西加奈子のレビュー一覧

  • 通天閣

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    「夢に向かって頑張ってないと駄目なのか。」
    「愛してくれるのだろうか、ではない。愛そう。」
    誰にも知られず、泥臭く日々を生きる全ての人に力をくれる物語。

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    2025年06月17日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    男女4人の旅行での夜、翌日旅館での女の死が、ナツ、トウヤマ、ハルナ、アキオと旅館の客や従業員の目線で語られる。
    ナツとアキオ、トウヤマとハルナが恋人。
    ・ナツ:煙草を吸う男と温泉にいたような気がする。→トウヤマと思われる。
    ・トウヤマ:祖母が好き。ある女から電話がかかってくる。→ハルナのキャバ嬢の同僚?でも娘に渡す金がどこから出てるか分からないハルナの母の方が面白い。と思う。
    ・ハルナ:買い物依存。母からお金をもらい、整形もしている。アキオに幻覚剤を売り金を得る。
    ・アキオ:昔から体が弱く、セックスもできない。飼い犬など自分より弱い生き物に愛情を感じる。だからナツに幻覚剤を飲ませる。前の彼女はハルナ。最後にトウヤマと電話していた女と会う。→これが死者と思われる。

    他の西さんの小説より純文学より。芥川賞を狙わされて?の作風なのか。解説は中村文則さん。

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    2025年06月07日
  • ふる

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    自分が他人を傷つけたくないから、別の人が自分の気になることを聞いてほしいって気持ち分かる。
    今の自分が昔の自分と同じなのか分からなくなるのも分かる。

    色んな時代に出てくる「新田人生」は、忘れてしまった誰かなのだ。

    色んな人の声を思い出すラストはするする読めた。
    あとがきによれば、白いものはいのち、らしい。


    自分のことを忘れてほしくないんでしょう、みんなに。だからせめて自分で、自分の声を、自分がいた場面を、覚えておこうとしているんだ。
    …
    あなたは、誰かと能動的に関わってゆくことが、忘れられない確かな方法であると言うことを知っているはずだ。でも出来ない。出来ないから、せめて記録しておこうとしている。
    …
    誰かを愛してるって、強い気持ちがあったら、その人を傷つけることは、怖くなくなるはずなんだ。

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    2025年05月23日
  • わたしに会いたい

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    今の私には、とても重く読み進めるのが怖くて、途中で断念しました。

    3編まで読みましたが、どの話も共感するところもあれば、表現しづらい違和感を感じるところもあり…。
    心に余裕がある時に再読したい

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    2025年05月23日
  • 炎上する君

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    ふわふわとした不思議な読み口の短編集。少しファンタジー寄りな作品が多く収められていて、普段とは違う西加奈子を味わえた。そのため、「白いしるし」「さくら」「サラバ!「夜が明ける」などが好きな人たちはあまり刺さらないかも。私もその1人だった。

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    2025年05月16日
  • きいろいゾウ

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    小さな夫婦に起こった、小さな壁を描いているとても愛しい話だった。

    「さくら」や「円卓」でも思ったが、西加奈子さんは思わずクスリと笑ってしまうような人々の会話を書くのが上手い。読んでると、この人は人のことが本当に好きなんだなぁ………と思える。

    なんてことない、ただの暮らしている人たちが書かれているのだが読んでいるうちに私自身の大切で愛おしい人たち…という気持ちになった。
    大地くんが魅力的な男の子すぎて大好き!

    絵本のきいろいゾウのおはなしも良かったな…

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    2025年05月14日
  • 炎上する君

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    古本屋で見つけて購入しましたが満足です。ところどころ難しい表現や理解しづらいフレーズはあるものの他人がどのような思考をしているか考えさせられました。人と人との繋がりを考えさせられました。

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    2025年05月12日
  • わたしの名店

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    週刊誌かなにかの書評で知り、読んでみた。
    おもに作家を中心とした飲食店に関する数ページのコラム集だが、馴染みの店に通う方、逆に馴染みの店が苦手な方がいて、その点が非常に興味深かった。

    お店のチョイスの理由の伝え方の参考になるかもしれない。個人的には、メーヤウしか行ったことがなかった。

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    2025年05月09日
  • こうふく みどりの

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    夫(おじいちゃん)が失踪中のおばあちゃん、妻子ある男性を愛し緑を出産したお母さん、バツイチ(予定)子持ちの藍ちゃん、藍ちゃんの愛娘、桃ちゃん。
    その辰巳家に縁のある、謎の女性棟田さん。それぞれの“女”が抱える、過去と生き様とは――。
    ↑このあらすじを先に読まなくてよかった。緑の話と交互に出てくる太字の話を誰のことなのか推測しながら読むことができた。

    おばあちゃんは近所の兄ちゃんが好きで、その障害児?の弟を海に落とした。妹に見られ、旦那に告げられ旦那は逃げる。シゲオという名前を息子につけてもおばあちゃんは平気。
    シゲオは喧嘩っ早く飲み屋で男に殺される。その妻はずっと緑の家の前に通い続ける。おばあちゃんの遺言は「シゲオ」「むねたさん、もう大丈夫。」

    コジマケン(児島犬!)は藍ちゃんを好きになる。でも、桃ちゃんのお父さんとしては14歳は不十分。

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    2025年05月06日
  • わたしの名店

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    色々な人の、美味しい話。

    行きつけのお店であったり、発掘したお店であったり。
    やはり、というべきか、いけない場所にある店ばかり。
    旅行に行った時など、いつか行ってみたりものです。

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    2025年04月19日
  • ふる

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    ちょっと私には難しかった。
    思ってることは分かるんだけど、
    文章が私の感覚とちょっと違ってて
    読み進めるのに時間がかかってしまった。

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    2025年04月17日
  • 窓の魚(新潮文庫)

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    不思議な読後感。一気読みした方が楽しめたかも。

    自分より弱い存在を求めるアキオの気持ちが分かるような気がした。男らしさを持たない男性の肩身の狭さも分かるような気がする。女性よりもそういう男性の方が生きづらい社会だろうなぁ。

    ハルナとトウヤマは少し前向きな未来が見えるが、アキオとナツはどうなってしまうんだろう?

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    2025年04月08日
  • ふくわらい

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    魅力的な登場人物が多いのですが、私的には、武智次郎さんはちょっと、わからない…
    あと、最後も警察が出動するような設定にしなくても…とは思いましたが…
    定としずくが悦子のうちに行ったシーンは感動的でした。

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    2025年04月08日
  • しずく

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    西加奈子の短編集。

    短編集も悪く無いが、長編のようなインパクトはない。

    やはり、長編で描かれる物語が好きだ。

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    2025年04月07日
  • わたしの名店

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    有名な作家さんが実在する思い出のお店をエピソードとともに紹介してくれる。
    28名の作家さん(中にはルイ53世さん、バービーさんなどの芸人さんも)のエピソードの中で美村さんの鴨のロースト、塩谷舞さんのガパオライスはお店をブックマークするほど惹かれてしまった。

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    2025年04月02日
  • きいろいゾウ

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    ムコさんてツマさんの夫婦の話。
    ツマさんの独特な世界を中心として物語は進んでいくのだけど、すごくフワフワしていてなんとも掴みどころがなかった。
    ただ、ツマさんのような人は身近にもいて、長い間なんでこんな言動になるのか理解が理解できなかったけれど、この本を読んだことで思考回路が理解できた気がした。
    もっとゆっくり生きることが、人生を豊かにするのかなと思った。

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    2025年03月13日
  • 舞台

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    葉太が自分を見つけるための格闘が描かれている。

    恥をかくことを恐れ、助けを求めることもできずに極限の生活を強いられ、躁鬱状態となっている姿は痛々しくもあり、どこかで自分と重なる部分もある。

    盗まれたのはパスポートや財布だけでなく、自分自身を見失う危機でもあった。そんな中で、彼は父の記憶や自分のアイデンティティについて考え直すことになる。
    ニューヨーカー達の中で観光客らしく見られないように振る舞いながらも、繰り返しや自己嫌悪に見舞われる葉太。

    葉太がどのようにして「自分」を再発見していくかを通して自己探求と他者との関わりを考えさせられる作品でした。

    西加奈子さんの作品は2回目だけど、前回同様なかなか主人公を好きになれず……

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    2025年02月28日
  • 円卓

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    子供目線の日常と揺れ動く心を描いた小説。何か起こりそうな日常だが、何も起こらず進んでいく。しかし、主人公のこっこにとってはその日常すら刺激的であり、自分も子供の頃はこんなに感性豊かに生きていたのかとやや懐かしい気持ちにすらなる。
    日常の物語を読んだのは初めてで、どのような思いで読み進めて行ったら良いか迷った。他の西加奈子作品を読んでからもう一度読んでみたい一冊。

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    2025年02月17日
  • 円卓

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    子供の頃を思い出し、ノスタルジックな気持ちになった。
    主人公の琴子は感性豊かで個性の強い子、不整脈やパニックに憧れたり、吃音の喋り方を心からかっこいいと思っている。妹か弟が生まれることを嬉しいと思えない。それらはいけないことなのか⁈ 考える 考える 考える…
    一緒に考えるぽっさんと、余計なことは言わずに『イマジン』を教えてくれる石太。この場面が一番好きだった。

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    2025年02月11日
  • ふくわらい

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    色々な価値観があるなというのが第一印象でした。

    主人公、定は変わった環境で育ったこともあり、いわゆる変な人という女性だけど、まわりからの奇異な目を素直に受け止め、投げかけられる質問に誠実に答える真っ直ぐな人でした。あんなに素直に、誠実に人と接することは難しいことだと思います。私は話ながら、これを言ったら相手にどう思われるかと考えながら言うこと言わないことを自然に分けて話してる気がします。それがないから、定はすごい^_^

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    2025年01月16日