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Posted by ブクログ
この本に出てくる登場人物、肉子ちゃんをはじめ、みんなちゃんとした人達じゃない。一癖も二癖もあって、不器用だし。でもみんな優しくて。そんなんだけど、みんなが必死にちゃんと生きている。
そういう所が、この本が生きていく勇気を読者を与えてくれる。
ちゃんとしてなくても、生きていていいんだよって。
登場人物たちはみんな、どこか欠けていて、不器用で、世間的には「ちゃんとしてない」。でも、その人たちが笑ったり、傷ついたり、誰かを思いやったりしながら、今日を生きている。
人間って、ちゃんとしてから生きるんじゃなくて、ちゃんとしてないまま生きていくものなのかもしれない。そう思わせてくれるから、読んだあとに元気が残る。
Posted by ブクログ
読み終わって、
私は肉子ちゃんが大好きです。
肉子ちゃんがなぜこれほど魅力があるのか?
自分なりに肉子ちゃんの魅力をリスト化しました。(肉子ちゃんから学びたいことでもあります。)
・一緒に笑っていてくれるから、安心する。
・いつも感情が一定している。
(良い意味でいつも変化がない。)
・いつも楽しそうでネガティブにならない。
・誰かの為に真剣に喜んだり悲しんでくれる。
・人の悪口や陰口を言わない。
だから一緒にいて嫌な気持ちにならない。
(悪い種をまかない。)
・いつも一生懸命。
・見返りは求めない。(求めることを知らない。)
・肉子ちゃんはありのままだから、一緒にいる自分もありのままでいいのだと思える。
昔、肉子ちゃんのような友人がいましたが、一緒にいて楽しかったなぁ。
いつも笑っている人と一緒にいると安心します!
私も肉子ちゃんを思い出して、もっと笑っていよう!
Posted by ブクログ
映画で途中までしか見れていなかったので、キクりん視点で本でしっかり読めて良かった。ちなみに、最近のさんまのまんま(朝井リョウ、西加奈子回)で初めて原作が西さんと知り、感動。いま空前の西加奈子ブームにも重なって一気読み。
映画で途中まで見たキクりんは、となりのトトロのさつきちゃんか?と思う美人優等生。もちろん本でもその設定なのだが、心の中で肉子ちゃんに突っ込む様子は想像以上にクールで冷静。そんなキクりんは、実は常に受け身、攻撃するよりされる方がいいという消極的優等生であることがわかり、そこには望まれず生まれてきた自分は世の中に働きかけちゃいけない迷惑をかけちゃいけないという気持ちが働いていたことがわかる。入院先でのサッサンとの会話。糞男に騙されて翻弄されてきた肉子ちゃんとキクリンがたどり着いた北の地で、こんなに優しい人たちに出会えていたことへの安心感にどっと涙が出る。「なじょして遠慮すんだキク」「血が繋がってねえからって家族になれないわけじゃね」
そういえばサラバ(まだ下巻未読だが)の歩も、目立たないように、遠慮して受け身だけの子供だった。西さんの描く子供はこうして人の気持ちを汲んで様子見して空気読んで、迷惑をかけない子供が多いのか。もしかしたら西さんもそういう子供時代だったのか。肉子ちゃんと、圷家の面々という強烈なキャラが重なるが、確かに世の中にはかき回し系とかき回さない系がいるのかも。西加奈子ブームはしばらく続く。
Posted by ブクログ
2023.3.26
★4.6
親子の絆や人とのつながりの温かさが伝わってくる作品。肉子ちゃんとその娘の漁港の町での物語。
肉子ちゃんの明るく前向きな性格に元気をもらう一方で、その裏にある苦労や優しさに心がじーんとした。笑える場面が多いけど、家族や人生について考えさせられる場面もあって、最後は温かい気持ちになれた。登場人物たちが不器用ながらも支え合って生きる姿がすごく良かった。
肉子ちゃんの明るさや優しさが周りの人たちを支えていて、とても魅力的だった。
母さんにおすすめされたんだけどその時に、母さんとさとみたいだと思うんだって言われたけど、全然そんなことなかった笑どの辺でおもったのか聞いたけど、あまりピンと来なかったんだよなあもう1回読もうかな。
人と人との繋がりがあたたかく描かれていて良かった。ラストは涙。
#さとの本棚
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