西加奈子のレビュー一覧

  • わたしに会いたい

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    ずっと読みたかったこの小説。
    女であるがゆえの苦しさ短編集。
    わかる、すごくわかる。
    容姿への評価に縛られて行きてきた人生だったし、今も縛られている。
    でも女である苦しさを感じながら、女であることで得を感じるくらいには女を利用している私は、
    純粋に怒る事は出来ない。

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    2025年11月21日
  • サラバ! 中

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    圷歩は父のエジプト赴任に帯同したが、母と先に帰国する。エジプトの親友ヤコブとの別れ、両親の離婚、恋愛、高校時代の親友との親交と別離、東京での大学生活、少年期から青年期までが語られる。そこに信仰宗教みたいな要素もテーマを絞りきれない物語だが散らかることもなく引き込まれるのが不思議。
    不思議すぎる歩の姉はどうなるのか下巻が楽しみ。

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    2025年11月20日
  • サラバ! 上

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    圷歩の出生から小学校半ばを、海外赴任の帯同をメインに描いています。前半は日本での生活も挟みつつ、登場人物の紹介の要素が大きいのかなと思いました。

    エジプトに渡ってからは、子どもの目で見る鮮烈な文化の違いがよく表現されていました。日本の比ではない、貧富の差をどう受け止め行動するのか。

    家族内ではトラブル続きな中、ヤコブとの出会いと別れを経験して、これからどうなっていくのか楽しみです。

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    2025年11月17日
  • サラバ! 上

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    西加奈子さんの作品は気になりつつ先延ばしにしていたのをやっと手に取った。主人公の圷歩(あくつあゆむ)が常に問題視である姉とは反対に聞き分けの良い子の振る舞いをすることで平穏な生活を維持している。前半はそんなあゆむの幼稚園時代が描かれて、後半は父の海外赴任でクラスことになったエジプトが舞台。
    エジプトで親友になったヤコブとの精神的な強いつながりが印象的。

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    2025年11月16日
  • わたしに会いたい

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    全「わたし」の短編集。
    女性特有の悲惨さを集めてどう立ち向かうのかっていうお話たちが、悲痛だったりポジティブだったり感情がいったりきたり。
    人間の暗い部分をあっけらかんとした関西弁だったり単調に語ってみたりと重くなり過ぎないように書くところが少し不気味だった。

    VIOが面白かったな。発想が斬新。
    乳がんのお話も自身の経験をもとに書いたのかなって思うとリアルで他人事ではないなって危機感を感じました。

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    2025年11月16日
  • くもをさがす

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    ネタバレ

    ★★★☆☆星3西さんは眩しくて本当に素敵だ。乳がん治療後?の坊主頭が本当に似合ってて素敵でびっくりした!たくさんの友人知人に囲まれて助けられていた。コロナ禍で慣れないカナダで乳がん治療、不安と恐怖でいっぱいだっただろう。同じ病に悩む人たちにどれだけ勇気と希望を与えるだろう。

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    2025年11月13日
  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • おまじない

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    3.8/5.0

    どの短編も、書ききらない、ところに好感を持った。
    みんなそれぞれ、何かを抱えて生きているんだよなぁ、とつくづく。

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    2025年11月07日
  • さくら

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    話の内容は良いのだが、文章は比喩的な表現が多くてちょっとテンポが悪く感じた。それが好きな人もいるだろうけど、自分にはどうもその説明が長く感じてしまった。少し性的表現が過剰な気がする点も、確かに大切な要素ながら、どうも物語の繊細さを邪魔している気がしてあまり好みではなかった。度重ねて話自体はよく練られていて惹きつけられるので、作品としてちょっと残念な気がしてしまう。作品名になる犬についても、作品の焦点は兄か妹のはずなので、犬を作品名にする意味がちょっと弱いと思うのだが。

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    2025年11月08日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    急に髪の毛の描写が増えたのが面白かった笑
    自信を持てなくなると人って卑屈になるんだね〜
    順風満帆な人生を送る勝ち組の人ってずっとそう生きていくんだと思ってたけど、こんなにも脆くステータスって崩れ去るんだなあ
    信じるものは何か?私はわざわざ探して何かに頼らなくてはいけないとは思わない。自分自身を完璧とは思っていないけれど根拠なき信じられる気持ちがある。でも何故だろう。ヤコブのように信じることが日常なのか?そうでもない気がする。一度自分自身を振り返るきっかけになった本です。

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    2025年11月06日
  • サラバ! 中

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    いつまでも姉と母に振り回されてる主人公。笑
    のらりくらり人生順風に過ごせてる人ってこんな考え方なのかなーと。
    姉が強烈過ぎて凪のように流されていないと心が疲労する気持ちは分かる。

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    2025年11月06日
  • 舞台

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    あまりおもしろく読めませんでした。主人公が29歳にもなって自意識過剰すぎて幼くてちょっとというかけっこうイライラしました。

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    2025年11月06日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    上中巻と淡々と一人の男の自叙伝が続く。人に流され生きる主人公らしくその内面の心情表現は乏しく記録的なので読みが進まなかったが、中巻の後半から下巻にかけて中年期に人生が大きく動く事に従って主人公の心情の動きに読む側の心理状態も影響され翻弄される。題名の「サラバ」という言葉に最後主人公は救われるが、そういうものがあって、そしてそれを見つける事が出来たのは幸せだったろう。それとも皆そういうものを持っているのか。

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    2025年11月03日
  • 私の身体を生きる

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     身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
     どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。

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    2025年11月02日
  • サムのこと 猿に会う

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    ◼️ 西加奈子「サムのこと 猿に会う」

    初期の3作を収録、関西風味の、西加奈子の筆が冴えている。

    「サムのこと」「猿に会う」「泣く女」の短編3つ。大阪、大阪、和歌山ですべて関西弁。うにゅっとした、形のはっきりしない成り行きと感情を描く。

    関西出身の同僚の女性がかつて、いまなら西加奈子がええよ、大阪が舞台のが多いし、と言い、仕事で組んでいた後輩も好きで2つ3つ貸してもらった。こんなところに惹かれるんちゃうかな、という筆がこれらの作品にあるような。

    サムが突然、死んだ。レコード屋アルバイトのスミ、洋食屋のアルバイトのハスと在日朝鮮人のキムのカップル、男を取っ替え引っ替えしているモモに僕、つ

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    2025年10月28日
  • ふくわらい

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    Xで、『ASDの女性が人との関わりを通して、日常に当たり前にあるものに対して、新鮮に気づきを得たり、感情を得ていく話』といったようなポストを見て、「私はASD傾向があるかもしれない...」とちょうど気に病んでいた私の興味をひき、読んでみた。


    ASDのために、人に対しての見方が平面的だったというより、この主人公の育った環境が、人への共感力を育むことに関して異常に欠落していたが為にこうなっただけだよなあ、と感じた。そしてそれは私の心の救いにもなった。

    昔から、自分が経験していないことで悩んでいる人の気持ちが分からず、無神経なアドバイスをしてしまったり、共感できないけど表面上共感しているフリを

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    2025年10月27日
  • うつくしい人

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    百合にマティアスと坂崎がいてくれてよかったなぁって思った。
    百合の行き詰まり感みたいなもの、読んでいるとこちらも息詰まってきて、途中まではつらいなぁと思っていたんだけど、ふたりと交流していくあたりでそれが少しずつほどける感じ。
    ホテルから家に戻ったら何か変わっているかというとそうではないと思うけど、でも百合の心持ちは少し身軽になったんだと思いたい。

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    2025年10月27日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    最初は何が言いたいの?という感じだったが1つ1つの物語に向かうたびに引き込まれていった。
    登場人物4人ともなんとなくフィクションの中でしかいなそうなキャラだが、最後の方には親近感が湧いてきた。不思議な後味の作品。

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    2025年10月25日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    こんなにも強い想いを持って恋愛をしたことがないため、少し羨ましくも思いましたが
    うーん...したくないですね(笑)

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    2025年10月20日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    2.8
    作風が面白くて一人一人の視点から読み進めることで新たな発見がある。4人の人間らしい感情が良かった。

    セックスについて「欲望の結果」ではなく「自分が女であることを認めて欲しいという声高な請求」。セックスは性交ではなく自意識の駆け引き。という文に物凄く共感した。
    女性は刺さる人多そうなので是非呼んで欲しい。

    ただ、ミステリー小説が読みたい時に読む本ではなかった。

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    2025年10月16日