西加奈子のレビュー一覧

  • わたしの名店

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    28名の著者によるエッセイ。もう一度行きたいと思わせてくれる一皿の数々。一編ずつにお店の情報とイラストが添えられている。この本をガイドに名店巡りをしてみたくなった。

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    2026年07月01日
  • i

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    終始暗い印象で主人公はかなりネガティブに感じ、特殊な生い立ちもあり感情移入はやや難しかった。世界の不条理に対し幸福への罪悪感を抱く姿勢には共感しきれない部分もあった。ただ、分からなくなり、分かったと思い、また揺らぎながら最後に自分の存在に辿り着く姿は、究極の“自分探し”の旅のようにも感じた。それぞれが存在し、存在してよいというメッセージは心に残った。

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    2026年06月24日
  • くもをさがす

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    カナダでの生活、闘病の時に感じたこと考えたこと、所々のコミカルな関西弁、それらのバランス含めて面白かった。多分、自分が結婚して子供がいて、病気になった後に読んだら感想や評価が変わるんだろうなと思う。

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    2026年06月16日
  • i

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    家族、友人、自分、全てに正解も不正解はない。
    しかし確実に愛がある。そして想像力。この物語はそこが素晴らしい。
    ただ、愛の形は人それぞれで発し方、受け方全てが違うから難しいんだなと思った。それでも挫けず腐らず、想像して家族を友人を世界を慮る事の大切さ。

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    2026年06月15日
  • さくら

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    Audibleと。積ん読併用。
    一兄ちゃん。あなたがこの家を守っていた。
    みんなに愛されるが故に。
    美貴は。
    犬のさくらがそれを見ていて、同じ位置にいる薫がまた見ていて。
    薫のたんたんとした口調で語られる物語は心地よい。
    再生して欲しいな、この家族。
    さくらはまだ生きているから

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    2026年06月12日
  • きりこについて

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    前半、話があまり動かないというか。
    後半は、全然違います。後半は話が展開されるというか、心情が沢山書かれてます。

    作者が感じてることかもしれませんね。

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    2026年06月12日
  • i

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    ネタバレ

    複雑な感情を言語化しててすごい。
    人間は考えることを辞めてはいけないし、自分が存在しているのは周りの人のおかげだし、自分に関係ない人の死を悲しむのは何もおかしなことではないし、興味を持たないのもまた悪いことではない。
    自分がアイなら流産のあたりで自殺してしまうと思う。
    繊細で危うい考えだな〜と思いつつ、でも強い女性だと思った。

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    2026年06月02日
  • おまじない

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    短いけどインパクトのある結末で刺さる言葉が詰まった短編集。孫係のお爺さんと孫が毒吐きまくって仲良くなる話が好き。

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    2026年06月01日
  • ふる

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    あきらかに非現実的な設定の日常の話
    苦手なジャンルだなと思いながらも
    なぜか西さんの作品は読む手が止まらない。

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    2026年05月30日
  • i

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    不当に恵まれているように感じる気持ち、後ろめたさみたいなものは分かる気がした。
    後半は結構作者の個人的な思いというか信念が入ってそうだなって文章から伝わってきた。
    ラスト手前のユウと話してるシーンが個人的には好きだった。
    めちゃくちゃ内省的な本なのに三人称視点なのが不思議だった。あるいは「アイは」としているのは三人称なのではなく読者を指すIの一人称なのか。

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    2026年05月28日
  • サラバ! 上

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    西加奈子 作品を初めて読んだ。人物は知っていたがこんな作風なんだと。書評に引き込まれるとあったが納得中下巻も早く借りないと

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    2026年05月22日
  • 炎上する君

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    息子へ)
    有名作家、西加奈子の短編集。

    読んでから記録するまで、かなり時間がたっているので、内容は覚えていない。

    ただ、短編も長編も、西加奈子は西加奈子だったことは覚えている。西加奈子が好きであれば、この本も是非、読んでほしい。暇つぶしにはなると思う。

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    2026年05月18日
  • きいろいゾウ

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    ムコとツマという夫婦と、それを取り巻くキャラの濃い隣人たちとの日常。きいろいゾウの絵本パートは何か癒される。ムコと過去の恋人の話しは非日常、一番緊迫するが、また日常に戻っていく。何か不思議な読後感のある小説家だった。

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    2026年05月17日
  • i

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    ⚫︎感想
    人間の美しく繊細な部分と、自責に駆られるような暗い部分とを…だれもが折り合いをつけて生きていくしかないということを、アイの人生を追いかけながら確認していく、アイデンティティ獲得の物語。

    個々の辛さ、悲しみ、痛みの深さはだれにもわからない。そしてよりしんどそうな人を見て、自分を恥じることはない、と教えてくれる。

    ⚫︎本概要より
    アメリカ人の父と日本人の母のもとへ、養子としてやってきたアイ。
    内戦、テロ、地震、貧困……世界には悲しいニュースがあふれている。
    なのに、自分は恵まれた生活を送っている。
    そのことを思うと、アイはなんだか苦しくなるが、どうしたらいいかわからない。
    けれど、やがてアイは、親友と出会い、愛する人と家族になり、ひとりの女性として自らの手で扉を開ける――
    たとえ理解できなくても、愛することはできる。
    世界を変えられないとしても、想うことはできる。
    西加奈子の渾身の叫びに、深く心を揺さぶられる長編小説。
    累計21万部!巻末に又吉直樹氏との対談を収録

    残酷な現実に対抗する力を、この優しくて強靭な物語が、与えてくれました。――又吉直樹

    読み終わった後も、ずっと感動に浸っていました。なんてすごいんだろう。この小説は、この世界に絶対に存在しなければならない。――中村文則

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    2026年05月11日
  • 舞台

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    自意識がつよく他人の視線を意識しすぎる、そんな自分に嫌悪しつつも依然他人の視線を気にして演じ続ける。
    気がつけば29歳。嫌悪の対象としての父が死にニューヨークを旅する。
    初日に貴重品が入ったバックを失い、自意識からギリギリまで事態を受け入れず対象を先延ばしにする日々。自分と向き合い、亡き父と向き合う心の旅。

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    2026年05月10日
  • すきが いっぱい

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    谷川俊太郎さんと西加奈子さんの詩のやりとり。

    全体的に谷川俊太郎さんの作品のほうがやはり温かみ、やさしさ、ことばのおもしろさを感じます。

    西さんの作品では
    「こころのなか」
    がよかったです。

    「みんな ないていた」
    これは子育てを経験した人皆の気持ちのように思えました。

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    2026年04月26日
  • さくら

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     一読した印象は『サラバ!』のプロトタイプかと思ったが、此方は此方で独立した一つの作品である。

     とある家庭の幸福の象徴としてのさくら。

     著者の実家で飼っていた犬がモデルと知って納得。妙に解像度が高い訳だ。自分の実家にも犬が居るが、成る程、連中、慥かにあんな感じでものを言っている(笑)。

     それと、この作品に限った話ではないが、西加奈子作品は関西弁(というか大阪弁)のクオリティも高い。「いやぁ」とか「静かぁに静かぁに」なんて云う台詞は抑揚まで完璧に伝わってくる。どうも大阪の人間は言葉の抑揚に感嘆や感情を大袈裟なほど(というか実際、誇張も多い)詰め込む癖がある。結果としてどこか謡うような独特の抑揚を生むのである。それを無音の表記上に表現する絶妙の技倆は個人的にポイントが高いと感ずる。

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    2026年04月19日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    ネタバレ

    約1週間で読破。

    自分の将来がとても不安になった。
    まるでノンフィクションを読んでるようだった。
    きっと不幸や貧困は1日2日でなり得るものではなく感覚が少しずつ変わっていく、抜け出せなくなっていくものなんだなと感じた。
    ラスト数十ページが西さんの本当に伝えたいことなんだなと感じたが、同時に前半の内容とうまく統合できていないような感覚も持った。

    2人とも必死に生きていた。知り得る世界で掴めるものを掴もうとしていた。今の自分がこんなものを読んでいいのかなという気になったし、この2人のように必死にもがいている人は未だ多々存在するのだろうなと思った。

    だからこそ、助けての一言で変わるとはどうしても思えなかった。それはまだ自分が若いからかもしれないがどうしても思えなかった。しかし「助けて」その一言には自分の生活から抜け出したい、楽になりたい、競争から逸脱したいという決心と覚悟から出ている一言であれば描写されている以外の行動も相まってるとも受け止められるので、その意味では理解もできる。

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    2026年04月17日
  • 円卓

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    小学3年生、ちょっと大人になりかける時期。
    こっこが成長していく様子は
    芽を出して日に日に伸びる植物のようで、瑞々しかった。
    かつて自分もこんな時期があったかなと懐かしいような羨ましいようなそんな物語。

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    2026年04月17日
  • サラバ! 上

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    「僕」が体験したことを一人称視点で語るだけなのに読み応えがあるのってなんで
    学校で書く作文を引き延ばして引き延ばして一編の本にしてみましたみたいな本
    他の人の感想で「しょーもない半生」ってキーワードがあったけどその通りだと思った
    家族に対して嫌悪感を持っても反抗しないで心の中だけで毒を吐いて完結してる主人公
    というのが中下巻で変わっていくのか どうなるの

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    2026年04月17日