【感想・ネタバレ】漁港の肉子ちゃんのレビュー

あらすじ

北の港町。焼肉屋で働いている肉子ちゃんは、太っていてとても明るい。キクりんは、そんなお母さんが最近恥ずかしい。肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描いた、勇気をくれる傑作。

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Posted by ブクログ

映画館でちらっと見た題名がインパクトあったので読んだ。肉子ちゃんのド迫力に圧倒され、笑いがこみ上げる。ひとり娘のキクりんの一人称で話が進むが、その11歳とは思えぬ語り口が切れ味鋭く、感心してしまう。まるで大人のよう。彼女ら親子の周りにいる大人たちや、キクりんのクラスメイトも、個性豊かで楽しい。どこかで聞いた「可笑しゅうて やがて哀しき」という形容がぴったりくる快作。いや、哀しいというのとは違うな。やはり、底抜けに楽しい。また読み返したくなった。

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2026年08月25日

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映画で途中までしか見れていなかったので、キクりん視点で本でしっかり読めて良かった。ちなみに、最近のさんまのまんま(朝井リョウ、西加奈子回)で初めて原作が西さんと知り、感動。いま空前の西加奈子ブームにも重なって一気読み。

映画で途中まで見たキクりんは、となりのトトロのさつきちゃんか?と思う美人優等生。もちろん本でもその設定なのだが、心の中で肉子ちゃんに突っ込む様子は想像以上にクールで冷静。そんなキクりんは、実は常に受け身、攻撃するよりされる方がいいという消極的優等生であることがわかり、そこには望まれず生まれてきた自分は世の中に働きかけちゃいけない迷惑をかけちゃいけないという気持ちが働いていたことがわかる。入院先でのサッサンとの会話。糞男に騙されて翻弄されてきた肉子ちゃんとキクリンがたどり着いた北の地で、こんなに優しい人たちに出会えていたことへの安心感にどっと涙が出る。「なじょして遠慮すんだキク」「血が繋がってねえからって家族になれないわけじゃね」

そういえばサラバ(まだ下巻未読だが)の歩も、目立たないように、遠慮して受け身だけの子供だった。西さんの描く子供はこうして人の気持ちを汲んで様子見して空気読んで、迷惑をかけない子供が多いのか。もしかしたら西さんもそういう子供時代だったのか。肉子ちゃんと、圷家の面々という強烈なキャラが重なるが、確かに世の中にはかき回し系とかき回さない系がいるのかも。西加奈子ブームはしばらく続く。

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2026年08月23日

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初めての西加奈子さん。
こんなに面白いとは…私は小さい頃からよく本を読んできたけれど人生でこんなに面白い本に出会ったことがない。
棺桶に入れてほしいと思った。
肉子ちゃん大好き!!!

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2026年08月15日

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ネタバレ

西加奈子初読み。

読み始めは「なんだこの人」だった。

思ったことは全部口に出し、人を疑わず、騙されてもまた信じる。現実に目の前にいたら、たぶん疲れる。そんな肉子ちゃんに振り回されながらも、冷静にツッコむ喜久子との掛け合いが心地よかった。

物語は派手な展開よりも日常の積み重ねが中心で、途中は「そろそろ大きな転が欲しいな」と思いながら読んでいた。それでも読み終える頃には、その積み重ねこそが肉子ちゃんという人を好きになるために必要な時間だったんだと感じた。

喜久子の言葉借ります。

「人の子供育てて、糞男に騙されてばっかりで、子供を押しつけて逃げた人までかばって。貧乏で、服もダサくて、太ってて、不細工で。肉子ちゃんみたいな馬鹿にはなりたくない。でも、大好き。」

この「でも、大好き。」の一言に、この作品のすべてが詰まっていた。

あとがきで東日本大震災とのつながりを知ると、本編の見え方が変わる。あのあとがきまで読んで、この作品は完成するんだと思った。

評価が高い理由を、読み終えて素直に納得できた一冊。

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2026年07月28日

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映画の広告で、作品を知っていた。西さんの作品を何か読みたいなと思い、手に取る。

漁港に住む一風変わった親子の物語。娘のアイデンティティが大きなテーマとして一本通っていると感じた。
個性的なキャラクターが登場し、時系列が前後しながら、虚構と現実が入り混じりながら話が進んでいく。

簡潔な文体で、凝った比喩表現などはない。
ただ後書きに作者が書いているように、何か見えない愛のようなものが強烈に伝わってきて、引き寄せられる。
小説にパワーがある。
後半になるにつれて、ページはどんどん進んでいった。
面白い読書体験だった。

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2026年07月25日

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2023.3.26
★4.6

親子の絆や人とのつながりの温かさが伝わってくる作品。肉子ちゃんとその娘の漁港の町での物語。


肉子ちゃんの明るく前向きな性格に元気をもらう一方で、その裏にある苦労や優しさに心がじーんとした。笑える場面が多いけど、家族や人生について考えさせられる場面もあって、最後は温かい気持ちになれた。登場人物たちが不器用ながらも支え合って生きる姿がすごく良かった。
肉子ちゃんの明るさや優しさが周りの人たちを支えていて、とても魅力的だった。
母さんにおすすめされたんだけどその時に、母さんとさとみたいだと思うんだって言われたけど、全然そんなことなかった笑どの辺でおもったのか聞いたけど、あまりピンと来なかったんだよなあもう1回読もうかな。
人と人との繋がりがあたたかく描かれていて良かった。ラストは涙。

#さとの本棚

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2026年06月11日

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ネタバレ

一生懸命で、いつも明るい肉子ちゃんがとにかく愛おしい。肉子ちゃんを見ていると、人から愛される秘訣は全部晒し出す正直さと素直さなんだと思う。人に弱みを打ち明けることは難しいけれど、自分に嘘をつかず、背伸びをせず、常に等身大の自分で生きていきたいな。

震災の話が出て来たところでは思わず泣いてしまった。
常に優しくて温かい、大好きな一冊。

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2026年05月02日

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「ありのままvs自意識」に悩んだとき、肉子ちゃんが降臨する。いつでもどこでも常にありのままでいることは難しいけど、それでも自分はいつだって自分。心に正直に泣いたり笑ったりして、それで誰かに何かを言われたり、怒らせてしまったり、ダメなこともあるかもしれないけど、それもまた受け止めて、吸収して、成長して、そうやって生きていきたい。そう思える作品。

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2026年04月09日

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肉子ちゃんが運動会の借り物競争でなぜか小説を引いてしまい、さらにビリの中、しらないおじいさんが司馬遼太郎の峠 上巻を貸してくれて肉子ちゃんが「峠ええええ」と叫ぶところで、なぜか1番爆笑した。シュールでかわいすぎる、西加奈子ワールド

コンプラ的にまずい状況も多々描かれてるのに、キクりんは強く美しく、サッさんはつよく優しく、肉子ちゃんは明るく素直でかわいい。
ありのままの自分ってなんなんだよと思うこの世の中だけど、この世界では肉子ちゃんが自分は自分であることをやかましく肯定してくれる気がした。

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2026年04月09日

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ネタバレ

きくりんんんんん!!!きくりんをまるっと愛でたいよおおおお!立派だよ本当に小学生とは思えない。肉子ちゃんときくりんの出会いのシーンを読んでるからちょっと悲しいというか心配になっちゃったけど、入院シーンは涙涙涙、、、!!大人になったきくりんの話を見てみたい。きくりんも肉子ちゃんも愛しい!!!読めてよかった!!

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2026年03月20日

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めっちゃ感動した。どんどん文章に引き込まれて、気づいたら西加奈子ワールドにどっぷり浸かってました。
肉子ちゃんもきくりんも好きやなぁ。

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2026年02月07日

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梟書茶房 Esola池袋店でタイトル不明で購入。
泣いた。
いい話聞かせてもらったな、と
いまみたいな時代だからこそ、こういう人情物がなんかまたいいなぁ

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2026年01月16日

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2025.10.3
後半に向かうに連れ物語が盛り上がってくる、西加奈子さんスタイル。この本も同様で最後はのめり込んで読んでしまいました。またあとがき書いてある、この本の舞台は石巻という点。なんか勝手に運命を感じてジーン…ときました。

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2025年10月03日

購入済み

設定が本当面白い。西加奈子さんの本はキャラクターや人間関係が、並みを外れていて読み手をぐっと引き付ける気がする。
肉子ちゃん、いつまででも純粋で優しくて愛らしくて素敵な女性。自身にはないものをたくさん持っていて憧れる。
アニメもあるみたいなので、観てみたい。

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2025年03月04日

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肉子ちゃんこと見須子菊子と娘の見須子喜久子
親子ふたりと周りの人々とのハートフルなお話
喜久子のクラスメイトとのやりとりがリアルで学生時代を思い出す
学校って社会の縮図みたいな場所
クラスひとつの中にもグループやヒエラルキーがあって上手くやりとりできないとほんとうに辛いし、不登校や自殺にも繋がる
こではあまり書かれてないけど先生ガチャもあると思う…
わたしは恵まれなかったから色々思う所があったな
見てみぬふりも罪なんよ…

肉子ちゃんの周りはあったかい
それは肉子ちゃんの人柄に大きく影響してるんだろう
喜久子ちゃんは肉子ちゃんが側にいて、ほんとに良かった

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2026年08月23日

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人間、まっすぐな人に叶う人はいないなと改めて思った。ちゃんとした大人はいない。生きている限り迷惑はかけるし恥はかく。それに備えて子供のうちに経験して、その繰り返しで生きていく。人や場所や想いを残すことができる本に関わる仕事って素敵だなと思った。

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2026年07月27日

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西加奈子さんの作品を初めて読みました。タイトルは以前の映画化で「聞いたことがあるな〜」くらい。最初は肉子ちゃんのキャラでおもしろおかしく読んでいたけど、途中から「これなんの物語?」となって読むのやめようかなと思ったけど…後半でやられました。涙

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2026年05月08日

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ネタバレ

なんか柔らかい気持ちになる
キクリンは肉子ちゃんに育てられたからこんな優しいわけじゃん
それを見て私も、人に悪意を持たない母兄に育てられて、基本的に他人は優しいものと信じられている、もしかしてめっちゃ恵まれた環境で生まれ育ったのかもな…?って初めて思った

「お好み焼き男。」
「何それ、怖い話?」
くそうけ

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2026年04月22日

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今私の住む宮城は大震災から十五年を迎えるに当たり震災に関する様々な番組何放送されています。震災の少し前女川に観光で行きましたが、港の景色があの震災によってすべて変わってしまったことを知りショックでした。震災前の女川を舞台に描かれたこのお話に、十五年目を迎えるこの時期に出会えてよかったです。描かれているような日常が確かにそこにあり、実際は津波で流されてしまいましたが、たとえもし災害にあったとしても漁港の皆んなは絶対に力を合わせて皆んなで立ち直ると思います。

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2026年03月06日

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読み始めは、なんかちょっとなぁ…と思っていたけど、
進めていくうちに、心が柔らかくほぐれていくような気分に。
肉子ちゃんは、相当変わってるし、ある意味強烈だなと感じたが、そこが彼女の良い所でもある。
個人的にはキクりんの葛藤や様々な問題に対する思いが、心に深く残った。
一人ひとりを丁寧に描いているところも、著者の魅力だなと感じた。
読んでよかった。なごむし、良いです。

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2025年12月11日

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娘目線からのストーリー展開で、お母さんはだらしないし、騙されるし、欠点だらけなんだけど、それらを踏まえて愛情たっぷりの物語に、読み終わった後ジーンとしてしまいました。
自分の母親が肉子ちゃんだったら、絶対に嫌です 笑

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2025年12月06日

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肉子ちゃんについてのコミカルな話なのかと思っていたら、思春期の女の子と漁港で暮らす人々のとても素敵な話だった。

うをがしのサッサンと二宮くんが良いなぁ。

アニメで映画化されてるけれど、実写で連ドラやって欲しいなぁ。

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2025年12月05日

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本を読んでから映画を観ようと思っていましたが、映画を観た上で本を読みました。
小学生のキクりんは「人の気持ちを想像して遠慮する」大人らしい性格の女の子ですが、キクりんの過去があるからこそ今の性格を作っているのだと思うと、胸がきゅっとなりました。
肉子ちゃんは常に自分の気持ちに正直で、思ったこと・感じたことを素直に言葉に出す子供っぽい一面を持っており、2人が対照的に描かれているのが面白かったです。
キクりんが入院した時、サッサンがかけた言葉がすごく心にしみました。久しぶりに小説でうるっときました。

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2025年12月02日

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肉子ちゃん とキクリンの話
肉子ちゃんは鈍感で全部人の言うこと信じて 単純で正直で優しくて
思春期のキクリンの気持ち察することなんてできない
優しくて人の気を遣ってばかりのキクリンは肉子ちゃんにも本音を言えない
でも だんだんと大人になっていく中で自分の思っていることを相手に伝えられたり
強くなっている
いつも悪者にならないように 人に言わせるように仕向けたり 中立を保っていたり
逃げていたと
そんな忖度とか何も考えずにいる神様のような肉子ちゃんは誰からも好かれていて 疎ましく思ってしまうこともあったり

人の優しさや 温かさ ぬくもりを感じる小説
気取らずに ありのままで生きるのは難しいけれども
肉子ちゃんのように 少しでも自分の弱みを外に出せたり正直に生きていられたら楽になりそうだなと思った

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2025年11月29日

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肉子ちゃん  一応、子どもであるキクりんの視点で書かれてはいるけれども、小学校高学年の子でこういう子いるかなぁ?なんていう疑問も、読み進めるうちに納得してしまう不思議な力。
肉子ちゃんという、今なら境界の人なんだろうなぁ、と思わせる、朗らかで純真でお人よしな人と暮らしていると、大人びざるを得ないだろう。
みんなみんな幸せになれー!っという気持ちになれました。

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2025年12月18日

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ネタバレ

同じ「キクコ」という名前の親子なんてあるのか…?と違和感を感じながら読んでいましたが、その違和感には「家族」以上の深い結びつきがあることが分かってホロリとしました…。「肉子ちゃん」「キクりん」とお互いを呼び合う2人の関係は親子というより友達同士のようで、底抜けに明るい肉子ちゃんの性格がより際立っていたと思います。血の繋がりはなくても、肉子ちゃんとキクりんは本当の親子以上にお互いをとても大切に思っていることが伝わってきて温かい気持ちになりました。

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2025年12月21日

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リアル 肉子ちゃんが本当にいそうなキャラクターで、描き方がやっぱりうまい。本文だけでも良かったのに、あとがきを読んだらさらに泣きそうになった。

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2026年01月12日

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やっぱり西加奈子さん好きや~
本屋さんで出会って、わたし結構本を新刊で買うの渋るんだけどこれは即決で購入しちゃった
まずタイトルからしてなに!?わくわくする!って思ったし、読んだら肉子ちゃんの魅力にとりつかれちゃった。
肉子ちゃんの底抜けに明るいとこ、人をすぐ信用するところ、ちょっと頭足りないところ、空気が読めないところ
人の欠点になるところも、ぜんぶ肉子ちゃんの魅力だからしょーがないって思わせるのがまた魅力的!

おもしろかった!

2018.01.22

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2026年01月22日

Posted by ブクログ

ブックホテルで選書してもらった本。

話は肉子ちゃんの娘の、きくりん目線で進むのですが、この小学生の時期のちょっと微妙な関係性とか、日常に溢れる細かな描写がよかった。女子ならではの、グループとかあるあるよね〜。
きくりんは大人で賢くてでも子供で、可愛い。

読み始め、肉子ちゃんがとにかく明るく朗らかで、あまりにもバカすぎてあんまり入り込めないな〜と思ってたけど最後まで読んだらグッと来て泣いてしまった。

ここまで素直に愛情を持って、悪意がなく生きていくことができるのか。無償の愛ってこういうことなのかな。「家族」のありかた、「親子の愛」とか、色々考えて、子供に会いたい‥!と思った本でした。

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2025年10月29日

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ネタバレ

 とにかく肉子ちゃんのキャラが強烈で印象に残った。何があっても気にせず笑い飛ばす、超ポジティブなキャラに勇気づけられる。どんな作品でも、これ以上のポジティブキャラは見たことがない。

 喋り方も豪快で、語尾のほとんどに「!」「!?」がついてて、台詞だけ見ると子供みたいで、とても38歳には見えない笑
 そんな肉子ちゃんの言い回しに対して、心の中でツッコミまくるキクりんの台詞にもクスッとさせられる。

 不細工で太ってて、見た目的には劣等感を感じてもおかしくないはずなのに、そんなことは微塵も感じさせない。彼女がいたらネガティブオーラが吹っ飛んで場が明るくなるし、漁港のみんなが彼女を愛する理由にも納得できる。

 糞男たちに何度も騙され借金を背負わされてきた、肉子ちゃんの過去は悲惨だ。それでもめげずに愚痴もこぼさず、せっせと働いて金貯めて借金を返済までしちゃう。

 俺だったら、元恋人の残した借金のために働くなんて無理だなぁ。どんな苦境でも愚痴をこぼさず、行動する精神力は見習いたい。

 終盤キクりんが肉子ちゃんの実の娘ではなかった、と明かされるのは衝撃を受けた。たしかに、肉子ちゃんは不細工なのにキクりんは可愛いから、見た目似てないなーとは思ってたけど伏線だったとは。それに父親の話が一切出ないのも違和感あったわ。
 
 さいご肉子ちゃんがキクりんに、「金持ちと結婚したキクりんの本当の親の元に行くか」、「不細工で貧乏な暮らしの肉子ちゃんと暮らすか」、キクりんに選択を迫った際、キクりんが躊躇なく肉子ちゃんを選んだのには感動した。親子になるのに、血の繋がりなんて関係ないと思わされた場面だ。

総評
 肉子ちゃんの超楽観的なキャラに終始圧倒され、キクりんとの漫才のような会話劇が面白い。
 キクりんの出生が明らかになる終盤では、血の繋がらない肉子ちゃんとの絆が深まるシーンで胸が熱くなった。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

肉子ちゃん、あまりにも良い人すぎる。良い人だけどダサい人を小学生にして認められる主人公も大人だし偉い。絶対小学生だったら恥ずかしくてもっと強く当たってしまう。
実の母親はノイローゼで逃げるとこまでは良いとしてその後帰らずに結婚して子どもまで作ってるの結構最低だなと思うけど、野暮か。
三つ子の老人とかカンコちゃんとかキクリンが見ている世界の登場人物たちが良い味出してた。昔人気だった水族館のペンギンのヤサグレた姿なんて最高だ。
西さんの後書きも良かったな。

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2025年09月20日

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