西加奈子のレビュー一覧

  • こうふく みどりの

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    『こうふくみどりの』— 大阪の街角で織りなす、女性たちの生き様

    西加奈子氏の『こうふくみどりの』は、大阪のとある家族を中心に展開される物語で、さまざまな女性の生き様と幸せについての探求を描いています。主要な登場人物は、緑という14歳の少女と、彼女の周りにいる家族や友人たちです。これらのキャラクターたちは、それぞれに複雑な背景と人生の課題を抱え、その解決を模索しながら生活しています。

    物語は、新しい転校生コジマケンと緑の出会いから始まりますが、すぐに緑の家族の奥深い人間関係に焦点が移ります。緑の家は常に人が集まる場所で、それぞれの「女」が抱える秘密や過去が徐々に明かされていきます。西加奈子氏

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    2024年04月22日
  • ふる

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    読んでいてモヤモヤするが先が気になる話だった。
    誰しも弱い面があって主人公がそれに気付きながら変われない自分を客観的に見つめていく。最後の展開でモヤモヤが解消された。

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    2024年04月21日
  • 炎上する君

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    西加奈子のSF妄想ファンタジー短編集。空へ飛んで行ってしまう風船病、そんな発想がどこから出てくるのか?

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    2024年04月10日
  • 円卓

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    自分にない物とか、正反対な環境に憧れる。
    でもそれが実現しちゃうと不安になる。
    っていうのは、わかる気がする。

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    2024年04月04日
  • 舞台

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    NY旅行初日にカバン盗まれた!!っていうところから始まるお話なのですが、読んでる間、何回かイラッとしました(笑)
    なんでそうなるの?って笑笑
    でもオレンジデイズの永山瑛太が演じた矢嶋啓太くんがなんか主人公の雰囲気と似てる気がして、失礼かもしれないけど、矢嶋啓太くんがこんなことしたら、と思うと笑ってしまうところもあった…笑

    結局けっこうおもしろく読めました。
    最後の最後に胸がきゅうーとしたところがあって、やっぱり親子関係は人生において大きな影響受けるよなぁ…、と思いましたね〜。

    旅行したいな!

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    2024年03月22日
  • しずく

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    ネタバレ

    西さんの作品は、なんというか、「癖のある」感じの印象。

    いつも関西弁の女性主人公が出てきて、ちょっと繊細だったり、あるいは男勝りのユーモラスなキャラだったり。

    その一方で擬態語や擬音語のチョイスが読者をはっとさせ、唸らせるところも多い作家さんです。

    ・・・
    そしてこの短編集。

    いい意味で、何だかマイルドに感じました。曰く言い難いのですが。
    いつも通り、関西弁と突き抜けた女性キャラは出てきますが、他の西作品対比、マイルドかな。

    あとがきを読むと、何でもプライベートで辛い状況にあり、それを支えてくれた友人たちに捧げる本という位置づけの作品だそう。そうしたことも関連しているのかな。

    ・・

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    2024年03月20日
  • 円卓

    他の人と違う事に憧れるこっこの気持ちわかる
    小学校の頃
    転校して来た子の環境が羨ましかった
    自分は大きな病気する事なく
    怪我する事なく
    目立って不細工でもなく
    勉強が凄くできるわけでもなく
    だから不幸だと思うこともなく過ごていたからか
    こっこに共感
    こっこが夏休みを機に
    それまでいたところよりひとつ上の階へと進んだ
    夏休み前のこっこではない
    幹成海くんの引き出しに小さく折りたたんだ紙の中に「円卓」があったことが嬉しい








    #切ない #ほのぼの

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    2024年03月19日
  • 円卓

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    言葉遣いが面白かった。逆にその独特な言葉遣いに混乱するとこもあったけど、そこをうまく消化できたらもっと面白く読めたと思う。

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    2024年03月18日
  • あおい

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    どの物語も短いのに、むき出しのまんまで迫ってくるもんだから、まるでどろどろのゾンビに追いかけられるような感覚になった。悪い意味ではない。
    これが芸術なんだろうなという文体で、すぐには飲み込めなかったから、読み終わるのになかなか時間がかかってしまった。「あおい」は特に続きを読みたいのになかなか読み進められなかった。暗い気持ちになるわけではなく、かといって読み終わって清々しい気持ちにもなれない。(私だけ…?)なんとも形容しがたい感情が巡ってくる。読み終えたあとはすこぅしほっとしてひと息つくことができる。
    一人称の感じ方だけで物語が展開していく部分があるのを見て、西加奈子さんはかなり自分の世界観を中

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    2024年03月17日
  • しずく

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    木蓮としずくが好き。
    どちらもどんでん返しのような感覚におちいる。木蓮は終盤にかけて急激に爽快に、しずくは急激に悲しくさせられる。

    全編女二人の話だとあとがきを読むまで気づかなかった。。。
    恥ずかしいというかなんというか。
    でもそれも西加奈子の自然さ、素直さのせいなのかもしれない。。。

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    2024年03月07日
  • こどものころにみた夢

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    評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。

    内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻切れとんぼの読後感、などなどいかにも夢の話だという気がして、一編読んだあとよく眠れる気がしました。お話と自分の夢の境目が曖昧になるようで。

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    2024年02月27日
  • サムのこと 猿に会う

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    クスッと笑えて、ちょっとキュンとする西加奈子さんの3作の短編集

    2作目の大阪で暮らす二十代の仲良し3人組のやりとりが、私の息子の関西出身ママ友3人組とくだらなさやノリがそっくりで笑えました〜
    当たり前のようにいつも会ってしゃべったりお出かけしたりしていたこと、楽しかったなー。
    早くまた会いたいな。

    3作目
    「現実というのは、突然やってくる。
    気が付けば、その渦中にいる。」
    まさかと思っていたことが気付けば現実になりつつ今、はっとさせられた言葉です。

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    2024年02月26日
  • しずく

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    しずく、名前じゃなかった
    どれも地味な日常の話
    ぎょっとするような事ばかりは起こらないのです
    いつもすこーし悲しかったり諦めたり希望を持てたり、の繰り返し

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    2024年02月19日
  • 地下の鳩

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    ネタバレ

    これまで西さんの作品というと、関西弁コテコテ+純文学、という印象でした。今回も舞台は大阪ですが、より純文学へシフトした印象を強く感じました。

    ・・・
    本作は中編ともいえる「地下の鳩」「タイムカプセル」の二編からなります。

    表題作「地下の鳩」は、昔はそこそこイケてた40男の吉田が、スナックでチーママを勤めるみさをと出逢い、破滅的に共依存していく話。

    続く「タイムカプセル」は、奄美大島出身のオカマのミミィ(おかまバーのオーナー)が、彼(女)の半生を振り返りつつ、自己のジェンダーについて自身は正直であったかを振り返るような作品。

    ・・・
    で、先にも書いたのですが、実に「文学だなあ」と感じたの

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    2024年02月18日
  • ふる

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    気持ち悪っ シモの話ばっかり 
    だけどアダルトビデオのモザイクがけという奇異な仕事が花しすを変えていく
    女なのに女性器なんてほとんど見ることは
    ないからちょっと興味がある
    自分の身体を愛そう!
    西加奈子の普遍のテーマである

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    2024年02月18日
  • 通天閣

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    大阪通天閣の足元の場末に暮らす関係のない男と女のたわいない日常を描いた不条理と笑いの物語。大小2つの懐中電灯がセットになった「ライト兄弟」は最高だ。

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    2024年02月15日
  • 円卓

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    こっことぽっさんの関係が素敵。
    何がきっかけで成長するか分からないもので、こっこの成長やぽっさんの男らしさがキラキラしてた。

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    2024年01月25日
  • ふる

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    白くてふわふわしたもの、は何だったんだろう。
    私も、ふわふわした気持ちで読んでいました。
    不思議な時間をありがとうございます。

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    2024年01月22日
  • 舞台

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    西日本も寒いですw

    ってな事で西加奈子の『舞台』

    何とも言い難い主人公……。
    こんなに周りを気にし過ぎて、自分の理想?と言うか人から変に見られたくないからってそこまで自分演出するのだろうか……。 ⁡
    ⁡⁡
    ⁡西加奈子さんの本にしては、これはちょっとわしには合いませんでした
    ⁡⁡
    ⁡読んでて主人公の考えや行動にちょっとイライラしながら読んでたw

    2017年4冊目

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    2024年01月21日
  • わたしの名店

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     名店にまつわるエッセイ集。それぞれの著名人にとっての「わたしの名店」が紹介されている。全国にまたがっているが、ほとんどは東京。どこもおいしそうだったが、とくに早稲田のカレーと佐賀の餃子に惹かれた。

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    2025年12月07日