戦地作品一覧

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  • 永遠にあなただけを想い続ける~日陰の王女と愛を乞う騎士~
    3.4
    ラインハルク王国の第三王女リリアは「日陰の王女」と揶揄され王宮の誰からも蔑まれて生きてきた。リリアが15歳になり、その護衛に騎士見習いのアレックスが任命されると彼はリリアの心の支えとなり、二人は姉弟のように固い絆で結ばれる。しかし戦争が始まるとアレックスは戦地へと送り出され、命を落としてしまう。アレックスを亡くして7年、リリアは婚約者ブルーノのために生きることを決意するのだが、ある時、リリアの前に隣国デズウェルの辺境伯となったアレックスが姿を現す。「あなたにお会いすることだけを夢見て、生きてきました」──戦死したはずのアレックス。リリアは自身の気持ちが彼へと向いていることを自覚してしまい……?
  • 戦地の図書館 海を越えた一億四千万冊
    4.0
    第二次世界大戦終結までに、ナチス・ドイツは発禁・焚書によって、一億冊を超える書物をこの世から消し去った。対するアメリカは、寄付活動や兵士用のペーパーバックを発行することで、約一億四千万冊を戦場に送り続けた──。その史上最大の図書作戦の全貌とは? 本を愛するすべての人々に贈る、感動のノンフィクション!
  • シリウス:プレアデス直系 メシアメジャーが語った 知って備えるべき未来III下  《千年紀ビジョン編》
    -
    一人ひとりの愛とお詫びと祈りの総和が現実を変える原動力であることが明らかになったこのタイムラインで、千年紀ビジョンの夢のワンピース156個が大集合!これはまさにタイムマシンだ!ノアの方舟だ! 世界14,4000人の祈り/1万人の集いに先駆けて われわれがあゆむ未来へ光となって飛んでいく本! みなさま、乗りおくれませんように ◯ 未来を書いてくれた人の集合で未来ができるんです。 ◯ こういう未来があると思って書いたら、そのことが現実になる。ということは、皆さんは創世主になる。僕らがやっているのは、創世記なんです。 ◯ 1988年生まれからのクリスタルチルドレンとレインボーチルドレンが目覚めれば、地球の未来は変わります。今、地球は、新しいプログラムの書きかえの時期に入りました。人間も過去のとらわれをやめ、心穏やかに受け入れることで、意識は超意識の方向に向いていきます。 ◯ 今、過去の過ちをもう一度振り返り考えなくてはいけない時に来ています。自分の大事な子どもや孫に武器をもたせるのでしょうか、13歳や14歳の子どもに武器を持たす覚悟があるかとメッセージでも問われています。 ◯ 平和を祈っても、心を悔い改めなくては何の変化も起こりません。大事なことは日々思い新たに心を改めること。心の中で戦わないこと。目の前にいる家族と戦わないことです。 ◯ 誰が犯したのかと罪人の名を連ねるよりも、我がこととして誰かが改めて詫びたならこの世は安泰の世になり、平和な国になる。 ◯ 日本にも、世界にも詫びる言葉が必要です。詫びることがあるから、詫びる言葉があるから、今まで待っているのです。 ◯ 詫びる言葉がなければ、戦いは終わらない。詫びる心があれば、戦いが終わる。詫びる言葉がなければ、ただの平和節。 ◯ 戦争も終わったのに、何故心の戦いは終わらないのでしょうか? ◯ たくさん、若者が無念の死を遂げたのに、なぜまた再び戦争の火をつけようとしているのでしょうか?大事な大好きな可愛い我が子を戦地に送ろうとしているのでしょうか? ◯ なぜ、戦いや争いの火種を消さないのでしょうか?嫉妬や妬みや陰口、悪口、小さな、小さな、心の戦いも全て詫びましょう。 ◯ 全て詫びましょう。自分が悪くなくても、自分に罪がなくても、言い訳せずに詫びましょう。 ◯ 全てを一つひとつごとにお断りとお詫びをして祈りを捧げれば、ゆっくりでも全て解決してゆきます。 ◯ ちゃんと、お詫びをしたら、心も身体も軽くなります。心も身体も軽くなれば、まんまるい地球を愛で包みこめます。

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  • 【電子限定おまけ付き】 そらの誉れは旦那さま 【イラスト付き】
    完結
    4.8
    【イラスト付き】男の身ながら隼瀬浦領主の長男・三雲高虎に嫁いだ空良。名前もなかった自分に「空良」と名づけ溺愛してくれる夫と正式に祝言も挙げ、持ち前の知恵と能力を生かして国政にも貢献し穏やかな日々を送っていた。ある日、戦地にいる領主・時貞から高虎へ援軍要請が届く。空良の力も貸してほしいとの報に、空良は反対する高虎を説き伏せ戦場に同行するが……? 電子限定書き下ろしSSを収録!!
  • マーシャル、父の戦場 ある日本兵の日記をめぐる歴史実践
    -
    1巻1,980円 (税込)
    南洋の孤島で餓死した日本兵が死の前日まで綴っていた日記。〈想像力〉を駆使して戦地の死に迫る。 戦時中、南洋のマーシャル諸島では多くの日本兵が餓死した。 そのひとり、佐藤冨五郎が死ぬ直前まで綴った日記と遺書は、戦友の手を経て息子のもとへ渡り、73年の時を超えて解読されることになる。 そこには、住み慣れない島での生活、補給路が絶たれるなかでの懸命の自給自足、そして祖国で待つ家族への思いが描かれ、混乱と葛藤のなか、死へと向かう約2年間が精緻に記されていた。 〈70年以上前に・南洋で・餓死した〉日本人といまをつなぐ、〈想像力〉の歴史社会学。 【目次】 名もなき人びとへの想像力/大林宣彦 第1章 冨五郎をめぐる歴史 近代日本と南洋群島/波多野澄雄 第2章 南洋と日本をつなぐ—日記解読のはじまり 父の日記と父の島/佐藤勉 偶然の出逢いが日記をつなぐ/仁平義明 第3章 冨五郎日記に導かれて わたしの〈タリナイ〉/大川史織 第4章 ドキュメンタリー映画『タリナイ』誕生 あなたに関係のある島/藤岡みなみ ゴジラ少年の南洋へのまなざし/水本博之 第5章 兵士としての冨五郎の心理 従軍日記・遺書に見る日本兵の死生観/一ノ瀬俊也 第6章 冨五郎日記を体験する 日記全文翻刻 資料 第7章 古代史と現代史をつなぐ——日記解読のおわり 「佐藤冨五郎日記」を映し出す/三上喜孝 第8章 マーシャルをめぐる世界と私 誰が海を閉じたのか?/グレゴリー・ドボルザーク マーシャル諸島と核、環境/竹峰誠一郎 マーシャルへの片思い/末松洋介 マーシャルへの手紙/森山史子 マーシャル追想──米国大使との銀輪談議/安細和彦 第9章 歴史をつないでいく意志 日本と南洋/寺尾紗穂 映画的歴史実践/三上喜孝 【著者】 大川史織 1988年神奈川県生まれ。映画監督。慶應義塾大学法学部政治学科卒。マーシャル諸島共和国の日系企業で働きながら、人びとのオーラル・ヒストリーを映像で記録。マーシャル諸島で戦死(餓死)した父を持つ息子の慰霊の旅に同行したドキュメンタリー映画『タリナイ』(2018年)で初監督。編著書に『マーシャル、父の戦場—ある日本兵の日記をめぐる歴史実践』(みずき書林、2018年)。両作品で山本美香記念国際ジャーナリスト賞・奨励賞受賞。国立公文書館アジア歴史資料センター調査員(非常勤職員)。
  • ロッテルダムの灯
    -
    戦地における命あるものの美しさと儚さ――作家・庄野潤三の兄で、数多くの児童文学作品を世に残した著者が、従軍した中国や東南アジアで胸に刻まれた命あるものの美しさ、尊さ、儚さを、異国情緒をまじえて綴った初めての随筆集。戦中の思い出と戦後の日本、欧州とが絡まり、作者自らが「何よりも愛着深い作品」と述懐した、エッセイストクラブ賞受賞の名作。児童文学の大家である著者が、従軍した際の経験をまとめた名随筆集にして、弟の庄野潤三をして「英ちゃんのいちばんの名作」と言わしめた作品。
  • 軍旗はためく下に 増補新版
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    歴代直木賞受賞作中の白眉である(浅田次郎『コレクション戦争と文学11 軍隊と人間』解説より) 敵前逃亡・奔敵、従軍免脱、司令官逃避、敵前党与逃亡、上官殺害。陸軍刑法上、死刑と定められた罪により、戦地で裁かれ処刑された兵士たち。戦争の理不尽を描いた直木賞受賞作に著者の自作再読エッセイを収録した増補版。 〈解説〉五味川純平 〈巻末エッセイ〉川村湊
  • 日本の戦争映画
    4.4
    『暁の脱走』『独立愚連隊』から『この世界の片隅に』まで――。 日本映画はいかに戦争と向き合ってきたか? 元特攻隊の脚本家、学徒兵だったプロデューサー、戦地から生還した映画監督が映画に込めた、自らの戦争への想いとは? 『この世界の片隅に』片渕須直監督との特別対談も収録。 日本の戦争映画を広く知るために最適の一冊。
  • 幻のオリンピック~戦争とアスリートの知られざる闘い~
    値引きあり
    4.0
    東京五輪中止! そのときアスリートたちは。 新型コロナで東京五輪は延期。今、アスリートたちは夢の舞台を信じ、黙々と練習に励んでいるが、かつての日本には、夢のみならず命までも奪われたアスリートたちがいた――。 1940年に開かれる予定だった“幻の東京五輪”。活躍が期待された選手たちは、戦争一色に染まる時代の中でスポーツの晴れ舞台から去り、戦地へと送られた。有名なアスリートたちは、国威発揚のために “宣伝効果”の高い激戦地に送り込まれ、多くの者が遠く離れた地で無念の死を遂げた。 いま再び、東京五輪が混乱する中、アスリートの尊厳を奪った戦争の事実を明らかにし、彼らの激動の人生を見つめる。 2019年8月18日に放送されたNHKスペシャル「戦争と“幻のオリンピック” アスリート 知られざる闘い」の書籍化。同番組は、北島康介や長谷部誠がガイド役となり“幻の東京五輪”で活躍が期待されたアスリートたちの無念の人生を辿り、話題となった。戦地に赴いたアスリートたちが家族に宛てた手紙や遺族の証言など、番組で放送できなかった重要資料も加え、個人のエピソードを軸に、戦争とスポーツの関係を改めて問う。
  • ダークサイド投資術 元経済ヤクザが明かす「アフター・コロナ」を生き抜く黒いマネーの流儀
    4.3
    膨張する中国への憎悪 牙をむく「ドルと暴力」 米中戦争は新たな段階へ突入! この暗黒時代にも揺るがない「王道の投資」を、 マネーの表と裏を熟知した元経済ヤクザが緊急指南!  * * * ・「冷静な現状分析」こそ危機を回避しチャンスを見出す鍵 ・投資の手前の「ルーティン」が富につながる ・マネーを生み出す方程式は「M=$V」 ・個人投資家は「捕食者」の生息域に近づくな ・素人に足りないのは「時間軸」 ・「非情」を抱えて生きるタフさを ・自分を見失わない「地図」こそ歴史 ・日常を「非合理性」で満たし感性を鍛えよ ・「脱中国」は巨大なマネーが動く瞬間 ・日本は戦地か希望の地か ……  * * * [目次] はじめに 第1章 カタストロフ時代の投資 第2章 「コロナ・ショック」サバイバル 第3章 チャイナ・リスクとM=$V 第4章 血の経済活動 第5章 国民経済が生んだGAFA 第6章 「神」さえ仮死する世界の中で おわりに
  • さよなら、アルマ ぼくの犬が戦争に
    -
    昭和16年のある日。10歳の健太と妹チッチのもとにシェパード犬の子犬、「アルマ」がやってきた。かわいがっていたけれど、お父さんが戦地に行ってしまい、近所の太一兄ちゃんにゆずることに。アルマを「軍用犬」にすると聞いてほこらしく思う健太。しかし、お父さんが亡くなったというかなしい知らせが。アルマを戦争に行かせたくないと思いはじめるが……。健太とアルマの、涙の物語。
  • 人間の記録 東部ニューギニア戦 進攻篇
    -
    無謀極まるポートモレスビーの攻略作戦、悲劇のスタンレー山脈越えなどの戦地の実態を、生き残った兵士たちの証言と文書をもとに再現する。中国新聞に長期連載され、人間としての民衆の叫びと兵士の視点からの戦争記録として、大きな反響をよぶ。戦争の悲惨を訴え伝える、東部ニューギニア日本軍敗退の記録。悲惨な戦争実態と敗戦の真相を克明に追う、好評ドキュメント。激戦を闘った兵士たちの感動の記録。<「全滅篇」との2巻>
  • ゾールケイン“Reincarnation” 上巻
    -
    幾度となく繰り返される世界規模の大戦、頻発する未曾有の災害により、衰退し消滅してしまった国家、そして民族——。失った文明や技術を、過去の遺産で補うことで人の営みが維持される世界で、遺産漁りを担う少年兵「テン」は、戦地で重傷を負うも「天使」を名乗る人物に出会い、ある頼みごとをされるが……。 疲弊し、荒廃した世界を転生させるため、瀕死の少年兵に託された任務とは? ※作家個人で公開していたWeb漫画作品を電子書籍版として配信。※本商品は過去に他出版社から発行されていた商品になります。収録内容に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。
  • 獅子王と秘密の庭
    完結
    3.2
    全1巻638円 (税込)
    長年隣国と戦争状態にある王国リカドール。幼い頃より治癒の能力をもつ第二王子のテオは、父王に言われるがまま戦地へ赴いては力を使い、その惨状に次第に心を蝕まれていった。ある日、耐えきれなくなったテオは獣人が住んでいて生きては帰れないという噂の樹海に足を踏み入れる。森の奥、獣人国ジェスターの王クライドのもとへ導かれたテオ。獰猛な獅子の姿をした獣人王は心やさしく、テオに秘密の庭に入ることを許可してくれて…。
  • 鉄路の果てに
    3.7
    「だまされた」 父が遺したメモを手掛かりに、 気鋭のジャーナリストが戦争を辿る。 いつの時代も、国は非情だ。 本棚で見つけた亡き父の「だまされた」というメモ書き。 添えられた地図には、75年前の戦争で父が辿った足跡が記されていた。 どんな思いで戦地に赴き抑留されたか。 なぜ、犠牲にならねばならなかったか。 薄れゆく事実に迫るために、韓国・中国・ロシアへ。 国は過ちを 繰り返してきた。 何度も。 これからも。 目次 序章 赤い導線 1章 38度線の白昼夢 2章 ここはお国を何百里 3章 悲劇の大地 4章 ボストーク号 5章 中露国境 6章 シベリア鉄道の夜 7章 抑留の地 8章 黒パンの味 9章 バイカル湖の伝説 終章 鉄路の果てに
  • 蜜獄愛
    3.9
    ――君が憎い。私をただの男にした君が……。 姉の元夫レヴィアスに恋をしていたセルレイナは、罪の意識に苛まれていた。 姉が彼を捨てて平民と駆け落ちするのを止められなかったばかりか、 姉がいなくなった夜、泥酔していた彼と結ばれてしまったからだ。 だがそれから一年後、セルレイナは戦地から凱旋したレヴィアスに スパイ容疑で監禁されてしまう。 彼は、「検査」と称して彼女の身体を淫らに嬲り翻弄するが、 その冷徹な眼差しの奥には、あの夜と同じ、情欲の炎が滲んでいて……。 若き将軍×罪に囚われた令嬢、理性を壊す執着愛! 【目次】 プロローグ 彼女の過ち 第1章 王女の家庭教師 第2章 罪の夜と再会 第3章 姉からの手紙 第4章 囚われて 第5章 不穏な足音 第6章 取り戻したもの エピローグ 本当に罪深いのは あとがき
  • TRIAGE第1話
    -
    事件が起きたのは2016年7月26日未明のことだった。障害者施設に入居する45人を連続殺傷するという戦後最悪の凶行。犯行に及んだ植松聖(現在は被告)は逮捕後、マスコミ各社に宛てた手紙のなかで動機を語ったが、その中で強調されていたのが「心失者は生きていないほうが良い」ということだった。 2017年10月から現在まで、10数回の面会と数10回の手紙のなかで、何度も私は植松に、この「心失者」について聞いている。答えは「自分の名前も住所も言えない人。意思疎通ができない人」だった。だが名前が言えなくても、意思疎通が出来る人はいるだろう。植松がいう「心失者」と「人」の境界線はどこにあるのか、それは今も分からない。だから、植松が「描くのが好きだ」という漫画で、その意味に迫ってみようと思った。 タイトルの「TRIAGE(トリアージ)」という言葉の意味は、戦地や災害現場で“治療の優先順位を決めること” 。負傷者が複数いた場合、誰を救うのか、というやり取りのことである。つまり“命の選別”だ。 物語の舞台は近未来の日本。主人公の「心がない」クローン・伝電子(でんでんこ)が、あるきっかけで心を持ち、人間に追われるように。だが逃げ出したクローンに道連れにされたひとりの男・麻川世太(あさかわせいた)が、「人間の敵」である心を持ったクローンにとった行動とは―。 この漫画は、事件の動機として植松本人が語っている「心失者」の意味を解き明かす検証のための連載だ。 尚、漫画内に横線が入っているが、拘置所から送られてきたノートのまま掲載しているためである。(実話ナックルズ編集長 宮市徹)
  • ハザードライン・ファック【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
    完結
    3.3
    全1巻759円 (税込)
    「必ず、ともに生きて帰る。」 年長の孤児・アンバーへの恋心を抱えきれず、孤児院を飛び出した幼いレイヴン。時が経ち成長した彼は、入隊し赴いた戦地でまさかの再会を果たす。 「戦場で再会したくなかった…」アンバーを死なせたくない苦悩と、こじらせた想いに揺れるレイヴン。 対するアンバーはかつてのように世話を焼くばかりで、恋愛対象としてみてくれるはずもなく…。 そんな二人がとある争いに巻き込まれ――…!? せまくて蒸れた戦車の中、熱に浮かされたようにアンタを抱いた…。 ◆収録内容◆ 「ハザードライン・ファック」全6話 単行本収録描き下ろし13P 電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)
  • チェリー
    3.5
    主演・トム・ホランド(『スパイダーマン』)&監督・ルッソ兄弟(『アベンジャーズ』)で映画化決定! ニューヨーク・タイムズが2018年の必読書に選出。ワシントンポストなど各紙絶賛! 「ニコ・ウォーカーは服役中の銀行強盗だ。そして必読の作家でもあることを本書で証明した」――ワシントン・ポスト 「会話は音楽的でリアルで、すぐそばから聞こえてくるようだ」――ニューヨーク・タイムズ 戦争から帰った青年はなぜ連続強盗犯になったのか。痛々しい青春小説と荒々しい犯罪小説を交錯させて獄中作家が綴ったベストセラー。 この小説では、人生の転落の軌跡が生々しい言葉で語られる。大学時代の恋人との日々、兵役についてイラクの戦地で目にした凄惨な体験。 PTSDを癒やすためのドラッグ――それが彼を追い詰めてゆく。この世界の底の底へ。 スタッカートする荒い文体と会話――戦争とドラッグと犯罪。破滅するしかなかった青年を痛ましく描き出す。 デニス・ジョンソン『ジーザス・サン』とクエンティン・タランティーノの融合と評され、 アメリカ文学界をワイルドに揺るがしたデビュー作。 著者紹介 ニコ・ウォーカー アメリカ・クリーヴランド生まれ。2005年から2006年にかけて衛生兵としてイラクに派遣され、7つの勲章を受ける。 しかし復員後にPTSDに苦しみ、やがて2011年に銀行強盗で逮捕され、複数の強盗罪で懲役刑に。デビュー作である本書は獄中で書かれた。2020年11月に出所する予定である。
  • ベトナム戦争と私 カメラマンの記録した戦場
    4.0
    大国アメリカが凋落のきっかけとなったベトナム戦争。そこから45年たって82歳となる「戦場カメラマン」がなお語りきれない戦地を深く書いた。銃弾飛び交う前線の裏にいる庶民の姿もきちんと見た、北爆下の北ベトナムにも入っている唯一の写真家の記録。
  • ハザードライン・ファック(1)
    完結
    4.7
    全6巻165~198円 (税込)
    逃げ場のない戦車の中で…「死ぬ前に、あんたを抱き潰したい」 幼少の頃、年長の孤児・アンバーへの恋心を抱えきれず孤児院を飛び出したレイヴン。時が経ち、成長したレイヴンは、入隊し赴いた戦地でまさかの再会を果たす。その相手は、夢の中で繰り返し犯すことしかできなかったアンバーだった。 「こんな場所で会いたくなかった…」アンバーを失うかもしれない苦しさと焦れた想いに揺れるレイヴン。対するアンバーはかつてのように世話を焼くばかりで、恋愛対象としてみてくれるはずもなく…。そんな二人がとある争いに巻き込まれて――…!? 《生還保証!》一途無愛想な年下攻×美筋肉兄貴肌受のホットゾーン・再会ラブ!
  • ガルフの鷹 1
    完結
    -
    全3巻550円 (税込)
    時は湾岸戦争、舞台はイラク。戦場を駆け巡るカメラマン・鷹は、 報道という立場でファインダー越しに戦争の真実を伝えようとする。 ある日、同じく戦場カメラマンだった彼の父とベトナム戦争時に 仲間だった、傭兵ジャーナリストと戦地で出会い、行動をともにする。
  • なぜならそれは言葉にできるから――証言することと正義について
    4.5
    暴力をうけた人は、それを話すことができるだろうか。周囲の人はそれを聞くことができるだろうか。暴力は、日常の「こうであるはずだ」という約束を壊す。世界で生きていく前提が崩れてしまうのだ。だから、何が起こったのかを認識するのにとても時間がかかる。その話を聞いた人も、言われたことを即座に理解することはできない。けれども、暴力は世界中で蔓延し、ある日突然被害者になる人は増え続けている。世界への信頼を打ち砕かれた人が、ふたたび世界へと戻って来られるために、私たちは何ができるだろうか。著者エムケは戦地を取材し、さまざまな人と出会う。そこから、「語ること」「聞くこと」「聞いたことを伝えること」について考えていく。語ることを強いるのではなく、言葉にできないとするのでもなく、「それでもなお語る」ことを探ること。口ごもりながら、断片的に語るとき、そこには空白があり、謎があるかもしれない。だからこそ「それ」は言葉にできる。語りの首尾一貫性ではなく、聞く人が「それ」を聞けるかが、世界への信頼を取り戻す鍵となる。出会った人々の言葉とともに、旅するエムケの生活や思い出が、普遍的な考察へとつながっていく。温かく、深みのあるエッセイ。
  • 隷獣監獄―黒獅子帝と虜囚オメガ―
    4.7
    1巻660円 (税込)
    「濡れてやがるな、淫乱か?」 獣人帝国に捕虜として囚われた人間兵ジャック(Ω)は、かつて戦地で死闘を繰り広げた好敵手、黒獅子の獣人ハインリヒ(α)から卑猥な尋問を受けていた。番のいないオメガを処女のまま処刑することはできない、古くから伝わる教えのせいだった。ライバルの惨めな姿を嘲笑うハインリヒはオメガの純潔を奪うべく、ジャックを嬲り辱めるが──。 残酷な世界で幾多の愛が絡み合う、獣人オメガバース登場! ※本作品には一部過激な表現が含まれております。
  • 叱られ、愛され、大相撲! 「国技」と「興行」の一〇〇年史
    -
    日本の伝統文化にして「国技」とされる大相撲は、一方で八百長疑惑や「横綱の品格」をめぐって、世間から叱られ続けている。この「叱られ体質」は、いつから、何に由来するのだろうか。大相撲100年の「叱られ、愛された歴史」を、「スー女」を自認する著者が丹念に掘り起こした意欲作。明治42年(1909年)、落成したばかりの相撲常設館、その名も「国技館」の「玉座」で、8歳の少年が相撲を観戦した。この少年――明治天皇の皇孫、のちの昭和天皇に愛されたことが、大相撲の黄金時代と深い苦悩の始まりだった。「国技」とは一体何か。「初っ切り」や「相撲甚句」「化粧まわし」は、「国技たる武道」の堕落ではないのか? 本書には、それぞれの「相撲道」を模索した人々が登場する。植民地台湾に力士100人を招いた任侠の親分。東京の相撲界に反旗を翻し、大阪で「角力」を興した異端児。「相撲体操」を考案し、台湾や満洲で相撲教育に邁進した熱血教師。勃興したスポーツジャーナリズムの中で、独自の相撲論を展開するインテリ力士。戦地慰問に疲労困憊しながら連勝記録を樹立した大横綱。そして1945年11月、焼け野原の東京、損壊甚だしい国技館に満場の観客を集めて、戦後初の本場所が開催される。「国技」と「興行」のジレンマに悩みながら、いつも愛され、そこにあった大相撲の近代史。
  • 狙撃手のゲーム(上)
    3.8
    ボブ・リー・スワガー・シリーズ待望の最新作、登場! 狙撃手×狙撃手、息詰まる死闘を見逃すな! ●あらすじ アイダホで隠棲中のボブ・リー・スワガーを、ひとりの女性が訪ねてくる。彼女の名前はジャネット・マクダウェル。2013年にイラクの戦地で息子を射殺した敵軍のスナイパーをずっと追い続けているという。その男こそ「ジューバ・ザ・スナイパー」の異名で恐れられてきた、凄腕のシリア人テロリストだった。 アラブ諸国でジャネットが歩んできた壮絶な体験を聞いて胸を打たれたボブは、あくまで調査への協力としながらも、情報収集のためテルアヴィブに飛び、モサドの高官と面会することに――。 「『ジャッカルの日』と並べおくべき一書。それほどに素晴らしい」(パブリッシャーズ・ウィークリー誌)
  • 銀の匙を落とした幼姫
    完結
    4.0
    ロウェナはメイドの身分でありながら、伯爵家の次男マーカスを密かに慕っていた。彼は幼い頃、花園に捨てられていた赤子のロウェナを拾い、<輝く喜び>を意味するその名を与えてくれた恩人。今は軍人になり戦地にいるマーカスの帰りを、ロウェナは彼方まで見渡せる琥珀の瞳で港を眺めながら、いつも願っていた。だが稀有な瞳に目をつけたマーカスの異母兄は、ロウェナを悪の道へとひきずりこんでいく…。奇しくも帰還したマーカスに悪事の現場を目撃されてしまい…!?
  • 野の鈴(上)
    -
    1~2巻660円 (税込)
    扁平足で脚が短く、あひるのようにペタペタと歩く、少年・庄吉。9歳の彼の姿は、どことなく剽軽でもの哀しい。その孤独な歩みのたびに、背の鈴の音が響く。戦地の中国・満州で父を失い母と生き別れ、戦後ひとり荒廃した日本へひきあげた庄吉。敗戦直後の東京の焼野原で、母を求めて彷徨い、四国の田舎で生きていく。運命の神に翻弄されながら、やがて来るつかの間の再会。だが、それが永遠の別れへの旅立ちとなった……。戦後の混沌とした時代状況の中で、人間の哀しい定めと愛の美しさを謳い、凜とした深い感動を伝える名作。<上下全2巻>
  • ギルドレ(1) 有罪のコドモたち
    3.7
    月が落ちてくる。正体不明の『敵(エネミーズ)』の攻撃を受け、人類の滅亡はもはや秒読みだった。そこに現れたひとりの少年。彼は戦地に身を投じ、世界を救い、姿を消す。人類は彼を救世主と呼んだ。3年後。特級戦闘要塞都市『アラヤシキ』にて記憶喪失の少年・神代カイルが保護される。彼は神か、悪魔か、それとも救世主か?『文豪ストレイドッグス』原作者が描く、SF冒険譚ここに開幕!
  • 抹殺された日本軍恤兵部の正体――この組織は何をし、なぜ忘れ去られたのか?
    5.0
    敗戦とともに世間から抹殺された日本軍の組織がある。「恤兵部」という名のその組織は、国民の戦意高揚を狙い、さまざまな施策を打ってきた。恤兵部はどういう経緯で誕生し、何をし、どう消えていったのか? その全貌を明らかにする。 ●生みの親は大山巌。日清戦争のときに発足。●一般庶民が挙って収めた恤兵金。外国人も収めていた。●商戦炸裂。デパートの慰問品売り場。●慰問袋作成、女学生の手で。●傷痍軍人の慰恤。●恤兵部が仕掛けたアイドル動員の戦地慰問。●子役スターが戦地で人気に! ●恤兵の火を消すな! 恤兵部の文化施策。●恤兵部が自前で起こしたメディア。●終戦と恤兵部
  • チャタレイ夫人の恋人【分冊版】 1
    無料あり
    4.4
    スコットランド中部に領地を持つクリフォド・チャタレイ男爵の元に嫁いで来た上流階級の令嬢コニイ。だが第一次世界大戦によりヨーロッパは戦火に包まれ、たった1カ月の蜜月でクリフォドは戦場へ。戦地で重傷を負ったものの生還したクリフォドだが、その体は半身不随となり男性機能も失われていた…。妻として夫を介護し支えようとしながらも、肉体関係のない夫婦生活にしだいに心から生命力が失われていくのを感じていたコニイ。そんなある日、コニイは森で屈強な肉体を持つ森番のメラーズと出会い、生命力あふれる彼にいつしか惹かれていく…。ヨーロッパの階級社会を鋭く抉り、また発表当時はその過激な性描写で論争となり現在まで何度も映画・ドラマ化された古典的名作小説をコミカライズ。
  • 進撃!戦略航空軍(1) シンガポール攻略戦
    -
    昭和17年3月。イギリスが日本に宣戦布告した。陸軍飛行学校を卒業間近の鍛治明は、第六三独立飛行中隊に配属され、英統治のマレー侵攻作戦を支援すべく、新鋭戦闘機「隼」と戦地に向かった。日本軍はイギリス東洋艦隊を激戦の末、南シナ海から蹴散らすと、半島を東西より南進。バッファロー、ホーカーハリケーンと壮絶な空中戦を繰り広げる隼隊は、九七重爆隊の爆撃作戦を掩護、半島各地の要衝制圧と共に南下し、最終作戦ジョホールバル、シンガポール攻略へ発進する。そして陸軍は、遂に航空隊の空地分離を実現、「第一戦略航空軍」が誕生する! ●青山智樹(あおやま・ともき) 1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • ナポレオン四代 二人のフランス皇帝と悲運の後継者たち
    4.0
    18世紀末、コルシカ島出身の一軍人から皇帝にのぼった英雄ナポレオン。父帝に憧れ軍功を焦るが、病のため夭折した2世。二月革命を経て大統領に当選、その後クーデタで皇帝となった甥の3世。帝政復興の期待を背負うも、英兵として赴いた戦地で落命した4世。二組の父子、そして一族は栄華と没落という数奇な運命を辿る。革命と激変の時代に「ナポレオン」はどう生き、民衆に求められたか。ボナパルト家から近代史を読む。
  • 鬼とめおとの古物商 アンティークに思い出をこめて
    3.0
    古き物には魂が宿るという。届かぬ思いを宿した古物はやがて一つの古物店へと流れ着く。鑑定する店主は鬼の男・鬼蔵。男を支えるのは人間の妻・渚。 窓辺に置かれた真空管ラジオから流れる、もう逢うことの叶わぬ懐かしい人の声。舶来物のドールハウスに住まう、仲睦まじい小さな住人たち。戦地に向かった夫と妻をつなぐ、めおと茶碗の数奇な運命。 鴫沢古物店に集まるアンティークにまつわる小さな不思議を、奇妙な縁で夫婦となった二人が解き明かす――。
  • 世界まちかど地政学NEXT
    4.2
    「博打好き」の中国資本によるラオスの都市開発から、格差最小富裕国ルクセンブルクの歴史的叡智まで―― 世界105カ国をわたり歩いてきた著者が描き出す、各国の地政学的ダイナミズム! ・高架上の遊歩道「ハイライン」にみるNYの都市再生 ・平和の配当に潜む毒饅頭、東ティモール ・テロの爪痕の残る国際リゾート地ニースを脅かす排外気分 ・高級モールとスラム以下の生活が混在する南米アスンシオン ・バルカンの火薬庫、歴史に見る戦争と平和の分かれ道とは? …etc 大好評『世界まちかど地政学』の第2弾。 日本の未来を照射する世界経済のリアルがここに。 目次 第1章 成長目指す貧困国 平和の配当に潜む毒饅頭 第2章 ニューヨーク・再生と格差拡大の現場 第3章 バルカンの火薬庫はいま:旧ユーゴとアルバニア 第4章 極小の公国から見える欧州の本質 第5章 レバノンとヨルダン・戦地真横でのかりそめの安寧
  • 水木しげるの異界探訪記
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代霊と目玉の親父の導きで、武良家のご先祖様を訪ねて隠岐から鎌倉時代へ。生まれ故郷の境港から戦国時代・古代出雲へと旅する中で明らかになる水木しげる・日本人のルーツ。ニューギニアの夢を通して戦地の記憶を呼び覚まし、そこもまた故郷だったと知る南方編。番外編として水木しげるの死生観が描かれたお葬式編、国譲りの真相を探して歩く古代出雲編を収録。時空を超え異界を旅する水木サンの源流とは?
  • 堕ちた太陽
    完結
    4.0
    どこに行ってもチヤホヤされる出来すぎの義兄・寛、その聖人君子的振るまいに隠された素顔は、魔性ドS。一方、義兄との“器の違い”を自覚する卑屈な義弟・瑰は、非道な言動をしながらも実はドMの甘ったれブラコン。同じ隊で戦地へ送り込まれたふたりを待ち受ける運命は──!? 濃い執着で結ばれた義兄弟を中心に、一癖も二癖もありそうな男たちが織り成す笑撃ピュアラブ!!! 見逃せない描き下ろし番外編は、ズバリ「初恋」v
  • 北京飯店旧館にて
    4.0
    「きみは、人類という立場に立てますか?」日本占領下の北京で出会った中国の友は、謎の問いを残し戦地に消えた。またある友は、文化大革命で迫害を受け窮死。41年の歳月を経て、青春の地・北京に還った作家は、彼我を隔てる深い歴史の暗渠に立ち竦みつつ、その底になお輝きを放つ人間の真実を探してやまない。日中の狭間に生き、書いた中薗の深い想いが結晶した代表作。読売文学賞受賞作。
  • 緊急工作員
    3.7
    戦地から戻ったトムの携帯電話に正体不明のメッセージが入る。それは元上官からの緊急事態を告げるサインだった。再会した元上官はトムに情報機関との接触を命じる。彼らはかつて戦地でトムの命を救った男の行方を追っていた……潜む陰謀、相次ぐ裏切り、そして複雑な罠。トムは望まざる闘いに身を投じてゆく!
  • 殺竜事件 a case of dragonslayer
    4.0
    竜--人間の能力を凌駕し、絶大なる魔力を持った無敵の存在。その力を頼りに戦乱の講和を目論む戦地調停士・ED(エド)、風の騎士、そして女軍人。3人が洞窟で見たのは完全な閉鎖状況で刺殺された竜の姿だった。不死身であるはずの竜を誰が? 犯人捜しに名乗りをあげたEDに与えられた時間は1ヵ月。刻限を過ぎれば、生命は瞬く間に消え失せる。死の呪いをかけられた彼は仲間とともに謎解きの旅へ!
  • 決定版・慰安婦の真実 戦場ジャーナリストが見抜いた中韓の大嘘
    4.3
    元アメリカ陸軍特殊部隊員(グリーンベレー)。世界75カ国に滞在、従軍記者・カメラマンとして戦場を熟知する男。いま世界の主要メディアから注目を集める全米ベストセラー『イラクの真実の時』の著者が、「慰安婦」の“虚構”を告発する。 「慰安婦問題」は壮大な詐欺事件です。私はこの問題を調査するために11カ国を訪れました。ほとんどのジャーナリストと、いわゆる歴史家たちがこの詐欺に引っかかっています。 私は調査した上で書くことを信念にしているライターです。陸軍で働いた後、ライターとして戦地からさまざまな戦争や紛争を報道した体験から、嘘やごまかしにはすぐにピンときます。 当時、慰安婦制度があったことは事実であり、誰もそれを否定しません。しかし20万人から40万人もの女性が拉致された、などというのは韓国人と中国人の大嘘です。 さまざまな人がそれぞれの理由で、慰安婦についての嘘をついています。韓国人の場合は心の奥底にある日本人への敵意が動機でしょう。「フェミニスト」も慰安婦について嘘を言っています。 中国は慰安婦問題を利用して、韓国・米国・日本の重要な同盟関係を分断しようとしています。 また中国は、日本人に憲法九条の問題で恐怖心をあおり、日本人同士で摩擦を起こす工作をしています……。
  • 餓死した英霊たち
    4.7
    アジア太平洋戦争において死没した日本兵の大半は、いわゆる「名誉の戦死」ではなく、餓死や栄養失調に起因する病死であった──。戦死者よりも戦病死者のほうが多いこと、しかもそれが戦場全体にわたって発生していたことが日本軍の特質だと著者は指摘する。インパール作戦、ガダルカナル島の戦い、ポートモレスビー攻略戦、大陸打通作戦……、戦地に赴いた日本兵の多くは、無計画・無謀きわまりない作戦や兵站的な視点の根本的欠落によって食糧難にあえぎ、次々と斃れていった。緻密な考証に基づき、「英霊」たちのあまりにも悲惨な最期を明らかにするとともに、彼らを死へと追いやった責任を鋭く問う、告発の書。
  • 破婚の条件 溺愛の理由
    3.4
    貧乏貴族のティアは、借金返済のために侯爵家に嫁いだ。戦地にいる軍人の夫と顔を合わせないままの結婚だ。彼の無事を祈る毎日を送っていたのに、一年半後、ようやく戻ってきた夫ルシアーノは屋敷の玄関で顔を合わせるなり「妻とは認めない」とティアに宣告した。しかし、離婚が成立するまでは、貴族の体面のためにも仲の良い夫婦のふりをしなければならず──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
  • 太平洋戦争 日本語諜報戦 ──言語官の活躍と試練
    4.0
    太平洋戦争の対日諜報戦で、捕獲した日本軍文書の翻訳、暗号解読、捕虜の尋問、プロパガンダ活動等に携わった言語官たち。終戦後は連合国軍の一員として戦犯裁判や、GHQの占領政策実施で不可欠な役割を果たした。米国、英国、オーストラリア、カナダは、語学兵をどのように動員したか。早い時期から重要性を認識して準備した国と、終戦間際になって慌てた国の違いは何だったのか。各国の言語官養成の実際、戦地での活躍、二世たちの葛藤……。貴重な記録から、日本語諜報の実像に迫る。
  • 合戦地図で読み解く戦国時代
    -
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 綺羅星のごとき名将が次々と頭角を現し、己の武勇と才覚、そしてまた人徳を武器にして相争った戦国時代。全国各地で繰り広げられた無数の争いの中には、群雄の興亡に直結した合戦、時代の流れを決定づけた重要な合戦が存在する。そうした、後世に大きな影響を与えた名合戦を厳選し、勢力図と合戦図を豊富に盛り込みながら解説したのが本書である。 日本各地の動向を示した勢力図で時代の流れを追いつつ、高低差まで表現した合戦地図で戦場を俯瞰すれば、名将たちの戦略や戦術、そして生き様さえも追体験できる。豊富なビジュアルを使いながら、意外と知られていない合戦の真実を追いかけていく、大人の教養としての戦国史。
  • 十津川警部 北陸新幹線殺人事件
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    一番列車で狙われた男! 戦地からの手紙に書かれた歴史の真実は!? 十津川警部、金沢&マニラへ! 北陸路を震撼させた事件に戦争の闇が!? 鉄道雑誌の記者・伊東は北陸新幹線の一番列車の取材のためグリーン席の切符を買う。しかし、見知らぬ男から持ちかけられ、豪華客席グランクラスの切符と交換する。ところがそのグリーン車で殺人事件が発生した。被害者の男は元図書館員で、四年前にフィリピンに移住。太平洋戦争に強い関心を持っていたという。男は、彼の祖父が戦争中に遺した手紙と日記を大事にしていたようだ。事件の手がかりになると見た十津川はマニラと金沢へ向うが…!?
  • 鉄道写真が語る昭和
    -
    1~2巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 “鉄道が元気だった時代”、駅は単なる列車に乗り降りするための場所でなく、列車は単なる移動手段でなく、さまざまな人の営みが交錯する場所だった。 戦地へ慰問に向かう吉本興業の芸人による「わらわし隊」の出発、大きな風呂敷包みを背負った行商人が行き来するホーム、新幹線の台車にこびりついた雪を掻き落とす国鉄マンの姿もあった。 そんな、鉄道と人間が接する懐かしの風景を、数十年間にわたる朝日新聞社のアーカイブの膨大な保存写真からセレクト。また、写真に添えられたコラムは単なる情景の説明にとどまらず、当時の社会情勢をふまえ、読みやすくも深い内容になっている。 <目次> 第1章 戦前の懐想(1925~1944) お笑いを戦地へ 吉本「わらわし隊」が行く(東海道本線 大阪駅)ほか COLUM1 南満州鉄道特急「あじあ」 大陸で花開いた技術の結晶 第2章 昭和20年代の懐想(1945~1954) 戦後まで軽便鉄道のままだった国鉄路線(釜石線の「マッチ箱」客車)ほか COLUM2 「国鉄三大ミステリー事件」“真犯人”いまだ判明せず 第3章 昭和30年代の懐想(1955~1964) 学生の「尻押し部隊」「はがし屋」が奮闘(中央線 新宿駅)ほか COLUM3 「新しい技術はない」が新幹線への自信と信頼 第4章 昭和40年代の懐想(1965~1974) 貨物列車で登校した北の中学生(根室本線 初田牛駅)ほか COLUM4 郷愁と独特の魅力で“SLブーム”大爆発 第5章 昭和50・60年代の懐想(1975~1989) 初V「赤ヘル軍団」を駅に迎えた大群衆(山陽新幹線 広島駅)ほか COLUM5 “海の大動脈”宇高連絡船と「連絡船うどん」も姿を消す
  • インパール作戦従軍記―葦平「従軍手帖」全文翻刻
    -
    『麦と兵隊』の火野葦平は、兵士・報道班員として従軍し、戦地から20数冊の手帖を持ち帰った。戦場は中国大陸・マレー半島・比島・ビルマ・インドに及ぶ。勝ち戦から敗北の撤退戦までが、つぶさに記録されたその膨大な直筆の「従軍手帖」から、本書では「インパール編」6冊をその図版も含め活字化。加えて、同行した画家・向井潤吉のリアルな戦場スケッチも掲載。現役NHKディレクターが詳細に解説する立体構成。 【目次】「従軍手帖」解題 増田周子/凡例/インパール作戦概略図/手帖関連地図(ビルマ地区)/手帖関連地図(雲南・フーコン地区)/インパールへの道 渡辺 考/第1章 日本本土を発つ/第2章 司令部跡を拠点に/第3章 第三三師団拠点のティディムへ/第4章 最前線・インパールへの思い/第5章 画伯・向井潤吉との冒険行/第6章 白骨街道撤退/第7章 菊兵団が奮戦する雲南前線へ/第8章 帰国/もうひとりの主役 渡辺 考/解説 増田周子/資料編―手帖巻末控/インパール作戦「従軍手帖」関連年表/火野葦平年譜 増田周子/あとがき 玉井史太郎
  • 白石城死守
    3.8
    戦地へと向かった伊達軍、その留守を狙い、白石城は上杉の猛攻を受ける。主君・政宗の命は「攻撃を受けた際にはすみやかに岩手沢に撤退せよ」というものだったが、浜田治部介と家来五十一騎は、籠城に出る……。なぜ主君の命に背いて籠城をするのか。表題作「白石城死守」のほか、五篇を収録。命を賭して己の意義を貫く生き方を端正な言葉で描き出した傑作。
  • この世一人の君ならで(単話版) 【前編】
    完結
    -
    昭和19年、戦時下の広島でひとりの男を愛した女の悲しくも美しい物語。病弱なために徴兵を免れ、戦地へ赴けないことに負い目を感じていた健は、自分に好意を抱いているのぞみの気持ちに応えることができないでいた。ところが、戦況の悪化から健にもついに赤紙が届き、出征することに。お互いの気持ちに気がつきながらも、離れ離れになってしまうふたり。そして、残されたのぞみは健が無事に帰ってくることを祈りながら、運命の8月6日を迎えてしまう…。 ※この作品は『ストーリーな女たち Vol.28』に収録されています。重複購入にご注意ください。
  • 陸軍中野学校 ──「秘密工作員」養成機関の実像
    5.0
    インテリジェンス教育を行う日本初の専門機関、陸軍中野学校。一九四〇年に誕生し、敗戦とともに消滅する。二千三百余名を数える卒業生は、中国大陸や南方アジアの戦地へ送られ、諜報活動、ゲリラ工作などに従事し、命を落とす者も少なくなかった。秘密戦工作のこの壮大な実験は、いまだ全貌が明らかになっていない。公文書をはじめ、新たに発見された資料を用いてその実像に迫り、歴史的意義を検証する。陸軍中野学校に関する最良の研究書である。
  • 学生を戦地へ送るには―田辺元「悪魔の京大講義」を読む―
    3.9
    日米開戦前夜、京都大学の哲学教授・田辺元は学生たちに「悠久の大義のために死ねば、永遠に生きられる」と熱く語りかけ、その講義録『歴史的現実』はエリート学生のバイブルとされた。若者たちを死に至らしめた巧妙なロジックとは? 田辺の矛盾と欺瞞を暴き、〈戦前回帰〉の進む現代に警鐘を鳴らす、佐藤優渾身の合宿講座全記録。
  • 享保に咲く
    -
    兄を失い、恋人をも失いながら、自ら戦地へ赴いた鶴姫伝説を描いた「戦国姫無常」埋蔵金の言い伝えをもつ“一夜にして滅びた白川郷土の黄金郷”の謎にせまる「帰雲城」自らを犠牲にして、農民を思いやった武士の生き方が心にしみる表題作「享保の花」神戸の街を外国軍の占拠から救った滝善三郎の生き様を描いた「最後の武士道」戦国から幕末まで、実話に基づいた4話を収録。

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  • 戦場の現実
    -
    餓死か、玉砕か-。 熾烈を極める戦地。無謀な作戦で敗戦の色が濃くなってゆく大戦末期まで、戦場の生々しさを26人が証言。 沖縄戦で戦艦「大和」を旗艦とする「水上特攻隊」として、駆逐艦「雪風」に乗艦した軍医長や、護衛の駆逐艦「涼月」から目撃した大和最期の姿。 特攻隊の一員として、鹿児島県の知覧飛行場へ移動する前日に終戦を迎えた特攻隊員の葛藤。  「秘密は墓場まで持って行け」と厳命された関東軍防疫給水部、秘匿名「731部隊」に配属された男性。 数々の貴重な証言が、戦争の実相をあぶり出す。 あれから70年-。「国家」や「公」が強調され、戦前・戦中と通底する空気が漂っているようにも映るいま、現在と過去とを切り離すのではなく、過去の証言と向き合うことが求められているのではないか。 二度と同じ過ちを犯さないために、先人の声に耳を傾け、「自分事」として、今を見つめるためにも-。 証言を補完するため、佐賀新聞の報道から当時の生活ぶりを検証するミニ企画「新聞は何を伝えたか」を佐賀大学の監修も通して掲載。「26人の証言」が、きな臭さが漂う現代に警鐘を鳴らす、今こそ必読の書。 本書は2014年10月から1年半にわたる佐賀新聞の連載企画「刻む 佐賀・戦時下の記憶」の一部を再編集したものです。
  • 証言 零戦 真珠湾攻撃、激戦地ラバウル、そして特攻の真実
    -
    零戦初空戦を指揮して敵機全機撃墜、味方の損失ゼロという一方的勝利を挙げ、真珠湾攻撃でも戦闘機隊を指揮した名飛行隊長、進藤三郎さん、海軍屈指のベテラン搭乗員で、フィリピンでの特攻作戦で直掩機として戦友の突入を見守り続けた角田和男さん。「搭乗員の墓場」といわれたラバウルで、二度にわたって被弾負傷しながら最も長く戦い続けた中村佳雄さん他、最前線で敵機と渡り合い続けた6人の元搭乗員が見た戦場の真実とは?
  • 戦場のチャ~リ~・ベア~
    完結
    -
    全1巻440円 (税込)
    「口の中のはケチャップです!」 両親ともに医師のベアー家の四人姉弟の末っ子長男として生まれたチャーリーは、血が苦手。 そのため歯科医になったものの、赴任先の戦地で血を見て失神。 チャーリーを戦地に呼び寄せた軍医のコング、幼馴染でいじめっ子だったデビルことソリルとの再会…。 戦場の現実の前にすくむチャーリーだったが、そんな彼にしかできないことがあった…それは……。 戦地が舞台のハートフルブロマンスコミック!
  • 愛しき花嫁に運命の花束を
    3.7
    花嫁は君だと昔から決めている 飢饉に見舞われた紅の国の王女ナターシャは、蒼の国の援助を受ける代わりに第二王子ランドルフに嫁ぐことに。非情な運命に翻弄される幼馴染同士の婚姻は…。 飢饉に見舞われた紅の国の王女ナターシャは、援助を申し出てきた蒼の国へ花嫁候補という名目の人質として赴くことに。婚姻の相手は幼い頃愛を誓いあった第二王子ランドルフ。呪われた国の姫として蒼の国の人々から冷たい仕打ちを受けるナターシャだが、ランドルフは昔と変わらぬ真摯な瞳で愛を誓い、激しくも甘やかな官能で身も心も満たしてくれる。しかし、両国の関係は悪化し、ランドルフは兄王子の陰謀で戦地へ赴く事になり…。
  • 私の大阪八景
    3.7
    〈上の天神さん〉の境内で行われるラジオ体操。カタコラカタコラ下駄履きで集まると、在郷軍人の小父ちゃんが台に上って号令をかけていた。/トコのちぢれ毛をまっすぐにして下さい。中原淳一の絵の女の子みたいにして下さい。/チョロ松と二人で、ゆぶねに腰かけて唱歌をうたった。「旅順開城 約なりて 敵の将軍ステッセル 乃木大将と会見の 所はいずこ水師営」/あとを頼むぞ、とか何とかいって戦地へいくと、若い盛りにパッと桜のように散る。そしてほめられる、新聞にのる、勲章をもらう、みんなに泣かれる、いい気なものだ。男のほうが人生の花を独り占めして、女はカスの部分をつかまされる。/日常のささやかな描写の中にすべて戦争が描き込まれた名連作短篇集。
  • 奇跡の歌~戦争と望郷とペギー葉山~
    値引きあり
    4.2
    望郷と鎮魂の歌が織りなす奇跡。 2017年4月に急逝した戦後日本を代表する歌手・ペギー葉山。愛した人々に見守られ、彼女は代表曲『南国土佐を後にして』の譜面を胸に抱いて天へ召された。 彼女の人生を大きく左右することになった同曲のルーツは、戦争中に中国戦線の兵隊たちによってつくられた『南国節』にさかのぼる。元兵士が述懐する極限の戦場、生と死の狭間にいた若者たちが異国の地で故郷を忍び、家族に思いを馳せながら歌い継いだ「望郷の歌」は、同時に仲間への「鎮魂歌」でもあった。ペギーが、激戦に次ぐ激戦のさなかに生まれたこの歌に出会ったのは、偶然だったのか、それとも必然だったのか。「死」の4か月前、ペギーが筆者に対して語った数々の述懐は、その謎を解き明かし、はからずも彼女の「遺言」となった――。 自身もまた戦争に翻弄された少女時代を送ったペギーによって新たな「命」を吹き込まれた『南国土佐を後にして』が国民的なヒットとなったことで、新しい曲が発見された。そしてその曲が、東日本大震災の被災者たちを勇気づけ、大きな影響を与えていく。戦地の若者が口ずさんだ歌の誕生から実に80年近くを経ても、多くの名もなき人々が共鳴し合う奇跡の物語は脈々と続いていた。丹念な取材と構成で明かされる、忘れ去れていた日本人の優しき心とは――。
  • ひそやかな誓い【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    3.0
    忘れることのできなかった誓い。守られることのなかった誓い……。 メアリーは牧師の娘、ニックはかのヴェイル公爵の子息。彼女は身の程知らずの恋とは知りながら、ほんの一瞬でも彼に愛され、たとえ正式でなくとも結婚の書類に署名してもらえただけで幸せだった。だが、戦地へと発った彼が残したのは、その思い出だけではなかった――ただ1度の契りで子を授かったことがわかり、メアリーは愕然とした。やがて生まれた息子は、彼女も家庭教師として雇うことを条件に、子宝に恵まれない夫婦のもとへ養子に出され、7年が過ぎた。ある日、妻に先立たれた雇い主から強引に体を求められ、抗ったが運の尽き、彼女はいわれなき罪で裁きにかけられてしまう。絶望と共に法廷に立ったメアリーは、ニックの姿を目にして声を失った。今や公爵となった彼は古い書類を手に彼女をこう呼んだ。「公爵夫人」■大御所G・ウィルソンによる英国摂政期ロマンスをお届けします。ひそやかな誓いののち離れ離れになったふたり。その後、帰還したのに長年、連絡さえよこさなかったニックが突然現れ……。衝撃の再会後に互いの切ない思いが交錯する、涙なくして読めない名作! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ごくろう3 (1)
    -
    1~2巻440円 (税込)
    第二次世界大戦の時代、ひょんなことから激しい戦地となった北アフリカに降り立った大学助教授・吾典(ごすけ)とその妻・久美(くみ)、そして妻の実母であるドイツ伯爵夫人・ローリーの3人組が巻き起こすドタバタ珍道中を描いた戦争コメディ。実母・ローリーが暮らすドイツで結婚式をあげた久美とその夫・吾典は、そのままヨーロッパ一周の新婚旅行を計画していたが、式後にローリーが手配した飛行機がなぜか北アフリカへ……!?
  • 王子様とむかえる朝~秘めやかな蜜をたたえて~ 1
    -
    1~11巻110円 (税込)
    『……なに、照れてんの? かわいいとこあるじゃん』 王城つきの侍女であるチェリーは仕事一筋で婚期を逃し続けていた。 そろそろ本気で婚活を……と思っていたある日、戦地から帰ってきた第一王子の世話係に任命される。 王子と言えばさぞ優美なお方なのだろうと期待をふくらませるも、その男はワガママで手のかかる問題王子だった。 イキオクレと揶揄され「こんな仕事、もうやめてやる!」と息巻くチェリーだが、逃げる獲物は追いかけたくなるというケモノ王子に囲い込まれて世話係をやめられなくなってしまい――? キマジメいきおくれ侍女×わがままケモノ王子のラブコメときどきシリアスな異世界ファンタジー。 ※本作は隔週連載作品です。全11話のお話が2週間おきに配信されます。 ※こちらの作品にはイラストが収録されています。  尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記
    4.6
    戦局が破滅的様相を呈し始めた1943年12月、学業を中断されて戦地に向かった学生たちが、死と直面しつつ思索を重ねて遺した手記。本書は63年に『戦没学生の遺書に見る 15年戦争』の表題で刊行されたもの(のち『第二集 きけ わだつみのこえ』と改題)。長く読み継がれることを願い、学徒出陣60年を期して新たに校訂し直した新版。

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  • 父たちの大東亜戦争 戦地シンガポール・スマトラの意外な日々
    -
    戦時下のインドネシアの日々を語った、筆者の実父による体験談。第2次大戦時、重砲兵として出征した父・康宏氏が、当時の模様を克明に記憶し、筆者がそれをインタビューしてまとめた語りおろし。康宏氏が従属した独立重砲兵第二大隊第二中隊は、シンガポールからスマトラ島に拠点を移し、連合軍の攻撃に備えた。その移り住んだ島は、鬱蒼としたジャングルに囲まれ、実弾訓練以外では、銃弾が飛び交うことはほとんどなかったという。南方戦線では全滅する部隊が出ていたなかで、康宏氏が所属していた部隊は、酷暑と現地病のマラリアとの戦いが日々続いていた。大隊から独立して活動していた部隊が生き残るためには、戦友たちとの助け合い、そして、必ず生きて祖国へ帰るということへの執念であったという。現地人との心の交流のエピソードも含め、これまでの戦争体験とは異にする一書である。

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  • 奪われた若き命 戦犯刑死した学徒兵、木村久夫の一生
    -
    1941年、日本は大東亜戦争(太平洋戦争)に突入する。日本では多くの国民が徴兵され、戦場に向かうことになった。そんな時代に行われた学徒出陣で徴兵された若者たちの中に、木村久夫という一人の青年がいた。終戦後、戦地であったカーニコバル島の島民殺害事件に関わった人物として、木村久夫さんはイギリスの戦犯裁判にかけられ、死刑を言い渡された。その時木村さんが書いた遺書は、学徒兵の遺書をまとめた『きけわだつみのこえ』に収録されたことでよく知られている。その『きけわだつみのこえ』を読み、木村久夫という個人に心惹かれた著者は、木村久夫さんの妹、孝子さんと何年も文通を重ね、木村さんのことをさらに深く知っていった。その後、孝子さん夫妻と実際に何度も会い取材を重ねていく中で、著者は木村久夫さんが歩んできた人生の足跡を辿っていくことになる。著者の度重なる取材によって、形づくられていった木村久夫という一人の若者の一生。2015年に戦後70年の節目を迎える今だからこそ、多くの人々に読まれる意義のある作品といえるだろう。

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  • 白夜月の褥
    完結
    5.0
    隣国ロゼルと戦争中の軍事国家、大和帝国。伯爵家次男の綾瀬は密かに恋心を抱いていた平民出身の親友、鳴沢が戦地へと駆り出されたことに胸を痛めていた。なんとか鳴沢が無事に戻ってこられるよう、陸軍少将で名門公爵家の当主でもある正宗に働きかけた綾瀬だが…彼の答えは「自分と愛人契約を結べば」というものだった。命じられるがまま屈辱に満ちた悦楽世界に嵌まっていく綾瀬――。そんな折、鳴沢の危険な企てを知らされ…。
  • 伯爵様と蜜月の婚礼【SS付】【イラスト付】
    4.0
    子爵令嬢シャルロッテは幼い頃両親を亡くし、父の親友ロッテンシュタイン伯爵家に預けられる。長男ヴィルヘルムの許婚と望まれるが、弟クリストフの優しさに心惹かれていくシャルロッテ。しかし数年後激化した戦でクリストフは命を落としたと聞かされ悲しみに暮れる中、ヴィルヘルムが戦地から帰還した。彼の見つめてくる熱い眼差しにクリストフの面影が重なり、胸の高鳴りが抑えられないシャルロッテは、奪われるように純潔を散らされて…。悲しい秘密を背負うと決意した二人の運命は!?
  • 伯爵と一粒の真珠
    -
    かつて享楽を愛した伯爵は、光を失い孤独を抱えて生きていた。スコットランドを愛する作家が描く、人気シリーズ第2弾! 出征したまま行方知れずの弟を捜し、ミネルヴァは強い決意を胸に伯爵家の扉を叩いた。もはや、“ロンドンの放蕩男”と悪名高きラスミア伯爵に頼るほかない。弟は恥知らずな伯爵に心酔し、愚かにも戦地へついて行ったのだ。ところがミネルヴァは門前払いを食わされ、やむなく夜中に屋敷に忍び込む。そこにいたのは驚くほど見目麗しく、威厳にあふれた男性だった。だが顔には痛々しい傷が走り、青い瞳は視力を失っているようだ。怒りを忘れ、同情心が湧いたのも束の間、伯爵は彼女の話も聞かず、「出ていけ」と冷徹に追い払った。
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
    4.6
    親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼と過ごす日々の中、百合は彰の誠実さと優しさに惹かれていく。しかし、彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸け戦地に飛び立つ運命だった――。のちに百合は、期せずして彰の本当の想いを知る…。涙なくしては読めない、怒濤のラストは圧巻!
  • 粘膜シリーズ【4冊 合本版】 『粘膜人間』『粘膜蜥蜴』『粘膜兄弟』『粘膜戦士』
    5.0
    あなたの五感すべてに揺さぶりをかける猛毒ミステリ・ホラー。型破りな「粘膜」シリーズの合本版が、ファン垂涎のオリジナル特典つきでついに登場! 【収録作】 『粘膜人間』:異形な巨体を持つ小学生の弟に脅える、長兄の利一と次兄の祐二。弟の殺害を計画した二人は、村のはずれに棲む〈ある男たち〉に依頼した……第15回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。 『粘膜蜥蜴』:上官の命令に服従する兵士、戦地で負傷した帰還兵、侵入者に拷問を加える憲兵、爬虫人のサーカスに夢中になる少年……”粘膜”シリーズ最低にして最高の凱旋!   『粘膜兄弟』:ある地方の町外れに住む双子の兄弟。戦時下の不穏な空気が漂う中、二人は一人の女をめぐり凄惨な運命に身を委ねていく……驚異のシリーズ第3弾! 『粘膜戦士』:東南アジアの密林に棲息するという爬虫人〈ヘルビノ〉とは? 戦時中の日本で起こる未曾有の凄惨な事件の数々。第63回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)受賞作! 電子合本版オリジナル特典: (1)著者による粘膜シリーズのセルフ解説 (2)直筆サイン (3)富蔵イラスト ※本電子書籍は「粘膜人間」「粘膜蜥蜴」「粘膜兄弟」「粘膜戦士」を1冊にまとめた合本版です。
  • ニッポン島遺産
    3.0
    1巻1,584円 (税込)
    海を越えてたどり着く「島」という環境は、まさに古き良き時代のものの宝庫。日本各地の有人島をほぼすべて踏破している著者が、日本の島々に息づく文化や自然の素晴らしさを見つめ、面白いもの、注目しておきたいもの、そして後世に残していきたいものを“島遺産”として選定しました。秘境中の秘境ともいわれるトカラ列島・悪石島の仮面神ボゼや、美しいフクギ並木のたたずまいを残す渡名喜島、そして世界遺産・屋久島の太古の森など、島という隔絶された世界であるからこそ守られてきたもの、そして時代の流れとともに変わりつつあるもの…、長年にわたって島を訪ねてきた著者ならではの視点で、その実情を見つめています。また、太平洋戦争で激戦地となった硫黄島をはじめ、軍艦島のかつての廃墟群、瀬戸内海にある四阪島など、一般には上陸できない島を訪ねた時の貴重な体験記も収録。原始的な祭りから、その島にしか咲かない花、島の恵みが与えてくれる“お宝”の数々など、「こんな日本がまだあったのか! 」と、島国・ニッポンの奥深さを再認識できる1冊です。※紙版掲載の写真の一部は電子版に収録しておりませんのでご注意ください
  • 戦火に散った巨人軍最強の捕手
    -
    戦前、熊工の同期川上哲治とともに巨人に入団し、闘魂あふれるプレーでスタルヒンやあの沢村をリードした、ナイスガイ吉原。その短くも閃光を放った豪快なプロ野球人生と、帰らざる戦地の物語。
  • 遥かなインパール
    4.0
    太平洋戦争末期、劣勢の戦局を挽回すべく、ビルマから東インド・インパールへの侵攻作戦が強行された。多くの人命の損失を招き、日本陸軍史上有数の悲惨な戦いとなったインパール作戦を枠組みに、主力部隊・祭兵団歩兵第六十連隊の行動に焦点をしぼって、その軌跡を忠実にたどる。風化してゆく戦争の現実と、激戦地におかれた兵士たちの人間的真実を描きとどめた入魂の戦場小説。
  • 兵隊になった沢村栄治 ──戦時下職業野球連盟の偽装工作
    3.6
    ベーブ・ルースをきりきり舞いさせるなど活躍し、将来を嘱望されるも、三度も出征し落命した悲運の投手・沢村。彼は何を考え、戦地に赴いたのか。本書は人間・沢村を描くとともに、当時の野球関係者の興味深い動きを描き出していく。表向きは時局に迎合し戦争に協力するかのように「偽装」しつつ、職業野球連盟は沢村の悲劇を繰り返さぬよう、野球界や選手らを守ったのだ。その工夫とはいかなるものだったか。知られざる戦時下の野球界を、資料の綿密な分析から再構成する。
  • 座敷牢の女
    -
    「座敷牢の女」田舎の旧家である父の実家を訪れていた郁太郎は、「近づいてはいけない」といわれていた離れの座敷牢で赤ん坊を抱き、子守唄を歌う不思議な女に出会った。その夜、郁太郎は高熱にうなされる。郁太郎が座敷牢を訪れたことを知った父は、なぜか表情を凍りつかせ!? 「秋の月の影」由緒正しき佐野家の長男・慎之介が戦地から戻った。美青年といわれたかつての面影はなく、全身が焼けただれていた。その姿に妻子さえも怯えて近づかなかったが、唯一、慎之介を慕っていた女中の千代だけが献身的に彼を介護するのだった。「道化師」オペラの世界で不動の地位を築いたテノール歌手・アルベルトが公演の途中で突然歌えなくなってしまった。若い歌手が代役を務め舞台は成功したが、アルベルトは老いていく自分の喉に限界を感じていた。さらに、妻の心も離れていき、アルベルトは次第に狂気に蝕まれていく。
  • ゲゲゲのゲーテ
    3.9
    「ゲーテと聞くだけで、いまでも背筋がしゃんと伸びる気がします」とドイツの文豪ゲーテをいまなお敬愛する、漫画家・水木しげる。戦地に赴くときも肌身離さず持っていた座右の書『ゲーテとの対話』(エッカーマン)をもとに、ゲーテの名言・箴言を水木流に読み解く。水木ファミリーへのインタビューやゲーテの思想に通じるアイロニーたっぷりの短編『剣豪とぼたもち』も収録
  • 禁涙境事件 some tragedies of no-tear land
    3.5
    涙。――それは誰もが流すもの。たとえ禁じられても、こらえきれず溢れるもの。魔導戦争の隙間にあるその非武装地帯には、見せ掛けと偽りの享楽と笑顔の陰でいつも血塗れの陰惨な事件がつきまとう。積み重ねられし数十年の悲劇の果てに訪れた大破局に、大地は裂け、街は震撼し、人々は喪った夢を想う……そしてすべてが終わったはずの廃墟にやってくる仮面の男がもたらす残酷な真実は、過去への鉄槌か、未来への命綱か?
  • 憲法と民主主義の論じ方
    5.0
    1巻1,400円 (税込)
    日本の戦後体制である立憲主義が壊されようとしている。「中国が攻めてきたら」「北朝鮮がミサイルを発射したら」「アメリカが守ってくれなかったら」……どれも根拠のないイメージで国民の不安を煽り立て、自衛隊の戦地派遣を可能にする安保法制を押し通した現政権の手法を検証。「安保法は違憲!」と国会で断言し、アカデミズムの側から立ち上がった憲法学の泰斗、長谷部教授と政治学の杉田教授が、「大人になれない」日本の病理を徹底討論! 「独裁」民主主義に待ったをかける。
  • 442連隊戦闘団 進め!日系二世部隊
    5.0
    1巻572円 (税込)
    第二次世界大戦の最中、アメリカ軍の中に、日本人二世の志願兵ばかりで構成された部隊があった。その名は「442歩兵連隊」。彼らは日本人でありながら、アメリカ軍として戦う宿命を負っていた。――彼らは勇敢だった。ヨーロッパでは最激戦地に派遣され、彼らが上げた武勲と流した血によって、日系アメリカ人の持つ責任感の素晴らしさを全世界に示したのだ! 著者がアメリカ442連隊の生き残り兵に現地取材し、「祖国とは何か?」そして「戦争とは何か?」の問題を投げかける涙と感動の戦争ドキュメント!
  • 経済的徴兵制
    4.2
    SEALDs奥田愛基氏推薦!「遠い未来の話ではない。これが現代の「徴兵」のカタチ。自衛隊が良いとか悪いとか言う前に、まずこの現状について、私達は知らないといけない」。安倍政権が強引な手法で安保関連法案を成立させ、集団的自衛権の行使に付随する「徴兵制」導入への不安が高まる中、現憲法に反する強制的な兵役制度ではなく、グローバルに広がる経済格差の余波を受けた貧しい若者たちを軍隊(自衛隊)に志願させる「志願制」、すなわち「経済的徴兵制」が水面下で進行している。本書では自衛隊における経済的徴兵の歴史と現状の詳説に加え、海外派遣に伴う本当のリスクを明らかにし、貧困にあえぐ若者がカネと引き換えに戦場に立たされる、この構造的な“悪制”の裏側に迫る。【目次】はじめに/序章 「経済的徴兵制」の構図/第一章 徴兵制から「経済的徴兵制」へ――アメリカ・ドイツの場合/第二章 自衛隊入隊と経済格差/第三章 自衛隊「リクルート」史/第四章 「学校を開拓せよ!」――募集困難時代への対応/第五章 戦地へ行くリスク――イラクの教訓/第六章 「戦死」に備える精神教育/第七章 「政・財・軍」の強固なスクラム/おわりに
  • 春いくたび
    値引きあり
    4.7
    江戸末期、戦地に赴く信之助を泣きそうな顔で見送る香苗。再会の願いも空しく時は過ぎ、尼僧になった香苗は救護院に流れ着いた老人の姿に息を呑む(「春いくたび」)。貧にして餓死するは武士の本懐なり。亡父の教え通り、最後の一夜を迎える兄妹。しかし、そこに突然激しい剣の音が(「武道宵節句」)。昭和の少年少女のために、山本周五郎が心とことばを尽くした短篇の中から時代小説10篇を収録。
  • あきらめなかった いつだって 女優・半世紀の挑戦
    -
    各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHKBSで放送中の番組「100年インタビュー」からの単行本化シリーズ第3弾。今回は、日本を代表する女優、森光子さん。舞台、ドラマ、司会などで長年活躍を続け、2005年には、文化勲章を受章。2009年5月には「放浪記」の連続主演2000回達成で話題を集め、09年7月には、女優として初めて国民栄誉賞を受賞した。しかし、舞台「放浪記」で主役の座を41歳でつかむまでには、長く切ない下積み時代があった。「いつか主役に」と胸に秘めながら、喜劇の舞台で脇役を演じ、戦争中は歌手として戦地への慰問団に参加。戦争が終わって、食べていくために米軍キャンプで歌い、その後、結核を患い、わびしい療養の日々。死んだといわれながら、復活。どんなにつらくとも、あきらめずにきたことが、いまにつながっていると振り返る。どんなときも前向きだった女優魂を伝える。

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  • イラク・アフガン戦争の真実 ゲーツ元国防長官回顧録
    -
    イラク・アフガニスタン戦争の暗部をえぐる全米ベストセラー! 統治機能を失ったイラクの治安回復という難題を背負って国防長官に就任。自らの命を犠牲にして戦地で任務につく兵士たちのために働き、信念を貫きとおした4年半の記録。
  • マフィアの愛は獣のように
    3.5
    【ソーニャ文庫のメルマガ会員限定で公開している番外編を特別に収録!】 おまえは今から、俺の情婦だ。 兄の借金のせいで望まぬ結婚をすることになったセシリータ。そんな彼女の前に、初恋の人イサークが現れる。三年前、セシリータに裏切られたと誤解したまま、戦地で亡くなったはずの彼は、アルゼンチンでマフィアのボスになっていた。再会を喜ぶセシリータだが、彼は憎しみの眼差しを向け、彼女を連れ去り陵辱し続ける。だがある日、病に倒れたセシリータのうわごとから、三年前の真実と彼女の一途な想いに気づき――。
  • 諸行無常というけれど
    3.6
    1~2巻649円 (税込)
    平和な日本から、内乱勃発中の戦地へ海外出張!? 不運体質の朽木は、旅行会社のトラブル処理係。今回押し付けられた厄介な任務は邦人救出! そのパートナー、外務省のエリート外交官・一之瀬は、なんと高校時代の同級生だった。経験豊富で頼れるけれど、不遜で傲慢で…こいつと運命を共にするなんて冗談じゃない! 危険な異国で犬猿の仲の男と二人きり――吊り橋効果から恋は生まれる!?

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  • アルファベット・ハウス
    3.7
    ポケミス一九〇〇番記念作品。第二次大戦中、戦地で相棒と生き別れになった英国軍パイロットは、友の行方を探してドイツを再び訪れる。だがナチ残党の魔手が! 著作が全世界で一千万部突破! 「特捜部Q」作者による傑作小説。
  • 黒将軍と瑠璃の花【電子限定版】【イラスト入り】
    値引きあり
    3.8
    【限定配布されたショートストーリーが付いた電子限定版♪】大昂国十番目の皇子・美羽は、恭国との戦地へ赴く。お飾りの将軍でしかない美羽は敵軍に加え、味方の裏切りにもあい死を覚悟する。その時、突如現れた黒豹に救われ、洞穴に身を隠すが高熱で人事不省に。そんな美羽を保護したのは、敵国の黒将軍と呼ばれる男・翔天星だった。恭国の都へ向かう中、戦利品として自分を抱く天星に反抗し続けていた美羽だが、彼を憎むことはできず……!? 壱也先生の美麗なイラスト入り♪
  • 若草物語
    4.0
    時は十九世紀半ば、アメリカの片田舎に、戦地に赴いた父の不在を預かる優しい母と、四姉妹の一家があった。美しく聡明な長女メグ、奔放で空想好きな次女ジョー、内気で優しい三女ベス、愛らしく夢見がちな四女エイミー。貧しいけれど仲睦まじく幸せに暮らすこの四姉妹が、様々な困難にあいながらも、個性を輝かせ、大人の女性に成長してゆくさまを、美しい絵巻のように描き出した、オルコット女史の自伝的傑作小説。
  • 愛を紡ぐ傷痕
    3.6
    「仮面の王子」が求めた代償――醜い私の妻になれ■亡父の親友ダニエル軍医を手伝い、負傷兵の看護にあたっている戦災孤児のサラ。ひとつでも多くの命を救おうと苦闘する中、ある日、顔に手ひどい刀創を受けた兵士ウィルを発見。サラの応急処置が奏功し、ウィルは一命を取り留める。一介の兵士ながら高潔な雰囲気を漂わせるウィルに、サラは初めての恋心を抱いたのだったが、戦地での一期一会は淡い思い出に終わった。それから半年。ようやく戦争は終わったが、サラは傷ついた人々を救う慈善活動を続けていた。そこへ王城の使者がやってくる。次代の国王ウィリアム王子が、慈善に奔走するサラをお召しだと。腑に落ちぬまま城にあがったサラは、白い仮面に素顔を隠した王子から意外すぎる提案を受ける。「病院と孤児院を拡充しよう――そのかわり私の妻になれ」そのまま城を出ることを禁じられたサラは、仮面の王子に体を開かされる。毎夜、弄ばれ、乱されながら、サラが知った仮面の下の真実とは?
  • 戦地で生きる支えとなった115通の恋文
    5.0
    愛しくて愛しくて…淋しくて淋しくて…。 1944年、フィリピン・ミンダナオ島。 「ミンタルの虎」と呼ばれた男のそばには、いつも妻からの手紙があった。 戦後70年の時を超え、あなたに伝えたい「想い」がここにある。 太平洋戦争の激戦地、フィリピン・ミンダナオ島。そこで独立歩兵第353部隊を率いた山田藤栄少佐は極限の状況を生き延び1946年に復員。 福井県に住む家族の元に帰ってきたとき、リュックの中にあったのは氷砂糖と干しぶどう、そして妻が書いた115通の手紙の束だけだった――。 この手紙は、日中戦争が勃発した1937~38年にかけて、妻・しづゑさんが戦地にいる夫・藤栄氏に宛てたもの(いずれも故人)。 藤栄氏はこれを綴じて保管し、のちにこの手紙の束をリュックに忍ばせ、フィリピン・ミンダナオ島に赴任。 戦地での活躍ぶりから「ミンタルの虎」と称されます。その戦場は、藤栄氏が率いた兵員1152人のうち戦没者987人で、9割が餓死したという“地獄の万華鏡”でした。そんな苛酷な戦場を最後までともに歩んだのが、この115通の恋文だったのです。 手紙に綴られた妻のせつない思い、長女が生まれた喜びを伝える言葉の数々が胸を打ちます。 この手紙の存在が、藤栄氏が戦地を生き延びる支えとなったことは想像に難くありません――。 戦後70年という節目に、妻から夫への恋文を通して、夫婦の愛、家族の愛、そして二度と戦争という悲劇を繰り返してはいけない、そんな「想い」を伝える一冊。
  • ポツダム看護婦 (上)
    -
    「戦争が激しくなったら、外地に女性も行くようになるかもしれないわよ」  太平洋戦争時、軍籍を持って、つまりは「女性兵士」として戦地へ出兵された日本人女性たちがいた。この歴史的事実を知る者は少ない。  九〇歳を超えた現在も、無二の親友として交流の深い二人である、鰐淵照子と大賀幸子。彼女たちは、血と火薬の匂いが煙る最前線において、一体何を見て、何を感じたのか。  本書は、数奇な運命をたどり、戦地をくぐり抜け、青春時代を送った二人の女性の物語である。 プロローグ 第1章 元気少女・照子とご令嬢・幸子 第2章 タイピストの職務に就く 第3章 照子が戦地で目にした戦争 第4章 照子と幸子、海軍省で出会う ●村上和巳(むらかみ・かずみ) 1969年、宮城県生まれ。中央大理工学部卒。医療専門紙記者を経て、現在は国際紛争、安全保障、医療・科学技術などを取材するフリージャーナリスト。著書に『化学兵器の全貌』(三修社)、『大地震で壊れる町、壊れない町』(宝島社)、共著に『戦友が死体となる瞬間 戦場ジャーナリスト達が見た紛争地』(三修社)、『タリバン戦争の謎』(祥伝社)など。最近は東日本大震災に専念。震災関連共著『3.11絆のメッセージ』(東京書店)、『風化する光と影 東日本大震災特別レポート』(マイウェイ出版)。国際ジャーナリスト連盟(IFJ)2012 JAPAN AWARD 東日本大震災部門奨励賞受賞。
  • 戦場観光~シリアで最も有名な日本人
    -
    職業、トラック運転手。 趣味、戦争の最前線を旅する。 イスラム国の戦闘員と誤報された経験あり。 現在、アサド支持派から殺害予告を受けている。 戦場に魅せられ、戦地に友人を作り、激戦地を観光し続ける??その姿をAFP通信から配信され「世界のフジモト」となった男の熱き記録。 ***************************************************** 2011年末、数人集まれば秘密警察が飛んでくるシリアで数万人規模の民主化デモが発生。そのデモを見たい! そう考えた俺は、反政府運動の聖地ホムスに出かけたが、大規模デモを見物している最中に銃撃されてしまう。その反動なのか、民主化要求のステージ上で「エブリバディ・トゥゲザー・ゲット・フリーダム!」と叫び、群衆を煽ってしまった。その映像がシリア国営放送で全土に流れたことから、俺の人生が激変していく。今や俺のことをワシントンポスト、ニューヨークタイムズ、アル=ジャジーラ、アールアラビアをはじめ多くのメディアが取り上げてくれるが、なかなかシリアに入ることができないジレンマが……。 ***************************************************** 「戦争の現実を見に戦場へ行こう。周到な準備さえあれば旅行者だってかまわないのだ」 ――安田純平(ジャーナリスト)
  • 若草物語
    4.3
    戦地にいる父の無事を願いながら、助けあい、仲むつまじく暮らす母と4人の娘たち。貧しい生活のなかでいろいろな困難にぶつかりながらも、それぞれに夢をもち、成長していく物語。オールカラーイラストで、さくさく読める世界名作シリーズ第5弾。
  • 緋の婚礼
    完結
    5.0
    ◆「緋の婚礼」華族令嬢と庭師の息子、禁断の恋の行方は!? ◆「満たされぬ月」子供を産めない奥様の召使が、旦那様の“お手付き”に!? ◆「理由は知らず」戦地から帰国した軍人を誘惑する妖艶な未亡人! 彼女には秘密があり……。 ◆「13年目の贈り物」事故のため、学生のころの記憶がない主人公。隠された壮絶な過去とは!? 大人気作家・津雲むつみが描く官能と悲しみの時代サスペンス作品集!! すべて単行本未収録作品の一冊!!
  • パラオはなぜ「世界一の親日国」なのか 天皇の島ペリリューでかくも勇敢に戦った日本軍将兵
    3.7
    1巻1,300円 (税込)
    天皇皇后両陛下のパラオ共和国御訪問の理由とは?―― じつはパラオは、第一次世界大戦後、大東亜戦争の終戦まで、日本の委任統治領であった。そのため、今でも日用語として「オカネ」「ダイジョウブ」「ベンジョ」「デンワ」「チチバンド(ブラジャーのこと)」「ツカレナオース(ビールを飲むこと)」などの言葉が使われている。さらに大東亜戦争での屈指の激戦地でもある。ことに中川州男大佐率いるペリリュー島守備隊は、侵攻してくる米軍に40パーセントという未曾有の戦闘損害を与えるほどの敢闘をしてみせた。しかも、島民たちは脱出させ、彼らの命も守っている。 この地の日本軍の不撓不屈の戦いぶりは、多くの人々の心を揺さぶった。昭和天皇は毎朝「ペリリューは大丈夫か」と御下問されたといわれるが、実際に11回もの御嘉賞が下賜されているのだ。 このような歴史が、パラオの人々の心の中に深く刻み込まれている。だからこそパラオは、驚くほどの親日国なのである。著者の井上和彦氏は、長年にわたって現地での記念式典に足を運び、日米の元兵士たち・遺族たちの胸を打つ交歓や、現地の方々の日本への思い、そして今も生々しく残る戦跡を克明に記録してきた。著者が撮影した貴重な写真も満載し、国境を越えて多くの人々の胸を打った日本人の真実の姿を伝える、感動の書である。
  • 斬ばらりん3 薩摩炎上編
    値引きあり
    -
    最後のサムライが疾駆!幕末痛快活劇第3弾! 文久二年(1862年)、港には諸外国の軍艦、攘夷や佐幕を声に志士たちは血気にはやっている時流。東海道は生麦村のはずれで、英国商人四名が島津久光率いる薩摩藩の行列と鉢合わせ殺傷された。現場近くから横浜の外国人居留地へ連行されたのは、土佐勤王党を脱藩した坂本龍馬、そして元薩摩藩の鉄炮指南・斬(しばし)善次郎とその妻子だった。英国人襲撃の疑いは晴れず、過激派の住民に殴打される善次郎。反撃に転じ、愛刀の剣先を銀髪の大男に突きつけたとき、善次郎の一子・爽が両手を広げて立ちはだかる。――刀をお納めください。われらは争ってはなりませぬ。  善次郎らは横浜から江戸に勝麟太郎(海舟)を訪ね、勝の名がレンズに浮かび上がる望眼鏡を差し出したところ、勝は故島津斉彬から預かったという懐中磁石を爽に託す。そこには一首の漢詩が彫りこまれていた。これが斉彬公からのメッセージなのか。善次郎は、勝が洩らした斉彬公の死に隠された真相を糺すべく、島流しにされたと噂の西郷吉之助(隆盛)へ書状を認めるが……。  くすぶる薩摩藩と英国との火種、爽を連れ長崎から戦地へ急ぐ善次郎。激動の時代を最後のサムライが疾駆する書き下ろし痛快幕末活劇第3弾。
  • アメリカン・スナイパー クリス・カイルの伝説と真実
    -
    ◎「どの射殺に関しても、後悔したことは一度もない。俺が後悔するのは、同僚がやられる前に殺せなかった連中のことだ」――クリス・カイル◎米軍史上最多、160人を狙撃――戦友には「伝説」と敬われ、敵からは「悪魔」と怖れられた、スナイパー。国家と家族、そして戦場を愛した、ひとりの男の真実の素顔に迫るドキュメント!◎米軍史上最高の狙撃手と言われたクリス・カイルの素顔に迫ったノンフィクション! 故人に近しい人々への取材を敢行し、映画化された原作では触れられていない、彼の死や葬儀の模様についても触れ、「伝説」と「真実」についてより深く迫る!◎アカデミー賞6部門ノミネート! 日米で大ヒットのクリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演で映画化された『アメリカン・スナイパー』でも話題。◎2013年2月11日、巨大なアリーナ“カウボーイズ・スタジアム”にて一人の男の葬儀が行われ、多くの弔問客が集った。クリス・カイル、本名クリストファー・スコット・カイル。幼い頃から軍人を目指したカイルは、1999年米海軍に入隊。退役した09年まで特殊部隊〈ネイビー・シールズ〉に属した伝説のスナイパーだ。2003年に始まったイラク戦争には4回にわたって派遣、常人離れした狙撃の腕で、公式記録としては米軍史上最多の160人を射殺した。味方からは「伝説(レジェンド)」、敵からは「悪魔」と呼ばれたその素顔とは――。本書は、生前の故人を始め、妻や友人らへの取材を通し、クリス・カイルというひとりの男の「伝説」と「真実」に迫ったものである。◎クリス・カイル CHRIS KYLE 本名クリストファー・スコット・カイル(Christopher Scott Kyle)。1974年4月8日、テキサス州生まれ。子供の頃のなりたい職業はカウボーイか軍人だった。ロデオで大けがをするもカウボーイへの道を歩みはじめる。しかし大学を中退して軍への入隊を決意。当初は海兵隊への入隊を希望したが、幸か不幸か新兵募集の担当官が不在で、代わりに応対した海軍の担当官から特殊部隊SEAL入隊を勧められる。BUD/S(基礎水中爆破訓練)等の過酷で名高い訓練を不屈の負けじ魂で耐え抜き、晴れてSEALへの入隊を果たす。2003年、イラク戦争が勃発。ナーシリーヤ、ファルージャ、ラマディ、サドルシティと、イラク戦争の中でも激戦地を数多く転戦、イラク軍およびアルカーイダ系武装勢力の戦闘員を“公式上”160人殺害して米軍史上最高のスナイパーとして名を馳せる。2009年に除隊するまで4回に渡りイラクへ派遣され、その間に多数の叙勲を受けた。味方からは「伝説(レジェンド)」と敬われ、敵方からは「悪魔」と恐れられ、多額の懸賞金が懸けられた。名誉除隊後は、軍や法執行機関の隊員に軍事訓練を行う民間軍事訓練会社を設立。戦闘体験を綴った回顧録も上梓した。著作の印税などを元に、PTSD に悩む帰還兵や退役軍人の社会復帰を支援するNPO団体を設立するなど、余暇の大半を慈善事業にあてていた。2013年2月2日、PTSD を患う元海兵隊員エディ・レイ・ルースに射撃訓練中に撃たれて死亡。享年38歳。
  • 偽勇者クエスト とある村人の覚醒
    -
    神と天使の加護を受ける聖王国。その辺境の村で暮らすセオは、ある日神官の予言から、大切な妹が救国の勇者として覚醒寸前であることを知る。妹を絶対に戦地に送りたくないセオは、自分が先回りして敵を倒そうと決意し、旅立つことに。するとそこへ突然伝説の女賢者が現れ、セオは意外な能力を授けられる! ――偽勇者の大冒険、スタート!
  • 神官は王を狂わせる
    3.9
    王と神官という立場を乗り越え結ばれたふたり。男らしく猛々しい王・羅剛は、愛する冴紗を手に入れ、婚姻の儀を待っていた。神官と王妃、両方の役割を担うことになる冴紗を、羅剛は片時も離したくないほど狂おしく愛している。しかし、聖なる虹色の髪と瞳を持ち人々を導く存在の冴紗を奪おうと、近隣諸国が戦いを仕掛けてきた。羅剛は、冴紗には何も知らせずにひとり戦地に赴かんとする。やっと想いが通じ合ったのに、運命はまたもふたりを引き裂くのか…!?愛はすべてを凌駕する…一途で激しいラブロマンス。
  • ナニーが恋した大富豪
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    秘密を知られたら、どうすればいいの?憧れの彼と一つ屋根の下に暮らすなんて。 生後8カ月のメグと暮らすイエナには、誰にも言えない秘密がある。実はイエナは北欧の小国ラースランドの王女。恋人が戦地で非業の死を遂げ、失意のなか妊娠に気づいた彼女はスキャンダルを恐れてアメリカに渡り、身分を隠してメグを産んだ。以来、マスコミの目に怯えながらひっそりと暮らしている。ある日、憧れている雇い主の兄リアムが困った顔で赤ん坊を抱き現れた。元恋人の遺児を引き取ったものの、世話に手を焼いているという。やがて、彼は驚くべき言葉を口にした。「君をナニーに雇いたい」呆然とするイエナをリアムは強引に説得し、家に連れ帰ってしまう。もし彼に、私が本当は王女だと知られたら……?■D-1629『億万長者の願い事』の強引で男らしいヒーロー像で読者の心をつかんだレイチェル・ベイリー。本作では、遠い異国ラースランドまで追いかけてきたヒーローが、拒まれてもなおヒロインに語りかける熱い愛の言葉にご注目ください!

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