石川文洋の作品一覧
「石川文洋」の「戦場カメラマン」「フォト・ストーリー 沖縄の70年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石川文洋」の「戦場カメラマン」「フォト・ストーリー 沖縄の70年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
戦後70年に発行された本書を、戦後80年のいま読みました。
著者はベトナム戦争の報道などで知られる沖縄出身の戦場カメラマン。戦中から2015年までの沖縄を多くのインタビュー等を通して描く。南洋群島や沖縄戦で、集団自決させられ、また我が子を殺さなければならなった非戦闘員の市民。捕虜などになり運良く生き残った人々から発せられる言葉には胸を引き裂かれる思いがする。軍隊は市民を守らないし、戦争は非戦闘員であっても容赦ありません。
復帰後も米軍基地の負担に喘ぎ、米兵に人権を蹂躙されてもなお、殺されてもなお、日本政府に顧みられることのない沖縄の人々。選挙や投票で何回も何回も県民の意思を表明しても、
Posted by ブクログ
ベトナム戦争、南北双方の軍に同行した唯一の報道カメラマン、写真家の回想。
南北が17度線で分断され米ソ対立の代理戦争の様相を呈したベトナム戦争。アメリカの支援する南ベトナムVS北ベトナムと反南ベトナム政府軍(ベトコン)の戦いとなる。
筆者はもともとベトナム戦争に関心はなく、最終目的地をアメリカにした無銭旅行を企て第一歩の香港、働いていた映像プロダクションからニュースカメラマンとしてサイゴン出張を命じられたことに始まるという。
筆者の見た戦場の実相。それは被害を受ける多くのベトナムの民衆。米軍の近代兵器に焼き尽くされる農村。南ベトナム軍に同行しながら民心を得られない南ベトナムの敗北が予感で