西加奈子のレビュー一覧

  • 円卓

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    多感な小学3年生、こっこを取り巻く個性的な人たちとの何気ない日常。感性が少しだけ人と違うようなこっこではあるがその気持ちは分からなくもないくらいの外し方が絶妙。ともするとイジメに発展しそうな状況だけど、登場人物達がとても優しくて癒されます。特にぽっさんがお気に入りです。家族な友人達のそれぞれの個性が際立ち魅力的です。とてもユーモラスな言葉や会話のリズムが楽しく、真似したくなります。

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    2024年11月24日
  • きりこについて

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    ネタバレ

    どんな人にもそれぞれ悩みはある。
    生きるって大変だけど、経験した分成長する。
    成長すると新たに見えることがある。
    色々あった人たちが、最後にきりこの元に集まったのも良かったし、みんなそれぞれ結果的に幸せになれて良かった。
    容姿という容れ物、中身、その人の歩んできた歴史、全てを見て、その人がその人である、ただそれだけを受け入れることの尊さを感じた。
    私もそんな風に人を見れる人になりたい。
    でも、まだまだ経験不足の未熟者だなぁ。
    マァマとパァパが言うように、きりこちゃんは世界で一番可愛い存在。
    みんなそれぞれ一番可愛い存在なんだな。

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    2024年11月21日
  • 舞台

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    ネタバレ

    自分を演じることに疲れた若者の話かな。
    本文中に、演じることは自己防衛であり他者への配慮でもあるというような文章があったけど、配慮が過ぎると辛くなるよな、とも思う。
    主人公は自意識が強すぎて笑えるぐらいだっけど、それは周りの期待に応えすぎた結果なのかもしれないなと思うと、最後に抜け出せて良かった。

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    2024年11月21日
  • おまじない

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    ネタバレ

    8つの短編集。登場人物の性格もおかれた状況も様々で、どれも楽しく読んだ。
    個人的に一番好きだったのは『孫係』
    長野に住むおじいちゃまが仕事の都合で、すみれの家に1ヶ月住むことになった。両親は喜んでいる(特に母親)が、すみれは何だか息苦しさを感じていた。
    それは祖父も同じで、二人はお互いに良き祖父、良き孫を演じ、二人でいる時だけ悪態をつくことにする。という話。

    確かにこういう風に振る舞っておくべきだなという場面はあるし、自分はこの役割だなと思って動く時もあるから、すごく納得。それが実際の家族間であるというのには少し寂しさも感じるけど。

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    2024年11月07日
  • 字のないはがき

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    「向田邦子=原作」はもちろんだし、「角田光代=文」も解るけど、「西加奈子=絵」で少々混乱。絵を任せちゃうんだ、という驚き。しかしながら、クレヨンで描かれた西さんによる絵は登場人物の表情を(と言うか最早上半身すら)描かない徹底っぷりで、解像度の高さを感じた。

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    2024年11月06日
  • ご本、出しときますね?

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    西加奈子さん、朝井リョウさん、加藤千恵さん、羽田圭介さんなど、多数の著名な作家さんとのトークがとにかく面白い。
    みなさん言葉選びが秀逸で何気ない話でも深さが出て思わず笑ってしまう。
    親交の深い若林さんだからこそ聞ける攻めた質問も多数あって興味深かった。
    いろんな作家さんの人間性が垣間見れる。
    マイルールやオススメの一冊などを紹介してくれていて、読みたい本も見つけらた。

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    2024年11月03日
  • こうふく みどりの

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    ネタバレ

    罪を犯したからこその許容
    泥臭い女たちの力強い抱擁
    弱さも汚さも包括した人間達の中にある強さ
    コスパ重視の現代において、
    脈々と息づく命の鼓動を思わせる作品

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    2024年10月15日
  • 字のないはがき

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    どこかで物語自体は読んだことがあった、いつかの教科書かな。原作は戦争時代の向田邦子さんの家族との思い出を綴ったエッセイ。そちらをもとに文を角田光代さん、絵を西加奈子さんが担った絵本。この話が現実にあったということが戦争の悲痛さをより一層感じさせる。表紙にもなっているたんぽぽは「ちいさないもうと」を象徴しているとのこと。平和に暮らせていることがどれだけ恵まれているのか、普段忘れがちな意識をこの本は思い出させてくれる。

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    2024年10月14日
  • 舞台

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    自意識。常にどう見られてるかを気にする描写。他人から見える自分も、そうじゃないと否定するのではなくそのまま受け入れたい、そう感じた。

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    2024年10月12日
  • 通天閣

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    連作の始まり、太字が夢のことだと分からなかった
    おっさんと、実はその娘の連作
    最後通天閣に登るおっさんを二人眺めている

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    2024年10月10日
  • 炎上する君

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    めちゃくちゃだけど優しくて面白かった
    特に最後の「ある風船の落下」

    ストレスが溜まると風船になって空を飛ぶ
    他人と関わると風船が落下する

    炎上する君
    オタク根暗女子二人が足を炎上する男に恋をする

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    2024年10月10日
  • 舞台

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    太宰治が好きで、自分が他人にどう見られるか常に演じている でも演じることも相手への思いやりでもあるから、それで良いという話。
    911の現場で幽霊が見える。それが見つめてくる。生きてる癖に死んだ方が苦しい。でも生きてる悩みは、その人のものでしかない。

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    2024年10月08日
  • おまじない

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    孫係と燃やすが刺さった。
    「」の中に入れられちゃうってところすごくよくわかるわ。自分を自分として見てくれる人ってそうそう見つかるもんじゃないよね。

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    2024年10月08日
  • わたしに会いたい

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    人はそれぞれ違う部分があって当たり前なのに、自分と違う部分を持った人、違う考えを持った人を蔑んだり、怖がったり、たぶんどこかで自分もその一員なんだろうなと思った。

    『チェンジ』の最後、全てをぶつけた真っ直ぐな言葉たち、なんかスッキリした。
    この短編の中に出てくる人たちみたいにかっこいい人になりたい!

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    2024年09月23日
  • わたしに会いたい

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    ネタバレ

    読み始めたとき、正直なんのはなし?って少しなったけど
    読めば読むほど、大切に思える作品だった。

    女性ならば1つは共感できる話があるだろうし
    男性ならば女性を知るという意味で読むのもいいかもしれない。

    乳癌を経験した西さんだからこそ
    治療の辛さや、大変さ
    周りからどう見られるかがリアルに表現されていた。
    看護師さんとのやりとりが「くもをさがす」と一緒で
    西さんの経験が生かされている素敵な作品なんだなあと改めて感じる。


    生理や痴漢の被害、ルッキズムでの偏見や差別に
    強く立ち向かっている女性が多く登場してきて
    勇気をもらえる話が多い。

    少し刺激的な話もあるけど
    中学生や高校生にぜひ読んでほ

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    2024年09月23日
  • わたしの名店

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    稲垣えみ子さんお目当てで読みました。
    他の方々のエッセイも大変面白く、思わぬ収穫でした。
    ここに出てきた店の鍋焼きうどん、メーヤウ、ピネライス…食べてみたい。

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    2024年09月22日
  • 夜が明ける(新潮文庫)

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    森さんの発言が響いた。
    戦いの土俵に当たり前のように、強迫的なまでにしがみついてしまうのはなぜなのか
    戦場から離脱するのが負けのように感じられ、どうしても引け目を感じてしまうのはなぜなのか  
    助けが必要な時に助けを求めるのは、許可すらいらないほど当たり前の権利なんだよ、って言われてみたらなんてことない言葉だけど。
    誰かに対する負の感情や度を過ぎた中傷行為が、血を巡らせるための代償行為と考えると夜が明けることなんてないのかもしれない
    助けて、の一言を気軽に言える世の中に変わっていくことが夜明けに繋がるのか
    かといって、困っている人に手を貸せるシステム作りには共有地の悲劇問題がついて回るし現実は

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    2025年06月09日
  • わたしに会いたい

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    短編集ってどれだけ良くても長編小説の充足感には届かないんだけど、これは本当に全部の話が良かった。
    全話通じて、西さんの静かで力強い怒りが脈打っていて、
    多様性やらMeToo運動やら言われているけど
    それでもまだまだ私たちの中にも見えない、いや見させてもらって来なかった変な価値観の根がはっているのだと思い知らされた。
    2編目の『あなたの中から』では涙が出た。

    女性だけでなく全人類に読んでほしい作品。

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    2024年09月16日
  • おまじない

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    女の子が主人公の短編集。

    最後の対談を読んで腑に落ちた。
    時間を置いて再読したい。

    今の自分にとっては、「孫係」「マタニティ」が刺さった。

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    2024年09月15日
  • きりこについて

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    私はぶすが嫌いだ。なぜかと言うと、自分が小学生の頃デブスと揶揄われていたからだ。そこから死ぬ物狂いで努力した私は可愛くなった。そして、ぶすのまま努力もせずに生きているぶすを嫌いになった。
    そんな泥水で固められたような私の心に、美しい天然水がさーっと入り込んできた。それがわたしのこの作品を読んだ感想だ。
    私は最近悩んでいた。外見に努力してきたにも関わらず、急激に激太りした挙句に年齢を重ねて今まで好きだった服が似合わなくなってきたからだ。なんだ、私ってちっとも中身と向き合ってないやないの!入れ物ばかりに気を取られて27年生きてきてしまった。私は、私だ。
    もっと自分を愛し大切にしてあげたい。もっと周

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    2024年09月09日