西加奈子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ不思議な話でした。作者は「いのち」を描きたかったと後書きで語っていたけれど、私は動物でありながら社会性を高く持ってしまった「人間」という生き物についての話だと感じました。
周囲との軋轢を生むのを避け、オチとして、無害な存在としてあろうとしてしまう主人公。優しいと言われるが、それは責任を負いたくないからだと自己嫌悪に陥りつつ、でも心和む日常の瞬間をレコーダーで録音するのはやめられない。色恋からも遠くあろうとしながらも、仕事で女性器と向き合うことは避けられない。人間の女性も動物であるという事実に日々向き合いながら、社会の中でうまく生きていかなければならない自分。おっとりとした主人公が、その事実に気 -
Posted by ブクログ
自分がニューヨークに行ったら、この主人公みたいな経験をするのではないかなと錯覚した。
そもそも自分一人で旅はできないけど。
絶体絶命の時に、自分なら冷静に対応できないと想像するけど、実際にそうなったら、第三者のような思考になって、逆に主人公みたいな行動ができるのかな?
最初はそんな呑気なことを思いながら読んでいたけど、この著者はそういうことを伝えたかったのではないと読み進めていくと、わかった。
舞台というタイトル通り、人生の中において、様々な出来事の主人公が自分であって、感情は自分の中から生まれてる。
それは誰かに見せるものではないが、誰かに見られてもいいように感情をコントロールして -
Posted by ブクログ
なるほどなあと思った。字のないハガキ。手紙、ハガキって必要だなあ。
これだけスマホがあって便利に連絡がやり取りできるようになっても、上っ面の文字の数ばかりが増えたような、本当に相手を思いやるやり取りとは何かについて、考えさせられた。
手書きで丸、ばつ、それだけをやり取りなのに、その人が伝わってくる。毎日ハガキを待っている家族の気持ち。そしてポストに投函することで、待っていてくれている人と、つながっているような気持ちになる。
大切な人ができたら、こんなやり取りしたいなあと思った。そして郵便やハガキは、どれだけネットが便利でもなくなってほしくないと思う。
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