西加奈子のレビュー一覧

  • きりこについて

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    ネタバレ

    両親からの愛情を浴び、自分が世界一可愛いと信じて育ったきりこは、初恋の男の子に「ぶす」と言われて大きなショックを受けた。小学校の体育館裏で拾った黒猫「ラムセス2世」はとても賢く、人の言葉を覚えてきりこと会話できるようになり、傷ついたきりこを支える。
    大人になったきりこは、自分は自分、自分の幸せは自分で決めるという強い気持ちを手に入れる。
    西加奈子さんらしい、女の子の繊細な気持ちの動きが描かれた作品。わがままで人の気持ちを考えられない小さい頃のきりこも、ブスと言われて傷ついて部屋に引き篭もった少女時代のきりこも、共感できる。しかし猫との交流で自信を取り戻し、泣いている人を助けに行動し、人の目を気

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    2025年07月20日
  • わたしに会いたい

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    女性の身体や人生についてさまざまな角度から描いた短編集。
    不思議なものでコロナについて書かれているとすごく昔のことに感じる…。
    西さんが持つ、フェミニズムやSRHR、紛争や平和へのしっかりとした温かい眼差しが伝わってくる良作揃いだったと思う。
    「VIO」がお気に入りかな。

    ★時間とお金のムダ
    ★★普通〜微妙
    ★★★よかった
    ★★★★心が動いた(感動した、意表をつかれた、ショックだった)
    ★★★★★人生の本棚に入れたい

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    2025年06月24日
  • 通天閣

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    2人の主人公 冴えない日々を淡々と生きる40代の男と、場末の水商売でチーフをやっている女性の交互に語られる話。
    実は2人は遠い昔に縁があって数年一緒に暮らしたことがある。
    でも、ニアミスはあれど再会はない。
    希望が持てない日々でも、人は立ち上がれるし歩いて行くしかないんだな。

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    2025年12月18日
  • うつくしい人

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    西加奈子さんの著書は初めて。
    若い頃夢中で読んだ吉本ばななさんと山田詠美さんを足した感じだなぁという印象。

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    2025年06月18日
  • おまじない

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    いつも読んでる本は男が主人公なことがほとんどだったてことに気づいた。孫係の優しさの話は確かになーて感じ。普段読まないような系統の本読むのもありだなと。

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    2025年06月17日
  • 通天閣

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    ネタバレ

    「夢に向かって頑張ってないと駄目なのか。」
    「愛してくれるのだろうか、ではない。愛そう。」
    誰にも知られず、泥臭く日々を生きる全ての人に力をくれる物語。

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    2025年06月17日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    男女4人の旅行での夜、翌日旅館での女の死が、ナツ、トウヤマ、ハルナ、アキオと旅館の客や従業員の目線で語られる。
    ナツとアキオ、トウヤマとハルナが恋人。
    ・ナツ:煙草を吸う男と温泉にいたような気がする。→トウヤマと思われる。
    ・トウヤマ:祖母が好き。ある女から電話がかかってくる。→ハルナのキャバ嬢の同僚?でも娘に渡す金がどこから出てるか分からないハルナの母の方が面白い。と思う。
    ・ハルナ:買い物依存。母からお金をもらい、整形もしている。アキオに幻覚剤を売り金を得る。
    ・アキオ:昔から体が弱く、セックスもできない。飼い犬など自分より弱い生き物に愛情を感じる。だからナツに幻覚剤を飲ませる。前の彼女は

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    2025年06月07日
  • 炎上する君

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    それぞれ、内容は違うけどメッセージみたいなものは少し共通点があるように感じた。

    そして又吉の解説が割と刺さった。

    感受性豊かになれそうな作品。

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    2025年06月02日
  • ふる

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    自分が他人を傷つけたくないから、別の人が自分の気になることを聞いてほしいって気持ち分かる。
    今の自分が昔の自分と同じなのか分からなくなるのも分かる。

    色んな時代に出てくる「新田人生」は、忘れてしまった誰かなのだ。

    色んな人の声を思い出すラストはするする読めた。
    あとがきによれば、白いものはいのち、らしい。


    自分のことを忘れてほしくないんでしょう、みんなに。だからせめて自分で、自分の声を、自分がいた場面を、覚えておこうとしているんだ。

    あなたは、誰かと能動的に関わってゆくことが、忘れられない確かな方法であると言うことを知っているはずだ。でも出来ない。出来ないから、せめて記録しておこう

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    2025年05月23日
  • わたしに会いたい

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    今の私には、とても重く読み進めるのが怖くて、途中で断念しました。

    3編まで読みましたが、どの話も共感するところもあれば、表現しづらい違和感を感じるところもあり…。
    心に余裕がある時に再読したい

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    2025年05月23日
  • 炎上する君

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    ふわふわとした不思議な読み口の短編集。少しファンタジー寄りな作品が多く収められていて、普段とは違う西加奈子を味わえた。そのため、「白いしるし」「さくら」「サラバ!「夜が明ける」などが好きな人たちはあまり刺さらないかも。私もその1人だった。

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    2025年05月16日
  • きいろいゾウ

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    小さな夫婦に起こった、小さな壁を描いているとても愛しい話だった。

    「さくら」や「円卓」でも思ったが、西加奈子さんは思わずクスリと笑ってしまうような人々の会話を書くのが上手い。読んでると、この人は人のことが本当に好きなんだなぁ………と思える。

    なんてことない、ただの暮らしている人たちが書かれているのだが読んでいるうちに私自身の大切で愛おしい人たち…という気持ちになった。
    大地くんが魅力的な男の子すぎて大好き!

    絵本のきいろいゾウのおはなしも良かったな…

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    2025年05月14日
  • 炎上する君

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    古本屋で見つけて購入しましたが満足です。ところどころ難しい表現や理解しづらいフレーズはあるものの他人がどのような思考をしているか考えさせられました。人と人との繋がりを考えさせられました。

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    2025年05月12日
  • わたしの名店

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    週刊誌かなにかの書評で知り、読んでみた。
    おもに作家を中心とした飲食店に関する数ページのコラム集だが、馴染みの店に通う方、逆に馴染みの店が苦手な方がいて、その点が非常に興味深かった。

    お店のチョイスの理由の伝え方の参考になるかもしれない。個人的には、メーヤウしか行ったことがなかった。

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    2025年05月09日
  • こうふく みどりの

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    ネタバレ

    夫(おじいちゃん)が失踪中のおばあちゃん、妻子ある男性を愛し緑を出産したお母さん、バツイチ(予定)子持ちの藍ちゃん、藍ちゃんの愛娘、桃ちゃん。
    その辰巳家に縁のある、謎の女性棟田さん。それぞれの“女”が抱える、過去と生き様とは――。
    ↑このあらすじを先に読まなくてよかった。緑の話と交互に出てくる太字の話を誰のことなのか推測しながら読むことができた。

    おばあちゃんは近所の兄ちゃんが好きで、その障害児?の弟を海に落とした。妹に見られ、旦那に告げられ旦那は逃げる。シゲオという名前を息子につけてもおばあちゃんは平気。
    シゲオは喧嘩っ早く飲み屋で男に殺される。その妻はずっと緑の家の前に通い続ける。おば

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    2025年05月06日
  • わたしの名店

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    色々な人の、美味しい話。

    行きつけのお店であったり、発掘したお店であったり。
    やはり、というべきか、いけない場所にある店ばかり。
    旅行に行った時など、いつか行ってみたりものです。

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    2025年04月19日
  • ふる

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    ちょっと私には難しかった。
    思ってることは分かるんだけど、
    文章が私の感覚とちょっと違ってて
    読み進めるのに時間がかかってしまった。

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    2025年04月17日
  • おまじない

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    この人の描く女性の弱さと強さ、一人で抱えてぐるぐるまわる思考のなかから、おそるおそる前に進んでいく、正解とかわかんないけど、なんとか腹をくくろうとする、そんな悶々としてる思考がとても自分に重なり近い感覚。
    特に子供から大人になる頃の、周りの目線とか溜息とかにすごい敏感で、なんか自分がいるだけで悪いことしてるような、自己肯定感の低さ。わかるわ〜。

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    2025年04月15日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    不思議な読後感。一気読みした方が楽しめたかも。

    自分より弱い存在を求めるアキオの気持ちが分かるような気がした。男らしさを持たない男性の肩身の狭さも分かるような気がする。女性よりもそういう男性の方が生きづらい社会だろうなぁ。

    ハルナとトウヤマは少し前向きな未来が見えるが、アキオとナツはどうなってしまうんだろう?

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    2025年04月08日
  • ふくわらい

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    魅力的な登場人物が多いのですが、私的には、武智次郎さんはちょっと、わからない…
    あと、最後も警察が出動するような設定にしなくても…とは思いましたが…
    定としずくが悦子のうちに行ったシーンは感動的でした。

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    2025年04月08日