西加奈子のレビュー一覧

  • あおい

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    まっすぐで全力で一生懸命
    全身で感じて100%でたたかう
    みたいな作品だった

    登場人物が全員個性的で興味深いおもしろい
    絶対に変なのに全員が全員を受け入れている感じ

    私は圧倒的経験不足で、何かしてあげたいけど何もしてあげられない。
    本を読んでいろんな人の追体験はできるかもしれないけど、実際に経験してみないとわからないことってたくさんある。
    そんなときはどうやってその人を支えることができるんだろう。

    なんて、どうしようもないことを考えさせられた作品でした。

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    2023年08月13日
  • あおい

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    西加奈子さん初読みです。
    淡々とした日常を描いてるんだけど感情表現が生々しくて率直でこのギャップが、おぉこれが西加奈子か…と思わされました。感想としては共感はできないし、主人公にはもっと上手く生きて欲しいと思ってモヤモヤするけど、読み進める内にそうもいかない背景もあったのだと分かり、最後は希望の見えるカタチだったのがまぁよかったなぁ。
    ちなみに西加奈子さんのデビュー作。次は話題作を読んでみようかな?

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    2023年08月07日
  • こどものころにみた夢

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    12人の作家による夢や思い出のアンソロジー。
    堀江敏幸氏の「ハントヘン」、長野まゆみの「衣がえ」が良かったです。

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    2023年08月02日
  • しずく

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    この短編集の中の登場人物の誰かに感情移入ができる。こういう場面で私もこう思うなだったり、こういう人っているよねだったり

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    2023年07月30日
  • こどものころにみた夢

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    【収録作品】「男」 角田光代 絵/網中いづる/「ガラスの便器」 石田衣良 絵/松尾たいこ/「さよなら、猫」 島本理生 絵/鯰江光二/「水の恵み」 阿川弘之 絵/木内達朗/「タイムリミット」 辻村深月 絵/吉田尚令/「ヘビ」 西加奈子 絵/西加奈子/「ふたり流れる」 市川拓司 絵/いとう瞳/「ハントヘン」 堀江敏幸 絵/中村純司/「雲の下の街」 柴崎友香 絵/田雜芳一/「衣がえ」 長野まゆみ 絵/望月道陽/「おしっこを夢から出すな」 穂村弘 絵/ささめやゆき/「さらば、ゴヂラ」 高橋源一郎 絵/しりあがり寿

    夢だけにシュールな感じを引きずる。続き…はないのかな。

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    2023年07月20日
  • あおい

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    ネタバレ

    西加奈子のデビュー作。表題作「あおい」の他、「サムのこと」「空心町深夜2時」の短編を収録。

    ・・・
    西さんの恋愛ものは難しい。自分の常識に合わない女の子が大概主人公。

    裏表紙を見ると、27歳、スナック勤務、三歳年下の駄目学生・カザマ君と四カ月前から同棲し、彼の子供を身ごもる、とあります。

    友達ならば面白いんだろうなあとか感じます。でも、私の読み方は自分だったり近しい人を投影して読むタイプ。こういうのが自分の嫁だったり娘だったりしたら・・・それは困りますわ笑。

    ・・・
    散々ウームと(やや否定めに)唸りつつ、でそれでも読んでしまう、西さんの作品。
    ふと考えるのは、自分は一体何に惹かれるのか

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    2023年07月14日
  • 炎上する君

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    久しぶりの短編集&西加奈子先生の作品を初めて読む。

    8つの短編集を読んで、僕には理解が少し難しい作品が
    いくつかあって、読解力や想像力が乏しいと思ったのが
    読み終えての印象です。

    1作品あたり僅か20ページ。
    少ないページ数の中、物語と不思議な世界観が出来て
    "世にも奇妙な物語"風なテイスト?と思っていた。

    しかし、ピースの又吉直樹さんが作品毎に解説で
    この作品のテーマ性が見えてきて
    その"テーマ"に沿って思い返すと納得が行きます。
    改めて又吉直樹さんの読解力に脱帽です(笑)

    他、短編も女性の視点からコミカルに書かれており
    不思議な西加奈

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    2023年07月07日
  • こうふく みどりの

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    高校生の緑を主人公として、その家族や友達をめぐる女たちの物語。

    ところどころに出てくる手紙や語りが誰の物かは明らかにされないまま物語は進んでいく。

    不思議な余韻を持つ物語で、男には、と言うか私には本質的に理解できないものなのかもしれないと思った。

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    2023年06月10日
  • ご本、出しときますね?

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    若さま一人のエッセイのほうがだんぜん面白い。
    暗くて、ネガティブで、面倒臭い部分がいいのだ。
    聞き役にまわると、気を使う感じが透けてみえるから

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    2023年06月07日
  • こどものころにみた夢

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    「こどものころにみた夢」をテーマにしたショートショート・アンソロジー。色々な作家さんの作品を楽しめます。夢の不思議さや、ならではの不条理を受け入れてる感じが好き。現実なのか、まだ夢の中なのか、分からないような書き味のものも。
    個人的には西加奈子さん、長野まゆみさんの作品が好きでした。

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    2023年05月31日
  • 通天閣

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    ネタバレ

    西加奈子さん、ずーっと前に読んだ「サラバ!」が面白かったので、他の小説を読みだしました。なんか…違う。


    巻末の解説で…
    「この世に生きるどうしようもない人々を輝かせることに成功している。」と、書かれていた。

    そうですね。ちょっと、いい加減にしてよと思う感じの世界観。切ないなぁ…この人達と思いながら読み進め…交互に物語が進むので読みやすい。
    後半に感動ポイントもあり、読後感は悪くないかもです。

    大阪を舞台に、44歳男性と、20代女性の物語が交互に語られる。二人とも、自堕落に淡々と日々を過ごしている。20代女性は、アップダウンのある生活かな。
    この二人、昔、義理の親子として過ごした時期があ

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    2023年06月24日
  • こうふく あかの

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    生命力の強さが感じられた作品でした。
    主人公の取り巻く世界とプロレスラーの話と境遇は違うけれど似通って並行していて楽しく読めた。

























































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    2023年05月29日
  • ふくわらい

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    見えているものが全てではないし、自分が感じていることが全てでもない。その上で自分に正直に生きていくことも時には素敵だなと感じさせてくれた。グロテスクな表現があったり、やや分かりづらい不思議な物語。

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    2023年05月18日
  • 炎上する君

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    どの短編話も女性を主体にしたのが多くて、恋愛的要素や女性的視点をコミカルに描いた作品が
    印象的でした。

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    2023年05月16日
  • サムのこと 猿に会う

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    友情がテーマの短編集。『サムのこと』がいちばん好き。色んな友達との思い出が思い出されてきて、悲しい出来事の話なのに、暗い印象はなく、スッと話に入り込んでいった。

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    2023年05月12日
  • しずく

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    木蓮という恋人の子供を預かる話が好きだった。
    私も他人の子供はあまり好きじゃない。煩いし空気も読めない。でも子供って思ったよりもずっと大人を見ていて、「この人本気で思ってないな」とすぐ気づいてしまう。

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    2023年05月11日
  • こうふく みどりの

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    それぞれの時系列を掴むのに、少し四苦八苦する。少女の感情の揺れがベースで物語が進む。どーやってこの感情を、想像してるんだろうか。

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    2023年04月30日
  • ふくわらい

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    すごい西加奈子の世界観だなあという感じがした。

    主人公は事実を正確に捉え、本当の言葉しか言わない。だから周りとの関係性も限定的なものだったけど、少し世界が崩れた時に感情に気づいていく。

    人生の尊さに気づいて全力で感じようとしているシーンが良かった(カオスで理解はできないけど)

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    2023年04月20日
  • ふくわらい

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    ネタバレ

    冒険家の父と体の弱い母に育てられた、少し変わった女性編集者の話。幼い頃母を亡くし、小説家の父と海外に冒険に行く。ある部族のお祈りに参加したり人の肉を食べたりした。その事を父が小説に書いたため、周囲から忌み嫌われるが本人は感情の起伏がなく嫌と思っていない。そんな主人公が同じ職場の女性編集者と仲良くなり、プロレスラーの作家さんと出会い、目の見えない人にアプローチされ、感情を少しずつ得ていく。

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    2023年04月04日
  • ふくわらい

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    幼い頃から世界各国で様々な経験をした主人公。  
    そのため、世間一般の他者とあまり関わりなく 
    友情や恋愛を知らなく唯一の趣味が幼い頃からの
    福笑い遊び。しかし、ある人物との出会いで新しく込み上げる感情に気づき自由に駆ける最後のシーンが良かったです

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    2023年03月23日