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北の港町。焼肉屋で働いている肉子ちゃんは、太っていてとても明るい。キクりんは、そんなお母さんが最近恥ずかしい。肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描いた、勇気をくれる傑作。
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Posted by ブクログ
映画館でちらっと見た題名がインパクトあったので読んだ。肉子ちゃんのド迫力に圧倒され、笑いがこみ上げる。ひとり娘のキクりんの一人称で話が進むが、その11歳とは思えぬ語り口が切れ味鋭く、感心してしまう。まるで大人のよう。彼女ら親子の周りにいる大人たちや、キクりんのクラスメイトも、個性豊かで楽しい。どこか...続きを読むで聞いた「可笑しゅうて やがて哀しき」という形容がぴったりくる快作。いや、哀しいというのとは違うな。やはり、底抜けに楽しい。また読み返したくなった。
映画で途中までしか見れていなかったので、キクりん視点で本でしっかり読めて良かった。ちなみに、最近のさんまのまんま(朝井リョウ、西加奈子回)で初めて原作が西さんと知り、感動。いま空前の西加奈子ブームにも重なって一気読み。 映画で途中まで見たキクりんは、となりのトトロのさつきちゃんか?と思う美人優等生...続きを読む。もちろん本でもその設定なのだが、心の中で肉子ちゃんに突っ込む様子は想像以上にクールで冷静。そんなキクりんは、実は常に受け身、攻撃するよりされる方がいいという消極的優等生であることがわかり、そこには望まれず生まれてきた自分は世の中に働きかけちゃいけない迷惑をかけちゃいけないという気持ちが働いていたことがわかる。入院先でのサッサンとの会話。糞男に騙されて翻弄されてきた肉子ちゃんとキクリンがたどり着いた北の地で、こんなに優しい人たちに出会えていたことへの安心感にどっと涙が出る。「なじょして遠慮すんだキク」「血が繋がってねえからって家族になれないわけじゃね」 そういえばサラバ(まだ下巻未読だが)の歩も、目立たないように、遠慮して受け身だけの子供だった。西さんの描く子供はこうして人の気持ちを汲んで様子見して空気読んで、迷惑をかけない子供が多いのか。もしかしたら西さんもそういう子供時代だったのか。肉子ちゃんと、圷家の面々という強烈なキャラが重なるが、確かに世の中にはかき回し系とかき回さない系がいるのかも。西加奈子ブームはしばらく続く。
初めての西加奈子さん。 こんなに面白いとは…私は小さい頃からよく本を読んできたけれど人生でこんなに面白い本に出会ったことがない。 棺桶に入れてほしいと思った。 肉子ちゃん大好き!!!
映画の広告で、作品を知っていた。西さんの作品を何か読みたいなと思い、手に取る。 漁港に住む一風変わった親子の物語。娘のアイデンティティが大きなテーマとして一本通っていると感じた。 個性的なキャラクターが登場し、時系列が前後しながら、虚構と現実が入り混じりながら話が進んでいく。 簡潔な文体で、凝っ...続きを読むた比喩表現などはない。 ただ後書きに作者が書いているように、何か見えない愛のようなものが強烈に伝わってきて、引き寄せられる。 小説にパワーがある。 後半になるにつれて、ページはどんどん進んでいった。 面白い読書体験だった。
2023.3.26 ★4.6 親子の絆や人とのつながりの温かさが伝わってくる作品。肉子ちゃんとその娘の漁港の町での物語。 肉子ちゃんの明るく前向きな性格に元気をもらう一方で、その裏にある苦労や優しさに心がじーんとした。笑える場面が多いけど、家族や人生について考えさせられる場面もあって、最後は温...続きを読むかい気持ちになれた。登場人物たちが不器用ながらも支え合って生きる姿がすごく良かった。 肉子ちゃんの明るさや優しさが周りの人たちを支えていて、とても魅力的だった。 母さんにおすすめされたんだけどその時に、母さんとさとみたいだと思うんだって言われたけど、全然そんなことなかった笑どの辺でおもったのか聞いたけど、あまりピンと来なかったんだよなあもう1回読もうかな。 人と人との繋がりがあたたかく描かれていて良かった。ラストは涙。 #さとの本棚
「ありのままvs自意識」に悩んだとき、肉子ちゃんが降臨する。いつでもどこでも常にありのままでいることは難しいけど、それでも自分はいつだって自分。心に正直に泣いたり笑ったりして、それで誰かに何かを言われたり、怒らせてしまったり、ダメなこともあるかもしれないけど、それもまた受け止めて、吸収して、成長して...続きを読む、そうやって生きていきたい。そう思える作品。
肉子ちゃんが運動会の借り物競争でなぜか小説を引いてしまい、さらにビリの中、しらないおじいさんが司馬遼太郎の峠 上巻を貸してくれて肉子ちゃんが「峠ええええ」と叫ぶところで、なぜか1番爆笑した。シュールでかわいすぎる、西加奈子ワールド コンプラ的にまずい状況も多々描かれてるのに、キクりんは強く美しく、...続きを読むサッさんはつよく優しく、肉子ちゃんは明るく素直でかわいい。 ありのままの自分ってなんなんだよと思うこの世の中だけど、この世界では肉子ちゃんが自分は自分であることをやかましく肯定してくれる気がした。
めっちゃ感動した。どんどん文章に引き込まれて、気づいたら西加奈子ワールドにどっぷり浸かってました。 肉子ちゃんもきくりんも好きやなぁ。
梟書茶房 Esola池袋店でタイトル不明で購入。 泣いた。 いい話聞かせてもらったな、と いまみたいな時代だからこそ、こういう人情物がなんかまたいいなぁ
2025.10.3 後半に向かうに連れ物語が盛り上がってくる、西加奈子さんスタイル。この本も同様で最後はのめり込んで読んでしまいました。またあとがき書いてある、この本の舞台は石巻という点。なんか勝手に運命を感じてジーン…ときました。
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