツケースの鍵など一切合切入ったバッグを持ち逃げされる。葉太は追いかけなかったー。

    西さんの作品はよく読んでいる。先日読んだ「おまじない」という短編集と、考え方の点で、繋がってるなあと思った。生活の中で「演じる」こと、生きづらさの中で自己肯定、また自己防衛として発する演技など。

    葉太は両親、とりわけ父親に対する嫌悪の情をあらわにし、また、行動のいちいちも、周りの観光客をバカにし、虚勢を張るなど神経質。また霊感が強く、ふつうに霊が見えてしまう特異体質。極端なキャラとして描かれている。

    性格には、祖父の葬儀で父親に見下された経験、誰かと気持ちをわかち合えないこと、人気者の同級生が修学旅行で財布をなくした事態に情けなさを感じ、自分はああなりたくないと思ったこと、などがトラウマ的に影響している。

    よく書くが、人間は瞬時に多量の物事を考えている。独りで行動する時、何かと考えが変な方向に行ってしまい、何やってんだというような効率的でない行動を取ったりする。そういった人間のフツーの?生活の部分、自意識過剰な心の動きをことさら強めて描いている感じだ。頻繁に霊を見る葉太のオチは?と思ったらふむ、なるほど、という消化だった。

    巻末の対話式解説で、恵まれた者の、無視されがちな悩みを書きたかった、とある。うむ・・この話は最初から葉太はけっこうな考え過ぎの、変な男、という側面が強く出ているし、家族も少し形がおかしく見えるして、んー、シチュエーション的には揃ってるけど、あまり恵まれている印象はなかったかな。

    流れも伏線回収も、よく考えられていて、いつも通りちょっとヘンで、途中から難が降りかかり、もう一度アクセルがふかされ、葉太はピンチに立たされる。そして自己の性格と親との関係に向き合う。

    コメディ風味の衣に入った純文学っぽさ、これは最近顕著な西さんのテイストだな、と思っている。今作は興味深かったが、もひとつリズムが合わない面もあったかなと。

    乗り切れない理由・・実はワタクシNYとかLAとか・・言われてもアラスカ以外のアメリカには興味がない、ということも影響したかも。まあ知識として入れとく場合には悪くないものなのでフツーに読むけど(╹◡╹)

    興味深く、テクニカルな物語ではありました。

    0
    2026年02月22日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今読んだから、新鮮さは感じなかったけど、もの凄く辛く、身に沁みる小説だった。
    特に最近数年はこの小説で描かれる問題について論じる小説や映画など多くの作品があったように感じる。
    助けを求める大切さや、貧困の辛さ、家庭環境の問題など追体験しながら身に沁みる読書体験だった。

    0
    2026年02月21日