西加奈子のレビュー一覧

  • 炎上する君

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    それぞれ、内容は違うけどメッセージみたいなものは少し共通点があるように感じた。

    そして又吉の解説が割と刺さった。

    感受性豊かになれそうな作品。

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    2025年06月02日
  • サラバ! 上

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    西加奈子さんを読むのは3作目

    一人称で語られるスタイルは、「さくら」とかなり似ているものを感じて、さくらの時は目新しく、瑞々しさを感じて良かったが、今回はまたか…みたいな気持ちになってしまった。

    それでもスーッと最後まで読み切ってしまえたのは、西加奈子さんの軽やかな描写ならではなのだろうな。今のところページを捲る手が止まらなくなるようなワクワクさないが、次巻に期待とします。

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    2025年05月30日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    ネタバレ

    画家の女性が、心揺さぶられる絵を見て、作者の画家に猛烈に惹かれてしまう大恋愛の話。
    理性を失うほどの恋愛をしたことがないから、あんまり分からない部分もあったけど、むき出しの自分で果敢にもぶつかってもがく主人公は眩しかった。

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    2025年05月29日
  • ふる

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    自分が他人を傷つけたくないから、別の人が自分の気になることを聞いてほしいって気持ち分かる。
    今の自分が昔の自分と同じなのか分からなくなるのも分かる。

    色んな時代に出てくる「新田人生」は、忘れてしまった誰かなのだ。

    色んな人の声を思い出すラストはするする読めた。
    あとがきによれば、白いものはいのち、らしい。


    自分のことを忘れてほしくないんでしょう、みんなに。だからせめて自分で、自分の声を、自分がいた場面を、覚えておこうとしているんだ。

    あなたは、誰かと能動的に関わってゆくことが、忘れられない確かな方法であると言うことを知っているはずだ。でも出来ない。出来ないから、せめて記録しておこう

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    2025年05月23日
  • わたしに会いたい

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    今の私には、とても重く読み進めるのが怖くて、途中で断念しました。

    3編まで読みましたが、どの話も共感するところもあれば、表現しづらい違和感を感じるところもあり…。
    心に余裕がある時に再読したい

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    2025年05月23日
  • サラバ! 中

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    上巻は楽しめたけど、中巻は終始重苦しかった。
    主人公の歩が、変わり者な家族達に振り回される状況には同情する。
    歩の未来に希望が全く見えないのだが、ここまで来たら下巻も読まないといけない気持ちになった。

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    2025年05月18日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    超全身恋愛小説。っていうキャッチコピーに期待し過ぎたせいかたんたんとしたストーリーに感じた。富士山を描いた画家に恋をした女性の話。間島のキャラクターもわざとなのか薄い。友人の瀬田の家の情景や絵の具の白が目に浮かんでくる。

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    2025年05月17日
  • 炎上する君

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    ふわふわとした不思議な読み口の短編集。少しファンタジー寄りな作品が多く収められていて、普段とは違う西加奈子を味わえた。そのため、「白いしるし」「さくら」「サラバ!「夜が明ける」などが好きな人たちはあまり刺さらないかも。私もその1人だった。

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    2025年05月16日
  • i

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    自分の恵まれた境遇に居心地の悪さや罪悪感をもち、世界の色んな悲劇から目を逸らしている自分も情けなく、目の前の友を大切に思う気持ちと許せない気持ちがせめぎ合う。幸せの定義を考えすぎるあまり孤に向かう主人公の不器用さが染みる。巻末の西さん又吉さんの対談もよき。

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    2025年05月15日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一気読みした!
    これはやばいぞ、、って思う恋愛が始まる瞬間のあのドキドキとわくわくをとってもリアルに描かれていて
    凄く臨場感がある。
    そして、そうなんだよな、こう言う人ってこうなんだよ!ってのも凄くリアル、
    最後の瀬田の猫のくだりはちょっと嫌であった。むかつく、、猫をそんな理由で、、(フィクションだけどこういうのにすぐ感情移入してしまい落ちる‥)

    久々に西加奈子を読んだ。

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    2025年05月14日
  • きいろいゾウ

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    小さな夫婦に起こった、小さな壁を描いているとても愛しい話だった。

    「さくら」や「円卓」でも思ったが、西加奈子さんは思わずクスリと笑ってしまうような人々の会話を書くのが上手い。読んでると、この人は人のことが本当に好きなんだなぁ………と思える。

    なんてことない、ただの暮らしている人たちが書かれているのだが読んでいるうちに私自身の大切で愛おしい人たち…という気持ちになった。
    大地くんが魅力的な男の子すぎて大好き!

    絵本のきいろいゾウのおはなしも良かったな…

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    2025年05月14日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    誰に感情移入したか、誰にもできなかったのか、みんなと語り合いたくなる。主人公にめちゃめちゃ感情移入してしまった。

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    2025年05月12日
  • 炎上する君

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    古本屋で見つけて購入しましたが満足です。ところどころ難しい表現や理解しづらいフレーズはあるものの他人がどのような思考をしているか考えさせられました。人と人との繋がりを考えさせられました。

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    2025年05月12日
  • 白いしるし(新潮文庫)

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    夏目があまりにも純粋で、いい意味で怖かった。恋する瞬間は一瞬だけど、好きになってからは険しく、時に果てしない。男にのめり込み、失恋してもなお感情や人生を揺さぶられる。恋愛ってなんて大変なんだ…こんなにも苛烈で切実なものなのかと突きつけられる一冊だった。

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    2025年05月11日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    虐待を受けていた少年と事故を親を亡くした少年。社会での生きずらさの中で必死に頑張って生きるも上手くいかなく挫折の日々に疲れはててしまう。「勝ち負けじゃない、辛い時は助けてって言おう」日々何と戦っているのか?戦わなくていいのじゃないか?とpowerをもらえる1冊。

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    2025年05月10日
  • i

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    目に見える世界よりも見えない世界の方が多い。
    それでも目に見えない世界を想像することはできるし、想像することで苦しむことは無駄じゃない。想いを馳せることは自分の世界を広げる。

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    2025年05月11日
  • わたしの名店

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    週刊誌かなにかの書評で知り、読んでみた。
    おもに作家を中心とした飲食店に関する数ページのコラム集だが、馴染みの店に通う方、逆に馴染みの店が苦手な方がいて、その点が非常に興味深かった。

    お店のチョイスの理由の伝え方の参考になるかもしれない。個人的には、メーヤウしか行ったことがなかった。

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    2025年05月09日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    登場人物の、主に2人の主人公の濃密な人生、友情物語みたいな触れ込みだったが、着地点は社会派な本でした。
    ただ、ボリュームや密度はすごいからアキの人生をしっかりと見届けたかったなあって歯がゆい気持ちの残る1冊でした。(マイナスな意味じゃなく!)

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    2025年05月07日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    読み進めるほど辛くなって、途中読むのを断念しそうになった。

    過労で人生が真っ暗になるのは他人事ではないから怖い。深い闇にずーっと沈んでいく2人が見てられませんでした。
    しかし、今後貧困になり行き着く先が辛くても幸せが少しでもある未来を願っています。

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    2025年05月07日
  • こうふく みどりの

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    ネタバレ

    夫(おじいちゃん)が失踪中のおばあちゃん、妻子ある男性を愛し緑を出産したお母さん、バツイチ(予定)子持ちの藍ちゃん、藍ちゃんの愛娘、桃ちゃん。
    その辰巳家に縁のある、謎の女性棟田さん。それぞれの“女”が抱える、過去と生き様とは――。
    ↑このあらすじを先に読まなくてよかった。緑の話と交互に出てくる太字の話を誰のことなのか推測しながら読むことができた。

    おばあちゃんは近所の兄ちゃんが好きで、その障害児?の弟を海に落とした。妹に見られ、旦那に告げられ旦那は逃げる。シゲオという名前を息子につけてもおばあちゃんは平気。
    シゲオは喧嘩っ早く飲み屋で男に殺される。その妻はずっと緑の家の前に通い続ける。おば

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    2025年05月06日