西加奈子のレビュー一覧

  • こうふく あかの

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    まず、読み始めて、靖男さんのめんどくさいキャラが大好きになった。
    続きが気になって普段も考えてしまう本はひさしぶり。
    やはり西加奈子の本はおもしろい。
    言葉がダイレクトすぎてちょっと尻込みするけど、西さんという女性が書くと、嫌悪感よりも、う〜ん、なるほどなぁと考えさせられるのは何故だろう。

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    2019年01月18日
  • こうふく あかの

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    面白かった。
    妻に自分の子ではない子供を妊娠されてしまう靖男があまりにも可哀想だった。なんだか自分では上手く立ち回っているつもりなのに結局は空回りしてて挙句自分がわからなくなっちゃう、多かれ少なかれそういう事って人生の中でよくあるよね。
    この奥さんも大概変わった人だけど女の人ってだいたいこんな感じだよね。まさに膣で考えてるってかんじで。
    でもそんな事よりもみどりのと合わせて読んでみるとなんの関係もないと思えるような人たちも物語の中でも外でも世界の人たちって結局はどこかで繋がっているんだなぁと思うとなんて壮大な物語なんだろって思ったしなんだか世界っておもしろいなぁと思った。
    そしてなんとなくハッ

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    2018年11月06日
  • きいろいゾウ

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    夫の名前がムコで、妻の名前がツマという夫婦。
    都会から田舎に移り住み、
    その季節の移ろいの中での暮らしぶりを綴っていく小説。
    やがて岐路に立つ、ムコとツマ。

    著者・西加奈子さんの考える
    「これがたぶん、いやきっと正しい生活」っていうのは、
    僕にも「賛成!」と諸手をあげられるようなイメージです。
    彼女の真正面性って本当に真正面だと僕は思う。
    人それぞれに共通する「真正面への向き方」がここにあると思った。
    複雑さを捨てて因数分解して出た「真正面へ向く姿勢」がある。
    そういう精神が根底にあって描かれた世界のように僕は感じました。

    ツマの文体、ムコの文体、
    そしてクライマックスで盛り上がったときの

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    2025年07月15日
  • こうふく みどりの

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    ネタバレ

    こうふく2部作の1作目

    大阪のおばちゃん(候補含む)の生き様が良く描けている。物語の中で世の中を動かすような大きな出来事と言うのはないのだが、日常にドラマは転がっているんだなぁ。主人公(中学生)の老成っぷり、おばあちゃんのカッチョええ生き様、おかあちゃんの達観した生き方、おばちゃんの生々しい香りの描写。どれもこれもがどこにでもいそうな、でも大阪っぽいおばちゃんの在り方が上手く書かれていて、大阪人の俺にはなんとも居心地がよかった。

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    2018年06月15日
  • こうふく みどりの

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    西加奈子さんの世界観が物凄く好きだ。
    自分は生まれも育ちも関東で大阪にはなんの馴染みもないんだけどなんだか物凄く懐かしい匂いがした。
    みんなそれぞれいろんなものを抱えていろんな経験を積んで生きているんだけどそれぞれいろんな幸せの形がそこにはあるんだなと思った。
    そして改めて猪木の偉大さが身に染みてわかった。

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    2018年05月28日
  • 地下の鳩

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    2018/05/16
    タイムカプセルがすごく良かった。
    西加奈子はどうしていつもこんなにもリアルな小説が書けるんだろう。

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    2018年05月16日
  • 地下の鳩

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    大阪。キャバレー、客引きの男とチーママの二人を描く『地下の鳩』。そしてその物語に出ていたおかまの男のお話『タイムカプセル』。出てくる職種の人に知り合いはいないので、本当っぽいとかわかりませんが、癖があって、人間臭さが出てて、正直に生きてて、楽しみながら読み進めることができた。『タイムカプセル』の方がいじめを題材にしている分、少々重い。今回もまた、不器用さとか人間の個性とか、素直に行きていこうと勇気をもらえる。

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    2018年03月15日
  • さくら

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    この家族が極端に特異であるはずはない、大なり小なり家族には、その家族たらしめる歴史がある。苦難を乗り越えた先には心安らかなるときがあるはず、いまはもう足腰も弱ってしまった老犬サクラがその姿で雄弁に語ってくれた。

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    2026年01月25日
  • しずく

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    ハイペースで西加奈子本を読んでいる。角田光代に可笑しさをプラスして柳美里のエグサを味付けに、ちょっと詩的な趣向もあり、結局、西加奈子って面白いという結論に至る(笑

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    2026年01月25日
  • ふくわらい

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    鳴木戸定は「他人の気持ちが理解できない」と自分で語っていた。多少ならそのような方は社会にいると思われるが、定はその分量が大きいらしい。秀逸なのはこの小説の終わり方、西加奈子は天才じゃないかと感心した。とにかく凄い作家さんである。常識の範ちゅうを軽く飛び越えるという意味では村上春樹に勝っているかもしれない。

    『昭和歌謡大全集』村上龍著に左右非対称の顔を持つ娘が登場する。こちらは恐怖を覚えたがレスラー守口は哀愁を感じさせた。それと、武智の宣う「先っぽだけ」っていうの凄いよねーよくも文字にしてくれたと思う(感無量)

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    2026年01月25日
  • こうふく みどりの

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    みどりちゃん、こじまくんのこと好きだったのにね…
    中学生の女の子の、個性的な家族たちや友人たちとの物語。
    おかあさん、おばあちゃん、おばさんのあいちゃん、ももちゃん、かみさん、ほとけさん、ぽっくりさん。
    そして別の家族の物語もクロスする。

    西加奈子さんの世界が心地よくてたまらない。

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    2016年11月27日
  • あおい

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    ぐたぐたでどうしょうもない結婚適齢期の女性っていう主人公の物語と、著者のつむぎだす文章がマッチしている。物凄くセンスがいい。才能を感じる。

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    2026年01月25日
  • こうふく あかの

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    ネタバレ

     39歳の中間管理職・靖男の、突然妻が他人の子を宿す話と、2039年、衰退しつつあるプロレスで、無敵の王者を誇るアムンゼン・スコットの物語が交錯するように進んでいく。
     最後は二人の物語と、こうふくのみどりともすべてがつながり、ちょっとした快感を得ることができる。

     靖男はシンプルに言うと嫌なやつだ。計算高くて、いつも周りを見下してて、自意識過剰。嫉妬に類される醜い感情が嫌いだから、いつも安全地帯から物事を見ている。嫌なやっちゃな〜と思ってふと考えると、「自分もこんなんやん。」と気付く。挫折を知らない友人にも、こういうタイプは多い。
     そんな彼が、恥も外聞も捨てて、アムンゼンに挑む姿へ「俺の

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    2016年08月02日
  • ふる

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    『きいろいゾウ』を読んで、この著者は2冊目はないだろうとおもっていた。しかしながら『ふる』に手をだしてしまう、裏表紙の解説文に「池井戸花しす、二十八歳。職業はアダルトビデオへのモザイクがけ…」やられた(笑 ないとおもっていた2冊目は面白かった。感想を一言でいえば「なんとなく切なくやるせないのだが、そこはかとなく元気をもらえるお話」ってすごくぼんやりしているが・・・そこが良い。

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    2026年01月25日
  • こうふく みどりの

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    なかなか入り込めずにお風呂でちびちび読んでたのが、途中で急におもしろくなってかばんの中に入れた。いつもぐでぐでしているお母さんが時々衝動的にお化粧がしたなるって言ってて、それに対して「お化粧するならパジャマ着替えた方がええで(原文忘れた上に未確認)」と言ったあたりです、おもしろくなったのは。

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    2016年06月28日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    今年100冊目の読書は、この本になりました。
    直木賞作家で、なんとぼくと同い年の西加奈子さん。
    すごいひと、いるじゃないかと気持ちが引き締まります。

    男女四人が宿泊した旅館。
    あくる日、ひとりの死体が池に浮かぶ。
    いったい、誰が、どうしたのか。
    そのような謎が大きくひとつありながら、
    四人それぞれの、一人称で語られる四つの章で見られる細部から、
    同じストーリーでも、いや、同じ日を過ごした四人でも、
    そこで考えていること、感じていること、
    話の中身や表情などの受けとめ方なども異なっている、ズレがあることで、
    それぞれの人生を感じることができて、
    それぞれの人としての重みを感じることができるよう

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    2025年07月04日
  • きりこについて

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    2015.11.27

    2025.10.10
    本の題名からは想像できない展開。前半は「きりこがぶすを自覚するまで」後半は「きりこが自分を取り戻すまで」。前半のスローペースからは想像できないスピード感のある後半のたたみかけは圧巻で、物語にのめり込んでしまった。

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    2025年10月10日
  • こうふく あかの

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    「こうふくみどりの」と
    合わせて読めば、
    不思議と 繋がって。
    それぞれが完結したお話だけど、
    二冊まとめて読むことで
    壮大なストーリーが味わえ、
    感動は深まります。

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    2015年08月14日
  • こうふく あかの

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    ★4.5!

    良かったー!
    さすが西さん。
    何て言うか、この言葉が面白いとか、
    登場人物が、とかそういった細かいことでなく、
    描かれている、町が、生活がすき。
    描かれていない日常までも想像してすき。

    きっと何気ない日常を表現するのがうまいんだろうな、と。
    だから世界が見えるし私もそこに住める。
    そんな不思議な感じ。

    話は戻って、本作品は
    こうふく みどりのと、時代や町は一緒だけど、
    内容も、人も全然違う、別のお話。
    でもあとがきで西さんが言うように、
    些細なことで繋がってることを発見したとき、感じたとき、こうふく感を得た。

    例えば同じ登場人物が出てきたとき、
    あ、この人この前会った!!!

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    2013年04月18日
  • こうふく あかの

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    しびれた〜〜!
    ひとつのこと、という区切りはあれど、触手は伸び放題なんだ、
    憂鬱な出来事も時間の経過や場所で捉え方は変わるんだ、
    と、勇気づけられた。

    余談。アントニオ猪木を見る目が変わりました。

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    2013年01月11日