西加奈子のレビュー一覧

  • わたしに会いたい

    Posted by ブクログ

    著者が癌を患い闘病した体験を基にして書かれたのだろうなと思わされる短編もあり、前作の『くもをさがす』のノンフィクションの内容を思い出した。

    女性ならの視線で書かれており、性や女性の芯の強さが小説全体の核になっているように思った。

    中々書くことがはばかれるような内容も多くて、それに敢えてチャレンジして小説を書いたのだろうと感じた。

    著者の西さんは、闘病生活を経て久しいが元気で過ごされていたらいいと思う。また、素敵な小説を書いて欲しいと思います。

    0
    2025年01月14日
  • 通天閣

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ディープな大阪を舞台にする登場人物像たちにリアリティがあって、自分も大阪に迷い込んだような感覚になりました。キラキラ要素がゼロの男と女の物悲しい人生。雪の降る日に出会った2人が、偶然、雪の降る日に、同じ通天閣を眺めるやや滑稽なシーンでは、まぁでも生きなしゃーないしなぁ、といった前向きさと物哀しさがごちゃ混ぜになったような気持ちになりました。

    0
    2025年01月04日
  • 通天閣

    Posted by ブクログ

    大阪の下町で、不器用に生きていく人達の生活を、これまた生きる価値を見失いつつある2人の主人公のを目を通して描く。織田作之助賞。混沌を秩序に変えて行く、西さんワールドの2006年作品。

    0
    2024年12月28日
  • 炎上する君

    Posted by ブクログ

    インターネットの炎上かと思ったらマジの炎上だった。笑
    全部不思議な世界観のおはなしでとっても面白かったけど、特に「ある風船の落下」が好きだったなー。

    0
    2024年12月26日
  • さくら

    購入済み

    レトリックに頼り過ぎ?

    若い頃の作品だと読んで何となく合点がいきました。こういう文体が大好きという人も大勢いるとは思いますが、僕には合わなかった。

    0
    2024年12月07日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    著名人達が自分のお気に入りのお店を、エピソードともに描く。それぞれ個性が出ていて面白いし、一話がちょうど良い短さで終わるので、とても読みやすい。

    0
    2024年12月03日
  • 円卓

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    関西弁に馴染みはなかったため、少し読みづらかったが幼少期に自分も似たような憧れ衝動があったなって、思い出して温かい気持ちになれた。

    0
    2024年12月02日
  • あおい

    Posted by ブクログ

    傷を負ったが故に、自分が傷付くようなことばかりしてしまう女性の物語。主人公への嫌悪感が強くなりすぎて客観的に読むことができませんでした。逆に、それくらいのリアルさを感じたということかもしれません。

    0
    2024年11月29日
  • 地下の鳩

    Posted by ブクログ

    好みの文体という訳ではなく。ものすごくぐいぐい惹き込まれるストーリーという訳でもなく(ごめんなさい)。それなのにどうして、こんなに好きなのだろう。

    吉田は、男性が持っている性質のうちの滑稽な部分(好きな女性の前で虚勢を張るとか)を濃縮したみたいなキャラクターだなあと思う(ここを読んでいる男性の方、怒らないでね笑)。

    二人の間に漂う頽廃的で不健康な雰囲気が、なんか好き。

    あと、ミミィがすごく愛おしい。

    0
    2024年11月23日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    おいしい一皿と題されてはいるが、決してグルメ店巡りの内容ではない。
    28名の著名な方々にとって、思い入れのあるお店を紹介しながらその由来をエッセイとして綴られている。
    三浦しをんさんを筆頭に、西加奈子さん、瀬尾まいこさん、藤岡陽子さんたちが自分だけの大切なお店を語っておられるのだ。
    単なる食事処ではあるのだが、やはり食と人生の繋がりは人それぞれにあるものだと、読書後に思い至った。

    0
    2024年11月16日
  • サムのこと 猿に会う

    Posted by ブクログ

    乃木坂46が映像化したことがきっかけで気になって購入しました。3つの作品から成る短編小説集です。どれも読みやすくてホッコリ、楽しい気持ちになれるような作品です。あまり自分では選ばないジャンルでしたが、いつも恋愛小説ばかり読んでいる私に新鮮な刺激を与えてくれる作品でした。

    0
    2024年11月03日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    そのお店が好きなんだなぁと伝わる内容だったと思うけど、時間がたって、覚えているのは朝井リョウだけ…。

    0
    2024年10月27日
  • ふくわらい

    Posted by ブクログ

    変わった編集者の話
    作家に雨を降らせろと言われて雨乞いしたりとか
    顔を入れ替えるの癖
    最後変な人と裸で付き合ってる 
    いつも通りめちゃくちゃな感じ

    2025/8/4 再読
    私の体は私だけのもの。顔も。もう入れ替えない。
    おいらだけの人生。だから好きなことをしてください。
    人間の先っちょしか知らない。でもそれが私の知っているすべて。
    世界と透明のガラスを隔てた主人公がそれを破れる話。

    0
    2024年10月10日
  • あおい

    Posted by ブクログ

    西加奈子さんの本を初めて読んだのが『通天閣』だった。そんな泥臭い、あまりにも人間的な、作品だった。表題作の「あおい」は最初読み終わったいまいち、印象に残らなかったので、もう一度最初から読み直した。やっぱり印象には残らないのだが、感覚的なものは残っている。西加奈子さんの作品って、言葉で説得して伝えるというより、感覚で気持ちを伝えるような魅力があって、そこが好きだなあ。自分にもこの感覚があるなあと思えたりする。そこから自分の傷とか、欲求とかに気付かされる。だから西加奈子さんの本を読むのをやめられないんだろうな。

    0
    2024年10月06日
  • おまじない

    Posted by ブクログ

    8つの話それぞれに、人の心に突き刺さる言葉がでてくる。これこそがおまじないなんだなぁと思った。
    だけど私はそのどれもが、今の自分には刺さらなかった。1番刺さったのは対談で筆者が語っていた自身の人生観そのものだった。これを見てからまた小説を読めば、きっと感じ方はまた変わるのかもと思った。

    個人的には孫係で登場するおじいちゃんが大好きです。

    0
    2026年02月03日
  • 炎上する君

    Posted by ブクログ

    短編集。全話どれも色味が違うけれど
    どれも色彩鮮やか。
    頭にイメージがすっとが入ってくるけど、
    え?性別違ってたとか、これはあなたのことだったの?とか、
    いい意味でイメージが覆されて
    読んでいて飽きない。

    0
    2024年08月29日
  • こうふく あかの

    Posted by ブクログ

    「かっこいいよ」がいいなと思った
    強さとはなにか、かっこいい人生を考えさせられた

    こうふくみどりのを読んでからまた振り返りたい

    0
    2024年08月18日
  • 通天閣

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大阪、ミナミのパワー。
    グリコと道頓堀がお出迎え。

    ・・・
    20を越えてから初めて踏んだ大阪の地は、東京生まれ・東京育ちの私にとってはおよそ「異世界」という言葉では尽くしきれない、尋常ならざる世界でした。

    ・・・
    天王寺公園の青空カラオケ。
    週末に行くたびにお祭りが多い町なのかと勘違いしました。

    その先の露天では靴片方とかが売っており、売り子のおっちゃんに理由を聞くのすら怖い笑 

    そばには朝っぱらから男性が倒れている。酔っ払っているのかか死んでいるのか・・・

    そんな場景を見下ろすのが、通天閣。

    ・・・
    本作は、そんな通天閣の横にすむうらぶれた40代の男性と、そんな通天閣付近の場末のスナックの黒服を勤める女性の話であります。

    ・・・
    巻末の津村記久子さんが、絶妙で的を得た解説をしているのですが、本作結局なんなのかといえば、世の厳しさを描写をしつつ、ほんのわずかな希望も描く、という文学作品です。

    ・・・
    男性主人公、彼の行き先は暗い。

    フリータとして40を過ぎ、バツイチ。この先人生は変わらない。それでもいいと思っている。

    とんがっていたのに何となく新人バイトに優しくし、新人が盗んだ蕎麦屋の自転車を代わりに乗って危うく罪を着せられそうになる。通天閣で自殺未遂をおこした赤の他人の隣人に偶然遭遇し、自分がピエロになり全力のアピールで自殺を食い止める。

    どうにも締まらず、空回りする。なんだかなあ、という人生。

    ・・・
    かたや主人公女性。

    同棲していた男性は米国に留学し、彼を待ちつつ黒服として働く。彼とつながる国際電話の頻度は次第に少なくなり、自分の心が徐々に不安定になる。
    最後の電話は別れの電話。

    わたしの何がダメなのか、惚れた女のどこがいいのか。なんでアメリカくんだりまでいって日本人の女なのか。
    自分の恋愛もうまくいかず、男にだらしなかった母親を思う。

    ・・・
    でそんな文学文学した作品、じめじめしてばかりかというと、軽妙な関西弁に乗せられ、いかにも大阪的なユーモアがちりばめられています。

    主人公男性が勤務する工場で作られている懐中電灯の「ライト兄弟」。そのネーミング! またこの男性が可愛がってしまった新人。ドモりなのだが、どもるのが「ア行」だけ。何だそれ?笑

    女性主人公の勤めるスナックのママ。
    スナックという喧騒に包まれた勤務地にもかかわらず、致命的に声量が小さい。語尾が聞き取れない。それを生かしてスナックのオーナーがぼったくると決めたら会計に立つのはママ。何しろ色々応えている(無視はしていない)のに声が聞こえない。

    そう、つっこみ所満載なのです。
    きっと関西圏出身の方だと突っ込みながら読むんではないかと思います。ある意味親切設計、でありました。

    ・・・
    ということで西作品でした。
    本作は彼女のキャリア三作目、割と初期のものですが、(普段印象的な)言葉のたおやかさより、ストーリ展開がスムーズであったという点が印象的でした。

    関西を感じたい方、大阪にゆかりのある方にはお勧めできるかもしれません。

    0
    2024年08月01日
  • わたしに会いたい

    購入済み

    考えさせられました

    8つの短編があります。どうして「わたしに会いたい」というタイトルなのか?主人公はみんな本当の自分を生きていないのかもしれませんそう思ったら、自分自身はどうかな?と考えてしまいました。

    #深い

    0
    2024年07月07日
  • 地下の鳩

    Posted by ブクログ

    夜のミナミを舞台に、歪な生活を送る人たちを描いた作品。
    自分は夜の世界に全く縁がなく生きてきたので実際のところは知りませんが、一般的な幸せの基準には当てはまらないようなめちゃくちゃな生活をしている彼らが、それでもどこか充実しているように感じる不思議な印象でした。

    0
    2024年06月15日